TRICKSTER



artist : DAN HICKS
title : 『 IT HAPPENED ONE BITE 』  DAN HICKS 『 IT HAPPENED ONE BITE 』
comment : 当初はアニメのサウンドトラックとして制作されながらも、その企画自体がオジャンになった後でリリースされた本作。しかし、その内容は大人から子供まで理屈抜きに楽しめる、クールでヒップなアコースティック・スウィングの傑作に仕上がっている。ただただスウィング一筋というのとは一線を画するような、ダン・ヒックスのポップ・マニアぶりが遺憾なく発揮されている。それでいながら限りなくダラダラと、そしてふざけているようなユル〜い雰囲気がまた格別。本気と嘘ん気、どちらか判断つきかねるところこそ彼の魅力。
'03/08/20記、'04/06/09加筆

artist : IAN DURY & THE BLOCKHEADS
title : 『 DO IT YOURSELF 』  IAN DURY & THE BLOCKHEADS 『 DO IT YOURSELF 』
comment : 時にトボケた味で喋るように歌い、時に凄まじいシャウトをキメるパンキーなオヤジ〜イアン・デューリーが送るパンキッシュ・ファンク第2弾。クールなファンクをベースに、R & R やレゲエ、ヴォードヴォル等をグツグツ煮込んで仕上げた曲の数々は、「ダーティーなAOR」とも言えそうな代物。クラッシュのファンクが好きな人はもちろん、フリー・ソウルが好きな人も一聴の価値ありの名盤。パンクとAORのミッシング・リンク。
'03/11/13記、'05/10/15加筆

artist : SLY AND THE FAMILY STONE
title : 『 FRESH 【輪廻】』  SLY AND THE FAMILY STONE 『 FRESH 【輪廻】』
comment : 本作のテーマはズバリ“薬物中毒からの生還”。しかし、“フレッシュ”というタイトルになり、演奏はタイトにシェイプ・アップしたとはいえ、前作 『 暴動 』 での“病”んだ感じは“健”在。その 『 暴動 』 で一度手足を失い脳味噌だけになったスライが、その手となり足となるプレイヤー〜ドラムスのアンディー・ニューマークやベースのラスティー・アレンらを駆使して“リズムのマジック”を追求した傑作がコレ。
 結局、以前からのメンバーもそのほとんどが復帰し、再び黒白男女混合の“人種平等主義的メンバー構成”が復活したのだが、そんな彼らの一挙手一投足までをも操ろうとする唯我独尊主義が同居するという矛盾は孕んだまま。
'05/03/15記

'
artist : MASON WILLIAMS
title : 『 THE MASON WILLIAMS PHONOGRAPH RECORDS 』  MASON WILLIAMS 『 THE MASON WILLIAMS PHONOGRAPH RECORDS 』
comment : ヴァン・ダイク・パークス、ハーパース・ビザールなどで知られる“バーバンク・サウンド”の隠れた名盤として密かに知られる本作は、豪華なオーケストレイションがフィーチャーされた壮大な曲や、オシャレな曲、そして30秒ほどの小品などのヴァラエティーに富んだプログラムで構成されたアルバム。しかしそこに付された歌詞は、ブラックでいい加減なユーモア・センスなのか、はたまた真面目で哲学的なメッセイジなのか判然としない。
 クロディーヌ・ロンジェに提供した「WANDERLOVE」、彼の最大のヒット曲にしてグラミー賞3部門受賞の快挙を成し遂げたインストゥルメンタル曲「CLASSICAL GAS」、そして得も言われぬ感動を与えてくれる名曲「SUNFLOWER」ほかを収録。
04/03/26記

artist : HENRI SALVADOR
title : 『 RIGOLO 』  HENRI SALVADOR 『 RIGOLO 』
comment : 本作は、フランスの植木等とも言うべき、ジャズ・ギタリスト兼シンガー兼エンターテイナー、そして宅録アーティストでもあり元祖笑い袋でもある(?)アンリ・サルヴァドールの、“インディーな時期”の音源を集めた編集盤。異常なテンションで笑わせられたかと思えば、リズム・ボックスを多用した(というより“せざるを得なかった”)チープなセンスに唸らされたり、はたまたメロウな曲で見せる洒落っ気に打ちのめされたりと、彼の魅力を余すところなく捉えた(オモロ系に比重が置かれてはいるが)、ポップ魂溢れる1枚。
'05/04/13記

NEXT≫


[MENU TOP] [CASSETTE] [INDEX] [TOP PAGE] [HOME] [INTRO] [LINK] [OPINION]


Copyright© 2003-2008 Universal Phonograph. All Right Reserved.