january
2005
1.4.5.6.7.8.9.10.11.12.2004
1.2.4.5.6.7.9.10.2003
10.11.12.2002


Maximilian Hecker lady sleep kitty-yo #2lp
オーケストレーションを含めた荘厳な演奏をバックに切ない歌声が響く。album leafもしくはsigur rosをバックにNick DrakeもしくはElliot Smithが歌うって表現はあながち間違ってはいないかもしれません。前作も聴いてみたいっ。


Magnetophone kel's vintage thought 4ad 12"
Pixies再結成/ツアーの合間を縫ってはせっせと録りためていたのだろう、Kim Dealのサイドプロジェクトの音源は、現在のポストパンク・シーンを一喝!(かどうかは分からないけど)するシロモノで、暴力的なエレクトロ・ビートに歪んだバイオリンを絡ませた超絶なトラック。Outhudのリミックスも合わせて収録。


Midnight Movies mirage ryko/emperor norton #10"
rykoとメジャー契約するなど欧米では話題騒前らしいUS西海岸の女性vo含めた3ピース。エレクトロニカの要素を抜いたLali Puna、つまりはスタンダードなインディ・ギターロック。サイケデリックでスペーシーな味付けがなされているものの、新鮮さは特別なく。90年代にはたくさんいたよなぁ。


Mercury rev the secret migrationv2 #cd
前作all is dreamでリスナーを現実に置き去りにしてサイケデリアに耽溺していったMercury Rev。彼らに対し心ここにあらずだった自分としては新作の出来には満足。3rdの頃のダイナミズムもありつつサイケデリアもほどよく失っていない。彼らが帰ってきた。


Low the great destroyer touch&go #cd
結局のところ誰にプロデュースされようとLowはLowでしかないわけで。新作でのDave Fridmannという事実はさほど影響なく。彼らにしては乱暴とも思えるギターの大きな歪みに顕著なように、尚も前進しようという力強い意思に貫かれた作品。





Bright Eyes digital ash in a digital urn saddle creek #lp
I'm wide awake,it's morning saddle creek #lp
地域密着型音楽都市、ネブラスカ州オマハからBright Eyesが新作を2枚同時リリース!I'm wide~はアコースティック、digital~はデジタルツールで製作された2極両端な作品。前者はlifted~の延長にあるカントリー/フォーク路線で、収録曲数がコンパクトで楽曲がライトな分、聴きやすい。一方の後者はエレクトロを駆使したがゆえ、裸の歌はより一層の重みを伴い突き刺さってくる。もちろんFaintやCusive、Azure Rayなどオマハの友人たちがサポート。


Artanker Convoy mature fantasy social resistory #cd

素性は分からないけどおそらくNYのバンド。ベース、ワウ・ギター、パーカッション、ホーンなどでもってグルーヴィーかつファンキー・クールなインストを展開。Him〜Outhudまでを思い浮かべつつ、気持ちよーく揺られちゃいます。



Sage Francis sea lion epitaph #12"
Sageの新曲は、anticonを離れ何とパンク・レーベルの老舗から。ゲストにWill Oldhamを招いたとか意外性に富んだトピックばかりでしたが、内容はというと微妙。anticonサンプラーでも感じたのだけど、個人的にSageのラップは肌に合わないみたいで。


Early Day Miners all harm ends here secretly canadian #lp
スロウコアとUSインディの中間をゆく素敵なバンド、Early Day Miners。新作は長すぎず短すぎずの楽曲に適度なテンションが保たれていて、聴きやすいなぁ。ジャケットの配色などもいい!


Kingsbury Manx aztec discipline sit-n spin #lp+12"
1stの頃はそれこそ中期Joan Of Arcに通じるようなポストロック経由の枯れ系フォークを奏でていたKingsbury Manxですが、3rdとなる今作ではオルタナ・カントリーな作風へと完全に移行。しかしメロディーやサウンドの妙がほんと素晴らしく、没個性に陥らない魅力を放ってます。


Rosqo taikonaut gentlemen #cd
Mogwaiラインの轟音インストと歌ものインディが半々。それぞれに魅力があり可能性を感じさせるので、今後どちらに傾くのか、どのように変化していのか気になります。スイスはローザンヌから。


Toboggan still gleams on hummocks gentlemen #cd
スイスの歌ものポストロック・バンドの2ndは、前作からの変化はほとんどないものの、音と歌に若干の深みを増した印象。長く聴けそうな好盤。


Corker Conboy six for five vertical form #12"
 


Piano Overlord tease ep money studies #12"
Scott herren aka Prefuse73の新たなサイドワーク。Scottだからとりあえず飛びついてみたけれど、それほど特筆すべきことは見当たらないエレクトロニカ/ダウンビーツ。何でもかんでもとはいきませんな。


Cavemen Speak shadow animals solos self relesed #cd

いかにもAnticonフォロワーなアングラ・ヒップホップの前半より、Why?ばりのローファイ・フォークの後半が好み。チープなリズムトラック、アコギ、消え入りそうなか細い歌声で脆く崩れるよな風景を浮かび上がらせてゆく。 その手腕がすごく秀逸。



Thesis Sahib wartime theme songs subversiv #lp
 


Cass Mccombs sacred heart 4ad #7"
80年代のペイズリー・アンダーグラウンド周辺の空気感、ノスタルジックでメランコリックな作品が印象深かったSSW。こちらは春に予定されている新作からのパイロット・シングル。バンドを従えて制作されたみたいでカッティング・ギターが煌びやかなメロディーとともに疾走する名曲となっています。アルバムが楽しみ。


Jesse Sykes oh,my girl devil in the woods #lp
 


Jukes I wasn't even looking twisted nerve #12"