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Longview subversions 14th floor #lp |
2003年8月。Ulrich Schnaussが紡ぎ出す、流麗でいて夢見心地なエレクトロニカ・ビーツが青山マンダラの空間を儚き暖色に染め上げていった。そのとき彼が着ていたのはLongviewのTシャツで、彼と話をした知り合い曰く『最近のお気に入りはマンチェスターのLongviewってバンドなんだ。今はとあるバンドのリミックスに取り掛かるところ』。
当時取り掛かっていたリミックスがLongviewの曲だったのか、今となっては知る由もないが、こうして届けられたリミックス集を聴いて僕の震えは止まらなかった。原曲のよさを殺すことなく独自のカラーを打ち出したMogwai、Elbowのリミックスも素敵だが、 (どこか)心待ちにしていたUlrichのリミックスが珠玉。シューゲイザーをルーツのひとつとする彼らしい再構築で、ギターサウンドとメロディーが美しく溶け合い飛翔してゆく名曲。今晩も男泣き。 |