Del Rey
darkness&distance cd

>>>my pal god

L'altraのドラマーを含むシカゴの4ピースの2作目。テクニカルな演奏とプログレッシヴな展開で押し切るインストゥルメンタルは強烈。ときにツイン・ドラムになったりと、いやほんと腰に来るなあ。もう。

Do Make Say Think
winter hymn country hymn secret hymn 2lp

>>>constellation

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KC Accidental
captured anthems for an empty bathtubcd

>>>noise factory

Broken Social SceneのKevinとDo Make Say ThinkのCharlesによるユニットの2作目。冒頭から抜けのいい爽快な音が疾風の如く駆け抜けていく。カナダというとモントリオールの固定化されたイメージが強く浮かんでしまう自分にとって、トロントからの音楽はえらく新鮮に聴こえた。

Tiki Obmar
high school confidential cd

>>>merck

意外なレーベルから素敵なバンド。Tiki Obmarとはミネアポリスの3ピース。エレクトロニクスを多分に含んだ優雅な演奏で、降り注ぐ音色は褪せることなく62分を美麗に刻んでゆく。ポストロックとエレクトロニカの幸福な狭間で。

Supersilent
6 2lp

>>>rune grammofon

4作目。フリー・ジャズとエレクトリック・ノイズの性交は、遂に偉大なる傑作を産み落とした。デザインされた楽曲に聴こえるのだが、すべてがフリー・インプロヴィゼーションによるというから驚き。Sigur RosやGY!BEのファンにも薦めてみたいところ。

Tied&Tickled Trio
observing systems 2lp

>>>morr

NotwistやConsoleのメンバーなどを含むエレクトリック・ジャズ集団。各々が百戦錬磨の演奏家なだけに、集ったときの楽曲の完成度は推して知るべし。そして、気難しさとは無縁なインテリジェンス溢れる演奏に感嘆するのみ。

workhouse/Souvaris
split 7"

>>>awkward silence

マンチェスターとネブワースのポストロッキンな2バンドによるスプリット。前者は以前より焦点が絞れてきた感がある。シューゲイザーを思わせる轟音のカタルシスが最高。後者も順調な活動ぶりが確認できて嬉しい限り。

Jullander
interiors lp

>>>sunday service

洗練された上品な佇まいの中にも、間隙を縫って覗かせていた激情はどこへやら。小奇麗にまとまっちゃった印象を少なからず受けた。良作ではあるけれど傑作とまではいかず…。

Aereogramme
sleep and release cd

>>>chemikal underground

グラスゴーの轟音と歌心を凝縮したAereogrammeが、更に美しく深化を遂げて帰ってきた。またしても音像は歪に揺れつつも、その向こうには、いつだって安らかな温もりが息づいている。これもまたグラスゴーな1枚。

Six By Seven
bochum(light up my life) cdep

>>>fierce panda

mantraに切られpandaから再出発（涙）。タイトル曲は、彼らにしては珍しく陽性な雰囲気でNew Orderを思わせたりも。開き直りであって欲しくはないのだけど、活動を続けている事に今はただ感激するのみ（涙）。

Mojave3
spoon and rafter lp

>>>4ad

Gorkysに続いてMojave3からも素晴らしい新作が届いた。渋く枯れたフォーキーな作品であるのに、瑞々しいメロディーがジワジワと滲んでくる。彼らがシューゲイザーの残党だなんて遥か昔のこと。

Death Cab For Cutie
transatlanticism cd

>>>barsuk

usインディの優等生も今や4年生になった。体力と筋力を著しく身に付けた3年生の頃と同様に、クラスでちょっと目立つ存在なのには変わりない。だけど君たちは2年生のあの頃が一番輝いていた。地味で素朴でどちらかといえば目立たなかったけれどね。

Her Space Holiday
young machines 2lp

>>>mush

大飛躍を果たした前作でのポップなエレクトロニカ路線に加えて、ヒップホップ的な解釈のビートも随所に。インディ然りとしたメロディーはそのままに。より華やかに。軽やかに。

Themselves
no music of aiffs 2lp

>>>anticon

hrvatski、hood、grapedope、fog、notwist、electric birdsなどによるアルバム丸ごとリミックス。Anticonがぶち破ったヒップホップの壁は、今作により跡形もなく消失していく。ボーダーレスな好企画。