ジャズを聴く
「ジャズを聴く2002年版」NEW!!はここ
ジャズ入門・・・ニューオリンズ・ジャズからフリー・ミュージックまで
もう十数年前になりますが、私は某都立高校で一年間「モダンジャズ研究クラブ」という講座を担当しました。
相手は音楽は好きだがジャズのことはあまり知らないという1年生と2年生計23名の生徒で、週に一回50分、
視聴覚室で簡単な説明をしてレコードを聴かせ、最後に感想を書いてもらいました。
生徒の感想はとても面白く、1年間とても楽しかった。ここに講座を再現し、生徒の感想の抜粋を載せますので
読んでみて下さい。ジャズに詳しい人は選曲から私の趣味が解るだろうし、これからジャズを聴いてみようという人には少しは参考になると思います。
はじめに (一年間を終えてレコードリスト付きの小冊子を作ったときの前書き)
「モダンジャズ研究クラブ」を振り返って
このクラブでは、毎週テーマを決めて私の選んだレコードを聴いてジャズの楽しさを知ってもらおうとしました。
「モダン」ジャズ研究としましたが、実際はニューオリンズジャズからフリーミュージックまで広く扱いました。教室には暗幕を引き暗くし、
私語厳禁とするなど「正統派ジャズ喫茶」の雰囲気を出すように努めて鑑賞しました。
一年間、全23回というのは多いようで少なく、考えていた企画のすべてを行うことは出来ませんでした。たとえば、マイルスやコルトレーン、
モンクなど一時間使って集中的に聴かせたかったし、ボーカルやフリージャズ、フュージョンなどにも十分触れることは出来ませんでした。
しかし、ジャズのいろいろなスタイルを広く聴くという最初の計画は達成できたと思うし、ウッドベースやギターなどを実際に演奏したり、ビデオ
を使って一流のプレイヤーの演奏の仕方を見せることが出来ました。また、毎回提出してもらったレポートは私には気がつかない新鮮な見方をしたもの
が多く、大変楽しませてもらいました。
これから自分でジャズを聴いてみたいと思うようになった人のためにクラブで使用したレコード等のタイトルをまとめた索引を作ったので利用して下さい。
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