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最新の日記


6月1日(金)
荒井さんの誕生日。おめでとう。っていうメールを今日の午前0時に送ったんだが、経度からいって、荒井の方はまだ三十一日の夜十時ころだったろう。
しゅうごに負けまいと、毎日日記を書こうと思うが、書くネタがない。なので久しぶりに「もう一度観たい映画を五十音順で言っていこう」のコーナーを復活さす。前回は「チ」だったので、今日は「ツ」である。なんといっても「釣りバカ日誌」シリーズは日本のエンターテインメント映画の金字塔かと思う。親父がいっとき釣りバカだったこともあり、僕は釣りが好き(とはいっても、中学三年以来やっていない。)で、たまにテレビ東京などでやっている釣り番組をかじりついてみることがある。ということはこのシリーズが好きな理由とはあまり関係なく、単に「ハマちゃん」こと浜崎伝助の人がらが好きなのである。万年ヒラのハマちゃんは釣りばかりやっているグータラ社員だが、実は意外と鈴木建設の役に立っている。業界の大物と釣りを通じて知り合い、気に入られ、契約をとってきたり、いがみあっている者たちを交渉のテーブルにつかせたりして、結果的にみると毎回大活躍をしているのに、その功績をあえて隠したり他の人に花を持たせたりするので出世をしない。その代わり、会社を休んで釣りをしたり、早く帰宅し、嫁と合体したりする。毎回毎回キーマンに出会い、気に入られるのはよっぽど運があるのだろうと思うが、ハマちゃんの人がらだからそれが寄ってくるというところもあるだろう。僕はハマちゃんのそういうところが好きだ。自然、そのハマちゃんを観られるこのシリーズは毎回観たいと思うのである。

6月2日(土)
午前中は野球の練習。午後は「パイカリ」った。実は一作目も二作目もあまり覚えていなかったので、ストーリーはわからなかったから、ハラハラさせられるとか、ドキドキさせられるとかあまりなかったんだが、この映画では(そう、「パイカリ」とは「パイオツ&カリくび」とかそういう下ネタではなく、「パイレーツオブカリビアンワールドエンド」のことだったのだよ、少年。)この映画では三点いいことがあった。まずキーラナイトレイがすごく綺麗だったことで、勇者気取りであごを突き出して叫ぶシーンはむかついた以外はとてもドキドキした。二点目はフラッフラのジャックを演じたジョニーデップさん。英語がわからなくても面白かった。三点目はおもわずクスッと笑ってしまった、船上で何人かのキャプテン達が銃を突き付けあうシーンである。なにかの合図で全員銃を下ろすのだが、しばらくして全員一緒にまた銃を突き付けあうのが、予想できていたが笑ってしまった。三時間だったが、飽きずに観ていられたのはよかった。

6月3日(日)
またいろいろとCDを買ってしまった。今日からオレは、音楽的に好きなCDの中で、ジャケットがかっこいいのだけ購入し、ジャケットがかっこわるいのは図書館や友達から借りようと決めました。
今日は「テ」だ。「デモリションマン」と「天国から来た男たち」はもういちど観たい。「デモリションマン」は去年金曜ロードショーでやっていたが、数シーンがカットされてしまった。そのカットされたシーンの中でも、急進的で潔癖なお偉い博士に政治を握られてしまったために体液交換や暴力を禁じられた社会を崩壊させたあとに、サンドラブロックとスタローンが吐く人間らしいセリフと、濃厚なキスシーンが大好きだ。
「天国から来た男たち」は三池崇史作品で、三池作品の常連、遠藤憲一が脇役ながら三池作品らしく暴れていた。登場人物それぞれのキャラクターがたったストーリーもいい。

6月4日(月)
みなさんこんばんは、クルンテープ・マハナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーアユッタヤー・マハーデッロッカポップ・ノッパラッタナラーチャタニーブリーロム・ウドンラーチャニウエットマハーサターン・アモーンピーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシットのタカヤです。ともしバンコクの特派員が言ったら、東京の放送室はいらつくだろう。バンコクは現地じゃ「クルンテープ」と呼ぶそうで、その正式名称が冒頭の、中点を合わせると百三十文字もの、ながーい都市名なんだって。「脳を鍛える"書き込み式"世界地図」という書籍をかって初めて知った。

6月5日(火)
昨日の野球部の練習帰りに先輩と飲んでふらふらで帰宅し、風呂へはいって二階にあがってさあ寝ましょうと思ったら、なにかを踏んだ。ねちゃっとしたからなんだべーと思って下をみたら、ゴキブリだよ!うわーって、また風呂入りに行ったが、ゴキおめーどんだけボヤッとしてんすかって話。
そういった話なので、今日はマツモトキヨシへ行ってゴキブリホイホイとゴキジェットプロを買ったぜ。へへへ。そしていまゴキブリたちの家兼墓場を組み立てている最中だが、「足拭きマット」を貼る向きに関して妙にこだわって貼ったりはがしたりを繰り返して、ふとわれに返った。どうでもいいゴキブリの家づくりになんて馬鹿馬鹿しいこだわりを。家は四戸できた。これを部屋の各所へ配置して、今日は寝る。

6月6日(水)
国体予選、対京葉ガス戦。自分が来年振り返ったときに分かりやすいように記録を日記に残して置きたい。
一打席目、ノーアウトランナー一塁。バントのサイン。初球、真ん中低め(ボール)のストレートをプッシュバントし、サードの横を抜ける内野安打。二打席目、ノーアウトランナー一塁、バントのサイン。二球連続で空振りをす。三球目、セカンドゴロ。三打席目ノーアウトランナー一塁。ヒットエンドランのサイン、ファーストゴロ。四打席目思い出せない。
金曜日はJSE戦。頑張ろう。

6月7日(木)
仕事をしながらお姉様方の話に耳を傾けていたら、なんか「彼女の病気が治る可能性はスーパー銭湯にしか残されていない」らしい。おいおいそのスーパー銭湯教えて!なんかいろいろ治りそうじゃん、って話に乗り込んで行ったら、「彼女の病気が治る可能性は数パーセントしか残されていないらしいよ」ということであった。うーんかわいそうに。
仕事が終わってから柏に飲みに行ったら、一時間くらい飲んでいる時に店員にビールをこぼされた。肩からケツにかけてびしょぬーれだったが、飲み物一杯ずつ無料にしてもらっただけで許した、優しい僕。最近はやっすい芋焼酎を飲んでいるから、店長を呼び、謝らせ、どうせ無料だからと高めのそれを頼んだ。旨い、旨いねえ、と飲み続けていると、今度は口にしたサラダからガラスの破片が出て来た。これにはさすがの(「仏の」といいたいところだが、そこまで穏やかではない)タカヤくんも切れまして、口の中も切れまして、店長を呼んで、飲食代を無料にするのはもちろん、さっきのクリーニング代と病院代を払わせ、さらにもっともらおうかと思ったが、同じ接客業、かわいそうになったのでやめた。というか、明日は試合なので、早く帰って寝たかった。ゴキブリを踏まないで寝たかった。
いやあ厄年。

6月8日(金)
国体千葉県予選、JSE戦。送球ミスで三塁でストップさせられるところを本塁までかえしてしまった。ということから始まり、今日は一犠打、二内野フライ。だめや。でもチームはシーソーゲームを制した。これでよし。帰宅してからバッティングセンターへ行って、セイフティバントの練習をした。明日は富里市役所戦で相手ピッチャーがいい。おれみたいな打てないやつは足でかきまわしたらいいんだ。といいたいところだが、我が輩には足すらない。どうしよう。とりあえず淡泊な打席は一個もないようにしよう。朝早いぞ。五時に家を出なくちゃならないので、早く寝よう。ゴキブリがホイホイつかまってる。うしし。

6月9日(土)
決勝戦(四チーム総当たりのリーグ戦だが、ほかの二チームがすでに二敗しており、今日戦う二チームで勝った方が千葉県代表という試合)で0対2で負けた。敗因はおれの野球偏差値の低さにあるだろう。この悔しさを忘れないために書き記す。みなさんは読まなくてもよろしいです。読まない方がみなさんのためになると思います。
試合中盤、相手に一点とられたあとのこちらの攻撃で、前の二人のバッターがヒットで出塁し、一死一、三塁でおれに回ってきた。前の打席でライト前ヒットを放っていたおれは、ここで打つしかないと思い、一球ウエストされたあとの、二球目ファーストストライクを打ってボテボテのピッチャーゴロに終わった。一塁キャンバスを踏まずにベンチに戻ると、全員が「なんでそこで打ったの?」の顔をした。そうなんだ、あとで冷静に考えると、あの場面はヒットエンドラン(硬式野球ではスクイズだが、ボールが跳ねる軟式ではサードランナーを走らせてバッターは叩き付けるように打てばよい)のサインがどのタイミングで出るかを待つべきであり、軽率にファーストストライクを打つことはアップアップしている相手ピッチャーを助けることになる。ましてやおれは弱打者である。それをおれ以外の全員(相手チームも含めて)はわかっていたのに、おれは冷静な判断が出来ずにバットを出してしまった。自己弁護をするならば、第1打席でいい当たりを打ってる自分が打席に立っている以上は、一点だけではなく、自分も生きて、さらなる得点につなげてほしいと、味方は思っているだろうな、と思ったのだった。しかし、結局のところ、それは自分のつまらない野心から出た、実行不能な妄想であった。自分をいいバッターだと勘違いしてしまっていたのである。でも冷静に考えると、自分はさっきの打席でなるほどいい当たりをしたかも知れないが、あの場面では冷静に考えて、ヒットエンドランのサインを出しやすいカウントを作るべきであった。あそこで一点とっておけば、その後の試合展開はこっち側の有利に傾いていたはずだった。
試合後、好投したエースが号泣したのを見て、おれは狼狽した。まったくおれのせいなのだ。次の目標は来週の天皇杯なのだが、どうしていいかわからない。軟式野球というものをもっと知らなければならないが、いまから間に合うだろうか。考えたい。

6月10日(日)
「サー・アレックス・ファーガソン」というべきところを「ファー・サレックス・アーガソン」とひとりごちてしまい笑った今日も野球の大会の予定だったが、大雨・洪水警報がでるほどの大雨で中止。からだが疲れていたので非常にありがたい雨だった。

6月11日(月)
近ごろ蚊がうるさいと思っていたところアースノーマット60日用の液体がなくなっていた。買わなくちゃ。いや、今日はそれだけなんだってば。

6月12日(火)
アースノーマットを買うのを忘れた。ここのところ毎日のように蚊に食われている。家の裏が雑木林なので、ちっさい虫からおっきな虫まで取り揃えております。というのがうちの残念なところだ。
今日は「蓮」という漢字に大いに悩まされた。戸籍に関する漢字の問題でもっとも難しい「くさかんむり」と「しんにょう」の二つにダブルで襲われきた格好になり、スムーズな業務遂行に支障をきたした。が、今度からは大丈夫。勉強は大事だ。

6月13日(水)
今日は天皇杯野球一回戦。国体予選で苦戦したJFE(川崎製鉄)に4対0で勝った。個人的には守備が楽しかった。バッティングはヒットこそ出なかったが、淡泊な打席をつくらなかったのがよかった。バントのフリをしたりいっぱいいっぱいのピッチャー相手にあえてファーストストライクを見送ったりして、四球を勝ち取った四打席目はよかった。三打席目のライトライナーも気持ち良かった。
試合から帰って風呂入って着替えて今度は新宿でバンド練習。われながらタフだなと思う。久しぶりの四人練で感覚がおかしかったが、課題は見えたのでよかった。アライの弾き語りという新機軸も見えて来たのもよかった。
眠い…。

6月24日(日)
日記を書くのが久し振りだ。今週のことを簡単に説明すると、月曜日はすんずくでバンド練習、火曜日は同期と飲み、水曜日は野球の練習のあと飲み、木曜日はライブで飲み、金曜日は映画をみて飲み、土曜日は朝から夕方まで野球の練習(ようやく休肝日)、今日は雨の中野球の試合、ともうヘトヘト。ヘトヘトを通り越してネドヴェドだ。地がひきこもりなのに、誰もわーをしてひきこもらせしめてくれない。「ウコンの力何本飲んだんだべ」ってなそんな毎日だからビールっ腹がメタボリックに進行中で、近い将来、洋梨型のおっさんになること間違いなしである。
木曜日はギアライブ。略してギアラ。牛の第四胃。ってここでもメタボリックな焼肉屋の言葉が浮かんでしまうとは。さてそのギアラは自分的には楽しかった。ひどいミスがいっぱいあったので、練習で悩もうと思う。
うん、早く寝よう。

6月26日(火)
昨日の夜は、風呂に入ってさっぱりしたあと髪を乾かさずに、『リトル・ミス・サンシャイン』を観た。
六歳の少女「オリーブ」を中心として簡単に説明すると、それぞれが問題を抱えた家族(母親は離婚、父親は破産、祖父はヤク中、伯父は自殺願望、十五歳の兄は厭世)が、壊れかかった黄色いワーゲンバスを走らせ、オリーブの参加する子供たちのミスコン「リトル・ミス・サンシャイン」へ向けて旅に出るというロードムービーである。とても気に入ってしまって良い所を挙げればキリがない。一番いいのは俳優たちの表情。オリーブを除いては、みんな全編怒ったり困ったりしかしないのだが、その表情にかわいらしさを感じてニヤニヤしてしまう。その怒や哀の表情が、壊れたバスを押して走らせる力仕事を通して、だんだんゆるまっていき、その裏に「愛」が見え隠れし始め、それぞれの抱えた問題が家族の力(というよりオリーブのための力)によって、最後には最高の笑顔へと開放されていく。なんていい映画なんだ。特に好きなのはヤク中の好色の祖父だ。車内、オリーブが音楽を聞いていることをいいことに十五歳の兄にセックスの話を懇々と(「いまのうちに若い女とヤっとけ、未成年同士なら犯罪にはならん」とか「老人ホームでは男一人に女四人だ」とか)説いている最中、オリーブに「おじいちゃんいま何の話?」と訊かれ「Politics!(政治だ)」という場面が、こんなに好きなことをやっている祖父でも孫には気を遣ってるんだと思うと、かわいらしすぎた。また、オリーブはミスコン前日に負け犬になる恐怖におののいて涙を流すのだが、それを慰めるセリフが堪らない。「負け犬とは負けるのが怖くて挑戦しない人間のことだ。明日は楽しんで来い」。すごくいいことを言っている。そんなことをいいながら次の日、安らかに死んだその祖父がオリーブに振り付けたダンスがストリップだったというおかしさといったらない。面白かった。
さてこの日記の冒頭で「風呂に入ってさっぱりしたあと髪を乾かさずに」とわざわざ断ったのは、それに関してちょっとしたことが今日職場であったのでそれを書こうと思ったからなのだったが、なんだったっけ。あ、そう、髪を乾かさずに数時間そのままにすると頭ペッタンコになるじゃないっすか、誰だって。っていきなり語り口調になりますが、普段は俺、髪を乾かしてすぐベッドに横たわって気付いたら寝てしまっているというタイプなので、朝起きると髪がすんごい立ってるのです。それをセットせずに職場に行くと言うのが自分のスタイルなので、職場のみなさんには「タカヤの髪は立っているもんだ」という頭があるんでしょうね、朝一で男の先輩に「今日の髪は気合いが入ってない感じの…」などと言われたため「昨日髪を乾かさずに映画みてしまったんですよー」から始まる一連の説明をしたすぐあと、すこし離れたところで女性陣がひそひそ「今日ペッタンコだね」と話し合うのが聞こえ、昼休みのあと課長に「今日はペッタンコだね」と直で言われ、また一連の説明をしたが、そのすぐあとにまたお姉様に「ペッタンコ」と言われたので、さすがに三回目は一連の説明がだるくなったので、「立ってるのと立ってないのと、どっちがいいんですかねえ?」とさりげなく訊いてみたら、なんと笑顔で「どっちでもいいよ」とのお言葉。それが結構衝撃だったという長いお話でした。一応自分の名誉のために弁解しておくとそれはすぐに「どっちもいいよ」に訂正されました。「Anyway、あなたはgood」っていうことだったんだと思います。おれは強い。
明日は野球の練習。おやすみなさい。

6月27日(水)
今日は野球やって汗かいて、スーパー銭湯行って汗かいて、出した水分よりもビールを飲んで、これから寝る。ビールが大好きになったのって、いつだったろう。と、考えれば、大学一年で居酒屋バイトを始めたときだったなと思う。仕事終わってさ、どうせ地下鉄で帰るからってさ、料理長に生ビール毎日ごちそうになってさ、その上、あびる優ばりにカミングアウトしちゃうけど、店の瓶ビールパクって(手口は、三階にある店からゴミを出しに行く時にポリバケツの底に五、六本中瓶をいれ、一階のごみ捨て場に置いていき、帰りに持っていく)毎日家で飲んでたな。さらにジンライムとかウォッカトニックとか作って彼我の見当も付かないくらい飲んで、翌日大学いかなくてdetroit7の曲の歌詞にある「Ohまた昼に起きた、バイト行かなきゃ」(この曲はかっこいい)みたいな毎日だったな。懐かしい。あの頃からだなビール大好きになったのは。その影響かな、いまや俺のお腹は中年やっちゅうねん。チューヤン。朋友。
あー眠くなって来た。おやすみなさい。

6月28日(木)
気付いたら二十三歳の時間もラストウィークなのであーる。職場の人達に誕生日を宣伝しておいたのであーるが、なにをもらえるのであーるか。去年はたばこをワンカートンと乳房の形の灰ざーらをもらったのであーるが、実はそのお返しをしていない。その結果がどうでるかというところであーる。
といったふざけた日記を書いてしまうのは、ふやけちゃうくらいのこの暑さのせいだ。



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