心理学用語

ベンジャミン・フランクリン効果

ベンジャミン・フランクリン効果とは、相手に親切にすることで、相手から好意を寄せられやすくなる心理現象です。この効果は、アメリカ合衆国の政治家、発明家、科学者、外交官、印刷業者、著作家、アメリカ郵便制度の創設者、アメリカ独立宣言の起草者の一人であるベンジャミン・フランクリンによって提唱されました。

フランクリンは、ある日、自分が嫌っている人物に、自分の借り物を返してもらいたいと思ったのです。しかし、直接頼むのは気が引けたので、その人物に「本を借りたい」と頼みました。その人物は、喜んで自分の本を貸してくれました。フランクリンは、その本を借りる代わりに、自分の借り物を返してもらいました。こうして、フランクリンは、自分の嫌いな人物に好意を抱かせることに成功しました。

この経験から、フランクリンは「相手に親切にすることで、相手から好意を寄せられやすくなる」という原則を導き出しました。この原則は、ベンジャミン・フランクリン効果と呼ばれています。

ベンジャミン・フランクリン効果は、ビジネスやプライベートなど、あらゆる場面で活用することができます。例えば、ビジネスでは、取引先や顧客に親切にすることで、信頼関係を築き、取引を成功させることができます。また、プライベートでは、友人や家族に親切にすることで、より良い関係を築くことができます。

ベンジャミン・フランクリン効果は、とても簡単な原則ですが、非常に効果的な方法です。もし、あなたが誰かから好意を寄せてもらいたいなら、ぜひこの原則を試してみてください。

参考URL:

フランクリン効果|好意的な行動をとると好意的な認識にすり替わる心理現象 | 東京カウンセリングオフィス


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