売却額は車のタイプや季節でも変わるんです
自動車を乗り替える時などは、自動車を下取りに出したり買い取ってもらう等して売却することとなります。
車売る際は、その自動車のタイプや季節によって売却価格が変動します。
その点を留意して、自動車を売却する必要があります。
車売る時に最も高額になる季節とその理由
まず、自動車を売却する際に最も高値がつく季節は、買取り業者に自動車を売却する場合は買取り業者の決算時期です。
自動車ディーラーに下取りとして売却する場合は、自動車ディーラーの決算時期です。
買取り業者の場合ですと、決算時期は中古自動車を高価買取して大量に中古車を仕入れ、それらの中古車を売却する傾向にあります。
国内であれば、買取り業者の決算時期は春頃が多いですので、その時期に買取りを依頼しますと、高価で自動車を売却することが出来ます。
自動車ディーラーの場合は、決算時期に自動車の販売台数を伸ばしたいため、販売台数を伸ばすために下取り価格を上げることで集客を狙います。
国産車と輸入車では決算時期が違いますので、購入候補の自動車ディーラーの決算時期をあらかじめ確認しておく必要があります。
決算時期を狙って自動車を下取りに出しますと、高額査定が期待できます。
このように、自動車の売却価格は、売却先の決算時期によって変動しますので、常にチェックしておくことが大切です。
売却価格が高くなる車種のタイプとその理由
次に、自動車の売却価格が高いタイプの車種についてですが、安定した人気と需要があるのはSUVタイプの自動車です。
SUVにもいくつか種類がありますが、その中でも都会派SUVと呼ばれるボディタイプの自動車が特に人気が高いです。
よって、売却時に高額査定が期待できます。
オフロードを走破できるような屈強なボディを持つ本格派SUVも人気がありますが、タウンユースを考慮した場合、やはり人気上位にくるのは都会派SUVです。
都会派SUVとは、セダンのようなエレガントなボディスタイルと室内のクオリティを纏いながら、ワンボックスカーのような室内空間の広さを確保した、いわばセダンとワンボックスの良い部分を採用したボディスタイルを持つ自動車です。
ですから、セダンのようなエレガントさを持ちながらセダンよりも室内空間は広く、ワンボックスカーのような室内空間の広さを持ちながらワンボックスカーよりも垢ぬけた印象を与えるスタイルを纏っていますので、幅広い層から人気がある自動車です。
人気が高いということは、中古車市場で需要があるということですので、当然のことながら売却時の価格も高値が期待できます。
また、このタイプの自動車はどの季節でも大きな変動はなく安定して高値がつけられていますので、決算時期を逃したとしても高額で売却することが可能です。
季節を問わず安定して高額売却できる車種は
都会派SUVと同じく、季節を問わず安定した価格が期待できるタイプの自動車としては、ハイブリッド車が挙げられます。
ハイブリッド車は電気モーターをエンジンと組み合わせることで、燃費の向上を図ったコストパフォーマンスの高い自動車であり、また、殆どのハイブリッド車の燃料がレギュラーガソリンということもあり、経済性が高い自動車と言えます。
そして、近年はハイブリッド車のバッテリーも長寿命になってきましたので、中古車市場でも高値で取引されるようになりました。
この不景気の時代において、経済性のあるハイブリッド車の需要は常に多く、売却時において高値が期待できる車種のひとつと言えるでしょう。
ディーゼル車も高額買取を狙えると最近注目なんです
ハイブリッド車と同じく、近年経済性の高い自動車として注目を集めているのが、ディーゼル車です。
排ガス規制をクリアしたディーゼル車に限ります。
燃料が軽油であり燃費も良いディーゼル車は、ハイブリッド車と同様にコストパフォーマンスに優れた自動車と言えます。それ故に、常に需要が多いタイプの自動車です。
また、走行性能が高いという点も人気が高い要因と言えるでしょう。
強大なエンジントルクを発生しますので、運転が非常に楽なのです。
2リッターのディーゼルエンジンのトルクは、4リッターのガソリンエンジン相当のトルクを発生します。ですから、強烈な加速力が得られる訳です。
よって、走りが好きな人からも人気が高いタイプの自動車ですので、売却価格は高額になる可能性が大きいです。
季節要因によって売却価格が変動しやすい車種とは
一方、季節によって売却価格が変動しそうなタイプの自動車としては、セダンタイプの車やスポーツクーペタイプの車が挙げられます。
セダンやスポーツクーペは、雪が多い地域になりますと、走行が困難になります。
ですから、雪の多い地域の冬場の売却価格は夏場の売却価格よりも下落する傾向にあります。
また、セダンやスポーツクーペは駆動方式によって売却価格が変動します。
四輪駆動の自動車は冬場の雪道でもトラクションがかかりますので、走行可能という点から売却価格が大きく下落することはありません。
一方でFRやMRといった後輪駆動になりますと、雪道や凍った路面で走行しにくいということもあり、あまり高い査定は期待できないでしょう。
このように、季節やボディタイプによって、自動車の売却価格は変動します。
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