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指揮の技術3、構え
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指揮の技術3、構え
指揮の構え

 前項「指揮棒」で指揮棒の持ち方を説明しましたが、指揮棒を持てたら今度は構えてみましょう。基本は両手鍋を運ぶ要領です。高さは下膊が地球に対して水平になる程度です。実際に大きな土鍋などを持ち上げてみると判りやすいですが、肘が張っている(肘が体から離れ、外を向いている)、または前方に突き出しすぎると不安定ですし、腕が疲れます。
 かと言って、肘が体についてしまうほど引き寄せると窮屈ですので、少し手前に差し出します。すると肘から先を上に振り上げても自分の顔を殴らずに済みます。
 このように肘が下がっている形が基本姿勢です。

 次に手が上に上がった状態ですが、手を鼻の高さ程に持ち上げます。肘は伸びきらない程度に前方(顔から30〜40センチ程度)へ突き出します。この時手首の位置が、下の位置の構えから垂直に上がるのが理想的です。つまり上がった時、拳がどんどん自分の顔の方に近寄ってこないと言うことです。指揮棒の先が多少上を向いてはいますが、真上を向かないように注意してください。
 この動きが手の上下運動です。


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