MY MANSUN DIARY

初めてお越しの方はどうぞこちらを先にお読みください。そもそもこのサイトは初めてという方は先にこちらをどうぞ。

もくじ

1.A Legend Is Born:“Attack Of The Grey Lantern”アルバム・リビュー(1997年3月)
「これは偉大なる『伝説のバンド』のファースト・アルバムである」
この日記の記念すべきMansun初フィーチャーは、デビュー・アルバムのリビュー。私がここまでMansunに乗り遅れたのは「ルックスが嫌いだったから」という、今となっては信じられないような理由からだが、そのためメンバーのルックスについては目を疑うばかりの罵詈雑言。(ごめん!) しかし、音楽については絶賛の嵐! とにかくこの扱いのでかさを見ても、新人バンドとしては破格の扱いだったことがわかる。中味はいちおうまじめな論文。+リリース時のMelody Makerカバー・インタビュー。
2.Cute, Intelligent, Mischievous...and Dangerous:ミーハー座談会Mansun篇(1997年3月)
「いったいこいつらは何者なんだー??」
ファースト・アルバムに興奮した勢いで突入するミーハー座談会。しかし、まだなーんもわからん状態で書いているので本人たちも相当混乱している。しかもそのどさくさまぎれにチケットも取っちゃって。いちおうメインはMansunがなぜこんなにセクシーかを考える話だったのだが、都合により一部削除。(^_^;)
「私は美と知性に欲情する。美しくない、知性のない音楽には、どんなに色っぽくても欲情できないね」
3.初来日秘話&“Gender Terrorists” (1997年3月)
1996年初来日時のMelody Maker追っかけ取材をネタに。
えー! Mansunがコギャルやりまくり?! 日本の雑誌が絶対に書かない裏話が聞けるかと思ったら、Paulのインタビューではいきなり「存在の不条理性」をつきつけられてあわてる。ほかに、自殺談義、ゲイ談義、SM談義と早くもフェティシズムの影がちらほらするが、まだまだ詰めが甘いな。
後半はGender Terrorists(まあ、簡単に言っちゃうと女装/化粧男ってことですが)論議。Mansunはほとんど出ないけど、こちらは読み応えあり。
4.Mansun Concert Review (1997年4月)
1997年のMansun2回目の来日(私にとっては初めて)のコンサート評。まだMansunが荒削りな轟音ギターバンドだったころ、それに今となっては貴重なPaul Draper旧モデルが最前列で見られたというだけでも貴重な体験だった。しかし、見ている方はもちろんそんなことは知らないので、レコードの印象との落差にとまどい気味で、いささか歯切れが悪いリビューになってしまった。
5.ごちゃごちゃSingle Review (1997年いろいろ)
One EPからTaxlossまでのシングル・リビュー+雑記。最初から狂ってはいたけど、この頃はぜんぜんコレクターじゃなかったのがよくわかる。
6.Mansun日記 SM篇(うそ) (1997年5月)
NMEの来日追っかけ取材を題材にした◆▲対談。いよいよじわじわと私の脳を浸食し始めたMansun。それにつれて、日記の内容もだんだん常軌を逸した(つまりおもしろい)ものになってくる。タイトルにSMとついてるのは、Paul Draperという名前から、▲が『家畜人ヤプー』の「ドレイパア」くんを連想したから。
しかし、インタビューの内容はいたってシリアスで胸に迫るもので、▲は共感の涙にむせび、その一方、ロッキングオンの写真を見た◆は眼球フェチに目覚める。
ほかにジャパン・ツアーのダーク・サイド、宗教的幸福の糾弾、なおも謎に包まれたその正体、階級談義、英国総選挙の話、そして最後は2人して高らかに愛を歌い上げて終わる。(自分で書いててもわけわかんない話だな)
7.Mansun Live Compilation '97 (1997年6月)
ますます発情、じゃなかった、燃え上がるMansun熱。禁断症状に駆られて買ってきたブートレッグ・ビデオ(英国でのテレビ・ライブ集)を見ながら、Paul Draperの正体に迫る。つもりだったのだが、あまりに毎回顔が変わるんで煙に巻かれ、その無表情さと暗さにあきれつつも、とにかく見られればうれしい多幸症状態。当然ながら話はルックス中心。
8.Mansun NMEインタビュー (1997年9月)
アメリカ・ツアー・リポート。ステージでのムニャムニャはちょっとアレだが、いつもにくらべて短い。
9.Mansun Video Reviews (1997-1999)
私がBeat UKを見ながらつけているビデオ・リビュー日記から、Mansunの部分だけを抜粋したもの。Mansunのというより、私のMansunに対する態度の変化の歴史が凝縮されている。
10.Mansun NMEインタビュー (1998年6月)
ルックスの変遷と、「仕事が趣味」発言について。
11.Mansunバイオグラフィ (1998年6月)
オフィシャル・バイオをネタにした、ブレイクまでのMansunの歴史。
12.Wide Open Space シングル・リビュー (1998年6月)
遅ればせながら入手したWOSのリビュー。といっても「いい、いい!」しか言ってないが、このB面はほんとに超強力よ。
13.Legacy シングル・リビュー (1998年7月)
Mansun3度目の来日決定!の前祝いのつもりだったが、予約開始当日が仕事でチケットが取れず、たちまち奈落の底へ。しかし、あの名曲“Legacy”を聴いてけなすとはいい度胸だ。要するに“Six”のアレにまだ耳が慣れてなかったせいなのだが。
14.Mansunブートレッグ・リビュー (1998年7月)
「Mansun見たいよー! 聴きたいよー! 行きたいよー! 見なきゃ死ぬー!」という失意の埋め合わせに買ってきたブートレッグ・ビデオとCDのリビュー。欲求不満をぶちまけるためか、とにかくしゃべりまくる。話はもっぱらビジュアル面に集中するが、99年のライブ評と読み比べると、その激変に今さらながら驚く。
15.Mansun on Internet (1998年7月)
要するに、ウェブ上のMansunサイト(の主として写真)を見ながら勝手なことを言ってるだけだが、ハイになってるだけあってよくしゃべる。ついでに土壇場でチケットも入手。いやが上にも盛り上がる。
16.Mansunつるべ打ち(1) Mansun on Media (1998年8月)
もうどうにも止まらない!ってわけで始めた新シリーズ。といっても中味は例によって同じだが、この辺から調子が乗ってきて話もおもしろくなってくる。初回はクロスビートの写真に絶句する雑誌特集で、あらためてのPaul Draper解剖とミーハー話。
17.Mansunつるべ打ち(2) Being A Girlシングル・リビュー (1998年8月)
“Six”を聴く前の前哨戦だが、“Legacy”のあとがこれってわけで、もう頭は大混乱。「これとあれが同居してるの? それじゃアルバムはどうなっちゃうの?」とか、「マジで? これまでのキャリアをふいにする気?」なんて言ってるが、あのアルバムの本当の恐ろしさは聴くまでわからなかった。
他にMansunスリーブとビデオの話(どっちもボロクソ)、Howard Devotoのことなど。
18.Sixアルバム・リビューPart One(1998年8月)
19.Sixアルバム・リビューPart Two(1998年8月)
日本先行発売盤、ということは一切の予備情報なしで突入する、狂気のセカンド・アルバム“Six”の狂気のリビュー。まさに「Mansunは人を狂わす」ということの実地検証のようなものだったが、あまりに異常な歌詞と構成にとまどい、古傷のトラウマに苛まれながらも、Mansunに対する盲目的愛と信頼と崇拝を貫く▲の姿は感動的でさえある。(ほんとか?) そんなふうにゴタゴタしているうちに、来日コンサートの日がやってきて‥‥
20.Mansunコンサート・リビュー(1998年9月)
というように、興奮と狂乱の極致で見る2回目のMansun。よってそのコンサートでもどれだけ狂うかと思いきや、うってかわったような冷静そのもののリビューで、内輪では非常に評判が悪い。でも本当にそうだったんだよー。これはやはりバンドの側にも問題があったとしか。とにかくこれは、ほんの数か月後の1999年のコンサート・リビューと読みくらべてみると、ライブ・バンドとしてのMansunの驚異的な成長と変化の様子がわかって興味深い。
21.Mansunつるべ打ち(3)(1998年9月)
1. 祭りの後
2. Mansun: Taxloss Lovers From Chester
3. Rocking On (October 1998)
4. Snoozer (October 1998)
5. 眼球譚
初のバイオ本を見てのあれこれと、日本の雑誌の「お耽美」写真にしびれる。あまりの美しさに気がふれた◆はバタイユばりに眼球のエロスを追求。
22.Mansunつるべ打ち(4)(1998年9月)
1. Mansun Reviews & Charts
2. Uncut (October 1998)
3. Mansun on Internet
4. Melody Maker The Sexiest People In Rock '98
アルバム“Six”に寄せられた、賛否両論まっぷたつの英国プレスの反応の分析。Manicsの“The Holy Bible”とのアナロジーに再び動揺。もうひとつの目玉は、英国人の性意識を疑うMelody Makerの付録“The Sexiest People In Rock”。
23.The Guardian インタビュー(1998年9月)
1. プレスのいじめのこと
2. 風土のこと
3. アートスクールのこと
4. Howard Devotoのこと
5. バーンアウトのこと
6. ギグのこと
7. creativityとprolificityのこと
この日記では非常にめずらしいシリアスな内容。相手が音楽プレスじゃないせいか、めずらしくPaulのありのままの本音が聞ける、貴重な、涙なしでは読めない感動的なインタビュー。
「私はPaulを見てると、なんか目に見えないところで血を流しているような気がしてしまうのよ」
24.Mansunつるべ打ち(5)(1998年9月)
1. 夏枯れのこと
2. ウェブ夢の話
3. Push Posters
“Six”が出たというのに、なぜかほとんどの英国プレスは黙殺。欲求不満のあまり、夢と現実の区別がつかなくなるという異常な体験をしてしまった。
25.NME Student Guide 1998 (1998年10月)
(1) 美貌について
(2) Mansun as Students−Booze Sex & Money
(3) 軍服と化粧の話
(4) Being a Girl
(5) 番外−Richey Edwards
やっとありついたネタはNMEの付録。とにかく表紙のPaulを見ただけですべての理性は消し飛び、ちょっとあぶない妄想モード全開! セックス、ジェンダー論、ファッション評、やおい、SMなど、言いたい放題の爆笑対談。
「あんなキューピーさんみたいなあどけない顔して、なんでこれだけ厭世的な暗い性格してられるのか不思議」
26.Mansunつるべ打ち(6)(1998年10月)
1. Mansun再来日!
2. 身長の話
3. 番外 クロスビートその他
4. Mansun at Glastonbury 97
5. Manics来日詳報
来て帰ったと思ったら、またもMansun来日の報。半年に3回!ってわけで、このころほとんど日本に入り浸ってたって感じ。そのわりに対談のテンションが上がらないのは、▲がManicsで気落ちしているせい。あとは体の話。
27.Mansunつるべ打ち(7)(1998年10月)
1. Negative CD1
2. Negative CD2
3. ブートレッグ、ライブ・ビデオ、その他もろもろ
シングル“Negative”のリビュー。B面曲があまりに暗い曲ばっかりだったんでちょっと心配するが、「ちょっと聞き飽きた」なんて言ってた“Take It Easy Chicken”ライブの怒濤の迫力ののけぞり、やっぱりMansunはいいってことで。このころようやく、コレクターとして目覚め始めたらしい。
28.Mansunつるべ打ち(8)(1998年10月)
1. Rockin' On(December 1998)−眼球譚その2
2. Mansun as Cartoons
3. またまたチケット騒動
4. セクシャリティから見た80s VS 90s
「バンビの目」か「ゾンビの目」かで意見が分かれる眼球譚、マンガになったMansun、またドジをやってチケットを取り損ねる。4はおまけ。
29.Mansunつるべ打ち(9)(1998年10月)
1. Paulのヌードのこと
2. Mansunサイト事情
3. HMVトーク・セッションのこと
4. Snoozer (October 1998)
5. Melody Maker (28 November)
6. ‘Eleven EP’予告
Paul Draper唯一のヌード写真がメイン。しかし「ドザエモン」だの、「エレファントマン」だの、「『A4』のニューボーン」だの、「『イレイザーヘッド』の赤ちゃん」だの言いたい放題で、本人には絶対見せられないな。(ファンの人も怒らないでね) ほかには(作る人の苦労も知らないで)勝手なこと言ってるMansunサイト事情など。
30.Mansun Christmas Special(1998年12月)
1. Melody Maker (1) Paul Draper、1988年を語る
2. Melody Maker (2) Paul Draper、クリスマスを語る
3. Melody Maker (3) 精神分析医、Mansunビデオを語る
4. NME (1) Paul Draper七変化
5. NME (2) Mansunという名の狂気
6. NME (3) “Six”という名の狂気
7. NME (4) ファンという名の狂気
8. NME (5) Paul Draperという名の正気 (?)
Melody MakerとNMEのクリスマス・イシューをネタに送る年末大型企画は1998年のMansun総集編。テーマはずばり「狂気」!というわけで、ぜんぜんクリスマスらしくない、やけにディープな話。
31.1998年大回顧(1998年12月)
1. 英国紙誌ライターズ・ポール
2. ポール結果 − Mansun
3. ポール結果 − Manic Street Preachers
4. ポール結果 − 上位組
6. ポール結果 − 下位組
7. 音楽誌クリスマス・イシュー
8. Manic Street Preachers (NME)
9. Manic Street Preachers (Melody Maker)
10. クリスマス・イシューその他
12. 1998年総括 − ウェールズの年
15. 今年の逮捕者 − Ian Brown
19. インターネットについて
21. 雑誌事情
22. “South Park”
23. まとめ
Mansunについては前章でしゃべり倒したので、いちおうMansun抜きの年間回顧。章が飛んでるのは、読者に興味ないと思われる部分を省略したから。Mansunの話はほとんど出ませんが、英国音楽ファンの人にはそれなりに興味深いかと。しかし、“Six”に対するこの扱いはむかつく!
32.Melody Maker Readers' Poll 1998(1999年1月)
Best Bands / Best Albums / Best Singles / Best Music Videos / Best Live Acts / Sexiest Men '98 / Men Of The Year / Best New Bands
というわけで、「ファンの力を思い知るがいい!」と、ひそかに期待していたMelody Maker恒例の読者人気投票。期待はしていたが、まさかここまでとは‥‥
「わーい! Mansunいちばーん!」 「叩かれようが、くさされようが、ファンの理解と支持を信じて、あんなに身を粉にして働いてきた努力が今やっと‥‥」 ありがとう、ありがとうね、皆さん!(と言うこの人は誰?)
33.Mansunオフィシャル・サイト・インタビュー(1999年1月)
34.Mansunつるべ打ち(7)(1999年1月)
1. Mansun at Reading 1998 (Beat UK)
2. ポストペット
3. ポストペット(鬼畜篇)
4. ウェブサイト事情
5. インターネット・サウンド事情
このころ友達からポスペをもらい、さっそく猫に「ドレイパアくん」という名前を付けて飼い始めたのだが、こういう性格異常者は遊び方も普通でないという証拠に、「だいたいこいつ、いつでもハッピーで、あまりドレイパアくんらしくないじゃない」と言って、禁断の「ドレイパアくんいじめ」に興じる。
35.ポストペットひみつ日記(1999年1月)
ドレイパアくんからの手紙
ドレイパアくんが死んだ夢
お部屋のこと
チャド登場!
チャド観察日記
でもって、さっそくポスペにハマる。Mansunとはなんの関係もないし、ポスペやってる人にはべつにめずらしくもないし、やってない人にはなんのことだかわからない話なんだけど、読み返してみたら自分でも爆笑してしまったので、つい入れてしまいました。
36.Mansunコンサート・リビュー 1999 Part One (1999年1月17日)
37.Mansunコンサート・リビュー 1999 Part Two (1999年1月17日)
Mansun4回目(私は3回目)の来日公演は、うれし恥ずかし私のバカ・リビューの最高傑作!! 理由は見た人ならご存じでしょうが、ついに3回目にしてすべての理性がブチ切れ、狂乱と爆笑と興奮のるつぼにたたき込まれる。 
38.Melody Makerインタビュー(23 January 1999)
1. Paul Draper=バセドウ病説
2. 再び顔が変わることについて Paul Draper=ロボット説
3. NME Premier Show (22 January 1999) Review
4. Mansunという名の狂気ふたたび
5. ドレイパアくん怒る
6. ドレイパアくん落ち込む
7. Paul Draper=トゥーレット病説
8. ドレイパアくんのひみつ
9. ひみつのドレイパアくん
10. Mansunの過去
コンサートを見て狂った勢いで突入する、狂気のMansunリビュー第2弾! キーワードは「病気」! いちおうネタはMelody MakerのインタビューとNME Premierのリビューだが、それとはほとんど関係なく突っ走る病的妄想全開の危険なリビュー!
(以下続刊)
Mansunコンサート・リビュー 2000 パート1 (2000年12月19日)
Mansunコンサート・リビュー 2000 パート2 (2000年12月19日)
まあ、状況が状況だったので、スマイリーの顔を見てもおわかりのように、前回のコンサート・リビューとは天地の差って感じもしますが、とりあえず、「カムアウト後」初のコンサート・リビューをどうぞ。
Mansun解散 その1
解散第一報を聞いたときの座談会だけど、結局情報不足と私自身が疲れ切ってしまって、これは未完です。
Kleptomaniaディスク・リビュー(2004年10月)
Mansun最後のアルバム、“Kleptomania”に寄せて、Mansunの歴史を振り返る。でもなんだか生殺しの切なさばかりがつのって‥‥
Paul Draper NMEインタビュー(2004年10月)
と、泣いたカラスが翌日には笑う、久々のNMEインタビューに一転して愛と希望に萌える。
    

番外編

Desperate Iconsのできるまで
あるMansunコレクターの告白
固有名詞のカナ表記について
 

登場人物履歴書

 アイデンティティ‥‥女王様

性格 わがままで高慢で意地悪。というと、いいところが何もないようだが、本人はそれを何よりの美徳と思っている。とはいえ、4人の中ではいちばん大人なので、それなりに保守的・常識的で現実的な面も持ち合わせている。乙女チックなロマン主義、退廃と耽美のヨーロッパ趣味、上流コンプレックス、ナルシシズムの持ち主でもある。
永遠のアイドル 元々はRoxy MusicのBryan Ferryだったのだが、彼が衰えたあとはSuedeのBrett Andersonに乗り換えた。
人には言えない暗い過去 スーツを着てるからというだけの理由でMenswearに血迷ったことがある。
好みの音楽 耽美でドラマチックなものを好む。70年代以前はプログレとグラムロックのファンだった。ダンス音楽にはいちばん理解がある。
音楽以外の趣味 いちばんの映画ファン。馬。ファッション。美術。
好みの男性 自分よりさらにわがままで高慢で意地悪な男が好き。特に「見るからに友達いなさそうな」「ごくつぶしでろくでなしで、利己的で自己中心的で、カッコだけで中身のない、甲斐性なしのくせにプライドと理想だけはいっぱしに高い」男を好むという弱点があり(BrettやPaulがそうだというわけではない)、みんなにばかにされている。ルックス的には背が高くて痩せた、貴族的で冷たい感じの男が好き。スーツにタイというフォーマルな服装に弱い。メガネをかけた男性にも弱い。いつのまにかホモ好きのレッテルを貼られてしまった。
Mansunを好きなわけ 初めてMansunを買う気になったのは、なんとMelody Makerの表紙でスーツを着たPaulを見たからという信じられないような理由だが、とりあえずスーツは置いといて、華麗で耽美なサウンドと、あやしいセクシャリティに惹かれている。特に1998年の「お耽美」Paulを見てからはメロメロ。

 アイデンティティ‥‥パンク少女

性格 一本気で情熱型。激しやすく情にもろい。物事を深く考え込み、一心に思い詰める傾向がある。SM趣味や血と暴力に対する偏愛など、多少危ないところもあるが(他の3人には鬼畜呼ばわりされて傷ついている)、基本的にはくそまじめな正義漢で、融通のきかない性格。社会や政治にも関心があるのがこの中では異色。
永遠のアイドル ClashのJoe Strummerだったのだが、Manic Street PreachersのRichey Edwardsと出会ったのが運の尽きで、それからかなり性格も変化した。Richeyの失踪後、一時はすっかり精神的均衡を失っていたが、Mansunのおかげでようやく元気を取り戻す。
好みの音楽 パンク全般および、政治的・社会的なメッセージ性のあるバンド、ノイズ・オルタナティヴを担当。基本的にはハードでストレートなロックンロールが好き。
人には言えない暗い過去 パンクに出会う前はヘヴィメタル少女だった。
音楽以外の趣味 文学。よって詞にはいちばんこだわりを持つ。それ以外ではSFとホラー。
好みの男性 いわゆる男らしい男を好むところ、あまりルックスにこだわらないところが、4人の中では異色といえる。特に英国労働者階級に目がなかったが、こういった性向はRicheyとの出会いによってすべてご破算となる。
Mansunを好きなわけ もちろん歌詞。特にPaulの詞がRicheyそっくり(飛び抜けた知性と芸術性の高さは言うまでもなく、まったく救いがなくて自虐的で絶望的なところ)ということを発見してからは、トラウマに苛まれつつも不可避的にのめり込んでいく。音的にはハードでアグレッシブな部分も気に入っている。

 アイデンティティ‥‥永遠のティーンエイジャー

性格 感情と本能がおもむくままに生きる野生児。いちばんの美点はいい加減で大ざっぱなところ、欠点もいい加減で大ざっぱなところ。何があってもめげない不屈のバイタリティの持ち主。少年ロリコン。
永遠のアイドル たくさんいすぎる上にころころ変わるので特定できないが、いちおうAztec CameraのRoddy Frameを「これまで出会った中で最高の美少年」としてあがめている。
好みの音楽 やっているのが美少年でさえあれば、いっさい選り好みをしない太っ腹な性格だが、本来の好みはかわいいポップ。アクースティックも好き。性格が合うせいか、Manchesterバンドも彼女の担当。
人には言えない暗い過去 かつてTake Thatに狂っていたことがある。
音楽以外の趣味 美少年コレクション。楽しいことすべて。
好みの男性 美少年なら誰でも。年は若ければ若いほどいい。特に小柄で女性的でかわいい感じの男の子が好き。
Mansunを好きなわけ PaulとChadがかわいいから。ほかに何がある?

 アイデンティティ‥‥アウトサイダー

性格 ニヒルでクール。一見いちばんおとなしくて、幼くて、まじめそうだが、よくわからんやつ。最近は好きなバンドが立て続けに解散したので荒れており、やたら辛辣なことを言うので嫌われているが、根はいいやつなんじゃないかと思う。
永遠のアイドル New Order、Jesus And Mary Chain。
好みの音楽 「根暗ポップ」全般。かわいくて、なおかつひねりや悪意のあるものが好き。
人には言えない暗い過去 特になし。
音楽以外の趣味 特になし。
好みの男性 美少年趣味は●と共有しているが、あれほどはこだわらない。性的にはわりと淡泊。
Mansunを好きなわけ やっぱりかわいくて変人ってところでしょうか?