自動車のナンバープレートについての豆知識
<https://ja.wikipedia.org/wiki/日本のナンバープレート より引用>
自動車を公道で走らせる場合には、きちんと登録してナンバープレートを付けなければいけません。
この自動車を購入するときに付けるナンバープレートですが、車種や用途によって色や番号で分類されているんです。
よく言う5ナンバー、3ナンバーなんかは車種の分類に当たります。
また、最近では希望ナンバー制度が始まり7777などのゾロ目や誕生日などの希望の数字でナンバーが取れるようになりました。
ここではナンバーについてのいろいろな豆知識や、希望ナンバーの申込方法、抽選方法についてもご紹介していきます。
ナンバープレートの色による車の種類の違い
<https://ja.wikipedia.org/wiki/日本のナンバープレート より引用>
ナンバープレートの色で車の種類がわかるということをご存知ですか?
ナンバープレートの色の意味には大きくわけて2つ、「自家用」か「営業用」かの違いがあります。
もう少し詳しく説明しますと、5つの色に分けられます。
- 白ナンバーは自前の自動車、特に「大型自動車」につけられます。
- 緑ナンバーは営業用の自動車、特に輸送業者が付けているナンバーです。
- 黄ナンバー、これは自前の「軽自動車」につけられるナンバーです。
- 青ナンバー、これは「外交官」が乗っている自動車につけられるナンバーです。
このナンバーの自動車は交通違反をしても適用外になる。という特徴があります。
- 黒ナンバー、これは営業用の「軽自動車」につけられる色ナンバーです。
普段は気にしない色ナンバーですが、少し気にして外に出てみると面白いかもしれませんね。
ナンバープレートに書かれている地名について
車のナンバープレートに表記された地名は、車を利用する住所で申請を出した自動車検査登録事務所または運輸支局のある地名です。
47都道府県に87の地名があります。
1つの県に1つのところもあれば、東京都の5つや北海道のように7つあるところもあります。
近年、地域振興の目的でご当地ナンバー制度が始まり、基本的に自動車の登録台数が10万台以上の条件がありますが、富士山や奄美などのナンバープレートも登場しました。
ナンバープレートの地名の横の数字の意味とは
ナンバープレートの地名の右横に書かれた数字は分類番号です。
- 1で始まる車は普通貨物車。
- 2で始まる車は定員11名以下の普通自動車に分類される、普通乗合車です。
- 3で始まる車は定員10人以下の普通自動車です。
- 4で始まる車は小型自動車のなかで貨物用の車。
- 5で始まる車は小型自動車でかつ乗用車である車を指します。
- 6で始まる車は数字の4が全部うまった場合にだけ使う小型貨物車を指します。
- 7で始まる車は数字の5が全部うまった場合にだけ使う小型乗用車。
- 8で始まる車は特殊用途自動車です。
- 9で始まる車は特殊構造を持つ車で、大型特殊自動車のことです。
- 0で始まる車は大型特殊自動車のなかでも建設機械などの車です。
このようにナンバープレートを見ただけで車の種類が一目でわかる仕組みになっています。
他にもナンバープレートの色を見ただけで、自家用なのか営業用なのかもわかりますし、普通自動車なのか軽自動車なのかもわかります。
また、4ケタのナンバーは基本的には順番どおりなのですが、手数料を払って希望のナンバーにすることもできます。
しかし、希望者の多い番号などは抽選対象となっています。
また、4・5・8ナンバーについては、下2ケタが30〜79までの数字になります。
希望ナンバーは、30〜99まで取得可能です。
ナンバープレートの交換は車の新規登録の時、破損した時などに可能です。
ナンバープレートの取り付けにも決まりがあり、違反をすると罰金対象になります。
ナンバープレートに書いてある「ひらがな」の秘密
自動車のナンバーの左側に書かれているひらがなは何を表しているのでしょうか。
このひらがなは車の用途を表しています。
例えば、貸渡用、駐留車、営業用、自家用などといった用途を表示してあるのです。
ちなみにすべてのひらがなが使われているわけではありません。
「し」という文字は死を連想させるので使われませんし、「あ」と「お」が形が似ていて見分けが付きにくいので使われません。
また、「ん」は発音がしにくいといった理由で使われることはありません。
これにより使用されているのは全ての「ひらがな」ではなく限定されているんです。
使用されているのは、『さ・す・せ・そ・た・ち・つ・て・と・な・に・ぬ・ね・の・は・ひ・ふ・ほ・ ま・み・む・め・も・や・ゆ・ら・り・る・ろ』の文字です。
レンタカー用に使用されている「ひらがな」というのもあります
この中で、レンタカー用に使用されているのは「わ」と「れ」です。
「れ」ナンバーはあまり見かけることはありせんよね、その理由は「わ」がなくなったら使用されるからです。
沖縄は観光地用のレンタカーが多いので「わ」が枯渇し「れ」ナンバーが多くみられるそうです。
北海道ではレンタカーの分類が始まった当初、国からの通達FAXの文字が見えにくく「わ」ではなく「れ」と判別されてしまったらしく「れ」ナンバーが見られることがあるそうですよ。
レンタカーだから「れ」ではないかとの判断だったそうです。
このように、車のナンバープレートからはその車がどのように使われているのかということを読み取ることが出来るのです。
ナンバープレートの4桁の数字について
車を運転するときには、取り付けていなければいけないナンバープレートですが、そこに書かれている文字には意味があります。
地名や自動車の分類についてはよく知られていますが、その下にある1桁から4桁の番号も意味があるものです。
この番号は、基本的に自動で振り分けられるものですが、希望をすれば「1」から「9999」までの数字を選ぶことが可能です。
ただし、「・・・1」や「・777」などの人気が集まる番号については抽選対象となる番号で、毎週月曜日に抽選をして当選者を決めます。
抽選の対象となる番号は管轄する運輸支局によって異なりますが、15から20通りくらいは抽選の対象になっています。
なお、自動で振り分けられるときには「42」や「49」は「死に」「死苦」という言葉を連想させる縁起の悪い数字ということで、欠番扱いになります。
どうしても希望をするという人であれば、取得が可能です。
それから「0」や「00」といった数字については、普通の車では先頭の数字には使われないのですが、それは自衛隊のような特殊な用途の車で使用するためです。
あとから好きなナンバーに変更することも可能です
一度割り振られた数字でも、自分の好きな数字に変更したいというときには、手続きを済ませれば変更することが可能です。
希望番号の申請書をもらって希望する番号の予約申し込みをして番号変更の手続きをします。
無事新しい番号をもらったら予約済証と車検証を運輸支局に提出すれば手続きは受理されます。
そうして車に取り付けた古いナンバープレートの封緘を外して、運輸支局に返納します。
すると新しい車検証がもらえるので、次に自動車税の申告をします。
自動車税を申告したら新しい車検証と予約済証をもらって新しいナンバープレートをとり受けて封緘をしてもらいます。
ナンバープレートの数字が変わったら、それで全て終わりというわけではなく、加入している保険会社にも連絡して番号を変更したという手続きをしなければいけません。
もしも、番号が変わっても連絡をしなかったら、事故が起きたときに保険金を受け取れない可能性も出てきます。