八月二十四日
暑くて眠い夜勤明け。土日の連休を利用してこれから軽井沢に行ってきます。隣の座席が若いお嬢さんだったらどうしようかと思ったが杞憂だった。お隣のご夫婦とのんびりお話をする、気楽でよい。
それにしても新幹線はえー。きもちいー。
八月十九日
休憩中に食糧調達に行った官庁売店にはサザンの真夏の果実が流れていた。いつも無愛想な店員のおばさんはサザン好きらしく、いつになく機嫌がよさそうだった。会計が終わったあと、ろくに口もきいたことのないそのおばさんが「四六時中も好きって言える?」と俺に訊いてきた。迷わず「言えます」と答えた。おばさんは満足そうだった。
不思議なやりとりだった。
八月十八日
帰省中で暇なはずの高谷の日記がいっこうに更新されない。何かやましいことでもあるのだろうか。とか言うと個人練してもらえなくなるので言わない。
はあ、疲れた。
八月十六日
夜勤明け、先輩二人と飲み。津田沼に帰ってから「なりたけ」でラーメンを食う。いつか木原と行って以来のなりたけ。うまかった。うまいということを確認できたのがよかった。帰ったら腹筋しよう。おやすみなさい。
八月十五日
日勤と夜勤のあいだの一晩だけ茨城に泊まった。いとこんちの子どもがかわいかった。めっさかわいかった。もう少しスキンシップを図っておけばよかった、と後悔している。
そして夜勤。今日という日に、韓国や中国の人々がごく当たり前に日本に出入りしている。昔の出来事などなかったかのように。戦争体験もないのに不思議な気分だった。
八月十三日
容子さんの急きょソロライブ。素敵でかっこよかった。いろいろ思ってもの悲しい気分になった。悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだなと思った。強がりなんかな。違うか。
後悔しないためにはとことん自分の気持ちに正直にやるしかない。タカオカさん(だっけ?)、がんばってください。なんとなく望み薄な気もしますが。おっつ。
人様にもの言えたあれではないな、本当に。おやすみなさい。
八月六日
ゆうべのピッグライブは楽しい企画だった。終わったあと悠太とつねと飲みに行って、昔に戻ってしょうもない感じになった。またたくさん愚痴を言った気がする。気をつけたい。まあいいか。
今日は休みをとって夜から高谷と個人練。噂の味噌ラーメンを汗びっしょりになって食べた。店の冷房が弱かったから仕方がない。地球環境に配慮しているのであろう店の対応に共感した。味も非常にうまかった。何だかわからないが何かが効いていた。何かしらが効いていた。また食べたい。
八月四日
卒業以来たぶん初めて三松に行った。懐かしさと一緒にわいてくるあのなんとも言えない気恥ずかしさは、帰省のときに感じるそれと似ている。頼んでいないのにビールと刺身が出てくるのもまるで実家。そしてお目当てのうな重、変わらない味でうまくて泣けた。行ってよかった。
このごろ仕事でもバンドでも、もっと人にやさしくせねばと思うことがよくある。おごり高ぶりなのか、余裕がないのか。気をつけたいと思う。カルシウム不足かもしれない。そういえば最近あまり牛乳を飲んでいない気がする。きっとそうだ。牛乳飲もう。
明日はピッグのライブがある。申し訳ないけど何も考えずにやる。おやすみなさい。
八月二日
おめえ高校生のバイトか、とおじさんに言われた。あんまりだが、この歳になるとまんざらでもない、などと言ってしまうのが本当にトシなのだろう。それでいいと思う。
家でのんびり飲むビールは久々な気がしてうまい。いろいろ浮気はするけど、やはりサッポロが好きだ。明日もがんばろう。