*2018.12.4
King Crimson @ Sendai(ネタバレあり)
携帯電話オフお願いコールがしつこいほど繰り返される開演前。
ほどほどの広さの会場ゆえ、どの席からでもステージが近くに感じられる極上の空間。
フリップによるいつものアナウンスに続きメンバーが登場。
フリップは手をかざして会場を見渡すいつものポーズ(カメラ持ってるやづぁいねーがー)
最初は定番「ラークス1」、フルート・ソロで引用するご当地ソングは「君が代」だった。
2曲目は「ニューロティカ」、ここまで前回のライヴで聞けなかった曲が続いてうれしい。
この後「エピタフ」「再び赤い悪夢」「レッド」「堕落天使」「ディシプリン」「宮殿(コーダ付き)」など。(順番はよく覚えていない)
前半のラストは「平和(英語詞)」に続いて怒涛のヌオヴォメタル・メドレーで圧倒する。
休憩時間中に次のセットリストを予想(希望)した。
「インディシプリン」「サーカス〜リザード組曲」「フラクチャー」「スターレス」
両端の2曲は当たったが、それ以外はやってくれずガッカリ。
特に「フラクチャー」には大いに期待していて、これをやってくれたら死んでもいいと思ってたが、まだ生き続けることに…
「インディシプリン」冒頭のドラムリレーが楽しい楽しい。最後の決めゼリフは「イイネ!」なるほど(笑)
意外だった曲は「ケイデンスとカスケイド」これをやってくれるとは嬉しいじゃないの。
「ムーンチャイルド」後のインプロ・パートではフリップが珍しくジャズっぽいソロを披露。GG&F時代に戻ったかのよう。
ジェレミーの乱れ打ちピアノ・ソロからはもしや「キャット・フード」でも始まるのかと期待したが、期待は外れた…
「スターレス」の静かな中間部で前の席の中学生(小学生?)がコックリコックリ船をこぐ。(わかるわかる)
アンコールの「21世紀」は、いつもながらギャヴィン・ハリソンのドラム・ソロが見もの・聴きもの。
最初の頃の凄まじい衝撃はさすがに薄れたが、間違いなく盛り上がる。
全曲終了後、トニーがカメラを取り出し撮影が許可されると観客のほとんどがスマホを構える。そのせいで拍手がまばらに(失笑)
ショー全体を通して、前面のドラム軍がうるさ過ぎて後列のメロディ楽器群が聞こえづらいのが難点。
ジャコのヴォーカルは「イージーマネー」など数曲で部分的に歌詞を変えていたようだ。単に間違ったわけじゃなさそう。
クリムゾンを見るのはこれで最後かと思いつつも、ツアーは来年も続くし、また日本に来てくれたら喜んで参戦するんだろうな〜
追記:正確なセットリストがここに。これまでの日本公演で「フラクチャー」はたった一回しかやってない。かなりのレア・ナンバーなのだ。
日によっては「21世紀」をやってなかったりする。その日の観客だったら欲求不満になりそうだ。
トニーのロード・ダイアリー@仙台
年末恒例の特大ボックス、今年は例外的にアナログ盤(1969-1972, 1972-1974)
次回は「Elements Tour Box 2018」で予告されているところによるとプロジェクト・シリーズを含む00年周辺。
どんな内容になるのか楽しみ(心配)だ。
<余談>
仙台に一泊し、翌日は朝から「souvenir the movie 〜MARIYA TAKEUCHI Theater Live〜」を鑑賞。
メチャクチャ上手い歌唱力に感心。ライヴでも動きながらでも乱れない。
ラストは泣ける作りになってはいたが、ぼくの泣きポイントは
「プラスチック・ラヴ」での達郎のロングトーン・ヴォイスだった。
しかし、人の顔って10年たつと変わるもんですね〜
*2018.10.30
デイヴ・シンクレアさん 瀬戸内の島で暮らす英ミュージシャン
朝日新聞「ひと」に掲載
Dave Sinclair Japanese official website
*2018.9.17
パラダイス・レコード
山の中にポツンと一軒家、まさに楽園のような店
様々なジャンルのレコードを膨大に在庫(CD・音楽書なども多数)
アーティストごとにかなり細かく仕切り板で分けられている
ビートルズなど大物は各アルパムごとに仕切り板があり
同じタイトルでもオリジナルから各国盤・再発盤までズラリと揃う
特にベンチャーズの在庫がものすごく棚2〜3列くらい全部ベンチャーズ
とにかく多くて隅から隅まで見ようとすると一日では足りない
近くの温泉に泊まりがけで訪れる客もいるという
探し物は見つかりやすい(何でもある)が値段がチト高めなのが玉にキズ
最近の収穫物は
Grateful Dead - From The Mars Hotel
Grateful Dead - Blues For Allah
Grateful Dead - Terrapin Station
The Ventures - Hawaii Five-O
いずれも米オリジナルをリーズナブル価格(3,000円未満)で入手できた
*2018.7.21
Stewart / Gaskin New Album & Tokyo Gig
ニュー・アルバム「Star Clocks」8月17日リリース(サイン入り / 通常盤)
ゲスト:Gavin Harrison (drums), Beren Matthews (guitar)
10月20日・21日 東京 青山「月見ル君想フ」にて来日公演(詳細はこちら)
Beren Matthews が同行するが、Gavin Harrison はクリムゾンで忙しいせいか不参加。
*2018.6.23
お買い物報告書@仙台 E-Beans + イベントホール松栄
(いつものように以下すべて中古LP、最後の一枚以外はオリジナル米盤、合計約7,000円)
○The Don Ellis Orchestra - Electric Bath(Columbia, 1967)
○Don Ellis - Autumn(Columbia, 1968)
BS&Tのヒントになったとされる変拍子ジャズロック・オーケストラ。
後者はそのアル・クーパーのプロデュース。プロモ盤。
両方とも "360 SOUND" レーベル。今回最大の収穫がこの2枚。
○Raul de Souza - Sweet Lucy(Capitol, 1977)
ブラジルのトロンボーン奏者によるフュージョンだが、ブラジルの匂いは薄い。
ジョージ・デュークのプロデュース。フレディ・ハバード参加。
○Gino Vannelli - Powerful People(A&M, 1974)
○Gino Vannelli - The Gist Of The Gemini(A&M, 1976)
プログレ・フュージョン・AORシンガーの2、4作目。
ともにバーニー・グランドマンのマスタリング。プロモ盤。
「Brother To Brother」と「Nightwalker」しか知らず、それ以前のは未聴だった。
○Carl Wilson - Youngblood(Caribou, 1983)
ビーチ・ボーイズのウィルソン兄弟の三男坊のセカンド(&ラスト)ソロ・アルバム。
ジェフ・バクスターのプロデュースでグループ脱退中に録音したもの。
これでメンバーの主なソロ・アルバムは揃えたことになるかな。
○リンゴ・スター - グッドナイト・ウィーン(Apple/Toshiba, 1974)
帯なし日本盤。リンゴはこれと前作とベスト盤があれば十分だろう。
E-Beansでは催事会場で年に数回セールをやっていて、期間も一ヶ月程度と長いから、人がまばらな平日に出かけてゆったり見て回ることができる。
それに対して松栄のは会場が広くて枚数も多いのはいいが、週末の2日半だけということもあり、いつも混雑してて押し合いへし合いしながら見ていくのはストレスだ。年に一度のイベントということでほぼ毎回参加していたが、もうそろそろいいかな、と考えている。
<近況>
レコードプレーヤーを修理に出してオーバーホールしてもらったら、アームやオートリターンの不調が完治して新品さながらテキパキと動作するようになった。これで不安解消、思いっきりレコードを聴き倒せる。町田電化サービスさん、ありがとう!
*2018.4.22
ブートレグでもクアドラ
Quadraphonic(70年代の4チャンネル・サラウンド)について調べていて、74年前後にアメリカではFMラジオで盛んに4チャンネル放送されていたのを知った。ロックのブートレグ供給源として昔から有名な King Biscuit Flower Hour (KBFH) である。そこでハタと気づいた。
クリムゾンの「Starless Box」に紛れ込んでたピッツバーグの4曲。なぜわざわざ4曲だけサラウンド・ミックスが作られたのか。これは当時の放送用のクアドラ・ミックスだったのだ。ブートCD「The Great Deceiver (Chapter One)」を久々に聴いてみると、ピッツバーグの4曲(Track: 1,2,4,5)は確かにクアドラだ。他の3曲は有名なアムステルダム音源。このブートはリヴァーブがかなり付加された強引な臨場感が特徴。スクラッチ・ノイズまでが盛大に響き渡る…
他にも、イエス、ジェネシス、ELPなども KBFH で放送され、そのブートがアナログ時代から出回っている。放送からステレオで直接エアチェックした録音はエンコードされているため、再生側の環境によっては4チャンネル再生が可能ってわけだ。ただし、公式にCD化された KBFH 音源は2チャンネルにリミックスされてしまって、本来の4チャンネル再生はできないらしい。当時のクアドラ・ミックスのマスター・テープを保管していた倉庫が火事で焼失したため、CD化の際には別所に保管されていたマルチトラック・テープからミックスし直したとのこと。結果として、各地の放送局に送ったコピーか個人のエアチェックから作られたブートレグが貴重なものとなっているのだ。
イギリスBBCでも4チャンネル放送は少々あり、キャラヴァンのBBCライヴの一部もクアドラの可能性が高い。確認してみると「Canterbury Everywhere」がクアドラだった。元のトランスクリプション・ディスクをそのまま使ってるからだろう。
75年の「BBC Radio 1 Live In Concert (Windsong) 」も放送された当初はクアドラだったはずだが、CD化の際に2チャンネルにリミックスしたのか、それらしく聞こえない。ところが、「The Show of Our Lives: Live at the BBC 1968-1975 (Universal) 」に一曲だけ入ってる "The Dabsong Conshirtoe" はクアドラに聞こえる。こっちはリミックスしないで元のトランスクリプション・ディスクを使用したのだろうか。
73年の BBC In Concert はクアドラではなさそう。
Quadraphonic Radio Discography
*2018.4.6
King Crimson Japan Tour 2018
27th Nov - Orchard Hall, Tokyo, Japan
28th Nov - Orchard Hall, Tokyo, Japan
29th Nov - Orchard Hall, Tokyo, Japan
2nd Dec - Nitori Bunka Hall, Sapporo, Japan
4th Dec - Sunplaza Hall, Sendai, Japan
7th Dec - Hondanomori Hall, Kanazawa, Japan
9th Dec - Grand Cube, Osaka, Japan
10th Dec - Grand Cube, Osaka, Japan
12th Dec - Sun Palace, Fukuoka, Japan
14th Dec - HGB Hall, Hiroshima, Japan
17th Dec - Orchard Hall, Tokyo, Japan
18th Dec - Orchard Hall, Tokyo, Japan
21st Dec - Century Hall, Nagoya, Japan
KING CRIMSON Official Website (JAPAN)
Live in Vienna, December 1st: 2016
日本では昨年9月に発売済みの「ライヴ・イン・ウィーン」が遅れて海外でもリリースされた。同じく3枚組だが内容が異なり、日本盤のみ収録の2015年ジャパン・ツアーが外された代わりに、フリップ・レヴィン・コリンズによるライヴ開始前のインプロを繋げたものと、コペンハーゲンで演奏された "Fracture"(!)が追加されている。やりやがったな。困るんだよな〜こういうことされると…
*2018.2.20
お買い物報告書@仙台 E-Beans + PARCO
(以下すべて中古LP、10枚で合計10,100円)
○The Byrds - Ballad Of Easy Rider(Columbia, 1969)
オリジナル米盤。"360 SOUND" レーベル。
バーズは20年以上前に買った4枚組ボックスで満足していたのだが、ここんとこ後期バーズに改めて魅了され、スキップ・バッティンのソロ・アルバムまで探して入手する始末。"市民ケーン" とか "コーラとアメリカ人" とか彼のオールドタイミーなセンスが好きなんだよね〜。"Lazy Waters" は昔からたまらなく好きだった。泣ける。
○The Doobie Brothers - What Were Once Vices Are Now Habits(Warner, 1974)
オリジナル米盤。邦題「ドゥービー天国」
○The Doobie Brothers - Stampede(Warner, 1975)
オリジナル米盤。西海岸らしく抜けのいいカラッと爽やかな音が気持ちいい。
ここ数年、これまで手薄だった王道アメリカン・ロックをアナログ盤で(なるべくオリジナル米盤を安く見つけたら)買うようになった。アトランタ・リズム・セクション、グレイトフル・デッド、ジェファーソン・エアプレインなんて、以前なら興味の枠外だったのに。
○Kokomo(Columbia, 1975)
メル・コリンズも参加したイギリスのファンキー・パブロック(?)バンドの1枚目。これは表ジャケのイラストが燻んだ色味の再発米盤。「RJ」印あり。カッティングがレイ・ジャノスなのか?
○チェイス/追跡(CBS/Sony, 1971)
SQ Quadraphonic(4チャンネル)日本盤。ウディ・ハーマンなどジャズのビッグバンドで活躍したビル・チェイス率いるトランペット4本入りのブラスロック。"Get It On"(黒い炎)は誰でも聞いたことがある有名曲。
○ジェフ・ベック・グループ(CBS/Sony, 1972)
通常盤とはミックス違いの SQ Quadraphonic(4チャンネル)日本盤(サンプル音源:"Definitely Maybe")。この頃(第二期)が特に好きで、関連バンド Hummingbird の3枚も米盤アナログで揃えた。マックス・ミドルトン最高!
余談:2004年DSDリマスター紙ジャケCDは音圧盛り過ぎで聞き苦しかったため、米盤アナログに買い換えた。
○An Introduction To The World Of SQ Quadraphonic Sound(Columbia, 1973)
SQ Quadraphonic(4チャンネル)米盤。
最近のマイブームは、70年代のわずかな期間で廃れてしまった前時代のサラウンド仕様 Quadraphonic。専用デコーダーを持ってなくても、4本のスピーカーをマトリクス接続すると、それっぽく広がる立体的な音が擬似的に体験できる。中古で買った70年代ソニー日本盤の中に混じってたりして、知らず知らずのうちに持ってたりする。
実はマイク・オールドフィールドのCDにも密かに Quad 盤が存在する。「Boxed」はブックレットに「This CD set is in STEREO」と表記されているが実際は Quad で入ってるし、「Exposed」も初期盤は Quad らしい。アナログ盤のマスターをそのまま使ったのかもしれない。
参考ページ:昔あった4チャンネル・ステレオ・レコードを聴く
○Curlew(Landslide, 1984)
Bill Laswell / George Cartwright / Tom Cora / Nicky Skopelitis / Bill Bacon
メンバー入れ替わりの激しい老舗レコメン系バンドのデビュー作。MASTERDISK 刻印あり。
ライヴ音源大量追加2枚組でCD化されてたなんて知らなかったよ…
○Bennie Wallace - Twilight Time(Blue Note, 1985)
オリジナル米盤。STERLING 刻印あり(マスタリング:グレッグ・カルビ)
ドクター・ジョンやスティーヴィー・レイ・ヴォーン、ジョンスコが参加。
○Eurythmics - Be Yourself Tonight(RCA, 1985)
オリジナル英欧盤(ドイツ製)だが、歌詞やクレジットが載ってるはずのインサートが入ってなくてガッカリ…
学生時代にミュージック・カセットでよく聴いてたのを改めて買い直し。アレサ・フランクリン、コステロ、スティーヴィー・ワンダーも参加した、名曲目白押しの名盤だと思う。ポール・ヤング、スタイル・カウンシル、スクリッティ・ポリッティなど、85年前半はソウル風味のイギリスものが流行ってたっけ。
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