1. Mansun Reviews & Charts
★ というようなことをやってる間にも、現実世界からは情報が続々と。えーとまずは気になる売れ行きですが、“Six”は英国ナショナル・チャート、アルバム部門初登場6位に入りました。
▲ ファーストについで1位というわけにはいかなかったか。
● でも意味ありげでいいじゃん。6位ってのは。
★ 私もこれは大健闘だと思いますよ。それよりこれって息長く売れるアルバムだからね。それで気になるリビューだけど、これは賛否両論まっぷたつ。当然、宿敵NMEも否定組にまわったけど、これは十分予想されたことで、Paulは気にしてないそうだ。
● でも影響力が最大なのもNMEだしねえ。Mansun
Heavenは、これはチャート・ポジションを引き下げようという陰謀だと言ってるし。
▲ 敵のひとりやふたりいたほうがいいんだ。Manicsみたいに、みんなが口を揃えて絶賛するようになったら気持ち悪い。
★ そこで各紙誌の採点をまとめると、否定組が、NME6(10点満点中。他はすべて5点満点)、Select3、Q2、Sky
Magazine2、FHM2、これに対する賛成組が、Melody Maker4半、Guitar Magazine4、Dotmusic5、Uncut5。
● NMEも6点つけたんならボロクソってわけじゃないじゃない。5点満点なら3ってことでしょう? ここがMansunを目の敵にしていることを考えると、意外やいい点って感じがする。
★ それを言ったら、“Grey Lantern”に2点つけたSelectも3点で、前よりは上がった。
● でもNMEは“Grey Lantern”に8点つけたのに。
▲ Mansunに満点以外つけるやつなんか気が知れない! いやしくも音楽を聴く耳のある者なら。よって2点なんて付けやがったやつらは耳がないんだ。
● Qは裏切りやがって!
★ たまたま当たったリビュワーがカスだったんでしょう。Mansunはオールド・ウェイブといって非難されるんだから、むしろQ好みのはずなのに。それよりMelody
Makerが4半付けたのは感激。満点ってのはほとんどつけないからね。これは事実上、満点と同じ。
● だったらなんでMansunを表紙にしない?!
★ MMは最初からMansunびいきだったよ。「NMEと同じになっちゃった」と言ってたけど、やっぱりそういう好みの差は歴然としてあるのね。
▲ まあ、これだけ好き嫌いが分かれるアルバムもないしね。でも満点は絶対つかないと思っていた。というのも、ご存じの通り、Manicsの“This
Is My Truth Tell Me Yours”とモロにぶつかってしまったので、(皮肉っぽく)プレスがMansunにManics以上の点付けるわけないと思ったから。
● ところが満点が2つある。Dotmusicってのは何これ?
★ インターネットのミュージック・サイト。あとでチェックしよう。それと雑誌ではUncutね。ここは映画と音楽の二兎追いで、どっちも中途半端だし、おやじ趣味だと思ってバカにしてたんだけど。
▲ Uncutがすごいのは、Manicsに4点を付けてMansunより評価を下げたうえ、“This
Is My Truth”を差し置いて“Six”をalbum of
the monthに選んだことなのだ。これはなかなかできないことだよ。
● んんん?
★ って、それ‥‥あの‥‥
● あんたはどっちの味方なのよ?
▲ それを私の口から言わせる気かい?
★ だいたいManicsは発売日に買ったくせに、まだ一度も聴いてないじゃない。聴きもせずにそういうこと言っていいの?
▲ ‥‥聴かなくてもわかってるから。Mansunよりいいわけないことだけは確かだから‥‥
● そおゆう自虐的な考えはよくないっていうか。
▲ 自虐じゃない! もちろんManicsはいいに違いないが、これほどは良くないっていうだけ。
● だったらなんで聴かないのよ?
▲ 今はMansunに集中していたいので、気持ちが乱れるといやだから。
★ いろいろトラウマかかえた人は大変だねえ。それじゃ最後に“Six”に捧げられた賛辞の数々。
“Six”is a monumental benchmark in the post-britpop vacuum; a challenge to Mansun's dawdling contemporaries that it should be impossible to make a dull record about social alienation.
Though it will soon become a cliche to say so, the most recent precedent is“The Holy Bible”.
“Six”is so bitter, so colossal, so heroically ambitious, it will surely catapult Mansun further into the limelight they are already being blinded by.
It's difficult to imagine a better album being made this side of the millenium. (Melody Maker)
This is the most extraordinary album you'll hear all year...It is also the most ridiculous, confusing, complicated, over-reaching, frustrating, inventive, hyperactive, surprising, and liberating record to yet appear from the post-Britpop stable.
All I know is that Paul Draper, he's some kind of genius. (Uncut)
The jury remains out on whether Mansun are geniuses or pretentious crackpots, but in the meantime they've fashioned an album that is simply astonishing. (Guitar Magazine)
‘Six is a monumental benchmark in the post-britpop vacuum’
‘an overwhelming opus of fine music’
‘a quality selection of new material... oozing creativity and confidence’
‘one is almost tempted to dub this the Sergent Pepper of Britpop’
《ひええ〜、これの訳はかんべん。そのうち暇があったらやるから》
● ほおー? MMは“The Holy Bible”にたとえたか。これってすごいことじゃん。
▲ ‥‥(ワナワナと震え出す)
● あ、きみは何も言わんでいいよ。
★ それを言ったら“Sergent Pepper”にもたとえられてる。
● まったくその通りだと思うね。そっくりと言ってもいいくらい。
▲ ただし私に言わせてもらえば、“Sergent Pepper”がBeatlesの“Six”なんであって逆じゃない。
● お、豪語しましたね。
▲ でも“The Holy Bible”に似てるなんて言ってほしくない。そんな不吉なことは!
◆ びく!!
● あ、正気に返った。
◆ なんですって? それってどういう意味?!
★ 自分でも言ってたじゃん。そういや、“Sergent
Pepper”の名前も出てた。そういう比較が出てくるのは、やっぱりこのアルバムにあふれているPaulの抱えてる「痛み」や「傷」や「狂気」がRicheyを思わせるからでしょう。Paulに同情したり、大丈夫なのかと心配するリビューもかなりあるし。
◆▲ いやー! そんなの!!
● ★がまたよけいなこと言うから、ここで2人そろってまた発狂されたら困るんだってば。
★ だって彼が心配だっていうのは、私たちも前から言ってたことじゃない。
● 大丈夫! PaulはRicheyとは違うし、MansunはManicsとは違う。
▲ (おそるおそる)本当にそう思うか?
● あたりまえじゃん。
▲ そうだよな、そうだよ。
◆ でも一瞬、あの悪夢がよみがえってきちゃって。
★ それより、“Six”がこれだけの理解を得られたことを喜ぶべきなんじゃない? 酷評にしたって、要するに「複雑すぎる」「理解できない」と言って、自分の無知をさらけ出してるだけなんだから。
● 「人をバカにしてる」というのもあるな。どうやらPaulの狂ったユーモアが理解できないらしい。
▲ だからこれがわからないやつは頭が悪いんだ。
★ 自分も悩んでたくせに。
● だいたい、『金平糖の踊り』と『007のテーマ』でビビってた(笑)。
▲ もう今ならわかる! 許す! あんたは天才なんだから、なんでも好きにしていい! だけど「あっち側」にだけは行かないで!
◆ おまえもいちいちそういう縁起でもないことを言うな!
2. Uncut (October 1998)
● なんか雲行きがあやしいぞ。明るい話題、明るい話題はないか?
★ 暗い顔した写真ばかり見たから悪いんじゃないの? それじゃ、今も話に出たUncutはいかが?
◆ なんだ、アルバム出たっていうのに、英国誌でMansunをフィーチャーしたのはこれだけ? しかもカバー・ストーリーじゃないし。
▲ ていうか、Sound Offにも書いてたけど、Paul自身があまりインタビューに積極的じゃないから。
★ これだから自閉症は。
▲ 自閉症じゃない! 忙しすぎて暇がないだけだ。ウェブで見てると、オンライン・チャットだとか、サイン会だとか、ファン・サービスは山のようにやってる。
◆ ただ、それは私のところまで届かないじゃない。やっぱりいちばん貴重なのはインタビューで。
★ でもUncutはあの大絶賛で、6ページ・フィーチャーだよ。これだけでもありがたいと思いなさいよ。
● それでこの写真がまた‥‥この赤バックのやつだけど。
▲ あう!
◆ またあの目だー!
● いちいち錯乱しないでくださいね。
★ こういうお耽美写真を撮るのは日本人フォトグラファーの専売特許かと思ったら‥‥
● それどころか、これなんか日本の雑誌にくらべると紙質も悪いし、画質も悪いんだけど、下手すると日本の三誌より妖艶に写ってないか?
★ 他の3人(ごめんね、Paulに夢中でなかなかそっちまで手がまわらなくて)もすごくお耽美に写ってるし。
◆ これってお化粧してる?
● この人はすべてが薄いんで、写真だとぼやけた顔になってしまうのだが、これはコントラストがきついので、まつげくっきり見えるだけでしょ。もともとまつげは異常に濃いし。
◆ それじゃやっぱりほんとにこんなにきれいなんだ!
★ だからそれは自分の目で見たでしょうって(苦笑)。
▲ それにしてもこの異様な色っぽさはなんなの? 年とともに年々、色っぽく美しくなってこない? 昔(といっても2年前だが)は「愛嬌のあるかわいい顔」という認識しかなかったのに。
● そういう人って、ごく稀にだけどいる。『インターネット写真館』で指摘したように、Greenがそうだったし、Mark(Owen)もそうなるんじゃないかと期待してるんだけど。
★ そういや、この人っていくつだっけ?
◆ 今週の土曜日(9月26日)で26才になる。1972年生まれだから。
★ へー、意外と年いってんだ。もっと若いような気がしてた。この愛らしさだし、お肌なんかツルツルだし。
● やっぱり童顔っていうか、妖精タイプなのよ。やっぱり年とれないクチね。
▲ それにしてもこの妖しい色気。しかもアンドロギュヌスだし。これはBrettもうかうかしてられないね。
◆ Brettとはタイプがぜんぜん違う。むしろNeilやRoddyのタイプでしょう。
● だから五指に入るって言ったじゃん。◆だけ強硬に反対してたけど。
◆ なかなかこの目で見るまで信じられなくて。
★ この目で見たじゃん! そういやあそこで◆が言ってた、Paulの鼻の形がきらいっていうのには、きちんと反論しておきたいな。このギリシア鼻だけど、これって西洋人の美の基本じゃない。
▲ そうそう。デカ鼻ってのはイギリス人全般に共通する欠点だけど、この人はそれを完全に免れてるばかりか、恐ろしいほど整ったシャープな鼻の形をしている。
★ 鼻に余分な肉がまったくついてないのよね。だから細くて小さくて、それでよけい女っぽく見えるんだろうけど。
● それで鼻の先だけがきゅっと上を向いている。これも絶対的に私の好み。私、あごを上げたとき、鼻の穴がこっち向く人が大好き! ただし、正面向いてても鼻の穴が見えてる人はただのブタ顔だから嫌いよ。
▲ よくわからん趣味だが(笑)。
● しかもその鼻の穴まで小さくてきゅっと締まってて、かわいいっ!
★ なんてトリビアルな‥‥
▲ でもそれってやっぱりシンガーとしては不利なような気がする。
● なんでっ?
▲ 優れたシンガーって、BrettにしろJamesにしろ、やけに鼻の穴でかいじゃん。
★ そういや、そうか。肺活量の問題ですかね?
◆ もうなんでもいいっすよ、これだけきれいならば。ああ‥‥
▲ しかし不思議でならないのは、写真だけでもこれだけ色っぽいのに、なぜか生で見てもそれほどムラムラしないんだな。
● この不感症め。
▲ 私だけじゃないだろ! 「きれいだなー」とは思うんだけど、そこ止まりで。
★ 止まってていいよ。それ以上行くとろくなこと言わないんだから。
● それはゲイだからじゃないかというのが◆の持論だったけど。
▲ ゲイとも思わない。性なんか超越した色気。
◆ だってこんな美しい生き物に触れることなんかできない。そういうところもNeilやRoddyと同じ。
● おっと、Roddyの名前が出たところで、このUncut、もちろんMansun読みたさに買ったんだけど、あとから表紙にRoddy
Frameって書いてあるのを見て仰天したの。もう英国プレスでRoddyの名前を目にすることなんてないから。ところがこれは単なるアルバム・リビューだった。
★ “The North Star”がとうとうリリースされたんですよね。もちろん私は毎日捜してるんだけど、まだ日本には入ってないみたいで。
● でもさすがに表紙に歌うだけあって、星4つ付けてる。Manicsと同じよ! しかもスリーブのRoddyは(このちっちゃい写真で見るかぎり)まだこんなに美しくて‥‥
◆ Mansun、Manics、Roddyと、立て続けだね。我が世の春っていうか。
★ Mary Chainも忘れないでよ。
● 今度は絶対行くからね。Roddyの来日コンサートのことだけど。
◆ もう決まったの?
● まだだけど、ツアーは始めてるし、日本に来ないわけがない。《こなかったー!》 “Frestonia”はすばらしかったし、ソロ・アルバムにもいろんな意味で期待してるし、今ならしわも気にならない!
▲ あたりまえだ。あれだけ愛した人をしわくらいで見放すなんて。
◆ Paulも愛してる。しわが寄ろうが、はげようが、ブクブクに太ろうが、今この時の美しさは忘れないわ。
● あ、それはー‥‥
▲ それは何なんだよ! 私がPaulを愛してるのはルックスだけじゃないもん!
★ だったら記事は?
◆ 記事は“Six”の「解説」中心。
▲ あ、そういうのはいい。私はMansunは自分の耳だけを信じたいから。
3. Mansun on Internet
● じゃ、また顔の話行こう。インターネットで拾った、Paulの意外な一面。
◆ なにそれ?
● ほれ。
◆ きゃ!
▲ げーっ! 何かわいぶってんだよ、こいつは?! 26にもなって!
★ ていうか、これ、もしかしてプロショットでは初めての「微笑写真」では?
◆ そういや、笑ってるう!
▲ 笑っただけで化け物でも見たように言わなくても(笑)。
● 笑うといっても、唇のはしがちょっと持ち上がるだけが精一杯ですがね。
◆ いや、目も笑ってる。かすかにだけど。これはめずらしい。
★ でもかわいい。これはそれほど変な顔に見えないし。
◆ でも、笑うとやっぱりちょっとずるそうな顔にならないか?
▲ それは口を結んだまま笑おうとするからだよ。
● じゃ、これは?
◆ これはまたトロンとして眠そうなPaul。
★ でもそのせいか、いつになくあどけなく幼く見える。表情もいつもより柔らかいし。
▲ これって今年の?
● うん。前髪のばす前だけどね。かわいいなあ、もう!
◆ その下は最近行われたVirgin Megastore(London本店)のサイン会でのPaul。ファンといっしょにちょっとおどけて写真におさまったところ。ちなみに後ろのヒゲ男はAndieだ。
● えー、Paulもだけど、このファンの男の子かわいいじゃん。私はこの手に弱いんだ。
◆ まだまだあるぞ。その下のは写真が小さくてちょっとわかりにくいけど、HMVでのサイン会で、ファースト・アルバムのリリース前。
★ これってもしかして日本?!
◆ どうもそうみたいなんだよね。初回の来日の時のじゃないかな。
● えー! 日本でそんなのやってたの?! ぐやじい!! そうと知ってたら何をさておいても飛んでったのに!
▲ 当時はMansunが誰かも知らなかったくせに。
● 知ってたよ! Beat UKでも見たし、ここに張ってあるポスターは広告で見て、かわいいと思って切り抜いて保存しておいたものなんだ。くそー! 私も年とって疲れてるせいで、昔ほど行動力ないからな。ちょっとでもかわいいと思ったら、何も考えずに飛んでいくべきだったんだ!
★ 後悔先に立たずですな。でもこれまだ髪が長くて、べったりお化粧していた時期だよね。
▲ “Velvet Goldmine”のエキストラみたいに見える!
◆ うん、アイライナーくっきりでね。やっぱり今のほうがいいなあ。
▲ というのも、これじゃまるで女の子! 手つきもまるでオカマだし、髪が長すぎるし、着ているものもまるで女物のブラウスみたいだし!
● それに屈託なく笑ってるし。笑い顔もやっぱりかわいいじゃないか。大きい写真で見れないのが残念!
◆ こういう時代もあったんだなー。
★ かといって今は男らしいかというと、そうとばかりも言えないんですが。
● しかし、服装も髪型も格段に男っぽくなった今のほうがはるかに妖艶、かつ幼く見えるというこの不思議。
★ なんかやっぱりわけわかんなくなってきた! どれがほんとのPaulなの?
▲ だから本物見たでしょうが!
4. Melody Maker The Sexiest People In Rock '98
▲ プレスに載らないとか言いながら続々出てくるじゃないか。
● これはMansunフィーチャーじゃないんだけど、話のついでに。これはMMの付録についてた小冊子で、中味はタイトル通り。男女別のSexiest
Peopleのランキングと、ピンナップ集。
★ これって去年のリーダーズ・ポールのセックス・シンボル部門じゃないの?
● いや、あれとはちょっと順位が入れ替わって、あくまで98年版ってことで。読者投票なのか、編集部で選んだのかはっきりしないんだけど。
◆ Paulを入れなかったら殺す!
● 怖い声出さないでよ。もちろんいますよ。7位だけど。
▲ なんでそんな低いんだよー!
● でもリーダーズ・ポールじゃ8位だったんだから順位を上げた。
★ ここには去年は10位と書いてあるよ。
◆ もしかして毎年出てるんじゃないか、この本? NMEのSudent
GuideやStyle Guideみたいに。
★ 見たことないんだけどなあ。
▲ ほら、Paulのコメントに‘He of the sharp,
angular nose and high-as-a-kite cheekbones’と書いてある。あの鼻はやっぱり彼の美点なのよ。
◆ でも頬骨美人ならBrettなのに。この人は頬骨はそんなに高くないし。
★ あの前髪が神秘性を与えているとも書いてあるな。
◆ だからそれもBrettの専売特許だったのに! まねっこ!
● とりあえず、これが上位10傑。
1. Nicky Wire
2. Kelly Jones (Stereophonics)
3. James Dean Bradfield
4. Brian Molko
5. Sean Moore
6. Tim Burgess
7. Paul Draper
8. Robbie Williams
9. Mark Morriss (The Bluetones)
10. Richard Ashcroft
◆ ひー! なんで上位5名にManics全員が!
★ おまけに2位のStereophonicsはManicsもどきだし。
● 特に5位Sean Mooreってのは快挙と言っていいんでは?(笑)
▲ ‥‥(薄ら笑い)
◆ なんでSuedeがどこにも入ってないのよ!?
★ まあ、今年は音沙汰なしだったから。去年は5位だったし。でもBrettは15位に入ってるよ。Damonの20位より上だよ。
◆ ならいいんだ。
● Damonにさえ勝てばいいのか? というわけで、英国で最もセクシーなのはウェールズ人だという結論が出たのだそうだ。
★ うそつけー!(笑) 上位5名は論外だから、それならPaulは2位ってことで、それならまだ納得が行く順位だね。
◆ とりあえずManicsについてはノーコメントだが、確かにKelly
Jonesは人類以前だし、Brian Molkoなんて単なるブスだし。
★ だって美しい人を選ぶ投票じゃないもん。セクシー・ピープルだもん。
● 少なくともBrianはセックスを売りにしてるしね。それにTimがあいかわらず評価されてるのもうれしい。
◆ オヤジになったと言ってなかった?
● でもこの写真なんてまだまだ愛らしいし。ちなみに、男でピンナップになったのはTim、Nicky、Brian、Kellyの4人でした。
◆ だったら、なんでPaulを!
★ 9位のMark Morrissというのもさっぱりわからない。
● それを言ったら、14位にRick Witterが入ってるのもびっくりだよ。
◆ えこひいきの最たるランキングだね。
▲ (それまで沈黙していたのが堰を切ったように)‥‥Manicsはセクシーだったよ! “The Holy Bible”の頃は。いや、“Gold
Against The Soul”の、いや、“Generation
Terrorists”の後期の頃もだ。セックスは彼らの大きな武器だったし、Jamesは信じられないほどハンサムで男らしかったし、アンドロギュヌス時代のNickyはBrian
Molkoなんか目じゃないほど女らしくて色っぽかったし、Richeyは言わずもがなだし、Seanでさえかわいかったし。Manicsぐらいセクシーなバンドはいなかった。だけど、今のManicsを見てセクシーだなんて言うのは、もうイヤミとしか感じられない!
● あー、わかったわかった。またトラウマに触れてしまった。
▲ そういや、秋のManicsのヨーロッパ・ツアーのサポートはMansunがやるそうだ。
◆ えー! だってそんな暇ないじゃない。自分のツアー日程だけでぎっちりじゃない?
▲ 私もどうしてそういうことができるのか不思議。体が2つあるとしか。《実際これはダブル・ブッキングで、結局、義理堅いMansunは自分のツアーをキャンセルしてManicsについていった》
★ でもManicsはMansunのヒーローでもあるし、仲良くしてくれるのはうれしいけど。
▲ それはそうだが、おかしいよな、やっぱり。これはむしろ逆の‥‥
◆ そうやって意地悪ばっかり言ってないで、あんたはさっさとManicsのリビュー書いちゃいなさいよ。
▲ だって、まだ心の準備が‥‥
● だってもさってもない! とっとと行け。
▲ ‥‥じゃ、誰かサポートしてよ。
● それこそあんたの問題でしょ。自分でなんとかしなさい! どうせこれからMansunの来日記事が日本の雑誌にたっぷり載るから、私たち忙しいんだもんね。
▲ えー!
● 「えー」じゃないでしょ!