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KERO-CHANお気に入りの演奏

KERO-CHANが大好きな曲・演奏・録音を紹介します…


♪13.2006/5/25 モーツァルトイヤー

今年はモーツァルトイヤーですね(*^_^*)モーツァルトの曲はどれも大好きですが、最も 好きなのは、やはり交響曲29番でしょうか…。バイオリン奏者なら、バイオリン協奏曲 が好きなのが、正しい在り方かしらん?(-.-;)でも、バイオリン協奏曲は、自分の怪しい 演奏が耳にこびりついていて、なんだか純粋に楽しむ事が出来ないんですよね。。。(〃 _ _)σ‖

夢と希望に溢れた29番は、以前から聴き馴染みはありましたが、お仕事で改め て出会った時とても新鮮で、以来お気に入り曲となりました♪憧れのオケ、ロイヤル・コ ンセルトヘボウ管を知ったのもこのCDからです。今聴くと、アーノンクールの解釈は ちょっと硬いような気もしますが…f^_^;。でもコンセルトヘボウの弦楽器の美しさには 脱帽です☆
ところで昔はアムステルダム・コンセルトヘボウ管だったのに、いつの間にか ロイヤルになったのは、なぜ?( ̄゜ ̄ゝ調べてみると、創立100周年を記念して、王室か ら「ロイヤル」の称号を賜ったのだそうです。。あんな澄み切った明るい音色で、モー ツァルトを軽快に弾けるようになれたら…。 モーツァルトイヤーの間に修行して、モーツァルトの達人になりたいものですね…(^_^;)
Notes モーツアルト/交響曲第29番イ長調K.201
 ニコラス・アーノンクール指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(TELDEC:1984年)




♪12.2005/6/14 密かに憧れる作曲家…

昔、あるオケで…日本人作曲家T氏の『日本民謡によるオケ入門』とかいう曲を演奏する 事がありました。日本民謡を最初にオケ全体で演奏し、各楽器ごとに持ち味を生かした変 奏をした後、また最後に全員で演奏する構成。
Tさんって、天才だわ)◎o◎(と感動して いたらば、それはブリテンの『青少年のための管弦楽入門』のパクり…じゃなくて『青少 年〜』にヒントを得て作られた曲だと、後で知りました(^^ゞ

ブリテンはラベルに次いで 密かに憧れる作曲家です☆ルックスも素敵(*^_^*)二人とも冷静というか、孤高という か、音を使って様々な可能性を追求する様子がかっこい〜!(*^_^*)と思っちゃうんです よね☆(しかし二人とも女性には興味なかったそうですが…(T_T))ブリテンといえば 『青少年〜』。冒頭のパーセルの主題だけで、「おぉ〜っ(^。^)」とワクワクします♪そ れからの各楽器の変奏はどの楽器もかっこよく、「全部やってみたい〜!o(>_<)o」と、 むずむずするほど♪圧巻は最後のフーガで、各楽器が生き生きしたメロディーを順に演奏 していき、最後に木管と弦がせっせと演奏する上から金管 がパーセルの主題を雄大に演奏するのです…。かっこよすぎて鳥肌がたつんですが、…そ の箇所って難しいので、感動してると間違っちゃうんですよね〜っ(>_<)オケの入門に ぴったりな名曲。
オケをまだあまりご存知ない方は、是非一度聴いてみてくださいね☆
Notes ブリテン/青少年のための管弦楽入門 作品34-パーセルの主題による変奏曲とフーガ-  ブリテン指揮
ロンドン交響楽団(デッカ:1963年)




♪11.2004/12/9 お洒落な曲…

ミヨー…って作曲家…。みなさまご存知ですか?このミヨーの作曲した「ヴァイオリンと クラリネットとピアノのための組曲」が、とっても素敵な曲なのです(*^_^*)その昔、オ ケのおじさんに「本番の人は直前にしか来られないから代弾きしてよ」と頼まれ、ご褒美 の焼き肉につられて練習したのが出会いでしたw(゜▽゜)w。
爽やかな風のような序曲、けだるい昼下がりのディベルティメント、 子供が走り去るようなジュ、そしてほろ酔いおじ さんの歌…ジャズの要素の入った序奏と終曲。全てキラキラと輝くようなお洒落な曲で、 すっかりお気に入りに。。

ところがこの曲、室内楽でよく演奏される、メジャーな曲です が、「つまらない」と言う人も多いんですよね…。でもそれって、聴いてるCDのせい? (>_<)私の愛聴CDを聴いたら、つまらない、なんて決して思いません!明るく澄んだ、 柔らかい音色の名演です☆
このCDのVn、テディ・パパヴラミという方は、全然知らな かったのですが、ど〜もいろんなコンクールで一位をとってらっしゃる強者のよう。最近 雑誌にインタビュー記事が載っていました。「世の中には無名でも凄い人がいるんだ(@_@ )」と思ったのも束の間、やっぱり凄い人は有名になるみたいですね…。どんな人なのか …別の曲のCDも探してみたいと思っています。。
Notes ミヨー/「室内楽作品集」クラリネットとヴァイオリン&ピアノのための組曲
 テディ・パパヴラミ(Vn),エリック・ル・サージュ(p),
 ポール・メイエ(cl) (BMG:2000年)




♪10.2004/4/24 お気に入りの蝶々さん

大好きなオペラ…。沢山ありますが、一番好きなものの一つに、「蝶々夫人」がありま す。軽薄なアメリカ人に15歳の女の子が真面目に嫁いで…あっという間に捨てられて、何 年も待った挙げ句産んだ子供も取り上げられて…最後に蝶々さんは死を選ぶ、というとん でもないお話です(>_<)。プッチーニの音楽は本当に官能的で、私は1幕終わりのラヴ シーンでは赤面しながら…(*-_-*)、2幕からは涙に目を曇らせながら(T_T)演奏したもので す…。

えぇとしかし、オペラって、視覚も大切ですよね!「蝶々夫人」と聞いて、でっぷ り太った貫禄ある年輩の女性を連想するのは私だけではないはずですが(>_<)、それで は、どうも可哀そうな感じがしないんですよね…。歌い方も、人生経験豊富な熟した感じ では嫌だし、色気むんむんってのも、パワーあふれる歌声ってのも、イメージにあいませ ん。。。実は、私のお気に入りの蝶々さんは、以前たまたまビデオにとった、八千草薫が 吹き替えで演じる蝶々さんです…。今も素敵ですが、若き日の八千草薫は本当に可憐で、 これぞまさに蝶々さん(T_T)。吹き替えといっても、どうもご本人も歌われている ようで、一生懸命想いを伝える、という雰囲気がよくでています☆美しい着物の着こなし といい、所作といい…、やっぱり蝶々さんは日本人じゃなきゃね!実際歌っているのが誰 なのだか分からないのですが、あの八千草薫の蝶々さんが、私の中では一番の蝶々さんな のです…☆
Notes 日伊合作映画「蝶々夫人 Madame Butterfly」
カルミネ・ゴローネ監督(東宝:1955年)




♪9.2004/4/14 自分のお葬式にはどの曲?

自分のお葬式に何を流してほしいか…。
レクイエムを演奏する時には必ず話題になるネタです。モーツァルトは濃厚だし、ヴェルディは劇的すぎる。やっぱり私はフォーレよね☆ (もちろんコルボ盤)と決定して久しかったのですが、強力なライバルが現れました。そ れはバッハのカンタータ第106番「神の時こそ いとよき時」です。M先生が教えてくだ さった、哀悼行事用のカンタータ…。

フォーレク(フォーレのレクイエム)を使った自分の葬式BGMとして、 式前:「ピェ・イエズ」、焼香:「アニュス・ディ」、式後:「楽園 にて」とすでに設定していた私でしたが、バッハもいいかな?…と、つい、ぐらついてし まいました。だって、よく考えてみたら、フォーレクの場合「ホンマに楽園に行かしても らえるのん?」という疑問が、頭をよぎるんですもの…(~_~)。その点このカンタータの 第1曲、ヴィオラとリコーダーで奏でられるソナチネのひなびたメロディーは、どんな人 生であれ、神様のもとにかえってゆくんだなぁ、と思えるような素朴な落ち着きがあっ て、人生の終わりにふさわしい感じがするのです。
う〜ん、でもなぁ!フォーレはやっぱり大好きな曲ばっかりだから、使いたいなぁ(T_T)じゃあ、お通夜をバッハにしよう かな?なぁんて…。
そんな事考えるより、「楽園」に行けるような人生を目指して精進するべきですねぇ。。。
Notes バッハ:カンタータ第106番
 「神の時こそ いとよき時」BWV106
ヘルムート・リリンク指揮、ゲッヒンゲン聖歌隊、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム(HANSSER)




♪8.2003/3/8 改宗することにいたします…

 告白します…。実は、サン=サーンスって、あんまり好きじゃありませんでした…。「序 奏とロンド・カプリチオーソ」や「ハバネラ」ぐらいしか知らなくって、なんだか、かっ こつけな気取り屋だな〜(>_<)なんて、思っていたのです。なんて無知だったんでしょう ね…。
 ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」を聴いて、深く深く反省しました。私の大好き なキラキラした音☆爽やかな風のような音☆が満載…。(T_T)2楽章のエキゾチックな和 音のピアノ・ソロ…まるで別の楽器も一緒に演奏しているかのような、不思議な音です (それがエジプトっぽいのかどうかは分かりませんが…)。

  

 野を越え山を越え、かけめぐる風のような3楽章…。 なんと私の憧れの作曲家ラヴェルは、自分のピアノ協奏曲を作曲 する時、この3楽章を参考にしたのですって!ラヴェルは、この曲が大好きで、いつも仕 事場に、この曲の譜面をおいていたのだそうです。憧れの作曲家が憧れていた曲だなんて …。素敵な曲なわけですね☆
 …もう決めました!わたくし、今日をもちまして、サン= サーンス・ファンに改宗することにいたします…!
m(_ _)m

Notes サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集から第5番ヘ長調作品103"エジプト風"
ピアノ:ジャン=フィリップ・コラール アンドレ・プレヴィン指揮、ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
(ロンドン)




♪7.2003/1/15 まんまとはまってしまいました…

学生時代、カラヤンの「悲愴」のテープを聴いて、感動しました。
4楽章、特に好きな箇所があり、何度聴いても涙(T_T)。 あんまり気に入ったので、別の指揮者の演奏も聴くことにしたら…、 いつの間にか、その場所を通りすぎていて、おぉ〜、やっぱりカラヤンの 演奏がいいのか〜!と、感心した思い出があります。
カラヤンは、「悲愴」を何度も録音しているらしく、あの時のテープが、 今聴いているCDと同じかどうかは分かりません。 でも、やっぱり感動します☆

4楽章は、始めの一音から涙(T_T)…息つぎをしながらの独白のようで 「あぁ、ロシア語が分かれば!」という気になります。 きっとウィーン・フィルも凄いんですね…。少しぐらいずれても、 一人一人がぐいぐいと弾いているからこそ…と思ったら… カラヤンって、全員が歌っている感じを出すために、わざと弦楽器をずらさせたん ですって!
なんと〜カラヤンの術に、まんまとはまってしまいました…。 やっぱり大指揮者は違いますね!
Notes チャイコフスキー交響曲第6番ロ短調「悲愴」作品74 ウィーン・ムジークフェラインザールで
カラヤン指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
(グラモフォン:1984年)




♪6.2002/12/13 元気になりたいときに…

私が元気になりたい時に聴くCD。
グレン・グールドのバッハ/ゴールドベルク変奏曲。
若い頃と、年をとってからの、2回の録音がありますが、私は、年をとってからの方が好 きです☆
超ゆっくりなテーマ…こんな止まりそうなテンポは巨匠にしか許されない…さす が…と気持ちよくなっているところに、耳の割れるような勢いで(>_<)ヴァリエーション が始まります。そのうち、例の唸り声が…(あ、歌声ですか?)聞こえてきて、驚いてい るうちに、ヴァリエーションは、どんどん進んでいきます。

グールド独特の音色…これがピアノ?時に夢みるように、時に転がるように…猛烈な早さなのに、なんで走ってない の?なんで完璧に声部の弾き分けができるの?もしかして、手が3本あるんじゃ…?な〜 んて考えながら、その鮮やかなヴァリエーションの運びに、すっかり興奮してしまいま す。
…でも実はこのゴールドベルク変奏曲は、バッハが、不眠症の王様のために書いた 曲。なんだか根本的に間違った演奏のような気もするのですが…。
でも、やっぱり大好きなCDなのです♪

Notes 「ゴールドベルク変奏曲」グレン・グールド(p)
(CBSソニー:1981年)




♪5.2002/11/19 …清らかでもの静かな美少女…

よく分からないけど、特別なフォーレ…。そんな私の気持ちを上手に表現してくれた解説 を見つけました。
アンセルメ&スイス・ロマンドのフォーレとドビュッシーのCD。 以前からフランスもの、といえば自然に手にとるコンビでしたが、 その音色の美しさ、はかなさに、改めてうっとりしました。
フォーレのペレアスとメリザンド…フォーレって美少女を表す第一人者と思いませんか? あ、プッチーニもいるけど…。 でも、ちょっとタイプが違いますよね。
清らかでもの静かな美少女…物語の中に引き込まれてしまいます☆

そうそう、フォーレの作風をこの解説書は「抒情的で、繊細に和声のうつりかわる、控えめな」 と表現しています。
ふわふわと移り変わることを私は「よく分からない」と、 でも控えめで繊細だから「特別」と感じていたのですね。なるほど…。
アンセルメは、スイス・ロマンドを創設した人で、50年も指揮していたそうです。 そして、その信頼関係厚いオケで、響きの美しさをいつも追及していたとか。 このコンビの素晴らしさが、本当によく出ているCDだと思います。
よく分からないけど特別幸せな時間をすごしました…☆

Notes フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」op.80、歌劇「ペネロープ」前奏曲、 組曲「マスクとベルガマスク」op.112
ドビュッシー:小組曲(ビュッセル編)
エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団 (LONDON/KING:1961年)




♪4.2002/10/25 …理想のシューベルト…

すごいCDに出会いました!
サー・コリン・デイヴィス&ドレスデンシュターツカペレのシューベルト交響曲全集。
理想のシューベルトに出会って、「そ、そうなのよ!私、こんな風に演奏したいのよぉ!」と叫んでしまいました。
理想のシューベルト…といっても、そんな詳しい訳ではありませんが…
1.全てのフレーズが丁寧に歌われていること。
2.でもテンポはいつも前向きであること。
3.どんなに激しい所も生なましい音にならないこと。 4.光や陰をさりげなく表現していること。
5.フレーズが遠くまで見極められていること…。
 こんな感じかしら…。('_';

特に素晴らしいと思ったのは「グレイト」なのですが、始めのObのメロディーから暖かく、ふわっと癒されるようです。
弦楽器も難しい曲なのに、素晴らしく揃っていて、歌う方向もみな完璧に同じ☆ といっても、決して無理に合わせるのではなく、自発的に歌っていて、それが揃っているのです。 そして、間のびしたりなんかせずに、いつも前向き。その一つ一つのフレーズが積み重なって、大きな流れが作られています。(T_T)
久しぶりに作業の手を止めて聴き入るCDに出会って、幸せでした☆

Notes シューベルト:交響曲全集
C・デイヴィス指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
(欧BMG:1996年)




♪3.2002/10/3 … シューベルト八重奏曲へ長調 …

室内楽の醍醐味を感じさせる、大好きなCDがあります。
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団ほかによる、シューベルトのオクテット。
実はシューベルトにあまり興味が持てなかったのですが、 このCDを聴いて、大ファンになりました。
この曲自体が、娯楽目的で書かれた曲ですが、 肩の力の抜けた、穏やかな演奏で本当に心地良い時間を楽しめます。
お互いにメロディーを弾いたり伴奏したり、 一緒に騒いだり…シューベルトは、 そんな「音楽遊び」が大好きな人だったのですね☆
曲が長くなってしまうのは、 なるべく長く「音楽遊び」をしたかったから…。 ということが、すんなり理解できます。

最近の演奏家の演奏はフレーズを大きくとるために早め。 でも、この演奏はゆったりとしたテンポでいろんな表情も聴かせつつ、 息の長いフレーズを実現しています。 ユニゾンの時ちょっと音程のずれがあっても、
それがなにかひなびた雰囲気をかもしだすヴァリエーション、 ウィーンの空気が流れてくるようなメヌエット、
が特に大好きです♪
あぁ、アンサンブルって、本当に素敵ですね!

Notes フランツ・シューベルト八重奏曲へ長調
作品166 D.803 ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団、
L・ウラッハ(Cl),K・エールベルガー(Fg),G・von・フライベルク(Hr),J・ヘルマン(Cb) (ウエストミンスター:1951年)




♪2.2002/9/25 … デュメイ …

大好きなヴァイオリニストの一人に、
オーギュスタン・デュメイがいます。
彼に出会ったのは、10年位前、東京文化会館でのリサイタルのビデオでした。
印象に残ったのはプロコフィエフのソナタ1番と、ラヴェルのツィガーヌ。
プロコフィエフの、冒頭の3回同じ形だけど、だんだん発展していく箇所。
それだけで「か、かっこいい〜」と釘づけになりました。
2楽章の最後のpizz.は、音がどこかに飛び去っていくのを目で追いかけたり なんかして心にくい…。

. .

(@_@)ツィガーヌも最初から最後まで釘づけでした。
どんどん盛り上がっていよいよクライマックス!というところの休みで、悪魔のようにニヤ〜っと …。「この人入り込んでる〜」とドキドキしたものです。

デュメイの音は細めだけど研ぎすまされた感じ。
全ての音に色があり、自由に歌うけれどいつも気品があります。
まるで無造作に弓を振りおろすようでいて、それが鋭く響く音を出すのを見ると、ぞくぞくし ます。あの滞空時間の長さが、あの音色の秘訣なのでしょうね…




♪1.2002/9/20 G・フォーレ「レクイエム」作品48

私の中で特別な位置を占める曲をご紹介します…。
それは、「フォーレのレクイエム」。
しかも、ミシェル・コルボ指揮のCDに限ります。
この曲との出会いは、高校3年の時。
今まで聴いたことのない響き
(…フランス音楽をあまり知らなかった)を聴いて、
本当に驚いたことを覚えています。
特に女声のパートにボーイソプラノが充てられているのですが、 その天上の響きがこれまた驚きでした。

子供の声とは思いつかず、特別な発声をする合唱チームかと、 真剣に考えたものです…。('。')☆
ソプラノ・ソロも、ボーイ・ソプラノ。(T_T)
そのはかなげなソロを聴くと、 大人の声は邪念だらけなように聞こえてしまいます。

フォーレのレクイエムは、 モーツァルトやヴェルディのとは違って、 神への畏れより、安らぎを表しているような気がします。
終曲の「楽園にて」を聴くと、 たとえどんなに大切な人が亡くなっても、
こんな世界に行くのなら仕方ないな…と思えるほど…。
その静かな世界を完璧につくり出したCDだと思って、
大切にしています☆

Notes 指揮:ミシェル・コルボ、 ベルン交響楽団、 サン・ピエール・オ・リアン・ド・ビュール聖歌隊 (エラート:1972年)

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