01:女子ボート部
02:鈴木杏
03:相武紗季
04:岩佐真悠子
05:佐津川&藤本
06:石田ゆり子
07:池内博之
08:相島一之
09:篠村家
大杉漣
市毛良枝
浅見れいな
10:根本夫婦
小日向文世
友近
11:鈴木杏 |
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●まずは篠村家の大黒柱のお父さん・幸雄を演じている大杉漣さんの登場です。
――幸雄はどんな人物ですか?
家族をとても大事にしてる人ですね。けれど不器用なので、家族への愛情表現がヘタなんです。妻やおばあちゃんにもぶっきらぼうに接してますが本当はとても大好きだし、悦子に関しては特に愛想がないというか…。でも、そこが逆にかわいらしいなって思います。
――幸雄が法子と悦子で接し方が違うのはどうしてでしょう?
法子も悦子も愛情は同じ。ただ法子は何も言わなくてもちゃんとできる子でもう大学生でもある。一方、悦子はまだ高校生で将来のことも含めいろいろ悩んでいて、その方向性を定めてあげたい気持ちがあるんじゃないでしょうか。それが“かわいい、かわいい”じゃない表現になってるんでしょうね。悦子にはうざったいとか思われてるかもしれませんが(笑)、それでも構いたいのが父親なんです。僕も悦子たちと同世代の娘を持つ親として、幸雄の気持ちが少しわかります。家にいると娘を構いたくて「彼氏いるの?」とか、いらぬことを聞いてはうざがられてますよ(笑)。それでも、ちょっとした会話がまた嬉しかったりして。
――3話で、幸雄が新人戦を応援するシーンは素敵でした。
幸雄の悦子への愛情がよく出てたと思います。悦子もそれに懸命に応えようとしてくれてるのを感じました。
――幸雄は悦子の頑張りをどう捕らえているのでしょうか?
言葉には出さないけど幸雄なりに応援してます。「応援なんか行くか!」なんて言いながら、家族に隠れてコソっと応援に行ってますから(笑)。素直に言えばいいものを言えないのが幸雄らしいですね。
――今後、悦子への接し方は変わりますか?
そうなって欲しいと思います。でも恥ずかしさもあるから、そうはうまくはいかないかもしれませんね。その不器用な部分は残しつつ「頑張ったね」と言える大人でありたいと思います。逆に悦子の頑張りを見て大人たちも頑張ろうと思えることがあればいいですね。
――篠村家はとても仲良しですが、いいことろをあげるとすれば?
個人個人がそれぞれ生きてる場所でちゃんと頑張ってることですね。僕は篠村家はごく普通の家族だと思ってます。「おはよう」「おやすみ」とか自然に会話がある、そんな当たり前のことができる。それが篠村家の良さであり、家族にとって大切なことなのかなと思うんです。
――愛媛ロケの感想は?
本当に美しい場所ですね。僕は室内のシーンも多くてロケが少ないので愛媛滞在が短いのでもっと愛媛に行きたいですね。みんな帰ってくるたびに真っ黒に日に焼けてきて、それがすごく羨ましくて。僕は日に焼ける時間もないので長期滞在を希望します(笑)!
――会見では「僕もボート部員がやりたい」と言ってましたが(笑)。
ボート部員は冗談としても、見てると本当に漕ぎたくなります。水の上で艇がスーッと進む様子は本当に素敵ですよ。篠村家もちょうど5人なので悦子に参加してもらえば1艇出せるな、なんて家族で言ってたんです。そんなシーンがあっても…ダメですかね(笑)。
――大杉さんの「がんばっていきまっしょい」的な青春の思い出は?
僕はやはりサッカーです。高校時代はサッカー部で、それこそとりつかれたように夢中になってましたね。本当なら3年生は1学期で部活を引退なんですが、僕は卒業直前までやっててよく怒られましたから。サッカーはずっと続けているので、僕の青春はいつ終わったかわからない。もしかしたら夢中になれるものがある僕の青春は今も続いてるのかもしれませんね。今、悦子たちの頑張りを見てると競技がたまたまボートなだけで、人と人の心のつながりとかは僕が過ごしていた時代と変わらないなって思うんです。時代は変わったなんていうけど、きっと感じることは一緒なんですよ。
――ボート部へ応援メッセージをお願いします。
「がんばっていきまっしょい!」。やはり、これしかないですね。
――では、最後に視聴者へメッセージを!
僕は「がんばっていきまっしょい」はスポ根ドラマではなく人と人が向き合うこと、何かに一生懸命に生きることは素晴らしいことということが描かれている作品だと思ってます。毎日元気に過ごせるとか、明日頑張ろうと思えるとか、そんな普通だけど忘れてしまいがちなことが本当は一番大切なんだってことを感じてもらえば嬉しいです。「がんばっていきまっしょい」は人におくるエールだけじゃなく、自分におくるエールでもあるんです。 >>
→そして鬼のいぬ間(?)にお母さん・友子役の市毛良枝さん、姉・法子役の浅見れいなさんにも篠村家のことを教えてもらいました。とっても仲良し親子です! |
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