日記 Dr
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3月1日
もう3月。んもうっ3月さんったらー。
昨日はデンジャラ祭りvol.1でした。企画に呼んでくれたスマイル&デンジャラーズさんには感謝しています。っておれらが言われたいが為のこの企画に出てくれたm.l.e、夜間押しボタン式、シンナーズ、みなさんありがとう。楽しかったです。
エクセラがBACKをやってくれたのにはびっくりしました。自分たちの曲をほかの人がやるのを見るのは初めてだったのでかるくバードスキンが立ちました。ほかの曲もかっこよくてまた対バンしたいと思いました。夜間押しボタン式はみんなうまかったです。ずっと夜間押しドラムのしゅんさんを見てたんだけどリズムの揺れがなくてすごいと思いました。夜間押しベースのくらばらさんは酒に弱くて気持ち悪そうにしていました。ステージでの夜間押しまりもさんはセクシャルでした。そしてやはり歌がうまい。すてきでした。シンナーズは曲中ではうまいギター、MCではボーカルのパフォーマンスと見所が沢山でした。そしておれらはといいますと、正直あんまり覚えてません。ライブ前にあまりの緊張からほかのメンバーに隠れて酒を飲んでたのでぼーっとしていました。やってる最中寝てしまおうかと思うくらい。酒には注意しなければなりません。
スマイルのみの打ち上げでは酒に酔ったしゅうごがまいこちゃんをいじめてしまいました。ヤンが秘密をぶちまけました。楽しかったです。
そうこうしてる間に10000HIT達成。掲示板での告白を見るところ、どうやら10000を踏みやがったのは小池らしい。あいつは変な嘘をつきそうにないからキョロ缶あげてもいいです。大事にしてください。おやすみなさい。
追伸、またいつものNEWDAYSで銀のエンゼルが当たりました。つぎはいちご缶をねらってがんばります。
3月2日
缶コーヒーはぬるい。缶コーヒーはあんまり買わないんだけど、買うときは大抵寒くて凍えそうな日だから、いつも缶で指先をあたためてしまう。それで一通り体温が戻った後にふたを開けてコーヒーを飲むと完全にぬるくなってる。おれはコーヒーでもお茶でもアツアツが大好きなのに。だから提案する。缶コーヒーにホッカイロを付けて150円で売らないか。自販機で。
3月3日
今日は桃のセック。セックオブザピーチ。
今日もいつものNEWDAYSでチョコボールを買いました。最近は買えば当たるという状況だったので、ひょっとしたらあの店のチョコボールの在庫はすべて当たりなんじゃないかと思って、今日は一気に5個買ってみました。
したら見事に全部ハズレでした。誰に見られていたわけでもないけど、なんか非常に恥ずかしい。穴があったら入りたい。これからキョロ缶ホルダーとして一本立ちしていこうというときに伸びていた鼻をポッキリ折られた気分です。
おやすみなさい。
3月4日
もしも1日が3時間延びたら、あなたは何をしますか?
昨日本屋に行ったら「3時間熟睡法」という、いかにも不健康そうな本が置いてありました。100ページくらいの本でありましたが全部立ち読みしました。この本は、人間の睡眠は実は3時間で足りるのだという本です。これまでは6時間が妥当だと言われてきた睡眠が3時間でこと足りるなら起きて生活する時間が3時間も延びるということになります。映画鑑賞やスタジオ練習や勉強に時間を余分に使えるのです。しかし条件があります。それはその3時間が、完璧な熟睡、つまりノンレム睡眠でなければならないということです。そこでこの本では、寝付いてすぐにノンレム睡眠に入るための方法を紹介しています。具体的にはヨガやα波の出る音楽を聴くことなどですが、さっそく昨日実践しました。
したらみごと成功のようです。2時くらいに横になって5時の目覚ましで目が覚め、顔を洗い、色々して、いま23時。5分間くらいの居眠りを3回ほど(これは許されている)しただけであとはずっと起きていられた。今日もやってみようと思います。
3月5日
今日はスマ練。開始時間を間違えて30分遅刻しちゃったすまぬ。冬宵の風はむずかしいのう。テンポキープできね。しかしそれもこれも基礎力の不足が原因なのだ。合間を見つけて頑張ろう。
今日ウィーンの彼女から国際電話があった。国際電話というものは初体験だったので、8からはじまるわけのわからぬ12桁の電話番号にびびってしまったが、出てみたら彼女だった。どうやら明日帰ってくるらしい。おみやげが楽しみ。
3月6日
昨日と今日で部屋のマイナー模様替えをした。ちょっと替わった。テレビとオーディオの位置が入れ替わり、プリンターが机の横にきた。まあそんなことはどうでもいいが、どうして勉強をしてると模様替えをしたくなるんだろうか。
そういうのってすでに解明されてるんだろうか。
ほかには例えば、本屋に行くとうんこがしたくなるのはなぜか、とか。おれはインクの匂い説を信じてるけど。ひげがだんだん濃くなっていくのはなぜかは、おれはやっぱりなんだかんだいって深ぞりしすぎだから説を信じてる。陰毛があんなにチリチリなのはなぜか。おれは太陽に当たらなくて元気がないから説を信じたいが実際の陰毛はツヤツヤで栄養が行き届いてそうだからなんともいいがたい。へそのゴミと足の親指の爪垢がなぜ臭いのか。それはゴミと垢だからに違いない。おれの目は小さくてホコリが入りにくそうな構造をしているはずなのに、まつげが必要以上に長いのはなぜか。おそらくそれは遺伝だろう。電車でよく会うとてもかわいくない女子高生のまつげがものすごく長くて密度が濃く黒いのはなぜか。それは多分マスカラのおかげだ。高校の授業で居眠りしてる最中、机をガタンッとしてしまうのはなぜだったか。あれは夢の中でなにかしらテンパったからだ。そのあと自分の立てたガタンッっていう音に改めてびっくりするのはなぜだったか。それはその音がクラス全員の目が釘付けになるようなでかい音だったからだ。授業終了直前になると突然勃起し始めるのはなぜだったか。たぶん階段の下に行くのが楽しみでしかたなかったからだ。朝起きたら勃起したり、すでにしてたりするのはなぜか。それはノンレム(無意識)からレム(有意識)に戻るときの通過儀礼的なものであるとおれは考えている。最後に、彼女が一生懸命がんばってる姿に心意気を感じて、ついいつもより早めに心イキしちゃうのはなぜか。これは荒井が答えればいい。答えちまいな。
今までのQ&Aで間違ってるものがあればぜひ教えていただきたい。特に朝勃ちの件。
なんでこんな話になったか覚えてないが、ほんとに知らないことって死ぬほどある。だり。ねみ。ねよ。おやふみ。
3月7日
今日は下北沢251にシェリーズのライブを観に行った。251は全体として広いが、天井がパイプやら配線やらがむきだしなせいか低く感じ、FADのようにだだっぴろい感じがしない。壁に同じ品番のテレビモニターがずらりと10台くらい並べられていて直線を作っているのがきれいだった。考えてみたら、同じテレビが並んでいるところは家電量販店でも見ない。ドリンクカウンターの後ろにはたくさんのボトルが美しく並べられていておしゃれだった。そしてBGMにはストロークスが流れていた。これが下北沢251なんだと思った。いいライブハウスだ。
シェリーズは前に観た2回より激しく動いていた。前の方にいたから、前田さんのドラムは生音に近く、感情的な音だった。ような気がした。抽象的なことしか言えなくて困る。シェリーは艶っぽかった。特にモンスターと忘却の間奏部分。あの人は見てる方がおわっと思って目をそらしてしまうほど艶っぽい顔をするときがあって困る。
次にシェリーズをみるのはいつのことか。
追伸、銀のエンゼル当たりました。
3月8日
今日の日記は夏目ナナを知らない人は読まなくていいです。
昨日、おれの中での覇権は夏目ナナに移りました。でも別に関西弁がよかったわけではありません。関西弁の人は小早川まりん以来避けていて、実は夏目ナナにもずっと躊躇していたのです。関西弁に限らず訛りで演技されると見てるほうが恥ずかしくなるから嫌なのですが、今月号のWORSTで高橋ヒロシが鈴蘭高校の体育館のドアに「ナナ最高」みたいなことを書いていたので、ここは一つと思い見てみました。したら大変によかった。詳しいことは日記では書けませんので、小池のブログのコメント欄とかエクセラの掲示板に匿名で書こうと思っています。
明日はリザードです。危険な香りのするセットリストですが、失敗して悩んでリストカットしないように頑張ります。
3月9日
今日は実はありがとうの日です。みんなで地球にThank youと叫びましょう。今日の昼、ショップ99に買い物をしにいったら、レジですごい光景に出会いました。女子高生がザーサイを買っていたのです。しかもビン詰め。考えて下さい。ザーサイって買ったことありますか。おれはありません。そんなものを女子高生が昼食のおにぎりとお茶と一緒に購入していたのです。店員もかなり意外だったのか、「これは違いますよね?」って聞いていました。その質問も質問でありえません。「これもですか」と聞くべきなのに、よりによって「これは違いますよね」って。先入観って恐ろしい。しかしその女子高生は「それもです」と照れながら答えていたので、かなり好印象でした。ザーサイがマイブームだったのかもしれません。笑いと教訓をありがとう。
で、今日はリザードでした。今日もビールを飲んでやったのであんまり覚えてない。けど雅子の人格を否定する動きがあったのも、ライブを楽しめたのも事実です。ありがとう。
3月10日
最近女子高生がよく目につく。今日図書館に行ったら、となりにすわった子供っぽい女子高生が保健体育の勉強をしてた。えらい。保健体育を勉強しているということは一年生だろうか。自分の話をすると、おれは保健体育を体育の先生である野球部の監督に教えてもらった。やつはなにかっていうと野球部員に質問をして答えさせた。例えばこんな感じ。
─「高谷くん。」「はい。」「頭の次に毛が生えるのはどこですか〜?」
やつの期待する答えはズバリちんこなのだけれど、女子の前ではそれを答えづらい。かといって陰部などとぼかしたらさらに寒い。もはやどうすることもできない。あとは言い方にかかっている。隣のクラスの野球部員も同じ質問をされて「ガモ毛」(ガモは津軽なまりでちんこのこと)と答えて女子から失笑を買ったらしい。ここは万人ウケするボケをしなければ。そう思って困り果てたおれはついにあきらめて、「乳首」と答えた。したらウケた。女子も乳首はオッケーだったらしい。このギリギリの線をついたおれはなんてラッキーなんだと思ったが、次に質問された同じクラスの野球部員にとってはとってもやりづらかったらしく、「脇」とか「ひげ」とか言って、最後には監督によって「ちんこ」と言わされてしまっていた。恥ずかしいうえに寒い。かわいそうだった。
うーん懐かしい。
3月11日
ヤンが日記で言ってる「高谷の館」は「高谷の父の館」か?それとも「高谷の母の館」か?
昔ザッツコサキンルーっていう小堺一機と関根勤とルー大柴の出てる番組で「野茂の物」っていうコーナーがありましたが、それを思い出します。当時おれが一番気に入ったのが「新婚さん、サンコン氏」でした。ひまじゃないけど、なんかそういうの考えてみました。
「Ms小池と高谷親方と、稽古済み」
これは元小結の高谷親方が弟子である小池の妹に稽古を付けたあとのシチュエーションです。
「ルミ毎回かいま見る」
これはヘルス嬢ルミがプレイ中に毎回、お客さんの日常生活をかいま見るということです。
こんな日記を書くために1時間を要しました。ヤンのせいだ。
そんなことより昨日もH2を見逃しました。
3月12日
今日はスマ練。楽器はあまり鳴らさなかったが、荒井の歌など気になるとこを重点的に検討してみたり。だらだらにならなくてよかった。
帰ってから水曜日のライブのビデオをみた。走ってたけどどの曲もちょうどいいテンポで楽しかった。個人的には浴衣がはだけて乳首が出たときがショックだった。なぜならおれのおっぱいがいい感じに小ぶりで白い、女の子みたいなおっぱいみたいだったから。もっと引き締めなくちゃならん。
3月13日
今日は三・十三っつうことで佐藤さんの日だ。
そんな今日はピロウズのライブ。行きの電車でピロウズの音源を確認していきませうと思っていたのに、ポータブルMDプレイヤーがバッテリー切れを起こしてまったく聞けなかった。再生を押すとディスクを挿入するところがピカッと光り、リモコンのディスプレイにバッテリー切れが表示される。そんなことできる体力があるなら一曲くらい聞かせてくれてもいいだろうと思う。しかしこいつには意志のようなものが感じられる。「自分はプロのMDプレイヤーだから100パーセントの力でパフォーマンスしてお客さんにいい音を聴かせたい。」みたいな信念がこいつにはあるのだろう。機械のくせに。いい迷惑だ。
おととい、ビデオを早送りして、ある場面をサーチしていたら、突如テレビデオのリモコンがきかなくなった。「ここだ」と思ったときにピコッとリモコンを押しても早送りは止まらない。やむなく布団から出て直接押しに行く。これも確実に機械は意識的だ。おれをテレビの前まで来させてうひゃうひゃ笑っているに違いない。機械のくせに。
話がそれていた。ピロウズのライブを観に行った。うまかった。ドラムは特別なことをしているわけではないが、スネア連打のフィルがいいタイミングで入ってきて疾走感を増幅させる。見習いたい。「明治時代に町民が自由な姓を名乗ることを許されたとき、先祖はなぜ山中という名字を選んだのか」というMCが面白かった。
帰りに食べた味源の味噌ラーメンは微妙になってた。麺が嫌い。スープと一体になっていない。スープはうまいんだけどな。
3月16日
天気がよかった。みなさん機嫌がいいのか、電車の中で隣に座ったおばあちゃんに飴をいただいた。なんもしてないのに、ありがとうとか言われて。なんとなくうれしかった。
そんな今日は2番目の姉貴の誕生日。彼女はすでに32歳。娘が二人いる。その娘(長女)のおかげで、おれは小5という若さで叔父に就任させていただいた。カツオと同じ。その子も4月で5年生か。とても感慨深い。
3月17日
H2。知らないうちにどんだけ進んでんのよう。テレビ版は比呂と春華のラブストーリーの流れだったはずなのに、今日はちゃんとひかりが主役になってるな。比呂にちゃんとキスしたし。漫画を読んでないやつ的には「なんなのよ市川ゆい!」ってな具合なんだろうか。でも予告をみたら来週には英雄との対決が早々にかたづけられちゃって、漫画にはない卒業式のシーンがあったので甲子園と卒業式の間の期間でテレビ版独自のストーリーとして比呂と春華がくっつくシーンがあるんだろう。しょうもね。
そういや、名前を忘れたけど英雄のチームの2年生エースの役の人がいいフォームしてた。あれは経験者にちがいない。それに比べて比呂はなに。あのいかにも速攻で肘を壊しそうな初心者投げ。ユニフォームの着こなしとか野球シーンのこだわりのなさにはびっくりするわ。帽子も後ろにパチパチのサイズ調節が付いてるやつだしさ。まあどうでもいいですが。
寝る。
3月18日
『大人は判ってくれない』を観た。有名なフランソワ・トリュフォーの処女長編。
少年アントワーヌは学校では教師に嫌われ、ののしられ、いわれのない罪で廊下にたたされ、さらに家では母親にどなられ、また毎晩のように両親の夫婦喧嘩を聞かされている。ある日悪友に誘われ学校をさぼり、その口実に「母が死んだから」と嘘をついてしまう。それを両親に知られ、家に帰れなくなったアントワーヌは町をさまよい、生活のために盗みをするようになるが、そのうち警察に捕まり、匙を投げた両親によって少年鑑別所に入れられる。こんな筋のお話だ。
警察の留置所から鑑別所に送られるバスでアントワーヌ少年が涙を流す場面が泣けるんだ。なぜ泣いているのかわからないけどこっちも自然と涙が出てくる。映画の終わった後考えてみると、あの涙は親も教師も理解や助けをしてくれない孤独、そして鑑別所という別の知らない世界に送られる不安からなのだろうかと思う。鑑別所に送られてしまったアントワーヌは脱走をはかる。そして前から行きたかった海まで逃げ切り波に触れるところで映画が終わる。このラストの余韻がまたたまらないぜ。
また美しいフランス映画を観れてよかった。
3月19日 寝坊とぬかりとIT化
今まで行ったことのなかったタックの新宿校の授業に初見参しようと思っていたのに寝坊する。急いで支度し、家を出るが、新宿タックの場所を調べる時間がなかったので電車の中でezウェブのiタウンページで調べる。方向感覚には結構自信があるから大体の位置を把握するだけで十分だろう。約1時間後新宿駅に着き、iタウンページの地図に示されている場所に行く。
うーん。ない。大学病院の前のはずなのに。ない。セブンイレブンとampmの間にあるはずなのに。そしてずっと思ってたけど学生らしい人通りがない。いるのはサラリーマンと家族連れと警官だけである。ひょっとして裏通りにあるのかと思い路地に入ってみる。○×興業。ヤクザの事務所だ。こんなところに資格の学校タックがあるはずない。やはり表通りだろう。青梅街道の歩道をいったりきたりすること30分。いらだちながら地図を拡大表示してみる。「ナルコビル」。このビルの中にタックはあるらしい。でも看板がでてないじゃ…、あ、あった。タックだ。
でも、資格の学校じゃない。資格の学校タックは「TAC株式会社」だ。看板に書いてあったのは「株式会社TAK」。K。何回みても最後の文字はK。ぬかった。
まぎらわしい社名つけんなよーボケがー。それじゃタクだろー。勝手にはねるなよー。名前変えろー。
というか資格の学校タックがいくら検索しても出てこねーぞ、iタウンページ。「TAC」で調べてみたら「TAGEN」っていう会社が出てきたぞー使えねーぞボケがー。たわけもんがー。精進しろー。
そういった感じで結局授業は出れずじまいだった。
明日は模試。参った。小論文を対策していない。
おやすみなさい。
3月20日
3月16日の日記を訂正。カツオは今小5。で、タラちゃんは2、3歳だろうからカツオは小3くらいでおじさんに就任していた。若おじさんとしておれより格上だった。
今日は模試。勉強してた教科は大体わかって、してない教科は忘れてしまっていた。途中で何度も帰りたくなったけどなんとか頑張った。本試験に向けてなんとなくやる気が出てきたので頑張ろう。
追伸、みんな帰省やら面接やらで小旅行気分を楽しんでいるらしいが、おれはほとんど毎日、1.5×2=3時間電車に乗っているから全然うらやましくありません。アライが各駅でヘトヘトになったこともざまみろと思います。おれはそんな男です。
3月21日
今日次のような会話を聞いてしまった。
A子「花粉がすごいと喉がつまらない?」
B子「うん、涙が出る」
A子「いや涙は出ない、のどがつまる」
B子「そういえば地震あったよね」
この二人の仲が悪いんじゃないかと思えるが、そんなことはたぶんない。ここで面白いのはB子がA子の意見を「うん」と肯定したにも関わらず、すぐに却下して「涙」と主張しているところだ。テレビ番組で見たことがあるが、最近の若者が使う「うん」には、会話のリズムを取る手段説と、「私はあなたを受け入れますよ」として心理的に相手を安心させる手段説とがあるらしい。けどおれにとってはそんなことはどうでもよく、「うんって言ったくせに即否定かよキミぃ」という感じがおかしくてしょうがない。
あとB子の発言を即否定するA子もたまらなく好きだ。「へぇ涙派なんだ〜」みたいなことを一切言わない。「私は喉なの!」それで終わり。それじゃ各人の花粉症の症状を発表しあってるだけなので、もっと話を膨らましてもいいかと思うが、彼女達には花粉症の話題はどうだっていいらしい。
そういった二人だから当然そのあとに続く地震の話もニュースのように流れていった。地震があったことなんて全然知らなかったおれは、思わずその話に食いつきそうだった。危なかった。
話はかわるけど、掲示板に新しい人が書き込んでくれていた。あたしっておっしゃっているので女性だろう。荒井、また彼女の知らない女の子にちょっかいだしたな。
3月22日
しかし、おれの視力も落ちたもんだ。そう思ったスタジオ練習後の電車の中。中吊り広告の女の顔が誰だかはっきり見えなかったので、横にある文字に頼ってみたけどやはりぼやけて見えなかった。目を細めてやっと、それが菅野美穂だとわかったけれども、これは大変だ。
かつては百メートルくらい先にある自販機のジュースのパッケージでもよ〜く見えて、友達にケータイで、「下の段の右から2番目のキリマンジャロブレンド押してくれー」とか言って遠隔操作で買ってきてもらったものだけど。まあ「キリマンジャロブレンド」っておもいっきり言っちゃってるんだけどね。とにかく下の段の右から2番目はキリマンジャロブレンドだとか、そういうことはわかる程度に遠くのものが見えていたのに、それが今は、目がかすんでるというか、ぼやけてるというか。ほんの数メートル先が見えなくなっている。参った。
さらにだめ押しは、電車から降りるとき。降りるとき再び中吊り広告に目を呉れてやったら例の女の子、菅野美穂じゃない。そして菅野美穂に見えた文字は、「巻頭緊急」だった。「カン」はあってる、そういうことじゃない。これはひどい。
練習で疲れてたからかもしれない。
寝る。
3月23日
今日電車で「毎日あらゆる面でますます良くなっています」とノートに何回も何回も書いている老人を見た。
病気が治ると思いこむことは、病気が良い方に向かうことの手助けになり、逆に治らないと思い悩むことはストレスになり悪影響らしいことをどこかで聞いたことがある。この老人もなにかの病気を持っていて、「病気は治ってきている」と自分に言い聞かせているのかもしれない。
そう思ったが、その老人はそのあとに「Day by day in every way I'm getting better and better.」と何回も何回も書いていたので、単に英語の勉強をしているだけだったらしいことがわかった。筆記体がかなりうまいのを見ると、英語の上級学習者なのではと思え、すごいと思った。
世間にはいろいろな人がいるんだなってことを再確認した今日の人間ウォッチャーなのであった。
3月24日
H2が終わった。なんの感動もなく。ああ、原作が読みたい。新装版のビックなコミックスが早くもブックオフで150円引きくらいで売られていたので値段的には買いかなと思ったけど、勉強できなくなるから買えない。しょうがない。でも前から言っているように、就職が決まったら、タッチとかラフとかみゆきとかナインとか陽あたり良好!とか全部そろえたい。まだ読んでない虹色とうがらしと美空も。
こうやって受かったときのことばかり考えているから勉強に集中できないというところもある。
3月25日
今日は先輩の卒業式だったので、みんなで飲んだ。2件目が先輩のバイト先で、ただで飲ませていただいた。そばとかうまいもんも差し入れされてすごく得した。今年おごってもらった分、来年はおれらが後輩に振る舞いたい。
これから帰れないので新宿の漫喫で朝を迎える予定。おやすみなさい。
3月28日
今日、一人の人間が誕生した。姉ちゃんの旦那の妹の股間から生まれ出たその男児は、2500グラムと小さめ。一時は九ヶ月の未熟児で生まれてくると予想されていたが、ちゃんと十ヶ月、しかもちゃんと股間から生まれてきた。母親の方は無痛出産じゃなく股間を痛めて産んだようだ。そういえば、母親の母親、つまりこれからおばあちゃんになる人の話によると、無痛出産は母親の子供に対する愛情を希薄にしやすいらしい。やはり「おなかを痛めて産んだ」という事実は重要なのだろうか。といっていたら彼女にきっと怒られる。そんなものは男の心理学者のエゴだと言って。
まあとにかく新しい命が生まれた。そして五日後にはそれと対面する。それから一ヶ月ほど一緒に生活するのだ。楽しみだ。ちんこをいじりまくってやろう。
おやすみなさい。
3月29日
今日はサイクロン。楽しめた。ずっとライブやりていとくすぶってたので楽しみにしてたのにあっという間だった。なんでも楽しいことはすぐ過ぎていく。今日はヤンが「桃色」で叫んでたのを目撃してテンションがあがった。普段はあんなに温厚なヤンが、と思うと変な話興奮する。ギャップ、イエローギャップがよかった。普段はお嬢様なのにベッドでは豹変するのと同じでいい感じだった。まあお嬢様とつきあったことはないけれども。
そのあとの打ち上げも楽しかった。みんなも酔ったらストレートに告白するとよい。
そのあと、というか今から、帰れなくなったので、スマイルメンバーに内緒で高校の友達と飲む。
おやすみ。
3月31日
今日は年度末なので自分も日々つけている家計簿の締めをやってみた。
そうしたら大学の授業料とかを含めて1年間で二百万くらい使っていた。今の大学生の生活から見て多いのか少ないのかは知らないが、一ヶ月平均で17、8万は使っている計算になる。とても多い気がする。
支出額のトップはやはり交通費。柏から横浜までの定期を使っているのでしょうがない。次が飲み代、次がバンド費、次が食費。居候だけに食費はあんまりかからない。
収入は意外なことに支出を少し上回っていた。仕送りと奨学金とお年玉に感謝。あとあの楽だったバイトに感謝。親には本当に感謝。卒業したら親孝行せねば。
明日はエイプリルフール。去年は「小泉首相が死んだ」というデマメールにだまされたので明日はだまされたくない。逆に明日はバンド練があるのでなにかウソを考えていかなければならないと思っている。
おやすみ。
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