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ホンダ インサイト 寄居工場 頑張れ!
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CR-Z
2010年
寄居小川プロジェクト小川町側
金勝山トンネル
ホンダ以東社長
HONDA JET
東京モーターショー 09
HV
ライバル?
トヨタ
Tesla motors
日産
big3
皆様から素晴らしい写真をいただきました(かっぱらってきたともいう)
ホンダ伊東社長
福井(前社長)
−−次期社長に就任する伊東孝紳(たかのぶ)専務の経営課題は
「まずは今期をくぐり抜けることだ。自動車需要は今が底で、年内には回復の兆しがみえるだろう。
これに加えて、新しい時代にマッチした品ぞろえをどう整えていくかがカギになる」
航空機を専攻した京大大学院修了後、1978年に入社。
本田技術研究所でボディ設計を中心に初代『CR-X』(83年)
や3代目『アコード』(85年)などの開発に従事。
98年には米国開発子会社の副社長としてアキュラの初代『MDX』開発にも取り組んだ。
2000年ホンダ取締役、03年常務兼本田技術研究所社長、05年鈴鹿製作所長、07年専務4輪事業本部長を歴任して09年6月から現職。
社内では「孝紳」を音読みにした「コーシンさん」で親しまれるが、「『後進』ではまずい」と、本人は余り好まない。
静岡県出身、55歳。
ホンダの社長に就任した伊東孝紳氏。オールアルミの『NSX』(1990年)を設計したボディ屋だ。
そこが意識されての起用ではないものの、変革期を象徴する格好ともなった。
「ホンダらしさ」の追求を掲げるが、「庶民視線」を意識した伊東流の「らしさ」を強めたいという。
NSXのパトカー
90年に初代『NSX』を開発した際には、本田宗一郎氏から
「これがアルミか、俺にはできないな」と声をかけられた思い出も。
伊東 まず私のほうから少しお話をさせていただきます。
就任してすぐに製作所や研究所など各事業所回りを始めています。
その後、販売店回りもする予定です。
従業員の皆さんと2ウェイコミュニケーションをしながら、私の所信を伝えているところです。
そのキーワードは「ホンダらしさ」を強めて行こうということです。
「ホンダらしさ」には人によって色々な取りようがあるわけですが、私なりの解釈を伝えている。
それは、非常にモノづくりの好きなオヤジ(本田宗一郎氏)がやってきた「人間くさい会社」だということです。
伊東 当社の基本理念は「人間尊重」と「3つの喜び(買う、売る、創る喜び)」ですが、
これは従業員の皆さん、耳にタコができるほど聞いています。
そこで私なりに解釈すると、「人間味あふれる」、「人間くさい」会社だと。
本田宗一郎は過剰なまでに気配り、眼配りをする人だったと聞いています。
それが商品づくりでは、お客様に徹底的に喜んでいただく、驚いていただくということにつながっていったわけです。
それを辿って行くと、人間くさい会社、しかも徹底的に庶民の視点であるということです。
ですから、ビジネスでは庶民のみなさんが何を悩み、何を欲しているかを肌で直接感じ取り、
それをいち早く(商品として)実現する活動をしようと訴えています。
もう少しビジネス寄りで考えますと、4輪ではもう迷うことなく環境問題に対応すること。
モビリティの楽しさを損なうことなく、燃費とエミッションにどれだけアプローチしていくかです。
インサイト
とくに燃費をどれだけ出せるかに尽きる。手段でいえばハイブリッド(HV)、
あと20年から30年は全然迷うことなくHVだと考えています。
シンプルなワンモーター方式はわれわれの強みであり、小型車用システムでは先鞭を付けた。
2010年中には『フィット』にもこのシステムを搭載していきます。
そうして量を拡大しながら更なる燃費の進化とコストダウンを図り、小型車領域ではスタンダードにしたいと考えています。
さらに中大型車向けのHVシステムも開発を加速していきます。
これまでも時代が大きく変化する時は、いち早く対応してホンダを認知していただき、
2輪、4輪、汎用の各事業領域でホンダファンを増やしてきたという歴史があります。
大変ではあるがチャンスととらえ、「さぁ、やろう」と社内で話しているところです。
大きな舵取りの時期 面白い時期
――トヨタ自動車の豊田章男社長は「ドン底からのスタート」と表現しましたが、
伊東さんは現状をどう捉えていますか。
伊東 「ドン底」とは思いませんが、大きな舵取りを行う時期と考えています。
生産面では変動への対応を期間従業員さんに頼っていましたが、当面はどう従業員で対応していくか。
環境面では2050年までに(温室効果ガスを)50%にするという、もの凄い数字があります。
自家用車などパーソナルな商品を出しているわれわれはソリューションをしっかりやらねばなりません。
世界の経済は米国から崩れ、さらに欧州はもっと崩れるかもしれません。
グローバルな商圏、経済圏の状況がどうなるのか不透明になってきており、なかなか読めません。
ホンダは世界のどの地域にもヘッドクオーターを置いており、従来は各地域に「頑張って」と言えば、利益があがってきました。
しかし今は、地域で凹凸があるし、売上高も減っている。
経営資源をどう生かして行くか、世界のヘッドクオーターとしての日本本社の役割が大きくなっています。
ただ、色々なことができそうだし、面白くなってきたかなとも思っています。明るく前を向いて行きたい。
――この転換期にボディ設計で育ってきた伊東さんが就任するということに意義があるような気がしますが、いかがでしょう。
伊東 エンジン屋でない社長が出てきたから、ホンダは大きく舵を切ったとは思っていません。
福井(前社長)もそう考えているだろうと思います。
大事なのは、庶民の目線を見失わずに、ホンダらしさの追求を継承し、切り拓いていくことです。
まず、商品・技術で楽しいぞ、面白いぞということに突き進んで行くということ。
私が(後継社長に)選ばれたのはそういうことかなと考えています。
――これから20年、30年はHVということですが、電気自動車(EV)についてはどう対応していきますか。
伊東 迷うことなくHVと申しましたが、環境対応のなかでEVも選択肢ではあります。
ただし、ワンチャージ(充電)で500kmとか600kmとかは走れませんので、新しいパーソナルモビリティとして、あるいはコミューターとして、
お客様にはどういう使い方のものになるのか、きちんと提示することが重要でしょう。
米国ではゼロエミッションについてはFCV(燃料電池車)でやっていこうとしていますが、こちらも(水素供給)インフラやコストという課題がある。
ゼロエミッションはすべてFCVでとはいかない。EVは真面目に研究を進めていきます。
燃料電池車、FCXクラリティ
――新興国向けには『フィット』より小さいクルマが必要ではありませんか。
伊東 新興国だけでなく、全世界で必要になってくるでしょうね。
CAFE(メーカー別の平均燃費)といった規制も強化されてくるわけですから。
中国のモータリゼーションも大きいクルマばかりでは限界がある。
私自身、現行のフィットも大きくなったなと感じていますし、間違いなく小さいクルマは必要です。
小さいが、われわれの生業にもなるようなクルマですね。
――ホンダは2輪事業から入って行ける強みをもっています。
伊東 そうですね。この間の経済変動のなかでギリギリ黒字が確保できたのは新興市場での2輪の頑張りがあったからです。
2輪はこれからも面白い。
とくに、モビリティは2輪でという世界がまだまだ沢山あるわけですから、しっかり取り組んでいきたいです。
次期社長 伊東孝紳氏
ホンダは23日、東京・青山の本社で社長交代の記者会見を行った。
その席上、次期社長に内定した伊東孝紳専務は「光栄だというのが47%、これは参った、大変になりそうだという気持ちが53%」と、
福井威夫社長から打診を受けた時の心境を述べた。
今のホンダは未曾有の自動車不況やF1からの撤退で、社内が「意気消沈している」(伊東専務)という。
「ホンダはもともと楽しい会社で、その会社が出すものは面白いと言われていた。
私の仕事はまさにその具現化につきる」
顧客がホンダの商品を買ってよかった、楽しい。
それが販売を手掛ける営業部隊の喜びにつながり、また開発や生産に携わる人にとって、つくる楽しさにもつながる。
「喜びの輪が回る会社というのが理想」と伊東次期社長は強調した。
《山田清志》
しかし福井威夫社長は 賢明だった。
取締役相談役になる。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0902/24/news014_3.html
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ハイブリッド車を巡る国内自動車大手の競争が2010年にかけてさらに活発になりそうだ。
ホンダが同社の最量販車種「フィット」のハイブリッド版を当初予定から約1年半早い10年秋に発売。
トヨタ自動車は年内に発売するハイブリッド専用車を含め4車種を追加投入する。
日産自動車なども新たに投入を計画しており、新車販売に占めるハイブリッド車の比率は11年度にも20%を突破する勢いだ。
ホンダの「フィットHV(仮称)」は現行のフィットがベースで、すでに発売した「インサイト」と共通のハイブリッドシステムを搭載する。
エンジン排気量は1300ccで、燃費性能は1リットル当たり30キロメートル超とインサイトと同程度、
価格はインサイトの189万円より安い150万円前後を目標にしている。
(10:13)
ホンダの新社長、伊東孝紳氏が会見を開き、F1へ復帰する意欲のないことを明らかにした。
世界的な経済不況を受け、撤退を余儀なくされたことに対しては、「非常に残念」としながらも、
「一方で(現在の)F1は、企業がさまざまな強さを試すことができる場ではなくなった。
新たな(技術的)フィールドにチャレンジする余地がほとんど残されていない」。
「よって経営が改善されたとしても復帰したいとは思わないだろう」と、伊東新社長はコメントしている。
ホンダは、中・大型車への搭載を視野に入れた、新しいハイブリッドシステムを開発中と発表した。
これは事実上、ミニバンには現行ハイブリッドシステムは搭載されないということになる。
ホンダの現行ハイブリッドシステムは、自転車で例えると電動自転車のアシスト機構のようなもので、
エンジンをモーターがアシストする、いうなれば“電気的なターボ”と言える。モーター、バッテリーもコンパクトなところが特徴だ。
一方のトヨタが採用するハイブリッドシステムは、モーターを主動力源として、エンジンは発電とモーターのアシストに利用している。
モーター、バッテリーはホンダの方式と比べると大型となる。
ホンダのハイブリッドシステムはコンパクトで、スペース効率が優先されるミニバンなどに採用する際には、相性がよいかと思われたが、
今回の発表で、そのような展開はみせないことがはっきりした。
特に、ミニバンのハイブリッドについては、先日マイナーチェンジした『ストリーム』の試乗会にて、
開発担当者に「(現行の)ハイブリッドシステムをよりコンパクトにして、ミニバンに搭載することはできないのか?」
と質問したところ、開発担当者は「“ハイブリッド=燃費が良い”というイメージが出来上がってしまったため、
若干の燃費向上にとどまるハイブリッドモデルが、市場で受け入れられるのは難しい」と語っていた。
もし、ホンダがミニバンに新方式のハイブリッドシステムを採用するとすれば、
パッケージングを含めてプラットフォームから見直さなければならないはず。
登場時期は、フルモデルチェンジをスタンバイしている『ステップワゴン』は新型のその次のモデル、
『ストリーム』も、次期モデルは開発が進行中のはずで、その次のモデルと予想される。
『オデッセイ』は、ちょうど次期モデルの開発がスタートするタイミングで、ハイブリッドシステムを導入するか検討段階にあるといえる。
ただ、ガソリンモデルに追加されたハイブリッド仕様は、現状では成功しているとはいえず、
既存モデルをハイブリッド化するのか、ハイブリッド専用プラットフォームで新たなラインナップ展開をはかるのか?
ホンダ社内でも議論が交わされているにちがいない。
またホンダは、新興国での需要を見込み、
四輪車で最も安いフィットより低価格の小型車の開発を検討していることを明らかにした。
ホンダがハイブリッド車(HV)を軸とした経営に急速にシフトし始めた。ガソリンエンジン主体の経営を改めるこの大英断を下したのは6月末、
ホンダの新社長に就任した伊東孝紳氏(55)だ。
伊東社長にはHVが瞬く間に市場を席巻するとよむ。最大のライバルはトヨタ自動車。両社は今後、強烈に火花を散らすことになりそうだ。
「フレーム屋の伊東さんが社長になるなんて…」
2月下旬、ホンダの新車開発の総本山、総勢1万4000人の技術者を抱える本田技術研究所(栃木県芳賀郡芳賀町)で、
“伊東氏、社長昇格”の一報を受けたエンジニアの間に衝撃が走った。
歴代、ホンダの社長に就任する条件として2つの不文律があった。
1つは研究所出身の技術者であること。そしてもう1つはエンジン屋であることだった。
寄居工場完成予想図
建設解除の条件はお金(業績)だけです。
――日本の4輪の供給力では、寄居工場(埼玉県寄居町)と八千代工業の軽自動車工場の新設が凍結状態となっています。
それを解除するにはどのような条件が必要ですか。
伊東社長 寄居は間違いなく絶対やらなければなりません。CO2は製造過程からも出るわけです。
工場は一度建設すると20年も30年も運営するので、新鋭の(環境に対応した)設備も導入したい。
そういう意味合いもあって寄居は考えてきました。解除の条件はお金(業績)だけです。
八千代工業の新工場については慎重にと考えています。
より強い経済合理性で判断ということです。
将来の日本の市場やわれわれのシェアなどを考えながら、
これから恒常的にもつべき生産能力を検討していくなかで判断したい
――モータースポーツにはどう取り組んでいきますか。
伊東 残念ながらF1は撤退しました。
F1ではわれわれのチャレンジできる領域が年々少なくなっていて、潮時ではあったかなとも思っています。
2輪ではモトGPで最近、1年ぶりに優勝してモチベーションが高まっています。
間もなくモトGPは往年の姿になっていくと期待しています。
鈴鹿の8耐は、今回のような(プライベートチームへのマシン供給)スタイルがいいのではと、かねて思っていました。
モータースポーツは、われわれの技術の証を世間に知っていただくことでもありますので大切です。
モータースポーツそのものも(運営方式などが)徐々に変わっていくでしょうし、積極果敢に取り組んでいきます。
光り輝いていて欲しい
見栄っ張りな会社だから、
――就任直後に恐縮ですが、任期を終える時に、ホンダがどういう会社であって欲しいと考えていますか。
伊東 「すごいねホンダ」、「さすがだね」と言われるよう、光り輝いていて欲しいですね。
それは製品から来る評価、あるいは運営スタイルから来る評価とさまざまでしょうが、輝いていて欲しい。
ウチの会社は儲かった、儲からなかったということは余り貪欲に思っていませんが、見栄っ張りな会社だから、
外から見える姿は気にするところがあります(笑)。
「すごいね」とか「面白いねこの会社」と見られたいですね。
2009年7月27日
Reena Jana (BusinessWeek誌、イノベーション担当エディター)
Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員)
米国時間2009年7月27日更新 「Honda's New CEO Is Also Chief Innovator」
ホンダ(HMC)の伊東孝紳新社長(55歳)は7月13日に就任後初の記者会見に臨んだ際、2010年のハイブリッド車の発売予定を発表した。
伊東新社長は、ホンダの研究開発子会社、本田技術研究所の社長も兼任している。
世界的な景気低迷が続く中、社長が経営と技術部門の2つの職務を兼務する体制に踏み切った背景には、同社の戦略的思惑がある。
伊東社長はBusinessWeekに対し、「(私の社長在任中)できるだけ早期に経営と技術部門の方向性を一致させる必要がある。
そうすることで、効果と効率を最大限に高めることができる」と語った。
企業のトップが経営と技術の両面に携わる例はほかにも見られるが、有効に機能している組織もあるようだ。
例えば、米電子機器大手アップル(AAPL)のスティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)が同社製品の設計に深くかかわっていることは有名だ。
同社は7月21日、2009年度第3四半期(4〜6月期)決算で前年同期比15%の増益を達成、
ホリデーシーズン以外の四半期としては売上高・利益ともに過去最高となったことを発表している。
多機能携帯電話(スマートフォン)「BlackBerry(ブラックベリー)」を開発するカナダの携帯情報端末(PDA)大手リサーチ・イン・モーション
(RIM、RIMM)も、2010会計年度の第1四半期(3〜5月期)決算で前年同期比53%の増収を達成。
同社創業者のマイク・ラザリディス社長兼共同CEOもエンジニアだ。
また、世界的不況が始まって以来、売り上げが急激に落ち込んでいるホンダも、右脳思考と左脳思考を併せ持つトップに経営を委ねようとしている。
ホンダ勤続31年の伊東新社長は、「厳しい経済環境下にあって、経営資源や開発余力は縮小傾向にあり、的確な選択が求められる。
経営と技術開発の両方を同時に管理することは非常に有効で合理的な解決策だ」と語る。
つまり、素材やエンジニアリングの知識と独創的な製品の設計現場に携わってきた経験を持つ伊東社長であれば、
新技術や新製品への投資について、より賢明な経営判断を下すことができるはずだ。
開発段階から「手頃な価格」を目指す
伊東社長のように複数の役職を兼任する例は、世界の主要自動車メーカーの中ではほとんど見られない。
米証券情報会社モーニングスター(MORN)のアナリスト、デビッド・ウィストン氏は、
「大手自動車メーカーは、組織が大きすぎるため、責任分担を明確に分ける場合が多い」と説明する。
同氏は、ホンダは今回の新体制によって、迅速な意思決定が可能になるだろうと注目する。
「ほかの誰かに聞かなくても、社長自ら会社の可能性を把握できるうえ、
研究開発部門のトップと経営のトップの意見が対立するという事態も避けられる」とウィストン氏は語る。
このため、開発から販売までのプロセスをスピードアップできることが「大きなメリット」だと同氏は言う。
伊東新社長は記者会見で、今後の製品開発の方針についても言及。
顧客の要望を見極め、その希望に沿う製品をできる限り早く、かつ手頃な価格で提供していく方針を語った。
そして、ホンダの新型ハイブリッド車「インサイト」は、トヨタ自動車(TM)の「プリウス」の強力なライバルになり得る車であり、
まさに消費者が期待している製品だと述べた。
米国でのインサイトの販売価格は2万510ドル(約195万円)からと、
プリウスの最低価格より1240ドル(12万円弱)安く設定されている。