august 03
june
may
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january
best 2002
december.02
november
october
Buck65
square cd&2lp
>>>warner canada
カナダのアングラ・ヒップホップ、Buck65の新作は、squareと名付けられた1〜4の構成。ワーナーってとこにかなーりびっくり。北米っていうかカナダではアングラな存在ではないの?!決して内容はメジャーにソウルをセルしたようなものじゃないし。Buckのライムの声質は好みじゃなけれど、なんつってもギターの弦の響きが物凄く、琴線に触れる。
Drag CityやSecretary Canadian好きはそれだけでも、泣ける(はず)。僕は泣いた(はず)。
bardo Pond
on the ellipse cd&2lp
>>>atp
フィラデルフィアからハードサイケの大御所バルド・ポンド、(確か)8thアルバム。大手外資系を見て廻っても、ようやく陽の目を見そうな扱いだけど、初バルド・ポンドとしてであれば、僕は購入をすすめない。貫禄充分なのは承知だし、轟音抑え目なのが気になる。もっとアッチの世界に逝っちゃってほすぃ。静寂の中の轟音は、彼らの魅力ではない気がする。っていうことで「lapsed」がオススメ。1曲目からトベるとべル。
Appliance
are you earthed cd&lp
>>>mute
Applianceの3rdアルバム。おっ突き抜けた!?と最初は思ったけれど、聴き込んでみたら前作、前々作と大差ないかも。活動ながいんだけど、うーん、なかなか化けませんね。次はもちっと刺激的なのお願いします。よ!
D.O.T
s.t cd&lp
>>>twisted nerve
個人的に購買意欲が著しく低下気味だったレーベルから思わぬ傑作。DOTとは確かDakota
Oak Trioの略だったと思うんだけど・・・。その1/3にmelodicからpedro名義でリリースしているJames
rutledgeが含まれている事がちょっとは音に反映しているのかなあと思いつつ・・・清涼感と躍動感が心地よい<ポストロック×フォークトロニカ×インディ>(時折覗かせる歌メロ含む)に包まれてまたも口笛を吹きたくなっちゃったよー。もう。秋よ、来いって思わせる作品ですねー。涼しいからいいけどさ。にしてもビアが美味しくないなあ。
Kammerflimmer Kollektief
cicadidae cd&lp
>>>staubgold
全くもってノーチェックだったベルリンのレーベルからKKの新作。便宜的にジャンル分けするならポストロックっていうかエクスペリメンタル・ジャズ。更にジャンルで音を語ろうとするなら、フリー・ジャズを核としつつ、エレクトロニックやダヴ、ヒップホップまでの語彙を独自に消化して、電気をビリビリっと散りばめた美しきインストゥルメンタル。アヴァンギャルドに偏屈することなく、開かれた音楽として、コンテンポラリーに成立しているのが素晴らしい。気がつけばアダルトでムーディーな雰囲気に次第に引き込まれてゆくのだー。SupersilentやJaga
Jazzistに続いて耳にしたKK。彼らが門戸となり、ここからより深くジャズをキーワードに現代の音楽を探求したいとの思いを強くしました!
Honey For Petzi
angels camp cd
>>>gentlemen
Honey For Petziがスコアを手懸けたサントラ。なので爆音を期待してはいけません。メロウな演奏をやらせてもなかなか聴かせるバンドだって分かっただけでも収穫。ということでアルビニは絡まずセルフ・プロデュース。詳細は調べていないけれど、やはりスイス映画のようです。しっかし数回しか聴いてましぇん・・・
Miztura
s.t cd
>>>fork series
スパニッシュ・ポストロック。いい!レーベルもいい!Mizturaもいい!t生々しいプロダクション系轟音モノで今年聴いたなかでは、Reynoldsとタメ張る傑作かも。呟くよな歌もいいね。声いいし。スペインの君らに惚れた。火傷させるなよぅ。いつかライブ観よう。必ずや。
12Twelve
tears, complaints and spaces cd
>>>boa
続スパニッシュ・ポストロック。なんかね、第1印象は全然冴えなかった。High
Dependency Unitフォロワーにしか過ぎないような残響音が。だけど久しぶりに聴いたら、ちょっといいかも、と印象変わってた。流れもあるし、似たような曲調にも関わらず、フルで聴きとおしても苦じゃなかったし。2nd
はアルビニが手懸けてる最中(これからかも)みたいなので、一目置いてみよう。にしても某ユニオンのポップは誉め過ぎ、だよぅ。
Grover
tiny blue sparks cd
>>>bearos
UK中堅ポストロッカーの2thフル。静寂に包まれたプロローグ的な冒頭の曲から2曲目へと繋がっていく展開。優しく紡がれるギターストローク、そこに突如堅くタイトなドラムのスネア音が刻まれ、ノイズがかったバースト・ギターが静寂を切り裂いていく、その流れにまずは鳥肌立ちました。全編通しても中々の構成で秀作であるのだけども、先の2曲目や9曲目といった「かっこいい」と思った曲は、ことごとく数年前にリリース済みの曲だったりする。新作ではあるけど、彼らの「現在形」ってことでの「かっこいい」曲がもっと収録されてれば、より良かったのになあ、と。
Appleseed Cast
two conversations cd
>>>tigerstyle
Appleseed Castに限った事ではないのだけど、EMOって響きだけで、何となく敬遠したり、聴かず嫌いのヒト。それは物凄くもったいないです。一つのロック体験として通過してみてはいかが、かと。で本題のACの新作。2枚続きとなった前作(大傑作!)と比べて、音の質感こそ前作で獲得した繊細なガラス細工のような外観ではあるけれど、歌声に、そして演奏に、初期の頃のような剥き出しの感情の吐露を若干取り戻した印象がある。心を揺さぶられるって意味では抜群にエモ―ショナル。号泣必至。
American Analog Set
promise of love cd&lp
>>>tigerstyle
前作のミニマムな路線が大好きだったから、新作での方向性は微妙だなぁと初めは感じた。何だかガチャガチャしているし。でも決定的に違ったのは歌の存在感だった。消え入りそうな歌がアンビエンスとなったままの初期、歌に焦点を絞ってシンプルシティーを貫いた中期を経た現在の彼らは、たとえどんなサウンドを奏でようと歌は真直ぐに届くんだ、と。結果として随分と逞しくなったけど、2003年型AASもすんごくいい。やっぱり好きだ。
Misty Dixon
iced to mode cd&lp
>>>twisted nerve
好調なレーベルから、もう一つ素敵な人たち。
Postal Service
the district sleeps alone tonight cdep&12"
>>>sub pop
いつかLPリリースされるだろうと、未だアルバムを買わず終いだったPostal
Service。12“リリースを密かに喜びつつ、買ってきました。インディとエレクトロの、ポップなクロスオーヴァーである原曲の突き抜け具合が最高。踊れて、しかも切ない曲にはとことん弱かったりするので。New
Orderとか。本家以上に英米では人気を博しているそうで、そんな現象も踏まえて、DntelとDCFCの今後の活動にどうフィードバックされてゆくのか、期待しちゃいます。
Ui
answers cd&2lp
>>>southern
NYのポストロック・カルテット。「メロディー」ではなく「リズム」で聴かせるインスト部門でレースをさせたとしたら、地味な存在で周回遅れの印象すらあったのに、今作で一気にトップ集団に追いついた。いや、追いぬいた?!腰が砕けそうなほどに多彩で圧倒的なリズム・パターンが勝因でしょう。自分的には初期のGangerとすんごくだぶった。
Him
many in high places are not well cd&lp
>>>fatcat
遅れ馳せながら初めて聴くHIM。ほう、ヒトによっちゃ、評判よくないみたいだけど、僕は好き。旧作もいいんですかね?!ダグ・シャリーン周辺がちょっと気になります。だけどもJune
Of 44はあんま好みじゃなかった。