日記 Dr
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2月1日(水)
「六月は雨の季節です、これから嫌な天気が続きますね」と言い放った女子アナウンサーに対して、俺は前に「雨が降らなきゃお米ができねえだろう、もうちょっと考えてしゃべんなさいよ馬鹿」と言ったことがあったが、俺、やっぱり雨は嫌いだ。ははは。無責任。靴にしみこむし、鞄にしみこむし、最悪だ。
って思っていたのがびしょぬれで帰ってきた夕方。
今は日付がかわった12時半。出窓に寝転がって外をみている。今夜は星がきれい。確証はないが、雨のおかげで空中のほこりがなくなって空気が澄んでるのかも。雨さん、ありがとう。嫌いとか言っちゃってごめんなさい。みなさんも観てるかな。きれいだよねー。
そういえば三万ヒットが達成された。いつのまにかだ。俺も昨日何回か見たけど、カウンターを確認するのを忘れていた。踏んだのが自分じゃないことを祈りたい。おやすみなさい。
2月2日(木)
また遅刻やっちまった。三時間練習に一時間半以上の遅刻。みんなごめんなさい。特に昨日から働きだしたしゅうごすまん。どうか「学生ふぜいが」なんて思わないでください。個人練習入ることにします。
今日は避難袋を整理しました。この間の地震が結構怖かったので安心感を得るために。いろいろチェックしていたら非常食のプルーンが賞味期限切れになっていたので姉貴にあげました。したら姉貴が「あんた避難袋なんて用意してたんだねー」というもんだから、「そりゃ用意してるよ。恐いもの。見てこれ、紙皿とラップ。何に使うかわかる?ご飯の配給があったときに、皿をラップでくるんでると、食べ終わったあとに洗わなくても、ラップを換えるだけで何度でも使えるでしょ。ベッドの近くに懐中電灯もあるし、笛も二個持ってるよ」って、気づいたら俺、ベラベラと防災自慢をしていました。はっ、俺、産経新聞のCMのおじいさんみたい。そう思いました。今日分かったわ、あの自慢したい気持ちが。しかしどうかこの避難袋を使う日が来ませんように。そう祈りたいです。
今夜も空を見ていますが、雲があって星が見えません。この雲が地震雲でありませんように。そう祈りたいです。おやすみなさい。
2月3日(金)
今日は節分。家では豆をまくフリだけして、食べた。殻が付いていないから蒔いちゃったら食えなくなるという判断から。青森では殻付きの落花生をまいていたけど、こっちは違うんだね。大豆かなんかのまん丸い豆が主流なようで。明日からは春だ。
今日は地震が多発した。やっぱり昨日の雲は地震雲だったのか。ああ恐ろしや。
2月5日(日)
はあ、疲れた。
というのは、昨日の夜から今日の朝にかけて、四本のビデオを観たからなのです。先週の土曜日からの一週間レンタルだったものでツタヤの返却ボックスには今日の朝九時五十分には返さなきゃならなかったのに、昨日の夜までに四本も残してたんだもの、そりゃ大あわてで観ましたよ。無事観終わったけど、でも、徹夜とかそんな状況で観ても全然だめですな、疲れるだけでなんの感傷もない。というか眠すぎる。あー返却したらすぐ帰宅して寝よう。
…と思っていたのに、返却ボックスに返却したあと、10分後に本日の営業をスタートさせたツタヤに入りまして、また借りてきちゃったよう。けど今日は一本だけ。蒼井そらをば。って冗談です。こういう冗談を言うとさっき述べた四本もエロビなんじゃないかと思う方もいるかと思いますが、さっきの四本も断固、非エロビです。断固、非エロビ涼子です。広末涼子意識したんですが全然違いましたね。
話が脱線しましたが、その一本は去年カンヌの批評家週間でいろいろな賞を獲った『運命じゃない人』です。これがまたなかなか面白かったんですよ。肩の力を抜いて観られる作品でとてもいい映画でした。徹夜明けなのに眠くもならなかった。暇だったこともあって二回観ました。ぜひもう一回観たい。友達や彼女的な女性と、ああだこうだ言いながら観たいなあ。
そんなわけで、すごく疲れた今日も寝る時間。おやすみなさい。
2月6日(月)
最近下半身が重く感じるのですがなぜでしょう。いや、かは、下半身というのはキンタマオンリーをさすのではなく、腰から足のつま先までにかけての総称ですよ。その総称がなーんか、重い。レスポンスが悪いっていうんでしょうか、脳が足に動けと命令して足が動くまでに少し空白があるのです。運動不足かしら。やばい感じがする。走ろう。
ところで、姉貴やその他の家族といろいろ話し合った結果、四月以降も今いる家に居住し続けることになりました。とりあえず一年。野田(市)のお母さんは「結婚するときに出ていけばベストだと思うよ」と言っていたけど、とりあえず一年限定で置いてもらうこととしました。それにしても結婚って、ねぇ。少なく見積もってもあと七年くらいはかかる自信はあるのでねこれ。三十歳ってそんないい歳して居候はまずいでしょう。野田のお母さんは俺の婚期をあと2、3年後のこととみているのでしょうかね。いやいや下手したら、たーへーしたら四十で独身かもよお母さん。そんなやつが家にいたら家の雰囲気悪いよ、きっと。
さあ寝るか。明日はスマイル練習。八時半には家をでなくちゃいけないので、八時くらいに起こしてほしいです。おやすみなさい。
2月7日(火)
寒い。ちゃむしぎる。「昨日の寒さは一転、今日は春のような陽気でポッカポカ」というお天気予報のお姉さんの言葉は、ありゃうそだったのか。昨日より薄着で家を出たというのに、チャリの表面がおもいきり凍ってるのを発見!ハンドルやサドルが冷たくて最悪でしたよう。
今日はスマイルスタジオ練習でした。メトロノーム使ってやったんだけど全然だめ、やっぱり衰えてます。卒論を書くからと言って練習を怠った罰です。MDに録ったのを聞いたけどひどかったもん。あさってもう一回練習するのでがんばりたいです。
2月9日(木)
昨日の夜はゼミの仲間と共にカラオケのフリータイムに行った。楽しかった。林という男の東京事変と中島みゆきとBoAの面白さはもうレジェンドだ。ビブラートが露骨すぎておかしいんだ。もっとオブラートに包んで欲しい。他にも点数で対決してるのにマイリトルラバーや「チュッ、夏パーティー(?)」を選曲してしまう市川君とか、案の定やらかして、罰ゲームの裸踊りをさせられる市川君とかもね、最高だった。四月からバラバラになってしまうこの人らと遊べるのもあと二ヶ月もないので、かみしめて遊びたい。あさってはゼミの追いコンがあって、またカラオケだ。ただあさっては、駐車時のアイドリングより嫌われている、みんなの「逆アイドル」、某教授という存在がいるからきっとつまらないんだけど。先日の飲みで御歳55歳のはっきりいってオヤジの彼に「追いコンのとき『青春アミーゴ』をデュエットしよう、私は絶対亀梨くん、是が非でも亀梨くん」と言われたので、ツタヤで借りてインプットしたんだけど、実際デュエットしてスベらないだろうかと心配だ。まあ最後なので楽しんでやろうとは思っている。まあいいや。なんとかなるからグチるのはやめよう。
カラオケ後、始発に乗り、朝七時にスマイルスタジオ練習のために渋谷ペンタへ。オールしてきたことをわりと馴染みの女店員さんに話すと、彼女は熱々のお茶を出してくれた。そして「よろしければ空いているスタジオで寝たらどうです?」と言ってくれたのでお言葉に甘えることにした。携帯の充電も無断でさせてもらった。勝手に洗面所で歯を磨かせてもらった。あとペンタは無料でコーヒーを飲めるようになっているのでそれも2杯。いやーアットホームだねぇ。渋谷という砂漠にオアシスを見つけたよ。まあ体が痛くてあんまり寝られなかったけどさ、座布団五枚くらいあれば、ここに住めるなー、住みたいなー。なんて考えた。そうしてるうちに集合時間の九時。
練習は結構濃密で、俺すんごいタイヤード。すんごいイグゾウスティッド俺。ただ、否めない。火曜日のライブに対する不安があることは。個人練入るか。まあいいか。よくないか。大丈夫だろ。いつだって不安はあったじゃないか。とりあえず今はロマンティック疲れモード(by藤本美貴)なので、すぐに個人練するほどモチベーションが上がってこない。とりあえず明日を待とう。ネルバチョフ。なんだネルバチョフって。じゃあインドのネルー。はい、世界史の登場人物を織り込みましたよ、ヤン兄さん。おやすみなさい。
2月13日(月)
今日はライブだった。だがリハに遅刻してしまった。二時入りのところを六時入り。あまりの大遅刻だが、寝坊でこんなに遅刻をするわけはない。ライブの日にちを間違えていたんだ。てっきり明日だと思っていて、今日はバイトを入れようかと思っていたくらい暇なはずだった。午後の四時くらいにふと携帯電話を見ると、その電源がなぜか切れていて、不思議に思いながらも電源を付けたら、メンバーからの嵐のような着信知らせが。「うわー、よくわかんないけど、おれなんかやっちまってるな。」スケジュール帳を見ると、案の定ライブは今日だと記してあった。忠実に言うと「今日はライブだ」とスケジュール帳は言っていた。そしてヤンからの電話が鳴り、「いまどこにおる?」との声。本当はまだ家なのにおもわず「今電車に乗ったところ」と無駄な嘘をついてしまった。混乱していたのだと思う。気がついたら独り言を言っていた。「あーやっちまった。もう今日は諦めていかないっていう手もあるな。いや、ねーって。それはねーって。CD、CD、SEのCD…あれどこだっけ。あーやっちまった。」
で、渋谷に着いたのは開場三十分前の六時。リハは三人でやったらしい。ライブは新曲で連打が裏がえったり何なりしてひどく恥ずかしい思いをしたこともあり自分としては久しぶりに楽しくないライブだったが、シュウゴなどはかなり楽しかったといっていた。実際、ライブの出来はMDを聴いたところ普通だったと思う。連打がひっくりかえったというのもライブ全体からするとそれほどのミスではなかったとも思う。にも関わらずそれを気にして楽しめなかった自分はなんてもったいないことをしたんだろうと思った。もう、決めた。次からはどんなことがあっても楽しもう。
シェリ子さん、チョコレイトとしっとりクッキーおいしかったよ。あれれ、ここで疑問発生。あれはしっとりクッキーじゃなくて、マドレーヌ的なケーキだったのか。おれにはお菓子づくりの知識がないのでその二つを分ける決定的な差がなんなのかわからないけど、おいしかったのは確かです。ありがとう。
2月14日(火)
あー、乳首が痛えー。かゆくなって引っかきすぎたぜ。あー、乳首が痛え。
昨日、ライブから家に帰ってきて風呂に入り髪を乾かした後、図書館で借りていたWHITE STRIPESのGet Behind Me SatanをCDプレイヤーに入れて、イヤフォンをして布団に入り、リモコンの再生ボタンを押した瞬間、あまりのかっこよさに眠れなくなってしまい、今まで起きている。今というのは午後九時。
起きている間、何冊かの本を読んだ。まず読みかけのマンガ『弥次喜多in DEEP』。これは夢と現実を行き来するストーリーで、もう訳がわからない。行き来しているのかさえわからない。全部夢なんじゃないかと思ったりする。まあとにかくまったく訳がわからないストーリー。ただ、弥次さんと喜多さんが愛し合っていて、たまに口づけしたり何なりする場面で例外なくニヤニヤしてしまう。特に笑えたのが、「グリコ」(ジャンケンのゲーム)を「なんでもありルール」にしてしまって、グーで勝った弥次さんが「グッ・と・く・る・ぜ・オ・マ・エ・の・ケ・ツ」と十一歩進めば、パーで勝った喜多さんが「パラグアイの朝は早かった。ふっふっふっまだだよ。わたしはベッドの中で昨夜の甘いひとときを思い出し…」と言いながらかなり遠くまで行ってしまい、困った弥次さんは一人でじゃんけんし、「俺がチーで勝ったことにするよー!地下鉄がどっからはいったかなんて…」と進んだところに、侍に切られそうになっている喜多さんを発見し、「お・待・ち・く・だ・さ・い・お・武・家・様!」と止めに行く場面。長くなったがこれが特に笑える場面であった。ふぅ、
一旦休憩。みなさんにこのおかしさのニュアンスが伝わっていればいいな。明日TSUTAYAに『真夜中の弥次さん喜多さん』を借りにいこう。このシーンが入っていたら面白いだろう。
『弥次喜多in DEEP』を読んだ後に、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』を第二部まで読んだ。あまりにも主人公に感情移入しすぎていて、第二部の第十一章で主人公の奥さんのクミコが主人公に対して浮気を告白する手紙を読んだときには気が狂いそうになるくらい嫉妬してしまった。主人公が嫉妬したのかは知らないが、おれはへそ下三センチ辺りがドキドキするというか熱くなるというか張り裂けそうになるというか、なんだかよくわからない体の変化を感じるほど、とにかく嫉妬してすごくいやな気分になった。クミコがどうしようもなく馬鹿な女で初めから付き合うべきではなかった女だと思うことでいやな気分を取り払おうとしたが、クミコはかなり主人公を愛していたし、馬鹿な女ではなかったのでおれはクミコのことを嫌悪することはできなかった。まあ物語はまだ三分の一残っているし、クミコに対する謎がこれから解けそうな気がするので、しばらくはこのいやな気持ちを持っていてもいいかなと思う。それにしても村上春樹の描く女はあまりに魅力的すぎる。『羊をめぐる…』かなんかに出てきたすばらしい耳をもった女や、『スプートニクの恋人』の二人の女たち、『ねじまき鳥』でも加納クレタ、笠原メイなど、みんなあまりに魅力的で、恋してしまいそうだ。
さすがに体力の限界なのでそろそろ寝たいのだが、午前三時くらいにかゆくなって引っかいた乳首が痛くて気になって、まるで寝られない。ちなみに痛いのは右の乳首。英語で言うとライトビーチク。正確に発音すると、ゥライッ、ビーチク。
とりあえずおやすみなさい。
2月16日(木)
オリンピックも明日で開幕から一週間。民放を観ていて何回かイライラしました。特に10チャンかあれ。「このあと日本のエース○○登場!」というテロップを出しておいて、待たせて待たせて八人も後に登場ということをしたのは確か10チャンルだったろう。確かに「このあと」だけどさあ。いや、ぜんぜん納得できないよ。「この」後っていうことは次なんだなって思うじゃないですか。あれ卑怯だよ。完全にチャンネル替えさせないための策略じゃあないでしょうか。そしてそのように待たされたあとに「日本のエース」の演技を観てみればあっさり転倒とかね。テレビのせいで「日本のエース」が必要以上に情けなく見えるってもんですよ。
だから最近はNHKばかり観ています。民放より色めがねで観なくて済むNHKはいいです。みのもんたや細木数子を見なくていいですし。オリンピックだけじゃなく通常の番組もおもしろい。『パッションで勉強する英文法(みたいな番組名)』はちょっと怪しい先生が出ていて最近本にもなって結構売れているみたい。『すくすく育児』は本当におもしろい。こないだみたときは積み木遊びについてやっていました。ブロックじゃなくて積み木がいいんだって。今日の『地域のちから(とかいう番組名)』では「のら猫の部屋飼いをするためには」という話題に対してたくさんの大人たちが意見を交わし合っていました。興味深い話でした。『みんなの手話』には加藤夏希が出ていて、必死に手話を習っている姿がなんかいいんです。ココリコミラクルタイプのあの人です。あの人の顔はあまり好きではないんですが、そういったアイドル的な女の子たちがNHKに出ているだけでなんだかほっとします。そんなわけでNHKが好きです。
何の話してたんだろう。オリンピックからだいぶ飛びましたがご容赦願いたい。
2月18日(土)
カーリングが面白い。いま日本チームの録画映像を観ているけど、とりあえず、美人揃いです。北海道産の青森チームらしいのですがみんな美人でイェーイ。なんだか誇らしいぞ青森。まあ北海道産だけどね。チームの中の一人のお顔はまだ拝見していないが、少なくとも三人が美人さんであると思う。特に十九歳のモトハシさんが微笑むとこっちもニヤニヤしてしまう。女優顔の林さんはいつも厳しい顔をしているけど林さんも笑ってほしいもんだでのぅ。
おっ、いま津軽弁のアクセントで「タイム取る!?」って言ったぞ。おー、青森!頑張れ。
そしていま小野寺さんがスーパーショット。おぅおー!小野寺さんすんげぇー。絶好調。頑張れ。
おー、小野寺さんウィニングショット!勝った〜。
いやーカーリングって面白いね。…まあルールが大体全部わからないんだけど。
2月23日(木)
ワーオ、もう木曜か。「母なる地球」の自転が速いよう。彼女は自分が回転していることを動物達に気づかれないようにゆっくり息を潜めてゾワーっと回っているはずなのに、今日のおれにはクルクルクルクルと地球儀のように回されている彼女の音がはっきりと聞き取れる。これじゃいかんのだよワトソン君。誰だ、ワトソン君って。誰なんだ。そうなんだ、きっとここから愛なんだ。
ここ三日四日、朝寝て夕方に起きる生活をしていた。その間ずっと家にいて、…アレッ、なにをしていたんだっけ。まったく思い出せない。飯を食ったことは覚えているが、なにを食ったかは覚えていない。風呂に入ったことは覚えているが、どこから洗ったかは覚えていない。トイレに入ったことは覚えているが、どの穴から出したかは覚えていない。もしかしたら宇宙人に拉致されていたのかもしれない。その可能性は否定できない。なにしろほとんどなにも覚えていないのだから。参ったな。まあ拉致されたとしても覚えていないなら別にいいか。いや、いかんいかん。おれはまず記憶を日記に書き留めることをしなくてはならないようだ。しばらくさぼっていたから。
今日はあるサラ金のCMソングについて前から思っていたこと。
「忘れないでお金よりも大切なものがあるぅ、大切なものがあるぅ」というCMソング。「大切なものがあるぅ」と二回繰り返すのだが、この続きだか別のバージョンだかで、「忘れないであなたよりも大切なものはないぃ、大切なものはないぃぃぃ」と歌っているのはどうかと思う。いかがなものかと!とまで思う。この「大切なものはない」という部分を繰り返すのはどうなんだろう。もちろん曲の構成として「大切なものがある」編と同じように繰り返さなくてはならないことはわかるが、「大切なものはない」というのは「あなたよりも」という部分がなければネガティブな言葉でしかなくなってしまう。このCMソングを聴くといつもおれの頭の中では「大切なものはない」という言葉が独り歩きしてしまう。こんな不完全なメッセージソングをレイクだかディックだかがCMソングとして流すのは企業としてウカツだったと思う。なぜこんなに不完全で危ういCMソングを使うのかな。やっぱり金の問題かな。コストを意識しすぎて対したことのない作曲家と作詞家に頼んだからなのかな。まったくもう。「お金よりも大切なものはない」と聞こえてくるCMだから嫌いだ。
まあ本当はそこまでは思っていない。「ちょっと気になる」程度の気持ちだったが、書いているうちに嫌いになっただけのこと。読み返してみるとちょっと言い過ぎかなとも思ったが、せっかく書いたのに消すのがもったいなくなった。なにせ四十分もかけて書いたんだから。
最後に。もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対。おやすみなさい。
2月24日(金)
荒川選手が金メダルをとりました。すごい。金の芽がでる金芽米効果かも知れません。今日は朝三時くらいから二十四人全員の演技を観ましたが、やっぱり下位の選手はあんまりうまくないんですね。あと十代の選手はやはりプレッシャーに負けてしまっていました。そのあとに観る荒川選手はやっぱりすごかったです。レベルが違いました。メダルには手が届かなかったけど、村主選手もすごい。なにがすごいってあの高速スピンがすごい。鳥肌が立ちました。
表彰式で君が代が演奏されたときも鳥肌が立ちました。自分が君が代に感動できるようになったのはここ四、五年のことです。中学生くらいのときはフランス国歌みたいなかっこいい国歌に憧れていて、「どうして日本の国歌はあんなに暗くてかっこわるいんだろう」と思っていました。でも今日改めて、君が代っていいよね、と思わされました。クライマックスにかけての太鼓の「ドロドロドロドロ」がたまらないと思いませんか。いやあ、気持ちいいね。僕は右翼じゃないけど、君が代を国歌と認めたくない東京都の教師たちの気持ちがわかりません。歌詞なんて気にしなければいいのに。
余談ですが、「ショートプログラム」を表す「SP」ってなぜか否応なく「スペシャル」って読まされます。あとこれまた話が違いますが、彼女らのスピンを観ていると数学の問題を思い出します。「図の台形を回転させた図形の体積および表面積を求めなさい」などという。今日観た限りではおそらくスルツカヤの体積が最大だと思いました。
オリンピックももうすぐ終わります。カーリングのルールを知らないまま終わるのは残念です。おやすみなさい。
2月25日(土)
デンジャラ祭りまであと一週間ということで、今日は当日の演奏後にかける曲の選定をしておりました。
前回のデンジャラ祭りではゆらゆら帝国の『ボーンズ』をかけました。ぎりぎりまで「祭りは最初からなかったのさ」という歌詞のある同じくゆら帝の『パーティーはやらない』という曲にしようと思っていたのですが、ある映画を観に行ったときに『ボーンズ』をエンディングテーマ曲に使っていた『乱歩地獄』の予告編を観て、それこそ稲妻に打たれたような感銘を受けまして、「これだー」と思い『ボーンズ』に差し替えたのです。『ボーンズ』を実際にかけてみたところ、ギターの切ない音から始まり「彼女は決めた。強く誓った。今日から決して歳を取らない。」という、死(骨)をイメージした歌詞を紡ぐこの曲が、祭りが終わった寂しさを表すにはふさわしい最高の曲でした。
今回もそんな「祭りが終わった寂しさ」をしみじみと味わわせてくれるような曲を探しています。なるべく日本語でイントロが長すぎず、曲全体も長すぎない静かな曲がいいのですが、この条件に合う曲がなかなかありません。『ボーンズ』のイメージが強すぎるのかも知れません。また『ボーンズ』でもいいかななんて思っています。
おやすみなさい。
2月26日(日) デコ
バルセロナの蛍光黄色のユニフォームがかっこいいと思う。スポンサーがないからナイキの普通のシャツなんだけど、かっこいい。あれに一度でいいから袖を通したい。できれば20番のDECOがいい。おれは高校時代野球部に所属していたおかげで丸坊主で、いまみたく前髪でおでこを隠していなかった時に、ある先輩から「デコっぱち」と呼ばれていたことがある。おでこが広くて少し出ているからであったが、その先輩にデコのユニフォームを着ているおれの姿を見せて笑わせてあげたいと、さっき思った。
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