Random Diary 2004

*2004.12.31
ほぼ20年ぶりにスピーカーを買う

ヤフオクで「BOSE 301MM2」を買った。エッジ交換済中古を25000円で。(定価は7〜8万くらい)

これまで20年近く使っていた「BOSE 101MM」には特に不満はなかった。いやむしろ音の質感・定位感は抜群である、と思う。実は少し細工をした。余計な乱気流を防ぐためバスレフポートに詰め物をしているのだ(某サイトの影響で)。唯一欠点といえば、小型のせいで低音が迫力不足ということくらい。でも聴きやすさ、という点ではそこが逆に長所ともなっていた(ぼくの場合)。

「BOSE 301MM2」を聴いてまず感じたのは低音の出方が全然違う、ということ(当たり前か)。だが、その出方がイマイチ気に食わない。これまで101の軽い音に慣れていたせいか、低音が出過ぎているように感じる。しかも締まりがない。そこで、手近に買えるオーディオ・テクニカ製(真鍮・ソルボセイン・ハネナイトの重層構造)インシュレータ AT6099 を敷いてみた。おーなかなか良いんじゃないの(気のせいか?)。でもやっぱり置き方に根本的な問題があるな〜(インシュレータの下に人造大理石板、その下に防震ゴム、その下に雑誌を重ねて高さを出し、アンプ、CDプレーヤーと同じ台に置いてる)。そこで今度は BOSE 純正スタンド AS-2 を購入。スピーカーとスタンドの間にオーディオ・テクニカ製インシュレータ、人造大理石板を敷く(せっかく買ったのに余らせるのはもったいないので)。ん〜いい感じやないの(これも気のせいか?)。でも定位感が思ったほど出ないな〜。それより何より部屋が狭くなってしまったぞ。んでもまあこの状態でしばらく聴いてみよう。音場感(音の広がり・奥行き)はさすがに出るし、高域から低域まで出てくる音域は確実に広くなっているんだから。

*2004.11.28
Fresh Sound も CCCD!

メルマガで報告した「Miles Davis - Birdland 1951」(Blue Note/EMI-UK盤)に引き続き、またもコピーコントロールCDを買ってしまった。今度は「Bird & Chet - Inglewood Jam: Live at the Trade Winds 1952」(Fresh Sound)。CCCDロゴがなかったから最初は気付かなかったが良く見ると、裏面右下の小さくクレジットが書いてある中に "This CD contains Copy Control Technology" と…。コノヤロー!うちのプレーヤーでは問題なく再生できたが、Macに入れて調べてみようとは思わない。Fresh Sound はスペインの小さな(?)レーベル だが、古いジャズの発掘で知られている。これは1991年に出たCDを今年再発したものらしい。こんなとこまでCCCDにする必要があるのかね〜

*2004.10.3
マイルスを聴け! Version 6

Columbia/Legacy ボックス・シリーズ完了にシンクロするように、というかマイルスの命日に合わせたんだろうけど、6版目がいつの間にか出ていた。今回は2度目の文庫本(全381枚・最新盤132枚追加で800ページ超!)。表紙は今までで最高にカッコイイかも。これまで全版買ってきたが、毎度ながら全ページ読み進めていくのが楽しい楽しい。記述の微妙な違いを発見するのが楽しい楽しい。今回はブートのリマスター出し直しによるカバー写真刷新が多く、これまた楽しい楽しい。ここ数年のブート・リリースラッシュにはついていけず、コンプリートに買い揃えるのはとうに諦めているが、これを読んでいると困ったことに購買欲がムズムズと刺激されてしまう。オフィシャル・リリースに期待できなくなっている昨今、ブート購入は避けられない道。とはいえ、かつてほど入手困難というわけではないにせよ、まだまだ高いんだよな〜。

*2004.8.29
「山形国際ジャズ・フェスティバル in 天童」に行ってきた。

特に見たい人が出るわけではなかったが、せっかく車で行けるとこでやるんだし
今まで未体験だったジャズ・フェスなるものを見てみるのもいいかな、と。
午後1時半から夜の8時頃まで、たっぷりジャズが聴けて4000円と安いし。

会場は思ったより居心地が良かった。
おおぜい芝生の上で飲み食いしながら適当に楽しんでるのは、なかなかいい光景だ。
家族連れもいる。車座になって宴会してるやつらもいる。聴いてるのかお前ら。
後方でテントを設置してる強者どもには驚いた。

一般的には、映画「スウィングガールズ」出演者本人達の演奏が目玉だったろう。
山形(置賜地方・米沢)が舞台になってることもあって特別出演。
セーラー服の女子高校生姿でビッグバンドなんだから壮観だ。(ピアノひとりだけ男)
みんな初心者だというから音はそれなりだが、大受けに受けていた。
中でもベースの子がカッコ良かったのが印象的。

川島哲郎クインテットは「見上げてごらん夜の星を」が良かった。
女声四人のXUXU(しゅしゅ)は、ここの雰囲気にイマイチ合ってなかったようだ。
山形出身の高嶋宏(ギター)は盛り上がった。「青い影」のアレンジが見事。
ハロルド・メイバーンは「宇宙のファンタジー」(EW&F) がノリノリで素晴らしい。
個人的に期待していたのは、トリの渋谷毅オーケストラ。豪華メンバーだ。
良い演奏だったが、あまりにも寒くて途中で帰ってきてしまった。
暑いと思っていたのに、夕方からは風も出て涼しいを通り越して寒くなってきたのだ。
でも行って良かった。いや〜ジャズ・フェスっていいもんですね。

(メルマガより転載)


*2004.8.1
東京漫遊お買い物報告書

・iPod 保護フィルム 750円(税込)@Apple Store, Ginza
 液晶部分に貼るフィルム一枚。噂の 銀座 Apple Store 訪問記念として。
 裏の鏡面部は放熱板の役目を果たしているから、保護シートなどで密閉しない方がよさそうだ。
 店内はオシャレ過ぎて居心地が悪い(笑)iPod だらけで他の商品の種類が少ないから閑散としている感じがする。

・NRBQ CD「トランスミッションズ」3500円「ダミー」2520円(税込)@クロコダイル(渋谷)
 おまけでサイン入り小型ポスターをもらった。やっぱりここで買って正解。
 1・2部ともバーに座って見ることができた。ただし視界が狭く、大きな柱が邪魔になってステージの3分の1しか見えない。
 1部は左端のジョニー、2部は右端のテリーしか見えなかったが、壁の鏡を見れば何とか状況を把握できた。
 “全米一のバー・バンド”なんだから(という理由をつけて)しつこくバーに張り付いていたおかげで疲れずに済んだ。
 音の方は言うまでもなく最高。2部の方が思ったより短かった(アンコール含めて1時間ちょっと)のが残念だったが。

○新品CD@新宿ユニオン・プログレ館(表示価格<税抜>からさらに10%引き)
・Steve Miller's K.Ostra ".....it's out there" (Crescent Discs CD6CD) 1990円
・Steve Miller - Piano Solos "See Hear" (Crescent Discs CD7CD) 1990円
 亡くなる直前(96〜98年)の録音2種。こんなの出てたなんて知らなかった。

○中古LP@新宿ユニオン・ジャズ館(表示価格<税抜>からさらに10%引き)
・Wes Montgomery - California Dreamin (米Verve) 1400円
 このジャケはLPで持っていたい、と思ったがよく見ると印刷が雑だ。幾世代かを経た再発盤か。
・パット・メセニー - 80/81 (ECM/トリオ) 900円
 ストレート・ジャズに挑戦、と話題になった盤。今ごろ買うのもなんだが持ってなかったので。
Clarke Duke Project (米Epic) 100円
・デイヴ・グルーシン - マウンテン・ダンス (JVC/ビクター) 100円
・渡辺貞夫 - モーニング・アイランド (Flying Disk/ビクター) 100円
 激安フュージョン盤を漁るのは楽しい...って前にも書いたな。
 こんなの今ごろ買ってどうする、って気もするんだけど...

・マックシェイク・ブルーベリー味 100円(税込)
 お茶の水駅前も何件か見て回ったが、結局これしか買わず。

*2004.7.28
iPod が来た!

思ったより小さく薄い。これなら mini じゃなくても十分だ。ただ、裏の鏡面部は指紋がつきやすい(それが目立つ)のが欠点か。
あとはやっぱりアクセサリも欲しくなる。ケースは必須ではないかな。色々ある中で、ぼくが選んだのが Spider Jacket for iPod 2。
価格・デザイン・機能性とも、これがベストだと思う。中にはすごく高価なケース(ブランドもの)もあって、iPod 本体より高かったりする(笑)。本末転倒ですな。こういうのに金かけるの好きな人は結構いるんだろうね。(10万円のスピーカー・ケーブルとか)

この日に備えて iTunes にかなりの曲を詰め込んだ。ショスタコーヴィチ交響曲全集なんてのから、モンティ・パイソンやらインタビューもの朗読ものなんかも。現在1098曲、5.17GBに達した。でも、まだまだ余裕だ。ぼくの iPod には20GB入るんだもんね(笑)

*2004.7.24
とうとう iPod を買った!

前々から欲しかったが、3万以上ではまだ高いし、外出の機会も少ないので必要性も切実ではなかった。
が、Apple Store 期間限定クーポン(3万円以上買うと3000円引き)を手にしたことが引き金になり、たった今クリックしてきた。半ば衝動買い(笑)
初めは iPod mini にしようと思ったが、容量4ギガでは余裕がない。ちょうどぼくの iTunes ライブラリは間もなく4ギガになろうとしているのである。これでも入れてる曲数は少ない方だと思う。それなら20ギガの iPod にした方がいいか、5000円ほど高いだけだし、ということで、20ギガ iPod を購入。
到着するのは来週の予定だが、上京する土曜日までなんとか間に合ってほしいものだ。

*2004.7.20
おすすめの読み物

沼田順氏の文章
「私がディスクユニオンを辞めたわけ」を読んで、このところレコード店から足が遠のいている理由の一端が見えたような気がした。

以前から気になっていたのが、ブックオフなど“明るい”店で店員が連発する(おざなりの)掛け声。「いらっしゃいませこんにちわ〜」ここは八百屋か魚屋か、耳障りで落ち着いて物色できない。早々に退散。もう来ないぞ(とその時は思うのだが...)
こんな店が増えてきているような気がする。
同様に感じている人に一読をおすすめします。(ぼくだけじゃないよね?)

*2004.6.1
下(2004.5.14)で腐れかかっているCDについて書いたが、その後日談を。
「MADE IN U.K. BY PDO」と刻印してある88〜93年頃のイギリス盤で、レーベル面や盤の周りが金色のような赤茶けた銅のような色に変色しているものは不良品として認識されており、PDOに該当CDを送ると、新しいCDに交換してくれる。
詳しくは以下のサイトを参照のこと。

Bronzing CD's

うちのCD棚を調べたところ全部で14枚見つかった。

*Strange Fruit Records*
The Soft Machine - The Peel Sessions (SFRCD201)
Before the Fall: Peel Sessions 1967-1977 (SFRCD203)
Syd Barrett - The Peel Sessions (SFPSCD043)

*Windsong*
John Martyn - BBC Radio 1 Live In Concert (WINCD012)
Kevin Ayers - BBC Radio 1 Live In Concert (WINCD018)
Stackridge - BBC Radio 1 Live In Concert (WINCD019)
XTC - BBC Radio 1 Live In Concert (WINCD 026)

*Island Records*
June 1, 1974 (IMCD92)

*Some Bizzare*
Marc Almond - Jacques (BREL 1 CD)

*Tangerine Records*
The Cleaners From Venus - Golden Cleaners (TANGCD3)

*Polygram TV*
Manfred Mann - Ages of Mann (514 326)

*Chronoscope Records*
Spontaneous Music Ensemble - Karyobin (CPE2001-2)

*Kissing Spell*
Mellow Candle - The Virgin Prophet: Unreleased Sessions 1969-1970 (KSCD9520)

これらを送ってから一週間で早くも(在庫があった7枚だけだが)届いた。
いつまでこの処置を取ってくれるかわからない。該当CDを所持している人は早めに対応した方がいいだろう。
まずメールで連絡(上記サイト参照)してから、送るのはCD盤のみで、ケースやライナーは送らないこと。

*2004.5.28
ヤケ買い報告書

五大メジャーへの反感が肥大する今日この頃、
良心的マイナー・レーベル(及びショップ)を応援したいという気持ちと、
今のうちに輸入盤買っといた方がいいかな、という心配性から(?)
買いそびれていた最近のカンタベリー関係アイテムをまとめ買い。
from Artist Shop(数字は米ドル)

Richard Sinclair - What in the World 16.99
Polysoft - Tribute to Soft Machine 15.99
Henry Kaiser & Wadada Leo Smith: Yo Miles! - Sky Gardens 19.99
Pip Pyle's Bash - Belle Illusion 12.99
Daevid Allen & University of Errors - Jet Propelled Photographs 12.99
Brotherhood of Breath - Bremen to Bridgewater 17.99
Phil Miller's In Cahoots - All That 12.99
Caravan - The Unauthorised Breakfast Item (special edition) 25.99
21st Century Schizoid Band - Live in Italy 23.99
Hugh Hopper - Jazzloops 18.99
Various Artists - When Worlds Collide: Inside Out Music Sampler Vol. 2 0.00

Subtotal: 178.9
Worldshipping: 26
Worldinsurance: 8
Worldtotal: 212.9


P.S.
当サイトに Fred Chalenor から連絡が届いたので紹介しておく。

*****

Hello

we thought we should let you know that C@veman Shoestore are recording their first cd in ten years here in seattle washington. The band is the original trio of: Henry Franzoni, Elaine diFalco and Fred Chalenor.

again the music will be very polyrhythmic and crazy.

Cheers fred

*2004.5.26
輸入権問題に関して、メルマガに書いたことへの補足を少し

<さらに予測される事態、というか妄想>
・ネット上の違法配信を含め、海賊版がさらに増える(これは確実だろう)
・音楽がドラッグのように闇で取引されるようになる(禁酒法時代の地下クラブを思わせる音楽鑑賞会とか)
・行くところまで行くと、個人が輸入盤を所有してるだけで罪になるかもしれない
 「ドンドン、警察だ、開けろ!」「うちには輸入盤はありませんよー」
<かなり楽観的な方向での予測、というか希望>
・心ある音楽家はインディーへ移り、メジャーに残るのは「金のためにやってる」クソどもばかり
・五大メジャー・レコード会社の売り上げガタ落ち
・揺り戻しで輸入権廃止→再販制度廃止→著作権廃止

今回の法案では、アジアからの逆輸入CDいわゆる還流盤の流入を防ぐことが建前となっているが、
還流盤とて正規盤であり、音楽家への印税を含め日本のレコード会社へ金はちゃんと入っている。
ただ単に、日本国内盤として売れれば金がより多く入るということなのだ。甘すぎる。
日本独特の再販制度に守られている上に輸入権まで認めればレコード会社への二重の保護になるではないか。
そもそも本来取り締まるべき海賊盤がそっちのけになってるのが不思議だ。

個人レベルでこれに対抗するには、
五大メジャー・レコード会社の商品(国内盤輸入盤とも)をボイコットする(買わない)ことだ。
去年から日本盤はなるべく買わないようにはしてきたが、これからは決然と実行するつもりだ。

*2004.5.20
趣味は人間に大切なものである。楽器を壊(こぼ)つものは社会から音楽を奪う点において罪人である。書物を焼くものは社会から学問を奪う点において罪人である。趣味を崩(くず)すものは社会そのものを覆(くつが)えす点において刑法の罪人よりもはなはだしき罪人である。音楽はなくとも吾人は生きている、学問がなくても吾人はいきている。趣味がなくても生きておられるかも知れぬ。しかし趣味は生活の全体に渉(わた)る社会の根本要素である。これなくして生きんとするは野に入って虎と共に生きんとすると一般である。

(夏目漱石著『野分』より)


*2004.5.14
CDやDVDの寿命は意外に短い?
(“Yahoo! Japan コンピュータトピックス - 5月14日(金)8時 33分 更新”より)
2000枚以上のCDコレクションを携えて引っ越しをしたダン・コスターさんは、新居で音楽を聴いていて奇妙なことに気づいた。CDはいつも大切に取り扱っていたのに、きちんと再生できないものがあるのだ。 ノースカロライナ州のクイーンズ大学シャーロット校でウェブとグラフィックのデザイナーをしているコスターさんは、ひどく音が飛ぶ1枚を手にとって、照明に近づけてみた。(以下略)(WIRED)


うちにも腐れかかっているCDが何枚かある。例えば…
Soft Machine「The Peel Sessions」(Strange Fruit)
XTC「BBC Radio 1 Live In Concert」(Windsong)
など、90〜92年製のイギリス盤、それもBBC関連音源に顕著。
どれも共通して内周に「MADE IN U.K. BY PDO」と刻印してある。
気になる方は一度確かめてみてはいかがだろうか。

*2004.4.14
海外盤CD輸入禁止に反対する

こんな問題が持ち上がっていたなんて、さっぱり知らなかった。
こんなことになったらCD買わなくなるだけなのに。
欲しい輸入盤は今のうちに買っておいた方がいいかな〜?

*2004.3.8
市町村合併に関して一言

一時的な都合による必然性の無い組み合わせの合併になってしまい、後にいびつな結果を残すようなことは避けてもらいたい。

*2004.2.17
ショスタコービッチの交響曲

5番に次いで聴きやすい(わかりやすい)のは1番ではないでしょうか。
音楽院の卒業作品として18歳(!)の時に書いたものだそうですが、
才気煥発な天才ぶりを既に発揮しています。
特に、ピアノが活躍する軽やかな第2楽章が好きです。

数を聴いていないので演奏の優劣は良くわかりませんが、
バルシャイ指揮の激安セットが音も良くお買い得だと思います。

その他では9番もお気に入り。
交響曲第9番につきまとう重厚なイメージを覆す、ヤケクソ気味に軽い小品。
(全5楽章でありながら演奏時間20数分)
ショスタコには、暴走するというか、書きなぐりのように感じられるところがあり、
そうした軽さ・スピード感に魅力を感じています。

ショスタコの場合、裏に潜む政治的な事情を知ることで、
その音楽をさらに深く味わえるようになるのではないでしょうか。
ヴォルコフ著「ショスタコーヴィチの証言」は、偽書とも言われてるようですが
あのような(今の北朝鮮のような?)状況が現実であったことは間違いないと思います。
面白いエピソード満載なので、読み物として他人事のように楽しむことも可能です。

(某MLへの投稿より)


*2004.2.14
遅ればせながら、デイヴ・シンクレアの新作「Full Circle」を聴きました。
まず1曲目であれれ?と思ったものの、聴き進むうちジワジワと...
クライマックスは "Peace in Time" での Naomi さんの歌声。
涙が出てきました。
音楽を聴いて泣いたのは久しぶりでした。

一つ残念だったのは、デイヴ本人のヴォーカルが聴けなかったこと。
(「Into The Sun」で1曲だけ聴けますが)
Moon Over Man」での素直な歌声が好きだったので。

(某BBSへの書き込みより)


*2004.2.5
「スピーカーから録音」も取り締まる音楽コピー防止技術

なんかオッソロシーことになってきたぞィ...

*2004.2.2
キチ買いは続くよ、どこまでも(ここ一ヶ月間に通販で購入したもの)

Wagner / Golden Ring: Solti (DVD)
Golden Voices of the Century: Callas, Caruso, Tauber, Schuwarzkopf, etc (2CD)
Smetana / Ma Vlast, etc: Kubelik, Levine (2CD)
Hoffnung's Music Festivals (2CD)
Bridge / The Sea: Groves
Bliss / A Colour Symphony; Adam Zero: Lloyd-Jones
Walton / Facade: Lloyd-Jones
Britten / War Requiem: Vishnievskaya, Pears, Fischer-Dieskau, Britten (2CD)
Bax / The Symphonies Handley (5CD)
Elgar / Complete Symphonies: Previn (2CD)
The Lighter Elgar: Collingwood, Marriner
Walton / Belshazzar's Feast, Symphony No. 1: Rattle
Scriabin / Preparation for the Final Mystery: Ashkenazy (3CD)
Arnold / Overtures: Arnold
Arnold / Dances: Penny
Gliere / Symphony No. 1, The Sirens: Gunzenhauser
Gliere / Symphony No. 2, Zaporozhy Cossacks: Clark
Berlioz / Overtures: Talmi
Ives / The Unanswered Question, Holidays (Symphony), etc: Bernstein
Carmen Cuesta - One Kiss
Dave Sinclair - Full Circle
Dave Sinclair - Into the Sun
Lars Hollmer Yuriko Mukoujima Duo - Live and More

<以下、入荷待ち>
Finzi / A Centenary Collection: Boughton
Grofe / Orchestral Works: Stromberg
Grofe / Death Valley Suite, Hudson River Suite, Hollywood Suite: Stromberg
Ketelbey / In a Monastery Garden: Ketelbey
Ketelbey / In a Persian Market: Lanchbery
Ireland / Piano Concerto, Mai-Dun, Legend: Thomson
Walton / Orchestral Works: Thomson
Rattle Conducts Britten (2CD)
Scriabin / Symphony No. 2, 3, 4, etc: Jarvi (2CD)
Tchaikovsky / Symphony No. 7, Piano Concert No. 3: Jarvi
Rachmaninov / Symphony No. 1, etc: Svetlanov
Rimsky-Korsakov / Complete Symphonies: Svetlanov (2CD)
Glazunov / Seasons, etc: Svetlanov
Ives / Symphony No.2, 3: Ormandy

*2004.1.20
音楽が好き、歌は嫌い(続き)

例えば、オッター(Anne Sofie Von Otter)がエルヴィス・コステロと作った「For the Stars」では、ごく自然に(囁くように)歌っていて、好きなアルバムの一枚になっているのだが、これなら聴けるかも、と思って彼女の本職クラシックものを試聴してみると、やはりあの大仰な発声でガッカリしてしまう。普通に(ポップスやジャズのように)歌ってはいけないのかね?

クラシックを歌うには伝統的にあの発声法が理に適っている(マイクを使わずホールに声を響き渡らせるため。特にオペラともなると大オーケストラと張り合わなければならない)というのは理解できる。しかし、今の時代はスタジオで録音したものを家庭で聴くことの方が圧倒的に多いはずで、それを考えに入れた上で吹き込んでもいいのではないか、何もコンサートと同じ状況にこだわらなくても、と常々疑問に思っている。 中にはそういうレコードもあるのかも知れないが、これまでのところクラシック系声楽のレコードで「これは良い!」と思えるものには出会えていない。まあ、そもそもクラシックの曲調にポップス風の発声が合わない、てこともあるのかもね。カヒミ・カリイのように歌ってほしい、というのは無理な注文か...

以下、実際に聴いてみた声楽ものをいくつか挙げてみる。
ショスタコは「マクベス夫人」がスゴイらしいというので、ロストロポーヴィチ盤を購入。バックのオケの強烈な音響はやはり凄いと思ったが、歌の部分(大部分)はツボを掴みきれない。この曲に限らず、声よりも楽器の方がメロディを掴みやすいような気がする。
ショスタコは交響曲に声楽入りのがあるが、それもいまいちピンと来ない。日本で割と有名らしい「森の歌」(アシュケナージ盤)も一聴したところ全くピンと来ず。いかにもポジティヴな合唱曲だからな〜。
同じ合唱でもフォーレのレクイエムは割と聴きやすかった。静かに歌う(声を張り上げない)ところが良いのかも。
オペラの中では、レハールの「メリー・ウィドウ」(主役シュヴァルツコップ、指揮マタチッチ)が聴きやすい方だった(正確にはオペレッタだが)。声質としては、歌よりセリフ部分の方が色気があって好きなんだけど...
シェーンベルクの「グレの歌」は何故か3種類も(ストコ2種とシャイー盤を)持っている。大部分はオペラ風でイマイチ楽しめないのだが、歌の入らない前奏曲と間奏曲がいいのだ。特に間奏曲が目眩く美の極致という感じでメチャクチャ好きだ。

(某MLへの投稿より、大幅に加筆・再構成)


*2004.1.14
Winged Migration

2001年のフランス映画「Le Peuple Migrateur」(邦題は「WATARIDORI」)のサントラ盤。予告編などを収めたエンハンスト仕様。
ロバート・ワイアットが2曲(4トラック)で歌っている。作曲は全ての音楽を担当している Bruno Coulais。「Dondestan」に近い雰囲気があって、なかなか良い曲だ。映画でも効果的に使われている。(ちなみに、エンドクレジットに流れる曲は Nick Cave が歌っている)
鳥の羽音を音楽と同化させたり、アルバム全体としても良く出来ていて、生々しい録音が秀逸。日本盤「WATARIDORI」はCCCDなので注意すること。

この映画は最初から最後まで様々な渡り鳥の生態(主に飛ぶ様子)をひたすら映し出すもので、字幕やナレーションは最小限の説明が入るだけ。環境映像のようでもあるが、驚異の映像の連続(CGではない)にグイグイ引き込まれてしまう。(監督ジャック・ペラン)
DVDコレクターズ・エディション(2枚組)には、おまけ映像として音楽メイキングも入っていて、ワイアットの姿もチラッと。

この映画についての詳しいことはこちらで。


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