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artist : SADISTIC MIKA BAND
title : 『 黒船 【BLACK SHIP】』  SADISTIC MIKA BAND 『 黒船 【BLACK SHIP】』
comment : プラスティック・オノ・バンドに引っ掛けたバンド名はふざけた言葉遊びか、それともプライドの表れか。そんなことも含めつつ、本作で一句詠むとすれば、“ドノヴァンが ファンクに目覚め 黒船に 思いを託し 宣戦布告”という感じ。よって、ロック・アルバムというよりファンク・レコードというイメージを強く押し出した構成でありながらも、フォーク調の曲もあったりする。それだけに留まらず、彼らの代表曲「タイムマシンにおねがい」のような派手な R & R や“チンドン”なども収録している。
 また、アンディー・ニューマークばりにクレヴァーなドラムを聴かせる高橋幸宏とその盟友〜小原礼のコンビネイションや、ちょっとジェフ・ベックを思わせる高中正義のギターが聴きモノ。
 コンセプトが“黒船来襲”時の日本だけに、“和”な雰囲気が濃く漂っているので、“お正月向けアルバム”としても楽しめる(少なくとも僕は)。
'05/01/14記

artist : SOUL FLOWER UNION
title : 『 ワタツミ・ヤマツミ 【WATATUMI YAMATUMI】』  SOUL FLOWER UNION 『 ワタツミ・ヤマツミ 【WATATUMI YAMATUMI】』
comment : ロック、フォルクローレ、ラテン、ジャズ、ソウル/ファンク、日本民謡、沖縄音楽、そしてヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ローリング・ストーンズ、オレンジ・ジュース、フェラ・クティ、その他の音楽性を雑多に交ぜ合わせながら、大自然の営みやそこに生きる人々の躍動を表現しきった傑作の2ndアルバム。近作では影を潜めているヘヴィーなサウンドや、中川敬のクセのあるメロディー&コード進行が聴きモノ。
'03/10/01記

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artist : YONIN BAYASHI 【四人囃子】
title : 『 GOLDEN PICNICS 』  YONIN BAYASHI 【四人囃子】 『 GOLDEN PICNICS 』
comment : 日本が誇るプログレッシヴ・ロック・バンド〜四人囃子。彼らの持てるアイディアとテクニックを出し尽くしたかのような目眩めく展開に、手に汗握ること必至の名盤。しかし、プログレ然とした曲ばかりでなく、フュージョン/AORに接近したインストゥルメンタルの「レディー・ヴァイオレッタ」や、他ではあまり聴くことの出来ないビートルズのカヴァー「FLYING」のようにユッタリした曲も収録。暑い夏の日 (特に夕暮れ) に、“小・中学生時代の夏休み気分”で聴いて欲しい一枚。
03/08/20記

artist : JOE HARRIOTT-JOHN MAYER DOUBLE QUINTET
title : 『 INDO JAZZ FUSIONS-INDO JAZZ SUITE 』  JOE HARRIOTT-JOHN MAYER DOUBLE QUINTET 『 INDO JAZZ FUSIONS-INDO JAZZ SUITE 』
comment : インド音楽とジャズが文字通り融合した、心地良くも摩訶不思議な一枚。“一枚”とは言いながらも、実は 『 INDO-JAZZ SUITE 』 と 『 INDO-JAZZ FUSIONS 』 をカップリングした 2 in 1 のお徳用盤!
 「ビートルズのラーガ曲だけでは物足りない!」というロック・ファンや「もっと濃い目のモード・ジャズは無いのか!」とお怒りのジャズ・マニアの方。はたまた「店内でかけるエキゾチックなアルバムはないかなぁ」とお嘆きのエスニック雑貨店員さんや「なんか夏っぽいヤツ聴きてェ」とウナるカレー大好き人間まで、本作は幅広く対応してくれる。夏はカレーとインド・ジャズで決まり!
'05/07/06記

artist : KING CRIMSON
title : 『 IN THE COURT OF THE CRIMSON KING 【クリムゾン・キングの宮殿】』KING CRIMSON 『 IN THE COURT OF THE CRIMSON KING 【クリムゾン・キングの宮殿】』
comment : “世紀の名盤”の名をほしいままにしてきた本作にもやはり“ネタ”は存在した。キー・ワードは“ジャズ&フォーク”。エリック・ドルフィー〜チャールズ・ミンガス周辺のオルタナティヴなジャズとウェットなフォークを土台にし、そこに中期ビートルズや四七抜き音階、しまいにはジェイムズ・ブラウンまでをもそのアイディアの一つとして組み入れてしまうという、貪欲でありながら冴えまくった音楽性。そして、その音楽性を巧みに構成してみせた中心人物はロバート・フリップ、ではなくイアン・マクドナルド。彼なくして本作は有り得なかった!
'05/08/20記

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