*2007.11.20
Egg & Uriel 未発表音源発掘!
Hatfield のアーカイヴ音源を世に出してカンタベリー・ファンを喜ばせたレーベル Burning Shed が、またやってくれた。
ライヴ音源やBBCセッションを収めた Egg「The Metronomical Society」と、Steve Hillage が脱退する前に録音された「Arzachel」のリマスターと未発表デモ(!)を収めた Uriel「Arzachel Collectors Edition」の2枚に加え、別売りブックレットも同時発売。詳しくは Burning Shed へ。直接購入可能。
*2007.9.5 (2007.10.22 追記)
両巨頭の久々の新作が奇しくも同時期に発売
・Robert Wyatt - Comicopera (Domino)
三幕もののコミック・オペラ(喜歌劇)とのこと。
主なゲスト:Brian Eno, Paul Weller, Phil Manzanera, David Sinclair。
国内盤にはボーナストラック "Wonder How Your Breath Can Last" を追加。ライナーはピーター・バラカン氏。
・Kevin Ayers - Unfairground (Lo-Max)
スタジオ録音の新作としては92年の「Still Life With Guitar」以来15年ぶり。
ゲストとして Robert Wyatt, Hugh Hopper, Phil Manzanera, Bridget St. John が参加しているらしい。
国内盤は紙ジャケ仕様。初回盤のみミニ・ポスター封入。
*2007.9.27
Kevin Ayers and the Whole World 1970年のライヴ音源発掘!
Hyde Park Free Concert 1970 (RR002)
Michael King が設立したレーベル Reel Recordings から、1970年7月18日録音のハイド・パークでのライヴがリリース。
メンバーは David Bedford, Lol Coxhill, Mike Oldfield, Robert Wyatt(!)
この時の録音のごく一部は「Lol Coxhill - Ear Of The Beholder」 (Dandelion/See For Miles, 1971) に収められていた。ブート「Colours Of The Day」で出ていた同じメンバーによるオランダでのライヴが素晴らしいものだっただけに、大いに期待できる。
*2007.9.11
Joe Zawinul 死去(享年75)
キャノンボールの「Mercy, Mercy, Mercy!」とか、マイルスの電化転換期に重要な役割も果たしていたりするが、ザヴィヌルと言えばやっばりウェリポ。
Weather Report のアルバムは末期を除いてハズレがない。衝撃の「1st」、親しみやすい「Heavy Weather」もいいが、個人的には「Mr. Gone」〜「Night Passage」に思い入れがある。中学時代に "Young and Fine" を聴いて即ファンになり、ジャズ〜フュージョンの世界に入ったようなものだから。
摩訶不思議なサウンド 珍妙なメロディー 猛烈なグルーヴ!
*2007.8.23
クインシー・ジョーンズ強化週間
今さらながらクインシー・ジョーンズにハマってしまった。
久々に購買意欲が沸き起こり、ここ一週間クインシーだけでCD3枚と中古LP2枚を購入。さらにCD4枚、中古LP1枚も到着待ちの状態。合計10枚。
それというのも、だいぶ前に入手していた4枚組CDボックス「Q: The Musical Biography of Quincy Jones」を、膨大な文字量のブックレットを読みつつ鑑賞した結果、改めてクインシーの偉大さがスッと理解できたからである。決して革新的だったわけではないが、優れたミュージシャンを適材適所に配置し、卓抜した音楽センスでゴージャスなエンターテインメントに仕上げる、映画監督的・料理人的な見事な手腕に感銘を受ける。単純に、聴いて気持ちいい(美味しい)とこが良い。クインシーんぼう万歳!
Q: The Musical Biography of Quincy Jones
このボックスにはクインシー名義のアルバムや映画音楽からの選曲に加え、プロデュースや編曲・作曲を手がけた作品も多数収録されている。登場するミュージシャンは多彩で豪華絢爛。一部だが名前を挙げて見ると…
ライオネル・ハンプトン、クリフォード・ブラウン、キャノンボール・アダレイ、サラ・ヴォーン、レイ・チャールズ、ペギー・リー、デューク・エリントン、カウント・ベイシー、エラ・フィッツジェラルド、ルイ・アームストロング、マイルス・デイヴィス、ダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソン、ダニー・ハサウェイ、B.B.キング、アストラッド・ジルベルト、フランク・シナトラ、ポール・サイモン、アレサ・フランクリン…。さらに「ウィ・アー・ザ・ワールド」も入ってるから、そりゃもう大変なことに…
まさに米国ポビュラー音楽を俯瞰できるようなセット。素直な耳を持った全ての音楽ファンにオススメ。
*2007.7.14
HighFieldが選ぶ洋楽ロック・アルバム・ベスト20 1960〜1989
雑誌「レコード・コレクターズ」で、<あなたが選ぶ洋楽ロック・アルバム・ベスト20 1960〜1989>を応募している。ぼくが選んだ20枚は以下の通り。レココレに載ったベスト100以外からあえて選んだが、絶対外せない3枚(60, 70, 80年代から各1枚)は例外として含めることにした。この20枚は生涯聴き続けていくことだろう。
1. National Health - Of Queues and Cures
(カンタベリー・ロックの魅力が凝縮された超傑作。高密度の演奏、親しみやすい楽曲、構成も見事。一般的に無名なのが残念。)
2. Soft Machine - Volume Two
3. Hatfield and the North - The Rotters' Club
4. Robert Wyatt - Rock Bottom
5. Soft Cell - This Last Night in...Sodom
6. Aztec Camera - High Land, Hard Rain
7. The Lodge - Smell of a Friend
8. Faust - IV
9. Slapp Happy - (Casablanca Moon)
10. King Crimson - Starless and Bible Black
11. Eno - Here Come the Warm Jets
12. Frank Zappa - You Are What You Is
13. Led Zeppelin - Houses Of The Holy
14. ELO - Time
15. 10cc - Bloody Tourists
16. Rockpile - Seconds of Pleasure
17. Marc Almond - The Stars We Are
18. Tyrannosaurus Rex - A Beard of Stars
19. Todd Rundgren - Initiation
20. The Beach Boys - Pet Sounds
<選盤ルール>
1960〜89年にリリースされた洋楽ロックのオリジナル・アルバムで、ベスト盤やオムニバス、後にリリースされた発掘アルバム等は対象外
*2007.4.21
絵本作家のピエール・プロブストさん死去
ピエール・プロプストといっても、ほとんどの人は知らないだろう。
でも、ある特定の世代(の一部)には印象に残っているかもしれない。
少女カロリーヌと動物たちが繰り広げる冒険を描いたカロリーヌ・シリーズ(カロリーヌとゆかいな8ぴき)
幼少のみぎりは穴が空くほど読みまくったものだ。今は残念ながら手もとに残っていないが。
主人公はもちろん少女カロリーヌなのだが、その周囲で、ストーリーとは関係なく思い思いの行動を取る動物たち。
それがまたリアルなのだ。子供がやりそうなことをやってる。そこに何度見ても飽きない魅力があった。
少し前にNHKの番組で取り上げられたことがあり、熱心なファンの存在を知った。やはりわかっている人はいるものだ。
以前は入手困難な時期があったようだが、現在は再販されて手に入れやすくなっている。
ただし、後年になって絵を描き直したのか、絵柄が昔とは微妙に違うようなのが少し残念ではある。
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