心理学用語

PNP法

PNP法とは、Positive(良い点)、Negative(悪い点)、Positive(良い点)の順にフィードバックを行う方法です。

PNP法は、1950年代にアメリカの心理学者であるデール・カーネギーによって提唱されました。カーネギーは、人間は良い点よりも悪い点に注目しやすく、また、悪い点だけ指摘されるとやる気を失ってしまうと考えました。そこで、良い点から始め、悪い点を指摘し、最後に良い点を指摘することで、相手のやる気を維持し、改善につなげることを目的としたPNP法を考案しました。

PNP法は、ビジネスシーンや教育現場など、幅広い場面で活用されています。例えば、ビジネスシーンでは、部下の仕事ぶりを評価する際に、良い点から始め、悪い点を指摘し、最後に良い点を指摘することで、部下のモチベーションを維持し、成長につなげることができます。また、教育現場では、生徒の学習成果を評価する際に、良い点から始め、悪い点を指摘し、最後に良い点を指摘することで、生徒のやる気を維持し、学習意欲を高めることができます。

PNP法を効果的に行うためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

* 良い点は具体的に伝える。

* 悪い点は客観的に伝える。

* 改善点を具体的に提示する。

* 最後は良い点を伝えて締めくくる。

PNP法を正しく行うことで、相手のやる気を維持し、改善につなげることができます。

参考URL:

PNP法で、言いにくい事を伝える ? カウンセラーライフ


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