がんばっていきまっしょい
interview/インタビュー
01:女子ボート部
02:鈴木杏
03:相武紗季
04:岩佐真悠子
05:佐津川&藤本
06:石田ゆり子
07:池内博之
08:相島一之
09:篠村家
大杉漣

市毛良枝
浅見れいな

10:根本夫婦
小日向文世

友近
11:鈴木杏
 

――福田先生はどんな人物ですか?
 のんびり屋さんでマイペースな人ですよね。とても厳しいスパルタな佐野先生(菊池均也)と正反対なんですよ。ボート部に関しては、大野くんと仁美さんというコーチがいて生徒たちにしっかりボートを教えているので、僕はいわばお飾りみたいな顧問で(笑)。いつも「まぁ、まぁ。みんなケガしないようにね」なんて言ってるだけなんですよ。でも、こういう顧問って実際にいますよね。僕の学生時代もOBでしっかり教えてくれる先生と、なんとなくいるぼんやりしていた顧問がいましたから。
最初にボート部顧問と聞いたときは、きっと自分もボート部出身で指導もするんだろうと思ってボートの練習をして体を作らなきゃだなって思ったんですけど、プロデューサーに「素人でいてください」って言われました(笑)。

――くじ引きで顧問に決まったんですよね?*3話より
 そうなんですねー。あれは僕も台本を読んで、「くじ引きだったんだ」って驚きました(笑)。

――福田先生に顧問らしさを感じたことはありますか?
 新人戦で女子ボート部がビリだけど諦めずにゴールしたとき、福田は子供たちに精一杯の拍手をおくったんです。その時に顧問としての愛情を感じました。ボートに関して素人であることと元々の性格もあって、試合の結果は気にしないけど常に部員たちを心配してるんですね。勝敗やそれまでの頑張りとかじゃなく、まず最初に「大丈夫だったんか?」という言葉が出てしまう人なんです。



――福田先生にとってボート部の存在とは?
 ただかわいいんだと思います。優勝してとか、好成績を残してほしいなんて全然思ってなくて、楽しく元気でニコニコ笑って高校時代を過ごしてくれたらそれでいいと思ってる。大きく言えば親みたいな感じかもしれません。

――“無償の愛”ですね!
 いやいや、そんな高尚なものではないですよ。だって、悦子が女子ボート部を作りたいと言ったときも「そうなの?やりたいなら、やっていいよ〜」って感じで「よし!じゃあ僕が一肌脱ごう」とかは一切ありませんでしたから(笑)。部活動中だって、日陰で本とか読みながらぼんやりしてそうですもん。

――伊予弁のセリフは大変ですか?
 それは、あまりつっこまないでください…。自分では頑張ってるつもりなんですけど、方言指導の先生から「ちょっと、なまってますね」って言われちゃって。方言を話してるのに、それがなまってるなんて初めて聞きますよね(笑)。サラっと聞き流してください。

――虫刺され、日焼けは大丈夫ですか?
 日焼けには相当悩まされてます。福田は幽霊顧問なのであまり日に焼けてちゃおかしいかなと思い、日焼け止めは塗ってるんですけどロケのたびに黒くなっていきます。終わる頃にはきっと外国人のようになってるかもしれません(笑)

――高校生活を謳歌している悦子たちを見て相島さんはどう思いますか?
 眩しいです。もう眩しすぎて入っていけません(笑)。やはり10代の子たちが集まって話しているととても楽しそうだなとは思いますが、さすがについていけませんね。石田さんや池内さんがいると「あ、大人がいた!」なんてつい近づいちゃいますね。

――相島さんの「がんばっていきまっしょい」的な青春の思い出は?
 高校時代は部活の剣道に明け暮れていました。決して強い生徒ではなかったけど、先生の指導の下で仲間たちと頑張ってました。特に先生は県内でも有名な厳しい先生で、毎日の稽古が本当につらくて嫌でたまらなかった。なんで続けるんだろうって思いながらやってたけど、それが今となってはとてもいい思い出になってます。同じ苦しさを乗り越えた当時の仲間たちや先輩後輩の絆は今も活きてますよ。

――では、最後にボート部へ応援メッセージを!
 福田の言うことは1つしかありません。「ケガをせず、仲良く楽しく最後までのんびりと。勝たなくてもいいです。楽しくね、楽しく」です。
 


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