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KERO-CHAN エッセイ

KERO-CHANの穏やかな日常を綴ります…

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第188話 2006/9/5 「ケロちゃん教室弾きあい会&合奏の会」

ケロちゃん教室弾きあい会&合奏の会終わりましたm(_ _)m

今年は冬恒例の合奏の会がモタモタしているうちに
夏にずれこみ、
え〜い、では有志の弾きあい会も兼ねてしまえ!(>_<)/
と、「弾きあい会&合奏の会」という風に企画したのでした。

その結果は…

生徒さんは大変だったみたいで、
ナーバスになる方続出でしたね…(-.-;)

でも苦労の甲斐あって、
みんなの気合いも盛り上がり、よい雰囲気に…(*^_^*)。

第一回の時には、オロオロと楽器を構えるばかりだった方も、
十分戦力になるようになってきたし、
それぞれの進歩を感じる、
楽しい会になりました♪

独奏に合奏にと弾きづめだったピアニストM先生が、
終わってから
「音楽っていいなぁ」と。

その言葉が全てですよね('ー')☆

みんなで音楽を楽しむ幸せを感じるために…次回も頑張るぞ!(^o^)/

皆様本当にお疲れ様でしたm(_ _)m


第187話 2006/8/26 「二世生徒が誕生か?!」

生徒さんOさん(旧姓Sさん)。

結婚、出産としばらくお休みがあってから、
最近レッスンに復帰されました。

Oさん夫婦は、大変お似合いなカップルです。
出会ってすぐに結婚が決まったのも納得…

クールな雰囲気といい、顔つきといい、
共通点の多い素敵なお二人です(*^_^*)。

もうすぐ一歳になるご子息Kくんは、
今にも「こんにちは」と言いそうなくらいしっかりした顔の赤ちゃん。

「まぁお父さんにそっくりね」と言われる事が多いらしいのですが、
先日レッスンで衝撃の写真を見つけましたw(☆o◎)w

Kくんを抱くおばあちゃん(奥さんのお母さま)の写真の横に、
Kくんを抱く若き日のおばあちゃんの写真…。

ん?

Kくん、なんでそんなセピア色(ρ.-)?と思ったら、
それは奥さんOさんの赤ちゃんの時の写真だったのでした…。

う〜む瓜二つ(-.-;)。
「旦那さまにそっくりね」と言われながら
奥さんと瓜二つって事は、
よくよく似ているご夫婦ですよね。

このOさんの旦那さまもバイオリン経験者だそうで、
Kくんは生まれた時から、バイオリンを習う使命を背負っているようです。
すでに16分の1バイオリンが用意されているのですもの(^_^;)。

遂にケロちゃん教室にも二世生徒が誕生か?!
楽しみにしておりますo(^-^)o


第186話 2006/8/14 「G線上の…って?!」

唐突ですが皆様に質問です。

G線上のアリアって、演奏会で弾く場合、
本当にG線だけで弾くんでしょうか?(>_<)

バッハ…の奏法…と考えると、
G線のみで弾くのは、ちょっと弾きにくいですよね。

しかもG線で弾くために音を下げているので、
バイオリンにしては音が低くて地味…。

わざわざG線で弾く意味とは?

G線上のアリアって実は、一本の弦上をいったりきたりして見せる、
ぷちヴィルトゥオーゾ・ピースだった、という事に、
改めて気付きました。

では、その当時はグリッサンドなんかも入れて、
ロマンチックに演奏していたんでしょうか?

そして今でも「G線上のアリア」として演奏するなら、
G線のみで、ロマンチックに演奏するべきなんでしょうか?

…先日オケに来て下さったブラジル人バイオリニストは、
ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ」を
「ヴィラ=ロボスの時代のバッハは、
重々しく立派に弾くバッハだったから、
ここは重々しく立派に弾こう」と教えてくれました。

…という事は…。

でも、ロマンチックに弾いて、
お客様に「この人のバッハって古くない?」
と思われたりなんかしたら、嫌やしな(-.-;)。

軽く一曲弾くつもりが、
意外な問題に突き当たり、
悩んでいるのでした…


第185話 2006/8/11 「横浜で演奏会」

先日、高校時代の先輩で、横浜在住のM夫妻(*第27話参照)
のお宅に遊びに行ってきました(^_^)v

実は、M夫妻はアマチュアながら、
大変歌がお上手でして、
今、かつての合唱仲間のYさんEさんと共に、
横浜で演奏会を企画されています。

私もピアノも上手な奥様と、
いつもデュオで遊んでいるので、
ヴァイオリニストとして、ちゃっかり参加いたします( ̄ー ̄)。

今回は全員が集まっての合宿練習…
アマチュアだろうが、プロだろうが、
同じ感性の人達との合わせは、本当に幸せですね(*^_^*)

10年くらいのブランクを経て、
久しぶりに会ったにもかかわらず、
学生時代のように話もはずみ、
一日中音楽漬けの楽しい合宿になりましたo(^-^)o

メンバーの職業が、完全にバラバラなので、
練習どころか本番の日程を決めるのも大変でしたが、
我らの横浜デビュ〜は来年には実現しそうです♪


第184話 2006/8/9 「牢屋の中のバイオリニスト」

G線上のアリア…。

クラシックに興味がない方にも人気のある名曲☆
この度、小5の女の子Mちゃんが、
いとこのお姉さんの結婚式で、
G線上のアリアを弾く事になりました。

「この曲はね、あるバイオリニストの人が戦争で捕まってね、
牢屋の中で、G線以外の弦が全部切れちゃったから、
G線だけで弾いた、という話があってね、
だからG線上のアリアという名前がついたんだってさ」
と話してあげると、
Mちゃん、大層感激した様子。。

私も子供の頃に、大感激したお話です…☆

次の週のレッスンでMちゃんは、
「先生、G線上のアリアの話をしてから弾こうと思うので、
後で作文するの手伝って下さい!」
と頼んできました。

嬉しい反面、しかし、うっすらと不安が湧きおこってきました(-.-;)

あの話って、子供の時読んで以来、
CDの解説とかでも見た事ないんですよね(-.-;)

CDには「ウィルヘルミ編」とばっちり書いてあるけど、
じゃ、「牢屋の中のバイオリニスト」ってウィルヘルミなんでしょうか???

でもそれなら、こんなドラマチックな話が
解説に書いていないのはおかしいですよね?

もしかして「牢屋の中のバイオリニスト」は、私の空想だったのでしょうか?

インターネットで検索しても、そんな話はどこにも載っていません。

私はMちゃんにウソを教えてしまったのでしょうかね(T_T)

次回レッスンでは、
「あの話はしない方がいいみたい」
と言わなければならないようで、辛いです…(T_T)


第183話 2006/8/1 「すみれちゃん…」

毎日暑いですね(×_×)
この暑さに参っているのは人間だけではなく、
すみれちゃん(*第22話参照)も参ってしまいました(>_<)

なんだか元気がないと思ったら、
すみれちゃんのお家であるミズゴケが、
腐っていたんです(>_<)

この際、植え替えついでに株分けを決行。
株がいつの間にか4つに分かれていたので、
分けて植える事にしました。

新しい小さな植木鉢に入ったすみれちゃん達は、
心なしか、すぐに生き生きしてきたような…

我が家に初めてやってきた時は、
今回分けた後の小さい株くらいの大きさだったなぁ、と、
感慨深いです(*^_^*)。

そういえば、名前を四つ決めなければいけないかな?

でも本人が四つに分かれた感じだから…

「すみれすちゃん」
「すみれみちゃん」
「すみれれちゃん」
「すみれすみちゃん」

……なんか酔いそうですね(-.-;)

また後日、ゆっくり考える事にいたしましょう…。


第182話 2006/7/20 「幸せな一夜☆」

美音とファンタジーのヴァイオリニストI先生を囲むアンサンブル(*第159話参照)

第2回目の演奏会が終わりました。

今年は去年にも増してアンサンブル力の試される大曲だったため、
優秀な新人を数人スカウトして取り組みました(^_^;)

私は相変わらずVnチームの中では長老でしたので、
ソロやトップを担当…

中低弦の先輩方や優秀な若者達にピシピシ質問をされて、
今年も大変勉強になりましたm(_ _)m

しかし2回目というだけで、
随分慣れるものですね☆

去年は本当に合わすのが大変だったのに、
今年は、ぐっと合うようになってびっくり(◎o◎)

よい本番にしたい、という気持ちもまとまって、
全員が全力を尽くし、
大変盛り上がりました\(^O^)/

I先生の旦那様T先生も
「去年は聴いてて、苦しい所もあったけど、今年は上手くなってた!」と(^_^)v。

I先生のソロも本当に素敵でしたし、
いい仲間といい演奏ができた、
幸せな一夜でした☆☆☆


第181話 2006/7/15 「佐賀の方〜!」

箸置きコレクション(*第125話参照)のお気に入りムツゴロウ…。

姪っこもお気に入りで、
ご飯を食べない時に
「ほらっ!ムツゴロさんも食べたいんだって!」と言うと
食べてくれたりします(*^_^*)。

食事の時に一匹ずつしか登場しないので、
茶色ムツゴロさんと黒いムツゴロさんという、
二匹のムツゴロさんがいる事を、
姪っこは長い間知りませんでした…。

初めて二匹並んだのを見た時の驚いた顔ったら(^。^)。

でもムツゴロさん、
どうも生ゴミ受けに流れていきやすいようで、
先日黒いムツゴロさんが、
またいなくなってしまったんですよね(T_T)。

茶色ムツゴロさんもいつ家出するか分からないし、
また買いたい!(>_<)/

でも佐賀にしか売ってない…(T_T)。

今年の秋はツアーで長崎に行きまして、
長崎で2日間ヒマな日があります。

その日に佐賀まで買いに行こうかしらん?

しかしそれでは高額ムツゴロさんになってしまいますね(>_<)

ん〜、じゃ、オケのメンバーでケロ・カルテットしますんで、
佐賀の方、お仕事くださいませんか?

やっぱりムシがよすぎるかなぁ…(T_T)

今度佐賀に行くまで、
ムツゴロウ箸置きの販売が続いている事を切に願っております……(T人T)


第180話 2006/7/10 「大物のしるし!」

ちびH…。

今や陸上に燃える元気少年の彼に
弟がいる事は、お話していましたか?

ちびH弟のHくん(ちびHは本名はYくん)は、
お兄ちゃんと違ってのんびり屋さん…。

手ほどき段階では日本語が通じない、
先週読めたドレミが、今週は読めない、
という堂々めぐりを繰り返し、
お互い苦しい思いをしたものでした(^_^;)

しかし、彼はなかなか大物…。

「僕は、そのうち作曲したり文章書いたりしたいねん。」ですって)◎o◎(。

「へ〜!作った曲、先生聴きたいな!」
「でも、まだ全部の音を知らないから、
全部覚えてから作ってみたいねん」と。。

私は作曲したいという欲求を感じたことはないので、びっくり。

そのために音を勉強するなんて、
なかなか勉強の目的がはっきりしていて、
素晴らしいですよね(*^_^*)

よく
「はい弾いて」
「分からない」
「何が分からないの〜?」
「なんて言えばいいか分からない」
「う〜ん!?(>_<)」
と困らせてくれる事もなんだか大物のしるしのように思えてきたりして(^_^;)。

語彙が少ないからまだ話せないけど、
彼の心の中ではいろんな想いが膨らんでいるのでしょうか…(*'-'*)。

そんな可愛いちびH兄弟とも、来年はお別れ…。

お父様の転勤が決まったのです(T_T)

今からもう淋しくてたまりませんが…
しかし新しい先生に替わるまでに
もうちょっと上手くなってもらわなきゃ(-.-;)。

頑張ります(>_<)


第179話 2006/7/7 「素晴らしいお師匠☆」

先日…お師匠が深夜ラジオ番組に出演されました。。

いつも穏やかで堅実に歩まれるお師匠の、
子供時代のお話や音楽を勉強する苦労話、
挫折の話など、
興味深いお話がいっぱいでした。

お師匠でも試行錯誤して弾けなくなったのなら、
私が試行錯誤の末弾けなくなっていたのは当然か?
と納得したりして(^。^;)。

でも、そんな試行錯誤のご経験があるからこそ、
お師匠は弾けなくなっている私を見捨てる事なく、
辛抱強く導いてくださったのかもしれませんねm(_ _)m

素晴らしいお師匠に出会えて感謝です☆

…で、お話の中で一番感銘を受けたのは、
アメリカで勉強したお師匠が、
アメリカのエンターテイメントとしての音楽に疑問を感じて
「私は芸術を目指そう」と決心。
ヨーロッパに渡られる、
というくだりでした。

私も常々感じる「音楽に何を求めるのか」という問題ですね。。
私がお師匠を本当に敬愛できるのは、
お師匠の目指しておられる音楽に共感できるからなのだ、
とつくづく分かりました。

もちろん音楽にもTPOがありますから、
ちゃんと弾き分けたいですが、
一番大切なのは芸術。。

私も芸術を求めていこう!と決意を新たにするのでした…。
o(☆。☆)o
それにつけても素晴らしいお師匠に出会えて感謝です☆


第178話 2006/7/3 「ご冥福をお祈り致します…」

最近日本を代表する指揮者が亡くなられましたね(T_T)

I氏とS氏。。

お二人ともオケに来てくださった事があり、
勉強させていただきました。

I氏は昔ながらの厳しいリハーサルで、
指揮ぶりも、いかにも妥協を許さない、
大変緊張感のあるもの…。

特にご専門の打楽器パートには厳しく厳しく追及され…(>_<)

でも、その時のオペラは立派な賞を受賞する名演になったものでした…。

またS氏は穏やかな口調ながら厳格、
先生らしいきちんとした指揮ぶりで、
的確なリハーサルをしていただきました。

S氏には、別の機会に私の力不足で大変ご迷惑をおかけした事があります。

「弾くことばかりに一生懸命にならない事だね」と
噛んで含めるようにアドバイスしていただきました…。

最近やっと出来るようになったけど、
もうご一緒する事はできません(;_;)。。

巨匠や大先生が亡くなられ、時の流れを実感する今日この頃…

次の世代の人間として…
どんどん私もしっかりしていかねばなりませんね。。

両氏のご冥福をお祈り致します…☆


第177話 2006/6/17 「迷惑野郎…」

演奏会を聴く時、咳が出ると、大変ですよね(>_<)。

演奏する時にも、
風邪でどうしても咳が止まらない場合には
譜面台にのど飴を並べておき、
お休みの間にすばやく食べる、
という技を使います(^_^;)。

しかし、聴く側になっている時は、
風邪をひいてなくても、クーラーの風や埃などで、
イガッ(・Δ・;)とくるんですよね…。

盛り上がる箇所までは!と頑張っても、
堪えきれずに人々の冷たい視線をあびることに…(T_T)。

慌ててのど飴を取り出しても、
包みを破く音がカシャカシャと目立って
やはり迷惑野郎になってしまいます(T_T)

長年の迷惑野郎体験をへて、
私が得た一番の予防は、
「喉を温めること」。

スカーフやハンカチを巻いてもいいですし、
手を喉にあてるだけで、随分楽になります…。

後、提案があるんですけど…。

「演奏会用のど飴」を開発していただきたいのです(o^-')b。。

包みを破く時にうるさくない、
しなやかな包みののど飴があれば、
無理に堪えなくても、
気軽に迷惑野郎を回避できますよね?

飴会社の方やホール関係者、
または包装紙メーカーの方、
きっと売れると思いますので、
開発してくださいまし〜m(_ _)m


第176話 2006/5/19 「素晴らしい芸術家との共演☆」

最近、素晴らしい芸術家と共演できる機会があって幸せです(*^_^*)

共演とゆうても別に、
「〇〇氏とケロの夕べ」とか
「××氏と仲間たち(含ケロ)」とかでは決してなく、
バックで弾くとか指揮してもらう、
という意味ですけどねf^_^;

. .

先日はドイツの名門オケで長くコンマスを務められた
バイオリニストB氏を指揮者に迎え、古典を丁寧に指導していただきました。

「もっと身体の内側から弾きなさい!
訴える音楽をしなければ、お客様は来てくれません。
お仕事のように弾いていたら、音楽家として生きる意味はありませんよ」
と言われた時、
巨匠は私を見ていたような…

…反省…(-.-;)

でも、オケの人は、みんなそれぞれに反省したらしく、
いつになく研ぎ澄まされた、
よい演奏会になりました☆

また世界的巨匠K氏の指揮でショスタコーヴィチ、
という機会もいただきました☆

リハーサルの前に
「1、2、3、4という風に振ります」
と音楽家じゃなくても知ってるような基礎的説明をして、ニッコリ。

リハーサルは音の処理、
バランスなど事務的な指示のみだし、
指揮ぶりも、
始めに言われたように無駄なく振ってるだけなのに、
その結果、
壮大な世界が描き出されて、大感激でした(T_T)

やっぱり巨匠って、違いますね…。

そんな訳で、
素晴らしい芸術家と共演できる恵まれた環境に
感謝をする日々を送っています♪(*^_^*)


第175話 2006/5/12 「本当の芸術家だ(T_T)」

バイオリニストSさん☆
長く外国のオケでコンマスを務められた、
百戦錬磨のバイオリニストをソリストに迎えた演奏会がありました。

清楚な方ですが演奏は鮮やかな切れ味w(☆o◎)w。
…雰囲気が、憧れのバイオリニストTさん(*第148話参照)と似ている、
素敵な方でした(*^_^*)

シンプルかつ正統、
それに経験の豊かさを感じさせる味わいがSさんの魅力…(T_T)。
この世のものとは思えないような繊細な表現や
アグレッシブな表現に圧倒され、
伴奏のバイオリンチームは全員口開いてました(・口・;)

「Sとらびばりうす」じゃなくたって、
いい音出るんじゃん、
やっぱり腕前の問題だったのね…(-.-;)

大抵の人には指導を入れる指揮のK先生も、
「素晴らしい!あなたは本当の芸術家だ!」と敬意を表されるほど…。

以前からインタビュー記事を読んだり、
噂を聞いたりして、
素敵な演奏をされる方らしい、と知ってはいましたが、
実物も本当に素敵でした…(☆。☆)

演奏後はサインをもらい損ねてショックでしたが(T_T)

大好き演奏家リストに、また一人加わった、
幸せな演奏会でした☆


第174話 2006/4/19 「ふぁっしょなぶる☆」

最近はやりのPita○a…。
電車移動が多いので、
この度、私もカードを作りました(^_^)v

交通費に割り引きがあるなんて、画期的ですし、
カードをピピッと当てるだけで通れるなんて、
ふぁっしょなぶるな現代人ぽくて、よい気分( ̄ー ̄)v

なにより遠くまでお仕事に通う時に、
切符購入のためにたちまち貧しくなる辛さがなくなったのは、
とっても大きいです♪

しかし…
物事にはよい面もあれば悪い面もあり…(>_<)

なんだかいつでも裕福な錯覚に陥ってしまうんですよね。

お財布にお金があると、
妙にこまめにお土産やお礼をしたりなんかして…(-.-;)。

以前は「お金が足りないから銀行に行く」という屈辱を避けるために
大節約をする日もあったのに、
それが必要ないのは、
自分のためになりません(>_<)

かくなる上は、再びぶたちょ!?(*第104話参照)
しばらく出番のなかった貯金箱を活躍させれば、
よいかもしれませんね…。

はぁ、
それにしても、
初めての引き落とし日が怖くてたまりません…(-.-;)


第173話 2006/3/27 「金木犀☆」

春…。
沈丁花の薫りが強く薫ってきますね。。。

沈丁花とともに大好きな薫りに金木犀がありまして、
今回は金木犀にまつわる思い出です
(結局季節はずれな話題…(-.-;))

その昔メルヘン少女だった私には、
ポプリに憧れた時期がありました☆

バラなどのきれいな花びらを乾燥させてオイルをかける…

サシェにしたり、お皿に入れて飾っても素敵…

まぁなんと優雅な☆(*^。^*)
私も作ってみたい!

(>_<)/しかし、子供としては、
オイルがどこに売ってるか、見当もつきません。

ん〜、ぢゃ、オイルなしでも、
強い香りの金木犀なら香りが残るかも?

そんな訳で、メルヘン少女は金木犀のポプリを作ってみる事にしたのでした…。

まず金木犀の花を沢山集めて、机の上に広げて乾燥させる…。
きれいに黄色が残るかどうか、心配でした…。

しかし次の日、帰宅してすぐに
乾燥具合をチェックしに行った私が見た物は…

\(◎o◎)/

なんとキンモクセイ色の小さな虫が大発生していたのでした(ToT)

死に物狂いで虫たちを退治しましたが、
あの時の恐ろしさは、
人生の中でも上位に入る恐ろしさでした…(T_T)

教訓…ポプリはお店で買おう…

季節はずれで気色悪いお話でしたm(_ _)m



第172話 2006/3/24 「スーパー〇イト☆」

とうとう、ニュ〜バイオリンケース購入しました( ̄ー+ ̄)
角ケースで、大正琴には見えなくて…
しかも、手頃なお値段で!?

…てな訳で結局、
最近流行りの、スーパー〇イトになりましたf^_^;

今までゲバのケースを伸び切った紐で左肩にぶら〜んとかけ、
「ケロちゃん、それって重そうだよ…」と指摘されていましたので、
この機会に持ち方も変えました!

短めな紐で、リュックのように背負い、
これで私もナウなヤング(死語)…(^_^)v

でもやっぱり、先日おじさんに「それ、なんですのん(¬。¬)」と
質問されてしまいました。。。(-o-;)

そのうち、おばさまに
「まぁ、ナウい大正琴ケースね!」と
話かけられたら、どうしよう…(-.-;)

やっぱりひょうたん型の方がよかったかしらん?

とても気に入っているんですが、
友人Aくんのお洒落な銀色ケース(変形ひょうたん型)を眺めたりすると、
少し迷いが生じたりしています…



第171話 2006/3/16 「春のエピソード☆」

少しずつ、春の香りがするようになりましたね♪
では春のエピソードをおひとつm(_ _)m。

先日、本番に向けててくてく歩いていると、
てんとう虫が道路を歩いているのに出会いました。。

おっ!ナマのてんとう虫なんて見るのは何年ぶりかしらん\(◎o◎)/
イラストやグッズでてんとう虫キャラクターを見ることはあるけれど、
ナマは最近なかなか見ないですよね。

あんまり嬉しかったので、
通りすぎてから、もう一度引き返して眺めてしまいましたf^_^;

本番の楽屋に連れていったら、
みんな面白がってくれるかな?
呆れられるだけかな?
しかも、てんとう虫って、
掴まえたら黄色いおしっこされるからヒンシュクかな?(>_<)

…なんて考えながら眺めていると、
通りがかりのおばさまに声をかけられてしまいました。

「何か落としたの??」

地面を見つめる私を心配して下さったんですね…。

「いえあの、てんとう虫がいたので…('▽';)」
「???」

おばさまに呆れられて正気戻った私…。

やはり、てんとう虫を楽屋に連れていくのはやめて、
立ち去る事にしたのでした…(-.-;)

子供時代に戻った、のどかな体験でした…(*^_^*)



第170話 2006/3/12 「アドリブ(>_<)」

数日間、ジャズの奏者の方と一緒に弾く機会がありました。
ジャズの方って、シンプルな譜面から、
お洒落なリズムとお洒落な音を生み出す方々…。

初日は優しいピアニストとのデュオで、
私がシンプルなメロディーを弾いている間を
お洒落な伴奏で埋めていただき、すっかりいい気分になりました。(*^。^*)

しかし…
次の日…恐れていた事態が発生しました(-"-;)。

もう一人、メロディーを担当するサックス奏者の方が現れたんですよね(>_<)
サックスの方がメロディーをお洒落にくずしたあとに
シンプルに弾くほど間抜けに聴こえることってありません(T_T)

『ま、適当にからんでもらえれば』と言われたって、
大抵のクラシック奏者にとって、
アドリブは専門外ではないのでしょうか〜?\(ToT)/

てな訳で、大苦戦(-_-メ)。
私は、普段ポピュラーを弾くときは、
音を全て譜面に書いてある、アレンジされた譜面を購入します。
複雑なリズムで戸惑いますが、
練習すれば、シンプルに弾くよりお洒落になりますもの…。

でも『これなら弾けますが!』と差し出したそんなアレンジの譜面は、
ジャズの方には、かえって元のメロディーが読み取りにくくて、
困るみたいです。。。

同じ音楽なのに、本当にちがうなぁ!…

しかし私も、少しくらいアドリブできるようになりたいですね(^。^;)



第169話 2006/3/9 「♪斎藤秀雄」

最近読書にハマッてます☆
…といっても実は、誰でしたか俳優さんが、
仕事のない貧しい時期に、本を読みまくった、
と言ってはったのに影響を受けてるんですけどね…(^_^;)。

今、読んでいるのは「嬉遊曲、鳴りやまず」という、
斎藤秀雄の伝記です。

日本の楽壇を担う演奏家を沢山育てた、斎藤秀雄
…担ってませんが、私もこじつければ、
ひ孫弟子くらいです…σ(^◇^;)。。。

この本を読んで一番驚いたのは、
なんと、「セロ弾きのゴーシュ」(*第38話参照)に出てくる、
厳しい楽団長のモデルは斎藤秀雄だった、
という事でした…w(☆o◎)w

宮沢賢治はチェロに凝って、
一時期、オーケストラの練習風景を見学していました。
そして当時、オーケストラでそんな厳しい練習をしていた人は、
斎藤秀雄しかいなかったのですって(^_^;)。

いわゆる人格者ではなく、
傷ついたり傷つけたりする事も多かった斎藤秀雄…
でも厳しいながらも輝きを放っていた練習風景に、
宮沢賢治はインスピレーションを得たのかもしれませんね☆

…どんな形であれ、
名作に登場できるなんて、羨ましい限りです…

私もモデルになりたいな〜o(>_<)o

…カエルを愛するへボ奏者もモデルになるほどの輝きを放つために…
日々精進いたしましょう…
不純かな…(-.-;)



第168話 2006/2/28 「すみれちゃん…」

すみれちゃんが…
(*第22話参照)
花咲かせました~ヽ('ー`)ノ~

.

紫がかったピンクの可愛い花☆

一時期、謎の虫に根っこを食べられ
(丸い糞だけが残されていました…(T_T))、
瀕死の重態でしたが、
植え替えるとみるみるうちに甦り、
大きくなったのでした(@。@)

可愛い花といい、
平たい葉っぱといい、
食虫植物には見えない可憐さ。

でも、時には小さい蝿が捕まってたりなんかして、
ちょっと不気味ですが…(^_^;)。

つぼみもまだ二つあるので、
この春は、すみれちゃんの可愛さを満喫できそうです~ヽ('ー`)ノ~



第167話 2006/2/7 「語学…」

言語と音楽には、ふか〜い関係がある…
のはちょびっと知っていましたが…
そんなもの知らないに等しいという事を先日悟りました…(T_T)。

日本語の母音は「あいうえお」の五つ。
五つしか母音がないなんて、
世界の言語の中では最低に近いらしいです。

例えば日本人が英語の「R」と「L」を言い分けられないし、
聞き取れないのは有名な話ですが、
そういう事が、
フランス語やイタリア語…
いろんな国の言葉に対してあるらしいんですよね…。

つまり、世界の中でも耳の鈍い民族って事(T_T)。

その鈍さが音楽にも大きく影響していて、
外国の音楽にはそんな日本人には聞き取れない音がいっぱいあり、
私達は音楽を聞き取れる範囲でしか聴いていないのだそうです(T_T)

実際フランスに留学してらしたYさんは、
フランス音楽の演奏を聴いて、
その奏者がフランス語分かってるか分かってないか、
「すぐに」分かるのだとか。

日本人の演奏に「上手だけどペラペラだな…」
という印象を持つのはそのせいもあるのかもしれませんね(T_T)

さて、
世界の言語の中で、音の種類が最も豊かなのは、
ロシア語なんですって。

耳を良くするために、ロシア語を学ぶとよいでしょうかね?

ドイツ語を一月で挫折した私ですが…
あ〜、語学って嫌いだけど(>_<)…
やってみようかな…
と悩む、今日この頃です…。



第166話 2005/12/26 「ロマン派」

ふ〜、
クリスマス前一週間に、2回大本番があり、
体力使い果たしました…(#+_+)。

一つはピアノトリオ、一つはバッハのカンタータの中のソロ…。

ピアノトリオは、
ロマン派の音色とニュアンス、そして迫力を勉強したい、
とまたまた素晴らし奏者の先輩方にお願いして企画したものでした。。

なんだかんだ言っても、所属するオケの性質上、
演奏する機会が多いのはバッハやモーツァルト…。

古典・バロックとは違う音色を研究したくて企画しましたが、
かなり苦戦しました(-_-メ)

呼吸や弓の使い方なんかも、大分違うんですよね〜。

また大見栄を切る事もバロック・古典ではなかなかない事でした…。

とは言え、お客様は楽しんでくださったらしく、
知らないおばさまに、
『よく頑張りましたね!』なんて慈愛の言葉をかけていただいたりなんかして、
嬉しいような、ちょっと情けないような…?(-.-;)

でも、バッハのソロとも合わせ、
いろんな方に『ケロちゃん、上手くなったね☆』と言っていただき、
心暖まるクリスマスになりました☆☆☆

友人Wちゃんともしみじみ話しましたが、
やはり『継続は力なり』。
まだまだ未熟なところだらけですが、
続ける事で克服できると信じて、
これからも努力したいと思います(9^_^)9



第165話 2005/12/22 「大正琴!?」

皆様よくご存知とは思いますが、
バイオリンのケースって、ひょうたん型と角型がありますね。

私が子供の頃は、
分数楽器はひょうたんケース、フルサイズは角ケース、
と決まっていて、角ケースは大人の証…☆
角ケースを抱えて、さっそうと歩く先輩方を、
いつも憧れの眼差しで眺めていたものですo('∇')o



そんな想いがあるので、
私は今でも角ケース派…。
重くったって、こればっかりは、譲れません。

しかし、角ケースって、バイオリンとは分かりにくいらしく、
街を歩くと時々『それ、何ですのん?(¬。¬)』と聞かれる事があります…。

昔はファゴット?とかトランペット?
とか言う人もいましたが、
最近圧倒的に多いのが、大正琴…(-.-;)。

黒の角ケースって、
雰囲気が似ているのか、
それとも、年齢的に大正琴が似合うようになったのか…

よくおばさまに呼び止められ、
『そのケースいいわね!どこに売ってるの?』と言われるんです…。
はじめの頃困っていた私も、だんだん馴れて
『これはバイオリンなんですよ(^_^;)』と言えるようになってきましたが。。

さてさて7年ほど愛用した角ケースも、
擦り切れて、買い換え時になりました。

最近はケースの種類も豊富になり、どれを買おうか悩みそう…。

角ケースだけど、大正琴には見えないケースを
吟味したいと思っています…(^。^)。



第164話 2005/12/15 「インフルエンザ」

誰よりもトロい私が誰よりも早く…。
なんと早々とインフルエンザにかかってしまいました(T_T)

バレエの練習初日、
激しい咳がでて、
みるみる気分が悪くなり、
その晩から高熱が出たのです…(#+_+)。

39.5度の熱をおして本番、なんて話、
今までは『私には無理』と思っていましたが。。

でも今回、そういう事って、できるとかできないとかじゃなく
『やるしかないからやる』のだ、と分かりました…。

だってインフルエンザとは知らなかったし、
本番に休む人なんて、
今まで見た事ないんですもの…(-"-;)。。。。

ところで、驚くべきはオケの方々。
計4日にわたり、私がインフルエンザ菌をばらまいたというのに、
隣のAちゃんをはじめ、
誰もうつらなかったらしいのです(?_?)

そんなにみんな、気合いが入っていたのか??
それとも私にとりついたら、菌までトロくなったのか??

みなさんに迷惑かけなかったのはよかったのですが、
一人だけ倒れた『間抜け感』はどうも否めず、、
複雑な気分のインフルエンザ事件でした…(∋_∈)



第163話 2005/10/30 「小学校芸術鑑賞☆」

今年は、営業カルテットのお仕事が少し増えましたので、
先輩方にお願いして、
ケロ・カルテットを無理矢理作ってしまいました(^_^)v…

ていうか、メンバーが変わっても、
私が1stなら全部ケロ・カルテットなんですけど…f^-^;。

なかなかクラシックを追求するようなお仕事はありませんが、
なるべく同じメンバーで、
練習時間をとってお仕事すると、
それなりの評価も得られるし達成感があります(*^_^*)。

なかでも先日の小学校芸術鑑賞のお仕事は、
大変貴重な経験になりました☆

小学校教師である生徒さんHさんが依頼してくださった、
カルテットによる芸術鑑賞。

芸術鑑賞というお仕事の経験はあるとはいえ、
自分で企画するのは実は初めてで、
脳ミソから血がでるほど考えました(~_~;

曲の選択、
楽器紹介、
クイズ、
みんなで歌うコーナーなど…。

いつもなにげなく演奏していますが、
プログラムや企画って、
こんなに考えられているものなんだ(#+_+)、と、
新たな発見がありました。

メンバーの方々にもいろいろアイデアをいただいて、
出来上がったケロ・カルテット芸術鑑賞はなかなか好評でした♪

Hさんの学校も、いい雰囲気の学校で、
生徒さんみんな、とても熱心に聴いてくれたんですね(^_^)

後日感想文を送っていただいたのですが、
これが本当に純粋で、
利害などの雑念のない『楽しかった!』という感想に、
メンバー一同大感激しました(T_T)

その他ミニ・コンサートやBGMなども…。

一つ一つとても勉強になります☆

こうやって少しずつ力を蓄えて、
いつか追求する音楽もこなせるようになれたら…。

さらに新たな野望を燃やす、今日この頃なのでした…(^o^)/



第162話 2005/10/10 「救われました☆」

辛い事があれば、いい事もある…。

落ち込みながらも努力した演奏が好評で、
再度の依頼がきました(^_^)v

やっぱり自分なりの頑張りはそれなりの成果も出しているのですね…

少し救われました☆

もう落ち込むのはやめようっと!

自分へのプレゼントに、
カエルのトイレ・ブラシを購入♪

心新たに再出発です(9 ̄^ ̄)9



第161話 2005/10/2 「いたらなさ(T_T)」

まだ早いんですが…
今年はいろいろ嫌な事がありました。

結局は自分のいたらなさを痛感させられる事ばかり…。
自分なりには頑張ってるんだけどなぁ(T_T)

進んだと思えば、新たな試練が立ちふさがり、
道のりの遠さを思い知らされます(T_T)

尊敬する友人Aちゃんによると、
『嫌な目に遭うのは、隙を作っている自分の責任だ』と。

やはり私が甘いのか(T_T)。

成し遂げたければ、頑張るしかないのですね。。。



第160話 2005/9/29 「コンマス☆」

穏やかな人柄と、ニュアンス豊かな演奏で、
みんなに慕われるコンマスHさん。

先日、
『コンマスとして嬉しい、と思う時は?』
というインタビューに答えて、
「自分と音楽性が違う指揮者に『よかったよ!』と褒められた時、
〈仕事〉ができたのかな、と感じて嬉しい」
と言われたそうです。

確かに音楽性が同じ指揮者となら、名演になるのは当然。
でも自分とは考えの違う指揮者の意を汲んで、
よい演奏するって、すごく難しい事だと思います。。

コツはその指揮者の良さを見つけ生かしてあげること…。
私にはできまへんわ(*_*)と思いつつ…。

でもそれって、室内楽や対人関係にも言える事かな、
と思います。。
音楽性の違う人とアンサンブルするのって、すごく大変。
下手したら、自分の良さを全く出せないまま、
パニックしながら玉砕…って事になりかねません(T_T)

お師匠にも常々
『どんな人とも弾けなきゃダメよ』
と言われてはいますが、
相手の良さを見つけて、それを生かすためには、
自分が本当に沢山のパレットを持ってなければいけないんですよね。

やっとこさ自分なりの考えが出来つつある、
という段階の私にとっては、
はるかに高いレベル…(#+_+)

でも、音楽家として、いろんな方から刺激を受けて成長するためにも…
そんな高いレベルで対処できるようになりたいものです。。

はるかな高みを目指して、
一歩ずつ、
進むしかありませんね…。



第159話 2005/9/27 「トップ♪」

先日…新しく結成された弦楽アンサンブルの本番がありました。

美音とファンタジーのヴァイオリニストI先生を慕う
人々で作られたアンサンブル。
Vnパートは若者が多く、
私は年長の方…(-_-メ)。

そんな訳で、ソロやトップをさせていただきました。。

普段はヘボヘボと先輩方に注意されながら弾いているのに、
『この曲はケロちゃんが仕切ってごらん?』
と言われると、
『…(・。・;)』。

自分の思いを人に伝え、一つの方向にまとめるって、
なかなか難しい事だと分かりました。

『マイペースだけど周りを気にしながら弾く、
周りを気にするけどマイペースに弾く…トップも勉強になるよぉ?』
と友人Aちゃんが教えてくれた事を実感(-。-;)。

本当に『まだまだだなぁ!(-_-メ)』と
感じるのでした。。。

でも、まぁ、なんとか演奏会は好評だった模様…。

大好きなI先生の美音を間近で聴けて、
幸せを噛みしめる一夜でした…( ̄∨ ̄)



第158話 2005/9/24 「おとな〜ず発表会☆」

8月21日…ケロちゃん教室おとな〜ず発表会。。
なんとか無事に終わりました。。

去年は『人前で弾くなんて、とんでもない!』と
言っていた初心者の方々も、
『やってみます!』と、
なかなか前向きで。

生徒さんTさんのご好意で、今年はプログラムまであって、
去年よりちょっと豪華になりました(*^_^*)




実は今回大きな収穫だったのは、
私事ですが、ピアニストIさんとの出会いでした。

Iさんはコンクールなどで引っ張りだこの、
売れっ子伴奏者。

何年も前に一度だけ伴奏していただいて以来、久々の再会でした☆

以前は、自分に必死すぎて、
あまり分からなかったのですが、
今回、いろんな共通点がある事を発見。

リハーサルや雑談を通じて、
こんなに音楽観が似ている人っているんだな、
と嬉しい驚きがありました)◎o◎(。

最近、音楽の方向性が共通する人って、少ないなぁ、
と痛感して、寂しい思いをしていただけに、
Iさんとの出会いは大きく、励まされましたね。

もちろんIさんの方が器が大きいので、
先方は『一緒にせんといてくれるか?』て
感じかもしれませんが…(-_-メ)。

いつかもっと上手くなって、
Iさんとデュオリサイタルができたら…。
新たな野望が湧いてきた、私にとっても有意義な発表会でした。。

みなさま、お疲れさまでしたm(_ _)m



第157話 2005/9/20 「夏休みの宿題が…(~_~)」

最近、超忙しい日々が長期化する傾向にあります(#+_+)…。

先日の超絶難度のバレエ、2公演分は、
ヘボ奏者にはかなりの負担でした(T_T)。。

バレエの曲って、華やかなメロディーをずっと弾きっぱなしなので、本当に大変(T_T)。

てな訳で、バレエの曲を必死でさらう時いつも思い出すのが、
K大生のMくん(*第108話参照)の言葉です(^。^;)。

実は、彼は賢いわりに、夏休みや冬休みの宿題をためこむ性癖があり、
中学生の頃から新学期直前のレッスンには来た事がなかったんですよね(^_^;)。

いつも前日に『宿題が終わらなくて…(T_T)』と
キャンセルの電話があるんです。。

ある日そんな性癖をお母さんに指摘され、
彼は開き直って力説したのでした。
『俺はな、未来を予測する力が弱いねん!
これだけ宿題ためたらヤバいって事になかなか気付けへんねん!』

その時は大笑いしたんですが…、
でも私も難度の高い曲の時、いつも『あと一日あれば、弾けるのに(T_T)』と
着手の遅れを後悔してるんですよね〜。

いつもさらいながら、
『あ〜私も未来を予測する力が弱い(-.-;)』と
しみじみ思うのでした。。

この性癖、ホントに早く直さないといけませんね。。
Mくんの方は直ったかなぁ〜?



第156話 2005/8/14 「ライブ☆」

先日、ジャズ・ヴァイオリンの演奏会…
じゃなかった、ライブを聴きに行ってきました(^_^)v

高校の先輩でもある同門のK先輩☆
かなり素晴らしいジャズ・ヴァイオリニストだと、
以前から噂に聞いていたので、
かねがね行ってみたかったんですよね(*^_^*)

ライブは噂通りの素晴らしいものでした)◎o◎(

自由自在でお洒落な演奏。

ジャニーズ、王子様系の美貌と可愛らしさの漂う大阪弁のMC。
いかつめのギタリストと穏和なベーシストとの息もぴったりで、
すっかり引き込まれてしまいました(*^。^*)

先輩はかなり本格的にジャズの語法を勉強されたそうで、
今はワークショップも開かれているそうです。
楽しみながらも、
その研究の成果に舌を巻き(¬。¬;)
…あぁ、これが私のしたい事だなぁ、
としみじみ思いました。

ジャンルは少し違うけれど、
私はクラッシックでこんな風に自分の思いを表現し、
幸せな時間を作りたい…☆
まだまだそこまでの力のない私には、
先輩のステージはとても眩しいものでした。。

次の日の先輩のメールからこの言葉を書き留めて、
新たなスローガンにしておきましょう☆

『ミュージシャンもお客様もPAさんもお店の人も
全員で幸せな空間を創る事ができれば・・・
それが僕の理想のライブです。』

いつか私なりの空間が実現できる日を夢見て…
私も頑張ろう!と誓うのでした☆(9 ̄^ ̄)9



第155話 2005/8/5 「お国柄」

最近、外国で勉強された同級生や先輩の演奏を聴く事が重なっていますが、
それぞれ勉強された国のお国柄が表れていて、
なかなか面白いです(*^_^*)。

出世頭の同級生、
イタリアを拠点に世界で活躍するIちゃんのカルテット。
輝かしい経歴と共にアメリカから帰国した同級生のピアニスト、Fくん。
カナダでコンミスなど活躍されているK先輩…。

Iちゃんカルテットは、
イタリアの作曲家を中心にした選曲で、
イタリアの銘器による響きを大切にする演奏☆

イタリアの誇りと、
その伝統を守り伝えていく気構えが感じられました(*'。'*)。

自分の国の伝統や様式感を強く打ち出すヨーロッパに対して、
アメリカやカナダは歴史が浅い分、
人それぞれの『思い入れ』を大切にするのかもしれません。。
柔和な中にも大きな自信をのぞかせるFくんは
自分のイメージを十分表現するだけのテクニックを身につけた模様。
多彩な音色でピアノという楽器の面白さを堪能させてくれました(@_@)。

結婚と出産を経て、活動を再開されたK先輩は、
子供OK、楽しい語り付き、
という主婦ならではの演奏会。
演奏はパワフルで、追求するというよりは、
分かりやすく楽しませる、
という感じの表現でした(*^。^*)。。。

みなさん、環境によって少しずつ方向が変わるものなのだなぁ。。
とつくづく考えさせられました。
私も、自分をどんな環境におくのか、
『なりたい自分』を目指してよく考えなければ。。
そして、その環境ならではの良さを十分生かして勉強しなければいけませんね。。
とてもいい刺激になったのでした☆



第154話 2005/7/3 「悩み…」

かなり生々しい話になりますが…。
最近なにかとプロフィールが必要なんですが、
輝かしい経歴がなくて、
困っています(T_T)

激うま奏者には無縁な悩み…
というか、困るのは激うま奏者と共演する時なんですよね!(>_<)

溢れんばかりの輝かしい経歴にくらべ、
シンプルな自分の経歴…。

シンプル同士なら、『わざとシンプルにしている』かのように
すっきりしたプロフィールになりますが、
輝かしいプロフィールと並べる時には、
実力の差がスペースの差に歴然と現れ!
ため息が出てしまいます(-"-;)

ま、それが現実なんだけど…(T_T)。

どんないかがわしいものでもいいから、
スペース稼げる肩書き作っておけばよかったなぁ、
なんて、今更悔やんでいます(-"-;)

かくなる上は、自分でコンクールでも開催しようかなぁ…。
友達4人くらい募って、
『カエルの森音楽コンクール』…

私が金賞で、友人1が特別賞、友人2審査員賞、友人3優秀賞、
…誰が一番なのか、さっぱり分からないところがミソですね(^_^)v

…とはいえ、いかがわしい経歴なんてあっても、
載せる気にはなれないし(-_-メ)。
今から肩書き作りのために、腕を磨くのか、
肩書きなくても『ケロちゃんって、ちゃんと弾く人よ〜☆』と
認識されるように腕を磨くのか…。

いずれにしろ、もっと腕を磨くしかありませんね。。



第153話 2005/6/24 「赤面…」

音楽家たるもの、
外国語の一つや二つ話せなければ、
国際的な活躍は望めませんが…、
私は日本語しか話せません(-_-メ)。

先日用事があり、京都のバス停でバスを待っていると、
バスの降り口から、外人さんが、
吐きながら飛び出してこられました(@_@)。

堪えに堪えて、
周りに迷惑をかけないように、
出ていかれたようで…。

気の毒に思いつつも、
時間がないので、
そのままバスに乗っちゃいました(-.-;)

しばらく乗っていると、
車両の前の方にいる外人さんが、
心配そうに後ろを伺いはじめ…
どうも先ほどの人を探している様子…。

事情を説明したくても、
私には『彼はバスを降りた』も『彼は吐いた』も
英語で言う事ができません(>_<)

でも、訳が分からず心配の極致に達した外人さん…、
私も意を決して(>_<)事情を説明することに…

「He!おぇ〜っ!(>。<)(←吐く真似)」
そしたら…
その外人さんったら
『あぁ吐いたの?』って言うんです…(・□・;)

『それで降りたんだ。ありがと!』
そうやって彼はバスを降り、
バスに残った私は赤面するばかりだったのでした…(*-_-*)

…教訓:これからは外人さんにもまず日本語で話してみよう。。。
国際的な活躍は無理そうですね…(-"-;)



第152話 2005/6/11 「すみ太郎…」

実は…
今まで黙っていましたが…
『すみれちゃん』(*第74話参照)生きてたんです!
V(^-^)V!

どろちゃんは完全に枯れてしまったんですが、
すみれちゃんはまだ息があるようなので、
置いておいたら、甦ってきたんですよね(T_T)☆

その上、この春なんと、
子株ができているのを発見!(@。@)
全く生命の神秘ですよね☆

先日おそるおそる、株分けもしました(^_^;)。
株分けの約束をしていた生徒さんAくんも、
いまや中3の受験生。

彼には『すみれちゃんは死んだ』と言ってあったのですが、
突然子株をプレゼントしたら、喜ぶだろうな(^。^)
なんて野望を膨らましています。

もちろん、3月に合格祝いとして…。
子株『すみ太郎』
(どうしても怪しいネーミングしたくなるんです(-_-メ))
を見たら、彼は喜んでくれるでしょうか?

それまでに元気に根付いてほしいものです☆



第151話 2005/6/7 「天上からのメッセージ…」

ある曲を気に入って、しばらくはまっていると、
年月が経ってもその曲を聴くと、
はまっていた頃の気持ちを思いだす。

音楽にはそんな力がある、と、なにかの本に書いてありました。
私もフォーレのレクイエム(*お気に入り演奏第1話参照)を聴くと、
初めて聴いた時の夕陽やベッドのふかふかだった様子、
あの響きに出会った衝撃など鮮明に思い出しますし、
中学生の頃好きだったポップスなど聴くと、
楽しかった思い出がよみがえります☆

実は先日、バッハを演奏する事があったのですが、
その曲は数年前、
ドイツへの演奏旅行に持っていった曲だったんですよね。。

K先生のオーボエ・ソロ☆今回は舞台でしたが、
その暖かいメロディーを聴いて、
ドイツの教会での体験が鮮やかによみがえりました。。

教会の、祭壇と反対側の2階というのは、
大きい教会ではパイプオルガンがあり、
2階にオケや合唱団がのって演奏するんです。

私達も初体験の2階での演奏。
そのリハーサル前に、
オーボエのメロディーが2階から降りてくるのを1階で聴いた時、
私は感激のあまり涙したものです…(T_T)。

クリスチャンではありませんが、
まるで天上からのメッセージのような音楽。。
(ちなみにキリスト教はそうやって信者を増やす作戦だったらしいですが…)
その頃は、自分の能力に限界を感じて、
音楽を諦めなければならないかも…
と悩む辛い時期でした。

でも、あの時、『やはり諦めたくない!
あんな世界が表現できるようになりたい!』と、
涙ながらに決意したのです…。

自分の好きな事を仕事にできる幸せ。
いろんな人のお陰で今があるのですが、
そんな幸せをまた新たに噛みしめる体験だったのでした…☆



第150話 2005/5/23 「先生という職業…」

先日、生徒さんKさんが、話してくださいました。
Kさんが、『英会話教室ひらきたいな』とか
『ケーキ作り教えたいな』とか、
ポロッと言うだけで、
旦那さんに、『先生なんて、そんな簡単なものじゃない!
もし教えたいなら、もっと勉強して、
どんな事でも説明できるようにならねばっ!』と
説教されてしまうのですって(;^_^A~。

でも、それは確かに言える事で、
自分自身が勉強している先生と、
自分の知識にあぐらをかいている先生では、
レッスンの面白味が全然違いますよね…。

知人の刺繍のお稽古も、
刺し方だけの先生より、
絵画を勉強したりして、
センスを磨いてらっしゃる先生のお稽古はとても楽しいのだそうです。

向上するために常に努力している先生はいろんな方向から
物事を見ようとされるし、
常に新しい情報を持っている。
あぐらをかいている先生は、
すぐにネタがつきてしまう、と思うんです。

うぅ、耳が痛い<(>_<)>。

最近、先生というものは、
技術や知識を教える事もさることながら、
その分野への愛情、その分野がいかに楽しく、
奥の深いものなのかを生徒さんに伝える役割が重要なのだと分かってきました。

それを伝えるには、先生自身が楽しむ事。

先生の楽しむ姿や努力する姿を見て、
生徒さんは刺激を受けるのですね☆

つまり、先生という職業も、演奏と同じで、
その人の生き方全てをさらけだす職業…?
(-.-;)うぐ…演奏人としても先生としても、
ヘボを脱するには、生き方全てを立派にせねばならんのですね…
…う〜む…(-"-;)



第149話 2005/5/7 「音楽に何を求めるのか?」

音楽には、本当にいろいろな要素がありますよね。

実は先日、Tさん(*第148話参照)の
素晴らしい室内楽の演奏会を聴いた次の日、
オケを聴く、という事があったんです。

室内楽…
特に弦だけの室内楽というのは、
ピンと張りつめた静けさというか、
無駄な物をそぎ落とした、
とぎ澄まされた美が真骨頂ですよね…☆

しかも、Tさんのお得意、
超絶技巧でありながらハッタリのきかない、シューベルト。

もう本当に素晴らしくって、
アゴがはずれまくりました(ToT)。

しかし次の日のオケ…。
会場は大盛り上がりでしたが(∋_∈)、
あの室内楽の後では、
うるさい気がしてしまったのです…(~_~;。

オケをけなす気は全くないのです。
以前、そのオケを聴きに行った時は素晴らしくて、
本当に感動しましたもの。

多分、とぎ澄まされた美に感動しすぎていたので、
オケのもつ、ショー的な要素を受け付けなかったのではないかと思います。

多彩な楽器があるのだから、
オケって、とぎ澄まされるより、ショー的な部分もあるのかも。。。

もちろん、オケでとぎ澄まされた美を目指す指揮者もいると思います。。
どか〜ん!と炸裂する熱血指揮者、
丹念に積みあげていく思索指揮者。

奏者によっても表現する事が違いますし、
作曲者によっても、音楽が何を表現するものか、変わってきます。

『音楽に何を求めるのか』。

最近は、いろんなアプローチがある事自体が面白いのだなぁ、
と分かってきました…。

あら!私も大人になったのねっっ♪〜(^。^)



第148話 2005/5/5 「憧れのヴァイオリニスト…」

先日、同世代ながら、世界的に認められている、
憧れのヴァイオリニストTさんが
ゲストでいらっしゃいました(*^_^*)

小柄なさりげない方ですが、
銘器『Sとらびばりうす』を自由に操り、
さらっと出した音の輝かしさに
たまげてしまいます)◎o◎(

(ちなみに『Sとらびばりうす』は、
軽く弾かないと、よい音が出ないそうですm(_ _)m)

ご一緒させていただいた演奏会は、
お得意のバッハ無伴奏あり、
ソロあり、
コンマスあり、
とTさんの魅力を満喫するべく、
欲張りなプログラムに(^_^;)。

じっくり無伴奏を聴くため、
プログラム順を変更したりなんかして、
至福の時間を味わいました☆

Tさんの音楽の作り方はシンプルかつ正統。
無駄のない動きで、
音楽の構成が明瞭に表現されます。

何が違うのでしょう?
ソロやコンマスをされても、
どの瞬間でどのように弾くべきか、
全員がはっきり分かり、
確信をもって弾く事ができるのです(@_@)。

いつも録音してくださるアマチュアの技師さんが、
「いや〜一人入るだけで、こんなに音が変わるんですね〜!
こんな素晴らしい演奏会は初めてです!」
と率直すぎる感想(-_-メ)
を言って感動される程の、名演になりました。

お師匠も感心される、Tさんの実力。
あんな素晴らしい境地に一歩でも近づけるよう、努力したい!
と改めて思うのでした☆




第147話 2005/4/5 「お気に入り桜スポット…」

さくらの季節がやってきました。。

先日仕事帰りのバスで桜が咲いている事にびっくり!
「朝も咲いてました?」と
隣の同僚に聞いたら「咲いてましたよ?」と(>_<)。

う〜ん、
朝はお仕事の事で頭が一杯で、
目に入らなかったなぁ(-"-;)
…なんて事がありました…。

子供の頃は、
桃や梅のはっきりした色が好きで、
桜の中途半端なピンクはあまり好きではありませんでした。

それが年齢とともに…。
あのはかない色がたまらなく好きになってきました☆

限りなく白に近いのにうっすらと色がついていて、
幹のこげ茶色とのコントラストが本当に素敵ですよね(T_T)

まさに日本古謡『さくらさくら』のメロディーがぴったりです。

でもこれでもか!
といわんばかりにひしめいた桜並木はちょっと苦手(;^_^A~。

ブルーシートと酔っぱらいを連想してしまうし、
なんだかうるさくって(∋_∈)。

あくまでの楚々とした美女でいてほしいものです。。

私のお気に入りの桜は学校近くのM電器工場のわきに立っている、一本の桜。。
殺風景な自転車置き場にあるのですが、
数メートル先の国道の喧噪が嘘のような静けさで、
特に夜、
ひっそり咲いている風情が大好きです。

仕事帰りだから、目に入るのかもしれませんが(^_^;)。

ひっそりだけど、惜しみなく咲いていて、
私のためだけに咲いているような…

あれ、欲張りなだけ?(-_-メ)
みなさまのお気に入り桜スポットはどこですか?
また教えてくださいね?m(_ _)m



第146話 2005/3/21 「ジャズの本質!?」

みなさま、ジャズはお好きですか?
先日なんでも詳しい生徒さんKさんに、
ジャズ喫茶に連れていっていただきました(^_^)v

ジャズできる人って、驚異的。
一つのフレーズを元にして、即興で展開していくなんて、
人間技とは思えません(>_<)

大体私なんか、一つのフレーズをイメージ通りに弾くために、
何度も何度も練習しないとダメなんですもの。

音符を考えて、即座にノリよく演奏するなんて…
なんでできるんだろう?

しかもジャズの人って、
お洒落な和音や装飾を入れるから、
共演すると、自分が能なしって感じがして…(~_~;。
すっかり恐れ入ってしまうのでした。。。

しかし帰る道々、Kさんが、ぽつり。
「ジャズはその場だけですからね」と(@_@)。

そう!それが、クラシックとジャズの違いですよね!
クラシックは一つの物語というか主張があって、
ジャズは1回限りの会話を楽しむという感じ?

又はNHK特集と民放バラエティーって感じ?(>_<)b

ジャズは、その瞬間は素敵だけど、
後には残らない…。

いつもジャズを聴いていて、
憧れつつもしっくりこないのは、そういう訳だったのか〜
と目からウロコでした(゜o゜)

NHK派の私は、やっぱりクラシック派かな…(;^_^A~

ジャズの本質を少し知る事のできた体験でした☆



第145話 2005/3/18 「音楽の魔力にとりつかれた者は…」

忙しい日々がすぎ…
最近、ヒマヒマな日々を過ごしています( ̄。 ̄)

こういう時に自分の基礎力アップに励むのが、激うま奏者、
ついのんびりしてしまうのがヘボ奏者(>_<)。

ヘボ奏者は先日、生徒さんが貸してくださったDVDを鑑賞しました(^_^)v。


(ジョージ・ガーシュイン)

まずは、なんでも詳しいKさんにお借りしたガーシュインの生涯。。
アメリカの音楽を圧倒的な勢いで表現し、
大成功するのですが、
働きすぎで死んでしまうという物語でした(T_T)。

次にK夫妻がアメリカで購入された映画、
ハーレムの小学校で子供にヴァイオリンを教え続け、
カーネギーホールに出演した教師のお話、
『ミュージック・オブ・ハート』。

実際にあったお話で、そのドキュメンタリーの方も感動的。
悪ガキをグループレッスンで上手にする、
という教師としての手腕が衝撃的でした…(>_<)。

しかし、二つの映画に共通して言えたのは、
『音楽の魔力にとりつかれた者は、普通の幸せは得られない』
という事でした(-"-;)。

周りの人達が心配して、安らぎや休息、安定を勧めても、
自分の中の衝動に突き動かされて止まる事ができない…。
それはとても幸せでもあり、不幸でもある事ですね…。

のんびりするヘボ奏者なりにも思い当たる節があります。。(-"-;)
ガーシュインが言うように
『音楽がぼくの証なんだ!』なのですもの…。

音楽を志す者の厳しさを痛感する休日なのでした…。



第144話 2005/3/5 「次回が楽しみ…☆」

生徒さんKさん。
色白な肌にパステル系ファッション…
ハイソな奥様と思いきや、口を開けば大阪弁トークの楽しい方です(*^_^*)

実はこのKさん、
レッスンの度に手作りケーキを持ってきてくださるんですよね〜!(^_^)v
「こんな事してないで練習しろ!って感じですよね〜」と
言われるKさんに思わず
「いや、ケーキの方が…」
と教師の風上にもおけぬ事を口走ったりして(-_-メ)。

もう一人の生徒さん、
大学の先輩にしてピアニストのO先生もケーキ作りの達人です。

O先生にいたってはケーキ教室師範コースを修了されたそうで、
その作品たるや、もはや手作りとは思えぬキメ細やかさです(@_@;)。

大体、料理嫌いの私にとっては、
頻繁にケーキを作る事自体が、神技。。

しきりに感心していたら、
実はケーキ作りも、頻繁にしないと勘が鈍るのだそうです。

言葉では表現しきれない、微妙な感覚…

たとえば『角がたつ』というのは、
ボールをひっくり返しても中身が落ちないほどしっかりした状態なのだそうですが、
素人はちょっと尖っただけでも『角』だと思いますよね?(^_^;)

そんな、メモしきれない様々なコツを思いださなければならないのですって。

Vnにも有名な言葉
『一日サボれば自分に分かる、二日サボれば他人に分かる』とか
『一日の怠けを取り戻すには三日かかる』とか
修行の大切さを説く言葉がありますが、
どんな世界も修行あるのみなんですねぇ。。。

それにつけても次回レッスンが楽しみな、ふとどき先生なのでした…(>_<)



第143話 2005/2/24 「楽譜が…」

最近、視力が落ちたようで、楽譜が見にくいんです(*_*)

五線がちらちらして、
3度間違えるのはまだしも、
シャープとナチュラルを間違った時の恐ろしい音ときたら(-"-;)

上司でもある友人Aちゃんは、内心怒り狂っているに違いありません…(-"-;)

せっかくお師匠から
「難しい箇所は目の力を抜くと弾けるわよ」
という秘伝を教わったのに。
最近は目の力を抜くと、楽譜が見にくくなって、
やっぱり弾けない、みたいなジレンマを感じています(T_T)。

…でも、先輩方によると、年齢を重ねるにしたがって、
楽譜はどんどん見えにくくなるのだそうです。。
打開策はやはり、よくさらって覚える事、
調性や音形、
そして音楽の構成をしっかり把握する事。。

今まで一音一音臨時記号を読んでいた私ですが、
調性を把握すれば、音形を読むだけで弾ける、
という訳です(-"-;)

という事はつまり、
視力が落ちたのは
『音楽を大きく捉えなさい』という神さまの思し召し?(-.-;)

う〜ん、神さまって、
なかなか具体的に指導してくださるんですね。。。
頑張ります(>_<)


第142話 2005/2/19 「ににんしずか☆」

表現する手段を持つ、
という事は素晴らしい事ですよね…。

先日、友人Aちゃんに、
両口屋是清の『二人静』というお菓子をいただきました。

名古屋のお土産屋さんで、
二人とも子供の頃から大好きだった事が判明したため、
後日、大本番のご褒美に差し入れてくれたのでした(*^_^*)

この『二人静』がどれほど素敵なお菓子かを
エッセイに書こうと考えている時、
ふと箱の中の紙を見ると、
中村汀女さんの文章がありました(@。@)。

その美しい文章に、脱帽!

自分の考えていた拙い文章との違いに、
一人で恥入ってしまいました(-_-;

では、恥知らずに自分の表現を…

「紅白の半球を合わせて薄い和紙で包んでひねってある和三盆。
落雁の、古いお寺の香りのような味…、
子供の頃には『古い砂糖の味』と呼んでいて、
大好きでした☆」

名文の方は、D百貨店でお求めの上、お読みください…(>_<)

てな訳で、
同じ感動を持っても、
それを表現する手段があると、強いですよね。
絵にしても文にしても話にしても…。

私の表現手段はヴァイオリンの筈…ですが、
ま、それも二人静の文のような拙いものでして…(-"-;)。

やはりもっともっと修行して、
自分の思いを十分に表現したいものです…。


第141話 2005/2/17 「しょっく…」

しょっく…。

この女盛り(?)に、また
「あれ?あんた女やったんか!」と
言われてしまいました(>_<)。

相手は酔っぱらったおじさんだったけど、
ひどい…。

友人Aくんには、
「でもケロちゃんだって、胸たして、ロングのウィッグつけて、メイク濃くしたら
…あ、ニューハーフに見えるかも…」
などと追い打ちをかけられてしまいました…(>_<,)。

…でも時々自分でも、
鏡を見て「女装してる…?」と思ってしまうんですよね(-"-;)。

先日、イギリス人指揮者が、
Vnパートがみな女性である事に驚いていた時も、
「よかった、私も女に見えたのね〜」と
ひそかにドキドキしたりなんかして。。

昔は成熟したら女らしくなる予定だったのに、
成熟するどころか、
なんだか以前より男らしくなったような
今日この頃です(~_~;


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