| artist : CHARLIE MINGUS |
title
: 『 TIJUANA MOODS
【メキシコの想い出】』  |
| comment : ミンガス自身が「自身の最高傑作」と語る本作では、彼の基本姿勢である政治的な面は影を潜め、その代わりにメキシコの異国情緒を巧みに取り込んだ、一風変わった作品に仕上がっている。しかし、鬼の如く聴き手を圧殺せんばかりのアンサンブルは健在で、テープ編集を重ねて目まぐるしく展開するフラメンコ的な大作「YSABEL'S TABLE DANCE」では、そういったサウンドが堪能できる。そんな本作はジャズとしても当然楽しめるが、ある意味、エキゾ、モンド的な観点からも楽しめる作品。 |
| artist : JOE HARRIOTT-JOHN MAYER DOUBLE QUINTET |
title
: 『 INDO JAZZ FUSIONS-INDO JAZZ SUITE 』  |
| comment
: インド音楽とジャズが文字通り融合した、心地良くも摩訶不思議な一枚。“一枚”とは言いながらも、実は
『 INDO-JAZZ SUITE 』 と 『 INDO-JAZZ FUSIONS 』 をカップリングした 2 in 1 のお徳用盤！ 「ビートルズのラーガ曲だけでは物足りない！」というロック・ファンや「もっと濃い目のモード・ジャズは無いのか！」とお怒りのジャズ・マニアの方。はたまた「店内でかけるエキゾチックなアルバムはないかなぁ」とお嘆きのエスニック雑貨店員さんや「なんか夏っぽいヤツ聴きてェ」とウナるカレー大好き人間まで、本作は幅広く対応してくれる。夏はカレーとインド・ジャズで決まり！ |
| artist : MILES DAVIS |
title
: 『 `FOUR' & MORE recorded live in concert 』  |
| comment : ハードでありながらとても美しく、闇を切り裂くようなマイルズのトランペット！そして、そのマイルズと対等にわたり合うトニー・ウィリアムス（18歳！）が、ハイ・スピードな中で繰り出すヴァリエイション豊かなドラミング。とにかくブッちぎりのスピード感に圧倒されること必至！このスリルと痛快さはジャズ・ファンのみならず、ロック・ファンにこそ聴いて頂きたい。元ブランキー・ジェット・シティの中村達也がお気に入りに挙げるのも頷ける。 |
| artist : NOVI SINGERS |
title
: 『 NOVI IN WONDERLAND 』  |
| comment : グループ名の“NOVI”が“NEW ORIGINAL VOCAL INSTRUMENTS”の略である通り、斬新なスキャットが売り物の彼ら。そんな彼らは、一般的なジャズのイメージからは程遠い感のある、東欧はポーランドの出身。聴き手を魅了せずには置かない、冷たく美しく幻想的なサウンドは、お国柄が成せる技か。とにかくウットリしてしまうこと請け合いの“冬仕様”アルバム。D. エリントンやG. ガーシュインのスタンダードほか、クラブ・シーンでひと際脚光を浴びたスリル満点なキラー・チューン「SECRET LIFE」を収録。 |
| artist : HORACE SILVER QUINTET PLUS J. J. JOHNSON |
title
: 『 THE CAPE VERDEAN BLUES 』  |
| comment : 一曲目を飾る表題曲「THE CAPE VERDEAN BLUES」は中南米音楽とブルーズとの見事なブレンドを聴かせる名曲で、ブルー・ノート音源の中からブラジル・フレイヴァーのある楽曲を集めたコンピレイション 『 BLUE BOSSA - COOL CUTS FROM THE TROPICS 』 にも収録された。その他、そのスリルに大興奮の高速ラテン・ジャズ・チューン「NUTVILLE」、グリークの「IN THE HALL OF THE MOUNTAIN KING」にも似た雰囲気のスロウ・ラテン・チューン「BONITA」、アフリカの伝承音楽にヒントを得たという「THE AFRICAN QUEEN」など、クールで妖しげな曲が集まった名盤。 |
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