心理学用語

反すう思考

反すう思考(反芻思考)とは、過去の出来事や問題を繰り返し考え、悩み、苦しむ思考のパターンです。反すう思考をする人は、ネガティブな思考に陥りがちで、うつ病や不安症などの精神疾患のリスクが高くなります。

反すう思考には、次のようなものがあります。

* 過去の出来事を何度も思い出して、反省したり、後悔したりする。

* 将来の出来事を心配したり、不安になったりする。

* 自分の能力や価値を過小評価する。

* 自分を責める。

* 悲しみや怒りなどのネガティブな感情に襲われる。

反すう思考は、誰でも時々してしまうものです。しかし、反すう思考が頻繁に起こったり、長引いたりすると、精神的な健康に悪影響を及ぼします。

反すう思考を止めるには、次の方法を試してみてください。

* ネガティブな思考に気づいたら、それを中止する。

* ネガティブな思考を書き留めて、客観的に分析する。

* ネガティブな思考を肯定的な思考に置き換える。

* リラックスできる方法を見つけて、ストレスを解消する。

* カウンセラーやセラピストに相談する。

反すう思考は、一人で解決するのが難しい場合もあります。もし、反すう思考に悩んでいる場合は、専門家に相談することをお勧めします。

参考URL:

反すう思考の臨床心理学的検討と支援 | 国立大学法人奈良国立大学機構奈良女子大学 研究シーズ集


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