Back Number→2001年6月 7月 8〜9月 10月 11月 12月
          2002年1月 2月 3月 4月

2002.5.30 〈ひさびさの歌〉

25日、1年ぶりに松山市奥久谷地区の葛掛五社神社にお邪魔。
今年も「奥久谷ほたるまつり」に呼んでいただきました。
昨年に続いて浴衣姿でステージに臨みました。

昨年はまだ日本語のレパートリーはほとんどなかったため、
英語詞の曲のみでのステージで、お祭りの雰囲気とはちょっとミスマッチでした。
今回は主に今年に入ってから習得した日本語レパを引っさげてのステージ。
中でも「上を向いて歩こう」は昨年10月に歌って以来封印(?)されていたナンバーで、
レギュラーメンバーで歌うのは初めてでした。
今回は最後の歌詞を「ほたるまつりの夜」と変えて歌い、評判は上々でした。
さらにノリノリ(死語)のにしくぼんは、ラストの「ヤングマン」で、
「わーいえむしえー」を「おーくくーたにー」とアドリブで変えて歌いましたとさ。

ほたるが舞うのも見えるすばらしい雰囲気の中、
あゆの塩焼きにたこ焼き、缶ビールなどがとてもおいしく、たのしいお祭りでした。
打ち上げにもお邪魔し、「来年もよろしく」とのありがたいお言葉を地元の方からいただきました。

翌26日は、フジグラン重信でのミニライブ2ステージ。
2階まで吹き抜けになっているエスカレーター横のスペースという、
なかなかいいロケーションでした。
お世話になっているPAのGENさんのオペレーションのもと、リハーサルもとどこおりなく終わり、
本番まで控え室などで思い思いにくつろぐメンバー。
と、我々のライブの宣伝アナウンスが店内に響くのが聞こえました。
「・・・allspiceのライブがあります・・・なつかしいメロディーから、アメリカンジョークまで・・・」
「なっ・・・!?」

一瞬固まった後、一同爆笑。
「ぜったいにしくぼんが原稿を書いたに違いない」と誰もが思ったが、本人は必死で否定。
さしずめ人気投票を見て、店側がレパと勘違いしたのか、シャレで入れたのか。
にしくぼんには相当なプレッシャーになったようですな。うれしそうでもあったけど。

さて、この日も久々に歌ったレパがありました。それは「ワクワク」
人気レパ「青空のすみっこ」と同じく、谷川俊太郎氏の詩に曲をつけたもので、
こちらの作・編曲はにしくぼんが担当しておりました。
バンドとしては昨年10月以来、RENT的には初披露の昨年8月以来の演奏。
5人が順にリードをとるこの曲、楽しく歌えたと思います。
コーラス部隊のフリも健在で、お客さんもにこやかに聴いてくれていた様子。
身内の観客はごくわずかでしたが、手拍子や拍手もたくさんしてもらって気持ちよかったです。

この後はにしくぼん邸にて、あゆ、かえ、高松から聴きに来てくれたNa2@MaiMai...@/"、
ギャザパーティー以降ライブに通ってくれている「きよゴン」改めて「つうこ」らを交えて打ち上げ。
ひろ→、らぶちゃが腕をふるった鍋をつつきながら、
ほたるまつりや京都での「よりアイ」のビデオを見たりして楽しみました。

ちなみにこの2日間、愛媛大医学部の医学祭では、
Joker、Liplay、airyroad、ながはまーずが歌声を響かせていました。
若者集団、お疲れさま!

2002.5.25 〈Hardness&Happines in KYOTO〜よりアイ〜〉

KAJa!翌日の19日、前夜の飲み会の疲れにもめげず、
午前9時前によりアイ会場の円山公園音楽堂に到着。
すでにSoul Nakerのメンバーらがそろっており、まもなく自治会長PHACO氏到着。
セッティングのお手伝いをして、イベントは昨年より30分早く午前10時半にスタートしました。

初参加の昨年は2組6曲で歌いましたが、今年は5組11曲。さすがにいっぱいいっぱい。
出演順に振り返ってみましょう。

《病床六尺》
昨年秋の子規誕生祭で、市民参加で歌った楽譜を再利用。
正岡子規の随筆「病床六尺」の冒頭部分を英訳し、VOX-ONEの松岡由美子さんに曲をつけてもらった、
「A Six-foot Sickbed」を、総勢11人で歌いました。
affini全員、THE HONKY TONKの高山姉妹、ひとみ@讃岐VTMにろび、にしくぼん、RENTが加わり、
なかなか豪華な顔ぶれ。雨が降っている時間帯での出演で、
お客さんもステージの上に乗って至近距離で聴いてくれていたので、
オフマイク歌いを敢行しました。気持ちよかったなあ。合唱出身者からの評判は上々。

《のぶりんとうたおう!》

その名の通り、讃岐VTMの歌姫、のぶりん(ひとみ)と歌いたいがためのバンド。
主催はらら吉@高松。ほかのメンバーはようこ@Zip、さくさく@La Birds、がず@BeerSmoke。
さくさくリードの「The Lion Sleeps Tonight」は、がずVPのパワーもあってなかなかの音圧。
ソウルフルさくさくのパワフルファルセットが炸裂。
杉田@元VTMのオリジナル曲、「愛のかけら」はらら吉のリード。
しっとりしたリードに落ち着いたコーラス陣が心地よい。
また歌ってみたいな、と思わせる1曲。
そして真打ち、のぶりんのリードで、INSPiの名曲「月に願う」。
本人は「へこへこリード」と言っていたけど、とんでもない。
歌うに連れてテンションが高まっていくのが分かり、リードとVPがどんどん絡み合ってハイになっていくのがわかる。
ただひたすら気持ち良く歌ってもらえるように、ベースは支えに徹してました。
本番もさながら、直前練習がハイテンションで楽しかった。

《TTT(とりあえずトライトーン)》
ちか@THE HONKY TONK、ようこ、しぶざる@声の箱etc、たいぞう@BEAT SHELFと、なんとも豪華な面々。
昨年はエロベ隊長COZYがベースだったのが、今年は進行役に徹するとのことで、代役を拝命しました。
RENT的には初めてステージで歌うトライトーンナンバー。かなり緊張しました。終わった後には冷や汗でぐっしょり。
「アカペラストリート」はテンポキープでミスったかと思ったが、録音を聴いたらそうでもなかった。
でも転調の音をはずしたのが痛恨。惑わされずちゃんと歌ってくれた4人のおかげで持ち直した。
「A列車でいこう」は今回、もっとも音取りに苦労した1曲。
その分もっとも練習した曲でもあり、個人的にはミスがもっとも少なかった。
ソロフレーズでちょっとあがりきらなかったのが反省点。
たいぞうのヤケクソボイストランペット(本人談)に思わず吹き出しかけた。
英語の発音レベルを上げて再挑戦したいもんです。
最後は「しあわせもあこがれも」。途中、ノドがからからになって張り付いて、
フレーズの導入部を歌えなかったというアクシデントあり。猛反省。みんなごめん。
間奏のベースソロはとても気持ちよく歌えました。

《水色の雨》
讃岐VTMのHodjia氏が編曲した表題曲を歌う企画。
Hodjia氏のほか、AKEO@LANDMINE、自治会長PHACO、らら吉、ゴスカル、山ちゃんと、これまたすごいメンツ。
RENT的には難曲でしたが、なんとか止まらず崩壊せず歌い通せました。
女声VP山ちゃんとリズム隊を組むのは新鮮な感覚でした。
暗譜してたつもりでも、やっぱりミスった・・・反省。

《West Tribe》
RENT主催の男声バンド。メンバーはさくさく、ゆっきい、たいぞう、りんた。
西日本から集まった仲間たち、ということでバンド名はWest Tribe。
今回もっとも気合いを入れていたバンドです。なんとトリから2番目の出演。
「Love Potion No.9」では珍しくRENTがリード。ベースゆっきいの「I took a drink」がいい感じでした。
実はリードを歌うのは昨年6月の高松キャラバンの「せとうちTribe」のGood Old Acappella以来。
気持ちよかったけど、自分の英語の発音はまだまだだなあと再認識。
2曲目は、今回のハイライトともいうべき「Zombie Jamboree」。
たいぞう→ゆっきいとリードを受け渡すこの曲、とにかく盛り上がりました。
りんたも言っていたように、最後の「Hey!」が決まった瞬間、
ステージから客席に向けて風がぶわっと吹き抜けていくような感じで、ゾクゾクしました。
最後の「誓い」は、前半なかなかハモらなかった。練習不足がもろに出た。くそっ。
しかしこの曲でさくさくとりんたにリードを回し、きれに3曲で全員にリードが回りました。
このうえなく楽しく歌える男声バンドでした。できれば来年もやりたいな。
遅い時間まで残って手拍子と歓声をくれたみんな、ホントにありがとう!

・・・こんな感じです。いやはや、よく歌えました。
聞き手としても、Soul Nakerやetcetera、M-Factoryなど生で聴いてみたかったバンドの歌が聞け、
とても楽しゅうございました。
歌仲間との多くの交流の機会を与えてくれるこのイベント、ぜひ今後とも続いてほしいものです。

夜は京都駅で、よった勢いでWest Tribeが早速再結成(笑)してストリートしたり、
affiniと一緒にトライトーンを歌ったり、警備員に止められるまで楽しみました。
たまたま通りがかったKAJa!出場グループ、「男の達人(メンタツ)」のメンバーのヒロシ君が
聴いてくれて、そのまま引き留めて長々と話し込んでしまったり。
こういう素敵な偶然があるから、アカペラはやめられません。
これからもいろんな仲間に出会えるのが楽しみです。
丸1日楽しませてくれた自治会長PHACO氏や運営してくれたみなさんに感謝!

2002.5.22 〈Hardness&Happines in KYOTO〜KAJa!〜〉

またしても歌漬けな休日を過ごしに、京都へ行って参りました。
そうです、関西アカペラジャンボリー(KAJa!)と、
KAJa!の翌日の流動的なアカペライベント(よりアイ)です。
歌い手としても聞き手としても濃密な2日間でした。

18日、早朝のJRで、にしくぼん、みふぃた、ひろ→とともに京都へ出発・・・のはずが、
にしくぼんいきなり寝坊。電話しても起きない。仕方なく先に向かう。
京都駅には10時半すぎに着き、いざ会場の駅ビル大階段へ。
開演1時間前だというのに、すでに人、人、人。
すなっち@バブーバが確保していた席を分けてくれて、いい位置に陣取れました。ありがとう!
そこかしこに知り合いの姿が見えて、再会を喜びましたとさ。

9時間にも及ぶ大イベント、とてもすべてのグループの感想は書けないので、抜粋して。
インパクトNo.1は
歌奉行。黒ずくめグラサン男集団。
「あの中にRENTが入っても違和感なさそう」とはすなっちの弁。周囲は爆笑。なぜだ!
演奏がすごいんだ。バリトン声のミニモニ、声楽歌いのリードにコンテンポラリーなバックのオーソレミオ。
そして何より熱いアレンジの「兄弟船」。「兄貴と2人で海へ海へGo!」のフレーズが頭から離れなかった。
中四国から唯一出場の
讃岐Voice To Moon。もうすごすぎ。これがホントに3人の演奏なのか?
個々の力量はもちろんすごいのだが、アレンジもすごい。会場が完全にVTMワールドに染まってましたな。
ベースとパーカスがいつの間にかHodjiaとゆういちの間で受け渡しされてるのもすごいが、
フロントを堂々張っているひとみもすごい。なんで元ちとせなんて歌えるんだ。
ゆういちのVPがすごいのは前から知っていたが、歌い手としてもすばらしいことを再認識。
それをまとめているのはやはりHodjiaの力でしょう。

Noirは演奏もかっこよければ、女声陣がセクシーな衣装で観客の度肝を抜いていましたな。
オリジナル曲がいいんだ。うらやましい。
ALUMINUMはしぶい。バーバーショップカルテットって生で聴くのは初めてだった。
COLLECTION、相変わらず音圧全開。良くも悪くもトップテナーが目立つバンド。
piece by piece、オリジナルにこだわりがあるらしく、どれもいい曲でした。
たけし、うまい、うますぎる。とってもハーモニーがきれいなカルテット。あんな和音鳴らしてみたい。

ラストはゲストの
Baby Boo。ファンのカメラのフラッシュがものすごい。まるで照明効果のようにパチパチぱちぱち。
Skywardが聴けたのがうれしい。AfricaやLove Knotなど、生で聴いたことのない曲も聴けた。
どれだけメジャーになっても、またKAJa!に帰ってきてほしいもんです。

PAがちょっと気になった。
ベースがある程度低くなると、急に低音が増幅されて、不自然に大きくなる。
中音域から下降してくると違和感全開。
VPは高音が効きすぎて、クラッシュの音はマジで耳を押さえたくなることがあった。
まあ、蛇足ですがね。

こうして、初のKAJa!体験は充実したものになりました。
できれば出演したかったけど、落選したものはしょうがない。次はリベンジしたいもんですね。
終演後は関西勢と飲み会。なんかすごいテンションだった。
こんなんで翌日のよりアイは大丈夫なのか?と思うぐらい・・・というわけで、次回はよりアイ編です。

2002.5.7 〈Hardness&Happines in GW〉

あっという間にGWが終わりました。今年のGWは歌漬けな日々でした。
4月29日に今治でIsisのライブ観戦と練習、5月2日にゴスペラーズライブと練習、
5月4日、5日に連続ステージ。遠出はまったくしませんでしたが、濃密に過ごせました。

4月29日は今治市での野外コンサートイベントに今治西高アカペラバンドIsisが出演するというので、
散歩がてら見物にいきました。ちょっとPAがしっくりいかなかったりして、
本人たちにとっては不完全燃焼気味のところもあったようですが、
やはり基礎がしっかりしているバンドなので、客にも大きなインパクトを与えたようです。

5月2日は松山市民会館でゴスペラーズのライブ。
しぶざる@岡山やながはまーず、Joker、Isis、Stance☆のメンバーらの姿も。
Sage@Jokerの家族がファンクラブ優先で予約したチケットを回してくれたので、
2階席最前列というかなり好位置に陣取ることができました。
まだツアーの最中なので曲目などを記すのは控えますが、
演奏はもちろんMCもステージングもさすがで、2時間半飽きることなく楽しめました。
その後は練習で歌いまくって、さらにしぶざるを誘って松山のバーでダーツ大会(笑)

さて、この連休のallspice的ハイライトは「大街道はいからカーニバル」。
松山市の大街道商店街のアーケード内、三越前の特設ステージという
絶好のロケーションで歌わせてもらいました。
当初は2日間で4ステージ20曲の予定でしたが、
急遽2日目の午前中にもう1ステージ増え、終わってみれば5ステージ25曲。
レパートリーのほとんどを放出し、ほぼ全弾を撃ち尽くしました。
唯一の新曲「宇宙戦艦ヤマト」も出し惜しみせず計3回披露。評判は上々でした。
2日目の午前中なんかは、人通りもまばらで、どうなることやらと思いましたが、
歌い始めたら結構な人だかりでひと安心。
県外組を含め、allspice目当てに来てくれた人もいました。
遠くから来てくれたなつこ、サブ、カズ、さくさく、らら吉、Na2、You2、ありがとう。
あと、忘れてはいけないのがSageの母上と妹君。
2日間とも聴きに来てくださり、ありがたいお誉めの言葉をいただきました。
ゴスペラーズ北山の声を聞き慣れてる人にベースをほめてもらえるのは純粋にうれしいものです。

2日目の夜は午後5時からロングラン打ち上げで、さすがに疲れました。
6日は疲労と酔いが残っていて、終日ぐったりしてしまった。
でも2日間でたくさんの人に聴いてもらえて、幸せな連休でした。