がんばっていきまっしょい
Story/あらすじ
はじめに
第一艇
第二艇
第三艇
第四艇
特別艇
第五艇
第六艇
第七艇
第八艇
第九艇
最終艇
第八艇
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    悦子(鈴木杏)が元気ない。原因は初恋、相手は校内人気ナンバーワンの三郎(田口淳之介)だ。これまでは気安く話せたのに、いまでは遠くから三郎の姿を見つめてはため息をつくばかり。その三郎は男子ボート部に入ったものの、相変わらずのマイペースでミーティングにも顔を出さない。浩之(錦戸亮)はうんざりだが、引退間近の安田(北条隆博)から「お前とあいつでやっていかな」と諭されて我慢した。

悦子は気づかれていないつもりでいたが、多恵子(岩佐真悠子)たちはすっかりお見通しだった。まもなく修学旅行で大阪へ行く。真由美(藤本静)が「チャンスよ!」と興奮すれば、利絵(相武紗季)は「自由行動、一緒に出かけようと誘ってみぃや」とアドバイス。敦子(佐津川愛美)も「中田君と一番仲えぇやない」と言ってくれたから、悦子も少し自信が出てきた。修学旅行初日、悦子が勇気をふるって三郎を誘おうとした瞬間だった。「会いに行く、小百合に。この街におるんや。忘れられん、好きなんや」。三郎の衝撃的な告白に悦子は言葉を失なった。

同じころ、根本(小日向文世)のお好み焼き屋にはなじみの顔が続々とつめかけていた。オノケンコーチこと大野(池内博之)がシングルスカルの代表枠レースにのぞむことになり、その壮行会が開かれていた。レースは進境著しい若手選手とのマッチレース。大野にとっては引退をかけた大一番だ。激励には幸雄(大杉漣)や友子(市毛良枝)、法子(浅見れいな)にまじって、ジュニア時代から教えてもらっている新海高校のちえみ(関めぐみ)もかけつけた。隣り合わせた法子はちえみから、三郎が同じ絵の教室に通っていたちえみの姉とつきあっていたことを知った。それが小百合(石川亜沙美)だった。「でも、うちの親が厳しくて。姉の受験をきっかけに別れさせられたんです」。三郎より5才年上の小百合はすでに美大を卒業して大阪で就職しているという。 >>
 
 
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