三月二十九日
新チャリを購入した。というのも、長年愛用してきた富山ナンバーの前チャリが限界に近づいたからだ。度重なるパンク、ほぼ無いに等しい前輪ブレーキ、運転中に突如として消えるライト。わりいもう無理やと。
一万近い出費はきつかったが見返りは十分。あーペダルってこんなに軽かったのね。あーライトってこんな明るかったのね。自転車をこぐだけで、新鮮な感動が洪水のように押し寄せてくる。満開の桜の木の下を走りぬけると春風が肌に心地よい。なんかなかなかごきげんだ。
三月二十八日
いろいろあって東京ドームで巨人×ヤンキース戦を見た。父親と弟といとこと一緒に行った。東京ドームはでかい。そしてプロ選手のケツは段違いにでかい。生ジーターやら生リベラやらを目の前にして、不覚にも興奮してしまった。
しかしやはり主役は松井やね。まさかホームランとは。不覚にも鳥肌が立ってしまった。ヒーローインタビュー時の観客席の盛り上がりも激しかった。松井秀喜の凄さを思い知った。疲れたけどいい一日やった。
三月二十五日
東京は雨が降って寒い。桜がちらほら咲いとるが天気がこれじゃなあ。本当しょんぼりげっそりですよ。富山はいいなあ。関係ないか。帰省から戻ったばっかなんに昨日の秀吾の日記を読んだら羨ましくなってしまった。俺も歯医者行きてえ。削られたりつめられたりしてえ。
三月二十二日
最終便で東京に戻った。五日間の帰省はあっという間やったなあ。今回は地元の友人と飲む機会がなかったが、今日帰る前にかつと久々に会ってまったり話せてよかった。次に会う時は是非ともコーヒーでなくビールを片手に語らいたいもの。
それにしても、帰省が終わって東京に戻るんはほんと憂鬱やね。楽しさの後にはいつも寂しさや切なさがついてくる。めし食うと必ず洗い物が出るのに似とる。産業廃棄物に近い。冷静かつ迅速にリサイクルせねば。
五日ぶりに東京の家のドアを開けてみると、なんでか知らんが鉛筆の芯の匂いが充満しとってものすごへこんだ。この濃度からしてHBでなくBだ。はたまた2Bか。この野郎3Bか。帰って早々困ったもんだ。
三月二十日
実家は本当やることないわ。幸せやー。前にも書いたかもしれんが、何もやることがないのを幸せと思えることは幸せだ。世の中にはやりたいこと、やるべきことがあってもできない状況にある人もいるはずで、その人にとっては何もやることがないのは苦痛だろうから。
そう考えると自分は幸せだ。てかもう幸せボケだ。何もせんでもこういう幸せが続くもんだと心のどっかで信じている。この歳になって。でもそれではいかんのだよな。惰性に身を委ねるばかりでなくて、たまに方向転換もせんとならん。
たまに真剣な思考をすると後頭部が重い。困ったもんだ。でもまあこういう暇なときに先のことも色々考えんとなー。
とりあえずインターネットつながねば。いつになるかね。これ賭けのいいネタになるかもしれん。たぶん「四月中」が一番の大穴。「三年後」より大穴。だめだこりゃ。いかりや長介さんのご冥福を祈って就寝。
三月十九日
やっぱ実家は落ち着くわ。気楽の極み。穏やかな気持ちになる。
明日あたり西町歩いてこよか。
三月十七日
昨日は軽音の追いコン本番。出順一発目でナンバーガール&ザゼンボーイズをやった。いやー楽しかったわ。文句無しで人生最高のステージやったわ。バンドここまで楽しめるもんなんかって心底驚いたわ。
なんかこの追いコンに誘ってもらえたことが大きな転機になりそうな気がする。新しいベースも買ったし。今月で大学院を卒業されるギタボ高須さんに心から感謝いたします。
がっつり遅刻した今朝のスマイル練も、グロッキー状態ながらもいつもより楽しめた気がする。なんかいい感じだ。まあ酔っとっただけかもしれんが。とにかく昨日の経験は今後も大事にしていきたいものだ。
そして今夜めでたく帰省。成人式の時はわりと忙しかったから、今回はの〜んびりしよう。
三月十五日
今日は軽音の追いコンでやるナンバーガールの最後の練習だった。そんで練習後に飲んだ。買ったばかりのモズライトをさっそく使ってみたがなかなか良かった。中低音がでかい気がする。バンドのメンバーにも好評で、俺はずっとニヤニヤしっばなしやった。
新しい楽器を買うと、なんか童心に帰ったような感じだ。必要以上にボディを拭いたりしてしまう。初めてベースを買ったときの感動がよみがえったかのようだ。
明日はいよいよ追いコン本番。去ってゆく先輩に敬意を表し、悔いのない演奏をしたい。そんでモズライトの門出を思う存分楽しみたい。やったるぞい。
三月十四日
この音が、
いいねと君が言ったから、
三月十四日はモズライト記念日。
買った。モズライト。サンバースト。御茶ノ水で。十七万。二十万以上を覚悟しとったから有意義な買い物やった。
ローンを組んで借金持ちになったがそんなことはどうでもよい。サッカー日本が負けたがそんなことはどうでもよい。今日はホワイトデーだがそんなことはどうでもよい(←これは嘘で、バイト先のおばさんにちゃんとお返ししといた)。
初心に帰ってひたすらベースを掻きむしるサンデーナイト。今回の買い物を本当に有意義なものにするためには、今後の精進が肝心だ。がんばろう。
三月十三日
また三日も日記をさぼってしまった。言い訳じゃないが昨日までの三日間はなかなか忙しかった。練習があったりライブがあったり軽音の常駐があったり浮いた話があったりなかったり。
そんな多忙な生活の中、それでも昼間の『牡丹と薔薇』だけは一度も見逃さなかった自分はすごいかもしれない。このドラマはくだらないと思いつつもつい見てしまう。最近ではブラウン管の向こうの小堺さんが邪魔で仕方ない。早くどきなさいよと。さっさとボタバラ始めなさいよと。困ったもんだ自分。
しかし兎に角、泥泥の展開にどう決着をつけるか気になるので、今後も反省せずにがんばって見続けようと誓うサタデーナイトなのである。
三月九日
明日はスマイル練。高谷が引っ越した関係で、初めて渋谷で練習することになった。これまでは横浜か登戸の二者択一だったので少し楽しみだ。明後日はライブやからいい練習にせんと。
ちなみに家から渋谷までの交通費は片道四百二十円。横浜が同六百六十円、登戸が同二百九十円やから真ん中より少し安いぐらいだ。これらを考慮すると、これから渋谷練が多くなることは自分にとって得なんだろうか。横浜練のように往復交通費が千円を越えてブルーになることはないが、登戸練でのあの心地よい金銭的・時間的余裕を味わうこともできない。
こんなジレンマがここ二、三日頭から離れない。喜んでいいのかへこんでいいのかわからない。どうしたものか。もう練習は明日だ。しかし結論を出したい。寝坊せんように早く寝なければ。しかし気になって眠れない。
…明日遅刻したらごめんなさい。いや、決して言い訳ではなくて。うん、がんばって起きよう。起きよーう。
三月七日
荒井の弟、元気が大学受かったとのこと。いやーめでたい。あんな愚兄をもって気の毒やけどよくがんばったもんだ。そのうち飲む機会があればいいなあと思う。
それにしても寒い。寒すぎだ。乾燥も手伝い下唇が割れて割れて血が出て出て仕方がない。血をなめると鉄っぽい味がするということはよく分かったので、いい加減止まってほしい。火曜からは暖かくなるらしいからあと一日の我慢だろうか。耐えてみよう。
三月五日
今日の出来事。
ニューヨークのチョコは約三ドルの値段にもかかわらず日本の百円の板チョコよりネバマイやった(ネバマイとはネバーマインドの略である)。
バイト中にお客さんからチップをもらった。千円。ラッキー(高月邸の番犬ではない)。うまいもんでも食っちまおう。
今日の高谷の日記がいろいろと核心を突いていて胸がきゅんとした。彼の人を見る目は確かだ。
三月四日
ロンバルのライブを見に行った。水戸黄門を見ながら寝てしまい遅刻しかけたが、なんとか間に合った。前に見たのはいつだったか覚えとらんが、とにかく久しぶりだ。
うむむ。演奏が全体的にうまくなったと言うか、大人びた感じだ。スマイルはかな〜り水をあけられている。前からそうなのだが、さらに差が開いた印象を受けた。
ロンバルと比較して、スマイルの問題はやはりリズム隊とボーカルだ。そりゃそうだ、ギターはどっちも秀吾なんやから。まあそれは冗談として、リズム隊の安定感の差を改めて痛感したライブであった。明日のスマイル練は気合い入れねば。
三月二日
スノボの筋肉痛がようやく完治した。先週の木曜からかれこれ五日間、長い道のりやった。ただし筋肉痛は治ったが雪焼けはなかなか治らない。こんな季節に顔の皮がぺりぺりめくれていく自分が恥ずかしい。どうにかしてほしい。まあ別にいいけど。
なんか三月に入ってからまた真冬だ。明日も寒いらしい。本当どうにかしてほしい。まあ別にいいけど。
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