がんばっていきまっしょい
Story/あらすじ
はじめに
第一艇
第二艇
第三艇
第四艇
特別艇
第五艇
第六艇
第七艇
第八艇
第九艇
最終艇
第七艇
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    悦子(鈴木杏)は利絵(相武紗季)にボート部へ戻ってきてほしいと根気よく説得を続けるが、利絵の気持ちは変わらない。そんな最中、新海高校との対抗戦が近づいてきた。地元では因縁の戦いと言われるだけあって、篠村家でも友子(市毛良枝)と法子(浅見れいな)は応援のTシャツを作り、幸雄(大杉漣)も「行くに決まっとるがぁ」ときっぱり。お好み焼き屋の根本(小日向文世)もまったく仕事に身が入らないものだから、(友近)は「腹立つ!」とおかんむりだ。
対抗戦は今度の日曜日。まず男子Bクルー、次いで男子Aクルー、そして女子クルー。悦子は利絵の代わりに1年生の佳代(高畠華澄)を抜てきしたものだから、多恵子(岩佐真悠子)、敦子(佐津川愛美)、真由美(藤本静)は驚いた。「今日な、リーにこれ、もろたんよ」。悦子は利絵から受け取った退部届をみんなに見せた。理由はボートに対する頑張り方が悦子とは違うので、もう一緒にはやっていけないというのだ。多恵子たちはあくまでも利絵を連れ戻そうと言い張るが、悦子は「ほやからもう仕方ない。リー抜きでやろや」と言い切ると練習の開始を告げた。

 ボート部顧問の福田(相島一之)と女子部コーチの仁美(石田ゆり子)ももう一度利絵を説得するよう勧めるが、悦子は「残った私らでなんとかします」と頑な態度をくずさない。悦子は利絵が担当していた雑務も引き受けるつもりだったが、気が焦るばかりで要領がわからない。「リーの分まで頑張ろうて思とるんやろや?」多恵子たちに図星をさされて悦子はやっと本心をもらした。「なんの努力もせんと帰ってきてでは失礼やと思うんよ」。利絵の抜けた分を頑張って試合に勝つ。自分たちの努力を見てもらって利絵には帰って来てもらいたかったのだ。「悦ネェの言うとおりや」。多恵子、真由美、敦子の顔に決意が浮かび上がった。 >>
 
 
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