opCOMP:コンプレッサーとゲートが統合されたエフェクターです。


 

オーソドックスなコンプとゲートなのですが、入力されたオーディオレベルを感知するセンサーの反応速度や方式が設定できるようになっています。

まず、基本的なコンプレッサーの働きは、Threshldで設定された音量よりも大きな信号が入力されたときに音量を抑えると言うことです。ギターなどでアタック音を強調するため等に使用されるため音量を上げるものと混同しがちですが、これはアタック以外の音量が下がった結果なので注意して下さい。(Gain Outで上げている事も有ります。)

次にゲートですが、これはGateで設定した音量よりも小さな信号が入力されているときにより音量を小さく(消音)します。ただし、パラメーターの操作等を考えると規定レベル以上の時にのみ音を鳴らすと考えたほうが解りやすいでしょう。


具体的なパラメータですが、Comp、Gate共にAtk(attack time)ではThreshld(Gate)で設定したより大きなレベルの信号が入力されてから作動し始めるまでの時間を設定します。また、Dcy(decay time)では設定レベルより小さなレベルに下がった時に元の音量に戻すまでの時間または消音するまでの時間を設定します。

Ratioはコンプレッサーの圧縮比を設定します。これは設定レベルを越えた分の音量をどれだけの比率で小さくするかです。

ここで、∞:1に設定することでリミッターとして働き、設定レベルより大きな音をすべて設定レベルにまで抑えることができます。

Responseは入力信号をどれくらいの速さで感知するかを設定できコンプ、ゲートのどちらにも作用します。一般的なコンプとして使用する場合は0.07くらいと言うことです。また、この値を最小値近くにすることによって潰したような音を得ることが出来ますが、後述のMethodをPeak、Atkを小さくするとより効果的です。

Methodは音量の測定方法をAverageとPeakから選択します。Averageでは音が分離して聞こえない程度の間の平均値を計算し、Peakでは特に振幅の頂点に敏感に反応する様です。


ちょっと細かな説明になってしまいましたが、過大入力を防ぐノイズをカットするって位に考えてて問題ないでしょう。ただ、使い込むと曲のノリまで変化させることが出来るのでかなり面白いですよ。個人的にはベースとBDのアタックやダイナミックレンジを調節してあたかも1つの音の様にするって使い方が好きです。
***dB(デシベル)は基準音圧との比を対数を使って表わした単位で、人間の感覚上の音量を表わすのに適してたり、表記がわかりやすいって事で使用されているのですが、実際のところ人間は個体差または、音域などによっても聞こえ方が違うので音楽をするうえでは参考程度としておくのが良いと思います(機材を扱ううえでは知っていたほうが便利なときもありますが・・)。また、音の大きさを表す言葉にもそれぞれに定義があるのですが、ここではその定義にそって使用しているとは限りませんのでその点は御容赦下さい

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