小説

著:やまももけんじ

『 方舟がキミを運ぶね 』

第十二章  i so no

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第十二章 〜 i so no 〜
P.4 

「なんだよ!お前まだバンドのこと悩んでるのか?言ったろ?せいたろうは凄い才能がある、だって俺はせいたろうに救われた。せいたろうには他の人には無い才能があるんだよ!今日、磯野さんが転校してきてさ、バンドやりたいって・・・考えてもみろよ!これはやっぱり運命だ。運命ってあるんだよ!!俺が方舟、そしてせいたろうがアダム、磯野さんがイブ。俺の直感は間違いなかったんだ。信じられないよ、明日から3人で話して色々決めないとだぞ!!」

「・・・いや、だから僕がバンドなんて・・・」

「とにかく、俺は決めた。明日、色々話そう。今はベース弾きたくてしょうがないんだ。そうと決まったら磯野さんに明日カセットデッキ貸さないといけないし、準備しなくちゃいけないことが沢山ある。じゃぁ、明日な。連絡ありがと!」

「あっ・・・」

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