2002.3.29 〈ギャザパーティーを前に〉

いよいよ明日は松山ボイスギャザ主催のアカペライベント、
「ギャザパーティー2002〜That's Acappella〜」の開催日です。
愛媛県内のバンドが16も出演します。1年前には考えられなかった数字です。
この調子では次に「せとうちアカペラキャラバン」を開催するときにはどうなることやら。

いつもの中四国の仲間たちだけでなく、
allspice関西遠征の効果か、関西方面からもたくさんのアカペラ仲間が聴きに来てくれます。
地元の一般のお客さんもたくさん来てくれると期待しています。
これも最近のアカペラブームのおかげ、
そしてそれぞれのバンドが築いてきた人間関係のたまものでしょう。

明日が初ステージのバンドもあります。
マイクを使って歌うのが初体験、というグループもあります。
緊張もするでしょう。練習通りに出来ず、悔しい思いをすることもあるでしょう。
それでも、たくさんの人の前で歌える喜び、自分たちの歌を聴いてもらえる幸せ、
歌唄いであることのすばらしさを少しでも感じて、噛み締めて楽しんでほしいと思います。

聴きに来てくださるみなさまへ。
個々のバンドの実力、カラーは千差万別です。
みんな今の自分たちの100%、あるいはそれ以上の力をステージで出し切ろうと頑張っています。
あたたかい目で見守ってください。
きっと、楽しい、忘れられないひとときになることをお約束いたします。

2002.3.22 〈徒然なるままに・・・〉

気がつけばだいぶ書いていなかったこのコーナー。
ほっとくと3月が終わってしまうので思いつくままに書いてみましょう。

コンピューターウイルスに感染した。
たしか14日のこと。普段ならしでかさないミスだが、いろんな偶然が重なって感染してしまった。
まず、普段なら2、3日に1回はチェックしているウイルスバスター(ウイルス対策ソフト)の
パターンファイルのアップデートを怠っていたこと。ゆえにメール受診時のチェックにひっかからなかったこと。
さらに、ウイルスの潜んだ添付ファイル付きメールの送信元が、
普段からいろんなイタズラソフトを送りつけてくる知人だったこと。
「今度はなんだ?」と開けてみると、何も起こらない。
「?」不審に思いつつもメールチェックをしてみると、
送った覚えもないのに、「送ったメールが届きませんでした」のお知らせが5,6通も。
どうやらアドレス帳に登録されている宛先に勝手に送りつけているらしい。
普段あまりアドレス帳を整理してないのが、ここでは幸いした。
すでに存在しないアドレス宛に送られたウイルスメールが帰ってきたことで、早期発見できた。
「やばい!」速攻でネット接続を切る。そしてほぼ同内容のアドレス帳が入っている仕事用のパソコンを開いて、
登録されている宛先に「添付ファイルのついているメールを開かないで」とのメールを一斉送信。
この間に得た情報では、とりあえず無差別にメールを送るだけで、
ハードの破壊など凶悪な活動はしないことがわかった。不幸中の幸い。
感染したパソコンもウイルスバスターをアップデートし、感染ファイルを削除して、なんとか解決。
ご迷惑をかけたみなさん、申し訳ありませんでした。

17日。ハモネプで人気の九州のアカペラバンド、その名もア・カッペラーズのライブを見た。
会場はイオン新居浜。たまたま新居浜市で取材があったため、帰りがてらに寄ってみた。
いやはや、中高生とおぼしき女の子でいっぱい。すごいノリだ。とてもついていけん。
曲中にコーラスがボイパに移行したり、MC間にボイパソロがあると、それだけで大歓声。別に普通のボイパなのだが。
普段ベースを歌っているジャマイカは、ベースとしては普通だが、リードにまわると抜群にうまかった。
編成上の都合でベースをしているということか。よくある話だが、もったいない。
選曲はミーハーなファンに迎合することなく多彩で、「大きな古時計」や「Amazing Grace」なども。
彼らも自分たちなりに好きな音楽をやっているということがわかって、うれしかった。
それにしても、女子中高生というのはすさまじい。
ライブが終わった途端、メンバーを追っかけに雪崩のように動き出した。
司会者の「指示があるまで動かないでください」という必死の呼びかけはまったく届いていない。
歓声(奇声)をあげて、人を押しのける、エスカレーターを駆け上がる。
いいのかそれで?もしけが人でも出ようものなら、もう二度とア・カッペラーズがイオン新居浜に来ることはないだろうに。
ライブマナーというものを考えさせられたイベントだった。

21日。再びイオン新居浜に、メジャーデビューしたBaby Booを聴きに行った。
FM愛媛の公開録音でした。さすがにア・カッペラーズのときほどではなかったが、
大した人数が集まっていました。千葉から来たファンもいたらしい。
ライブは短かったけど、さすがの出来。
今回は特にVPのリーダーKAZZのリズム感のよさ、音の切れの良さ、パフォーマンスが光ってたね。
我がバンドのVPist、みっち→も聴きながら必死でワザを盗もうとしていた模様。
関西流の元祖と呼ばれるKAZZの音を生で聴いたことは参考になったことだろう。
メジャーデビュー曲「プラネタリウム」もちゃんとアカペラバージョンで歌ってくれた。
名曲。通りすがりの買い物客が次々に足を止める。
さすがにオープンスペースでのイベントとあって、KAZZの妖しさが全開になる「New Horizon」はやらなかったが。
最後にちゃんと「歩いて帰ろう」(個人的にすごくお気に入り)を歌ってくれたのがうれしかった。

同じ21日の夜。NHK-FMでアカペラを聴いた。
正確にはこれを書いている今も聴いている。QTハニーが歌っている。
JACの管理人Yuさんをパーソナリティーに、日本アカペラ界のビッグアーティストが次々に出演しては、
スタジオライブを繰り広げる。こんな番組ができる時代になったんだ。
いちアカペラファンとしてもうれしい限り。

2002.3.3 〈春のアカペラ『大掃除!?』スペシャル〉

3日午前、メンバーそろって大阪・中津のミノヤホールに乗り込みました。
allspiceだけじゃありません。地元・大阪のZip、奈良のSOUL BEATのメンバーも。
この日は、記念すべきallspice関西初進出の日。上記の2バンドとともに、
標題のようなタイトルのJOINT LIVEを敢行しました。
「allspice」「SOUL BEAT」「Zip」の頭をとって「大掃除」なのです(考案者:にしくぼん)。

午前中、慌ただしくリハを終えて、あっという間に開演の12:30。
オープニングアクトとして、ゆっきい@Zipとやま@SOUL BEATとRENT、1974年生まれの3人組でステージに立ち、
ゴスペラーズの「イントロ'95」まがいの即席セッション。RENTのベースとやまのパーカスに、
ゆっきいがリードとして絡みつつMCをする、という趣向でした。
おかげさまで客席は満員。80人ぐらい入ったらしい。ありがたい限りで、気合いも入りまくり。

allspiceの出番は2番目。SOUL BEATに続いての出演でした。
この日はみっち→の新兵器、スロートマイク(のどに貼り付けるマイク。市販のピンマイクを改造)の初披露でもありました。
さっそくそれを生かして、声帯模写によるエンジン音から、新曲「プレイバックPartU」。
みふぃたのドスのきいた(?)リードが炸裂し、なかなかのインパクトの強さで、客受けも上々。
MCでにしくぼんの「松山ってどこか知ってますか?」の問いに、マイクを向けられた最前列のお客さんらはニヤニヤしながら
「九州?」「北海道?」「北陸?」と手強い回答のオンパレード。恐るべし関西。
やっと「愛媛」とこたえてくれた女性(実はふくP@Zipの奥様)に何のひねりもなく「オールスパイス」をプレゼント。
続いて2曲目「恋のバカンス」。フロントで踊る赤いスーツの女性ツートップに客の視線は釘付け。
メンバー紹介を経て、「The Loco-motion」。今回はフリつきで挑みました。ちょっと元気すぎたかな。
そしてオリジナルアレンジの中では唯一の90年代レパートリー、「島唄」。
これは好感触でした。オフマイクコーラスの出来も上々。アンケートでも一番人気だった。
そしてすっかりおなじみとなった「青空のすみっこ」。関西でもこの曲の好感度は高かったみたい。

さて、後半戦、ここからがallspiceの本領発揮。
必殺アメリカンジョーク(ちょっとだけウケた)の後、新曲「太陽にほえろ」(実は保内町でも歌ったので2回目)。
わざわざ用意したみっち→の水鉄砲は客席からはあまり見えなかったみたい。残念。でも笑いが起きたからOK。
そしてにしくぼんの「肝臓に老廃物がたまってるみたい。というわけで次の曲は『Rawhide』」という強引なつなぎから、
マイクスタンドを使っておなじみ「Rawhide」。今回からフォーメーションを若干変更しました。
いや、大好評でしたよ。でもアンケートでは曲名を正しく書いてくれた人はほとんどいなかった(笑)
ステージが低かったので、みっち→の「ムチ」さばきがお客さんから見えにくかったのが残念。
「次の曲で最後・・・かもしれません。最後じゃないかもしれません」とロコツな前フリをして、新曲「Jailhouse Rock」。
実は今日のきいのリードはこの曲が最初で最後。これまでのライブでは考えられなかったこと。
それだけ芸風も増えたってことかね。しかしさすがにallspiceのメインボーカリスト、評判も上々。
テンポキープにちょっと難がありましたが、大いに盛り上がりました。
そしてほとんど強制したに近いアンコールの手拍子に応えて、「So danco samba」。
ボサノバの名曲、実は半年ぐらい前から練習していた。
ツインリードの片割れにゆっきい@Zipを迎えて、ようやっと日の目を見ました。
演奏中、ろびとゆっきいがいきなり社交ダンスをしだして、ステージ上のメンバーも度肝を抜かれた。やれやれ。

ホストバンドZipの演奏の後、全出演者がステージにのぼり、
Zip→SOUL BEAT→allspiceの順番で、「ヤングマン」を演奏。
にしくぼん、ふくPのパフォーマンスに刺激されたのか、かつてないほどにねちっこくヒデキっぽく歌う。
客席は爆笑。歌っているこっちも吹き出してしまった。
そんなこんなで、大盛会のうちにライブは終了したのでした。

打ち上げは1次会、2次会とボルテージ上がりっぱなし。
関西の仲間達が「ホントに良かった」と口々に言ってくれて、なんか照れくさい。
またゼッタイ関西で歌いたい、と思ったのは俺だけではないはず。

本当に楽しいイベントでした。
RENT gives Special Thanks to たいぞう、よーじ、やじ、みか&neutrino、メグミ&her friend、紅谷、あかいかわ、COZY、KO→1、
すなっち、りんたろう、なつこ、サブ、まどか、嬢&NAC、みぃ、Na2、ちゃみ、らぶちゃ、ひろ→、Zip、SOUL BEAT・・・&YOU!