2001.9.25 〈ワイン&ビアパーティー〉

さて、今回は9月19日に行われた、ワイン&ビアパーティー@アフターグロウ出演レポートです。
といっても管理人RENTは不参加だったので、メンバーのろびにレポートをお願いしました。
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きいの知り合いの山本酒店主催によるパーティー。
After Growは、イタリア料理が中心の、わりと小さめのおしゃれなお店。
中は吹き抜けで2階とつながっている。

はじめ、私たちは(というか少なくともろび子は)
他にも何かの演奏をする人がいるのだと思っていたら、
私たち単独だったと知って、ちょっとびっくり。
しかも、こういった雰囲気でのライブはallspiceは初めてで、みんな若干、緊張気味?
また、今回はRENTが今治駐在のため、ピンチヒッターとして、Sageにベースを担当してもらう。
何かと、いつもと違うシチュエーションが重なったものの、始まればこっちのペース。
お客さんは若い男女から父親世代のおじさん、おばさんまで多種多様。
そんな人たちも知ってるであろうオールディーズを中心に演奏した。

曲目は、1、ひとり 2、The Locomotion 3、Stand By Me 4、Mr. Bass Man
5,Come Go With Me 6. Rock Around The Clock
やっぱりスタンドバイミーのようなメジャーな曲ほどウケがいい。
(雰囲気的ににしくぼんのアメリカンジョークは省略。)

そして・・何とか無事、歌い終えた、と思ったら、な、なんと、アンコールが起こってしまった。
困ったことです。なぜなら、ロックを本当はアンコールとして用意していたのに、
勢いで全部歌っちゃってたからです。そこで、季節は終わったけど、サーフィンUSAを披露。
Sage、ほんと、よくやってくれました。ありがとう!前日の猛特訓の成果もあったかしら。
全体的には、音はやばいとこ結構あったし、反省だけど、客の評判はかなり良かったみたい。
アカペラ知らない人が興味持ってくれたのは大きな収穫だし、主催の山本さんも感激してくれたようです。

終わった後は料理とワインを堪能。おお、むい びえ〜ん!って感じ♪
メンバー>これから、毎週のライブ嵐がやってくるけど、負けずに楽しんでがんばりましょー!

2001.9.7 〈怒涛の8月 その3〉

さてさて、8月レポート第3弾は久々に、純粋に聞き手としてのレポートからです。
とても濃密で、実りある1日をご報告します。

《8.26 Voice Connection&BEAT SHELF&Psyche》
8月最後の日曜日。RENTは午前の飛行機で大阪に飛び、バスで兵庫入りしました。
目指すは三宮のライブハウス「CASHBOX」。
目的は、超豪華男声ユニット「Voice Connection」の初ライブ。
チケット争奪戦に参加せず、行けないものとあきらめていたこのライブ、
allspiceの兄弟バンド(?)、Zip@大阪のメンバーの好意により、チケットをまわしてもらえたのでした。
Voice Connection」のメンバーは、元トライトーンのKimi氏、元Baby booのTsune氏を中心に、
ごるごんぞーら、AJI、INSPiという有名バンドから集めた、まさに夢の5人組。
最前列右端の席でたっぷり楽しませていただきました。
初顔合わせから4日しか経っていない
とは思えない、完成度の高いライブ。
男声だけで歌うトライトーンナンバー、オリジナル曲、ソロ曲、いずれもしびれました。

とりわけ、ベースマンのはしくれであるRENTが感銘を受けたのが、Kimi氏のベース。
ジャズベーシストでもある彼は、ベースソロを歌うとき、
左手にマイクを持って、右手でウッドベースを弾くしぐさをします。
RENTの目には、確かにそこにウッドベースが見えました。
それほど見事で、ほれぼれするようなベースでした。
安定してまったくぶれのないロングトーン、ジャズテイストにあふれたフレーズ感、
アドリブならではの緊張感、文句のつけようがなかった。
RENTはこれまで、弦ベースの響きを模倣するには破裂音+ハミング、と考えていましたが、
Kimi氏は破裂音のあと口を開いたまま、ハミングを使わずに音を伸ばす出し方で、
弦ベースっぽい雰囲気たっぷりの低音を表現していました。
俺もまだまだいろんな表現法を勉強しなくては。ベースって奥が深い、と改めて感じました。

さて、次の目的地は苦楽園のライブバー(?)Yellow Jackets。
たいぞう兄さん率いる混声グループBEAT SHELFと、
よりアイで初めて聞いて以来、「早くもう一度聴きたい!」との思いが消えなかった男声グループ、
Psycheの演奏を聴くためです。
まずはビーシェル。フルメンバーでのステージを見るのは初めてでした。
トライトーンの島唄からメンバー紹介を兼ねたSingと、ステージングもなかなか。
So much in loveでは曲が止まってしまったり、The Longest Timeでも止まりかけたりと、
ハプニングもありましたが、曲からもMCからも、メンバーの仲の良さ、
楽しんで歌っている様子が伝わってくるステージで、聴いている方も楽しくなりました。
オリジナルアレンジの「遥か」「Everything」もいい感じ。
後者はリードが全員に回ってくる曲で、聴いていて退屈しなかった。
RENT的には「Oh Happy Day」「そよ風の誘惑」「カントリーロード」が良かったなあ。
特にカントリーロードの後半、テンポアップするところでは、思わずベースラインを口ずさんでしまった。

そして、3カ月ぶりに聴くPsyche。
開演前にメンバーにご挨拶できたので、さらに親近感と期待感を持って聴かせてもらいました。
いきなりオフマイクでの「Love Song」。静まりかえった会場に響く生声が鳥肌ものでした。
続いてオリジナル「自転車こいで」。とてもさわやかでいい曲です。
JIMOさんの語りから最後のサビに入る流れが最高。情景が浮かんできます。
Topキザ夫さんのハイトーンリードが冴え渡る「Kyrie」、
ゴダイゴの名曲「ビューティフルネーム」と、ちょっと意外な選曲に驚き。
それにしても、まーしゃるさんのベースはよく響きますな。
なんていうか、ベースっぽく聞こえる。ノドの使い方が違うのかな。あやかりたい。
そして、よりアイでも聴いたお気に入りのナンバー、「何も言えなくて…夏」。
やっぱりいいなあ。DAIさんのリード、KENさんのハモリ、コーラス隊とリズムセクションが見事に調和してる。
大好きなスタンダード「Good Old Acappella」は客席で一緒に歌ってしまった。
ラストは勢いよく「Oh! My Presious!」。NORIさんはリードでも十分に通用するね。
パワーアップしたPsycheを堪能した、満腹のライブでした。
しばらくはライブ活動をお休みして練習に専念とのこと、また聴ける日を楽しみにしています。

苦楽園ライブのラストに出演したアコースティックユニット「Hermit」のツインボーカルのひとりは、
あの「ナチュらる」のまゆさんだと、終わってからたいぞう兄さんに教えられた。びっくり。
少しだけだけど、お話しもできました。
あつかましく打ち上げにもお邪魔して、東京から来た「608」の51くん、31さんとともに
「ホテルたいぞう」にチェックイン(笑)
みんな疲れていたので、夜通し語ることはできなかったけど、
いろいろな音源を聴いたり、感想を言い合ったり、楽しい夜を過ごせました。

……8月にはこの後、28日(実はRENTの誕生日)に、
松山市の子規誕生祭の市民参加企画、「アカペラ★ストーリー」の練習の余興として、
allspiceで3曲ほど演奏させてもらったりもしました。
ちょうど世界アカペラ連盟日本支部代表の犬飼さんが来てて緊張したけど、
いっしょに飲みに行けたし、みんなに誕生日も祝ってもらえたし。
いろんな人に支えられて歌ってるんだなあ、としみじみと考えたりもしました。

さて、怒涛の8月レポートもこれでようやく終了です。
毎回やたらと長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただいた方(いるのか?)、
どうもありがとうございました。
次は何を書こうかな……。

2001.9.5 〈怒涛の8月 その2〉

今治での勤務が始まりました。
といっても、まだ荷物は全然片づいていません。
居住空間の広さに比べて、収納スペースがあまりなかったりして、
何を買い足してどう配置したものか、ホームセンターに通いつつ頭を悩ませています。
それにしても、職場と家が同じ空間というのは変な感じ。

さて、今回は8月のメーンイベントについてです。
《8.19 踊ることばのパフォーマンス》
前回書いたように、日付が変わった直後に堀之内で企画バンドの練習。
その後、しぶざるをSageの家に預け、我が家にはがずを連れて行った。
がずは企画バンドでやる曲の歌詞を覚える合間に、
地域でのアカペラ振興やアレンジ論について語ってくれた。
熱い夜だった。寝たのは午前4時半
そして、8時半には大阪から来たゆっきいを含む企画バンドの面々が。再び堀之内に集結。
やはり1時間ほどみっちり練習しました。

この日のステージは、松山市の中心商店街、大街道が舞台。
アーケードの歩行者天国に設けられた特設ブースで歌いました。
スケジュールが打ち合わせと違って蒼白になる一幕もありましたが、
にしくぼんの機転でうまく切り抜けました。
RENT的にはこの日、H's、allspice、企画バンドの3つで2ステージずつこなすという強行軍。
「なんとかなるやろ」と思ってたけど、いや、きつかったです。ハイ。

まずはH's。3曲×2ステージに、ボイパで出演しました。
ほとんど練習に出られず、ぶっつけ状態だったけど、まあ……なんとか。

そしてallspice。この日は全員アロハなど「夏」な衣装で臨みました。
しかしにしくぼんのシャツの前開きは犯罪かもしれない。(複数証言)
1ステージ目は時間の都合で3曲のみと、やや欲求不満の残るステージでした。
しかし2ステージ目は、たっぷり7曲歌わせていただきました。

Surfin'USAからUnder the Boardwalkと、夏シリーズ連発。
そして初披露の「島唄」。これはなかなか好評でした。
歌い終わったあとどよめきがあったのがうれしい。
さらに前日も演奏した谷川ナンバーから「青空のすみっこ」、allspice的定番Rawhide。
にしくぼんのMCがこの日は絶好調で、しっかり客をひきつけていたが、
アメリカンジョークはいつも以上に滑っていた。
が、そのままCome Go With Meに突入すると、観客もしっかり盛り上がってくれた。

最後は最も一般受けする1曲、「ひとり」。
これはちょっとすごかったよ。見る見る立ち止まる人が増えていって。
最後は、50人ぐらいはいたんじゃないかな。
終わった後の歓声や拍手もひときわ大きくて、感動してしまった。
メールやHPでのお知らせを通じて、
わざわざ伊予三島から来てくださった親子連れの方と記念撮影したり、
なんかいい気分だった。

さて、これで終わりではない。そう、企画バンド「Gathe Plus」。
そのメンツたるや、がず、しぶざる、ゆっきいと、県外のツワモノオンパレード。
愛媛からはRENTのほか、社長、ろび、Sageが加わりました。
1回目のステージは男声のみで2曲、軽く(?)流したが、
RENTはスイッチの入っていないマイクで歌うというチョンボをしでかしてしまった。
その後合間を縫って、会場を少し離れた路地で練習。
通りすがる人が物珍しげに見ていったりして、まさにStreet Corner Symphony。
そして、正念場の第2ステージを迎えました。

まずは男声チームでガツンと「Soul Man」。
がずのまさに魂のボーカルが炸裂し、しっかりと客の関心をつかんだようで、好感触。
ゆっきいとハモる「♪Yes, I'm a soul man〜」は楽しかったなあ。
続いてろびを加え、しぶざるリードの名曲「Promise」。
やはりしぶざるの声はいい。今回は「ことばを伝える」ことを意識していたとのこと、
しっとりと聴かせてくれました。
一転してアップテンポに「終わらない世界」。いやあ、走った走った。ていうか、最初から速かった。
倍速どころではなかった気がする。まあ、これもご愛敬。
一応フリもつけて、それなりにかっこよく決まったからよし。

そして今回のハイライトともいうべき「One more day」。
RENT的にはよりアイで歌えなかったリベンジの曲。
しぶざるのハイトーン、ろびの低音リード、社長の絶妙の歌い回し、
ゆっきいの音域の広さ。それぞれの持ち味が、あるいは新しい魅力が存分に引き出されてた。
そして何よりがずのボイパ。こんなしっとりした曲で、これだけ手数を多くしてたたいてるのに、
なんで全然うるさくもなく、こんなに歌いやすいんだろう。
歌っている最中にもそんなことを考えてしまうくらい、ホントにすごかった。
ベースにも中音域のリードが回ってくるこの曲、とても楽しんで歌えました。
たぶん、この曲のときが、一番人が多かったんじゃないかな。
その最大の要因はやっぱりがずのボイパでしょう。
最後は男声チームで、「A Change In My Life」で締めました。
このメンバーで歌えたことの喜びをかみしめながら、最高の気分で歌えました。(走ったけど)

イベントのトリは愛媛の誇る女声バンド「歌娘。」が華やかに飾りました。
打ち上げでは、やっぱり歌ってましたね。「ひとり」とか、「A Change〜」とか、ゴスとか、ゴスとか(笑)
夕方に帰ってしまったがずが参加できなかったのが残念。
ゆっきいとSageは2次会になってもゴス狂い状態。やれやれ。
そんな夜が午前3時ごろまで続いたでしょうか。
台風接近で危険を感じたしぶざるは始発に乗るべくJRの駅へ向い、
ゆっきいはRENT邸に収容。その夜はおとなしく寝て、
翌日起きてからゴスやロッカペラのビデオを見て、
高松からバスで大阪へ帰っていったのでした。相当帰りたくなかったらしいが。

なんか長いなあ、やっぱり。まあ、それだけ濃密だったということだ。
でも8月には、まだ書くべきネタがあったりするのだな……というわけでまた次回。

2001.9.2 〈怒涛の8月 その1〉

ふう、なんとか前回から1カ月たたないうちに更新できたぞ。
RENTは予告通り今治に引っ越して参りました。
どうにも居住空間が広くて、なかなか荷物が片づきません。

さて、更新をサボっているうちにいろいろなことがありました。
ここで数回に分けて怒涛の8月を振り返ってみましょう。

《8.18 音楽とことばのコラボレーション》
松山市主催のイベントで、詩の世界のマエストロ、谷川俊太郎氏とのコラボレーションをしたという、
ウソのようなホントの話。しかも会場はコミセンのキャメリアホール。
お客さんもたくさん入ってたね。
いやあ、緊張したよ(「俺は全然緊張しなかった」byきい)。
なんせ俺らが選んだ詩を、まず谷川氏が朗読し、
その後に我々が曲をつけてオリジナルに仕立てたものを演奏するという、大それたことをしでかしたのだ。
ちなみに作曲・編曲はきいが3曲、にしくぼんとみふぃたが1曲ずつ担当。(Repertory参照)
でも谷川氏も「面白い」と言ってくれたし、まずは成功といっていいでしょう。

イベントの最後には、やはり谷川氏の詩に曲をつけて歌っているバンド「Diva」とも共演させていただきました。
当日のリハで決まったことでちょっとビックリしたけど、楽しかったね。
終演後は谷川氏に楽譜にサインしてもらい、一緒に記念撮影もしていただきました。
これは一生ものの記念でしょう。
「別の催しでも今回の曲を演奏していいですか?」とのあつかましい申し出も快諾して下さいました。

身内の人々も聴きに来てくれて、心強かったです。
とりわけ、わざわざ岡山から聴きに来てくれたしぶざる、久留米からかけつけてくれたしげる、
打ち合わせなしでサクラになってくれた(笑)ひらっく、ありがとう!

……さて、この日はこれで終わりではありませんでした。
翌日にも本番を控えていたため、さらにカラオケボックスで練習。
しぶざると、広島から翌日のために海を渡って来たがずも来てくれました。
みっちー不参加のため、がずが即興でボイパをやり、しぶざるがミキシングをするという、なんともゼイタクな練習。
さらにさらに、日付が変わってからは夜の堀之内で企画バンドの練習。
どんなメンバーがどんなパフォーマンスを繰り広げたのか?それはまた次回。
記憶が薄れないうちに、次回もすぐに書く……予定。

2001.8.4 〈異動決定〉

くどいようだが、RENTはブン屋である。
そういう仕事をしている以上、1カ所にとどまって働き続けることはありえない。
異動というのは不可避の宿命なのだ。

7月23日、前触れもなく内示が下されました。
てっきり今回は異動しないと思いこんでいた俺。まさに青天の霹靂。
行き先は「今治通信局」。松山市から約50q離れた、
しまなみ海道のたもと、今治市で、9月1日から1人勤務をすることになりました。

正直言って、異動先として悪い場所ではありません。
通信局勤務は1度はしてみたかったし、
今治というのは適度に話題もあって、
暇すぎず忙しすぎずのいい環境です。
それでもやはり、松山でのアカペラ活動に関わりづらくなるというのは、
ちょっとしたショックでした。

松山まで通えない距離ではありません。
島根から広島まで通っていたなかちゃん@SSに比べれば、
ないに等しい距離といってもいいでしょう。
しかし通信局長には責任範囲というものがあります。
今治通信局の場合、今治市と越智郡の計16市町村です。
いくら近いといっても、allspiceやH'sが練習する平日夜に、
そうたびたび責任範囲を出られるものではありません。

そんなわけで、今後のRENTのアカペラ活動については白紙です。
とりあえず9月までは、allspiceのベースマンとしての使命をまっとうするつもりでいます。
その後は、とりあえず個人的な充電期間にするか、
松山で自分が休みの日だけ練習できるバンドをつくるか、
あるいは今治でバンドを立ち上げることができるか……。
次の異動では間違いなく愛媛を出ることになるので、
今のうちに松山ボイスギャザで思う存分活動したいとは思っています。
歌唄いとして、なんらかの活動はしたいですね。

ところで、今治というのは焼き鳥がおいしいところだそうです。
また新住居は、オフィスを兼ねた、1人暮らしには広すぎる(ホントに)マンションになります。
(なんと4LDK!うち2部屋がオフィス)
来客は常に歓迎しますので、みなさんぜひ遊びに来て下さい。