1. 「ルイズ、ルイズ Louise, Louise」"Spirituals to Swing" 1938
まず、ジャズではないけれど典型的な黒人ブルースからいきましょう。ジャズのルーツでもあるこういうスタイルは 現在のロック・バンドでも演奏されていますね。
2. 「バーガンディ・ストリート・ブルース Burgundy Street Blues」"Jazz at Ohio Union" George Lewis 1954
ジョージ・ルイスのクラリネットでニューオーリンズ・ジャズでの「ブルースっぽい」ブルース。
3. 「黒と茶の幻想 Black and Tan Fantasy」"The Popular" Duke Ellington 1966
黒人の歴史をテーマにしたというデューク・エリントンの名曲。アドリブ部分がブルース形式です。 トランペット、ピアノ、トロンボーン、クラリネット、をソロが続きます。
4. 「オパス・デ・ファンク Opus de Funk」"Art Pepper plus 11" Art Pepper 1959
モダンジャズのブルース形式の典型的な例です。「ブルースっぽく」ないでしょう? 11人編成のバンドをバックにアート・ペッパーのアルト・サックスが快調なソロを聴かせます。
5. 「フォーク・フォームズ Folk Forms No.1」"Mingus Presents Mingus" Charles Mingus 1960
チャールズ・ミンガス(b)、エリック・ドルフィ(as)、テッド・カーソン(tp)、ダニー・リッチモンド(ds)、 の演奏。ミンガス一流の集団即興演奏が聴けます。4人ともブルース形式を熟知していながら、自由に形式を 無視したり戻ったりしています。私の一番好きな演奏の一つです。
6. 「ハリケーンの眼 The Eye of Hurricane」"Maiden Voyage" Herbie Hancock 1965
60年代主流派モダンジャズの例です。ハービー・ハンコックのグループの演奏はよく聴かないと ブルース形式かどうかわかりませんね。
(女子B)1.黒人ブルースっていうのは、昔ストーンズがやってた音楽とよく似ていると思う。
きっとブルースが基になっていたのだと思います。(そのとおり!)2.ブルース調の音はわかった気がする。3.すごく今までと違ってて
おもしろい。ヘンな感じだけど。4.とてもノリがよくてきれい。音がたくさん集まっているような感じ。5.音があっちいったりこっちいったり
てんでバラバラっていう気がする・・私にはわからないです。6.ハービー・ハンコックの名前は聞いたことがあった。またゆっくり聴かせて下さい。
(女子C)1.いつもと少し違う感じ。おだやか。田舎の道を荷車を引いて歩いているような感じ。
2.なんかのんびりしたような曲。ライオンの昼寝って感じ。3.バイオリン弾きの少年って感じの曲。4.好きじゃない。5.すごくのりやすいでーぃ!
(女子D)1.聞き慣れないタイプの曲だったのでちょっとイヤ。でも質はいいと思う。2.こっちの方が
聴きやすかった。クラリネットのゆったりした感じがよかった。3.なんとなくとぼけた感じでおもしろいなーと思った。4.
明るい曲でブルースっていうかんじはしなかった。アルト・サックスがすごい。5.「チャールズ・ミンガスなんだ」と意識して聴いた。
すごく個性的。あらためてすごい。
(女子E)1.ブルースからジャズが発展していったことは聞いていたが、ブルースを聞いたことがなかったので よくわからなかった。今回聞くことができてなんとなくわかったような気がした。2.のんびりしていて思わず眠りそうになった。 3.テレビ番組のテーマソングみたいだった。4.目が覚めた。浮き上がっていたのに、終わったら沈んだ。5.ムードを出すのが上手い人である。 大いに緊張感が高まった。