がんばっていきまっしょい
interview/インタビュー
01:女子ボート部
02:鈴木杏
03:相武紗季
04:岩佐真悠子
05:佐津川&藤本
06:石田ゆり子
07:池内博之
08:相島一之
09:篠村家
大杉漣

市毛良枝
浅見れいな

10:根本夫婦
小日向文世

友近
11:鈴木杏
 

――悦子はどんな人物ですか?
 悦ネェは“まっすぐ”な女の子です。まっすぐ過ぎていろんな壁にぶつかったり、いろんなことで悩んだり、時には泣いたりもしますが、でもそんな壁をもぶち破るパワーを持った子だと思います。

――原作は読まれました?
 読みました。高校生の姿がすごくリアルに描かれてて、例えば明るく元気でイエーイ!みたいなノリのいい部分だけじゃなく、ちょっとダメな部分や心の葛藤、悩みや挫折もきちんと描かれていて、すごく共感できましたね。悦子は、すごく活発でサバサバしてる男の子みたいなんですけど、今回はそこを大切にしつつ女の子らしさもうまいバランスで出していければいいなと思ってます。



――撮影前にはボート合宿がありましたが。
 大変でした!ボートに関しては何も知らないところからのスタートというのもあったし、何よりも体力的にもハードで毎日がヘトヘトでした(笑)。1日の練習が3部構成になってたんですが、1回艇を出してしまうと30分以上休まずに漕ぎっぱなしになるんです。ちょうど愛媛も暑くなってきた時期で、陽射しによる疲労も重なってしんどかったです。

――ボートで苦労している点は?
 最初はシートが動くことすら知らなくて、そこから始まったんです。一番難しいと感じたのはオールを水に入れるときと出すときで自分の手の中でオール操作しなくちゃいけないこと。それが覚えるのに時間がかかりました。でもオールがうまく返せないとみんな揃わないし、上手に漕げなくなる重要な部分でもあるんですよ。フォームにしても普段の生活の中ではない動きなので、なかなか馴染めなくて。毎日が筋肉痛でした(笑)



――今は上達した?
 しました!漕ぐスピードが速くなったし、5人のオールが揃うようになった。方向転換やバックもうまくできるようになりました。なにしろボートシーンの撮影になると艇に乗ってるのは私たちだけなので、撮影開始の所定位置までも自分たちで漕いで行くしかないんですよ。ボートは漕げば漕ぐだけ上達がわかるスポーツで、今は撮影を重ねるたびに上手くなってるのを感じられます。手にマメができたりもしてますが、それすらも勲章のようで嬉しかったり(笑)。筋肉痛もなくなって、すっかりボート体質になりました!

――制作発表では「日焼けと虫刺されが大変」と言ってましたが。
 虫は本当にいっぱいいるんですよ。まるで虫の大国(笑)。虫除けも効かなくて、慣れるしかないのかなって今は頑張ってます。日焼けに関しては、劇中で“日焼けが怖くてボートが漕げるか!”っていう先輩のセリフがあるんですけど、もちろん日焼け止めはしっかり塗ってます(笑)ただボート上だと日をさえぎるものがないのでどうしても焼けちゃいますね。ボートにペットボトルを外から見えないように隠して乗せていて、水分補給を小まめにしています。実はほかにもタオルとか、いろんなものが隠れてるんですよ。

――杏ちゃん自身、部活動の経験は?
 私は体育系の部活経験はないんです。だから授業が終わってから体操着に着替えて…っていう思い出がほとんどない。今回、日焼けを母親に見せたら“本当に部活みたいだね。良かったね”なんて言われました。私自身、今年が高校生活が最後だし、この作品で部活動のような経験ができたのは、すごく幸せなことだなって思います。なので、思いっきりボート部を満喫したいと思います!
 


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