POP FREAK



artist : HENRI SALVADOR
title : 『 RIGOLO 』  HENRI SALVADOR 『 RIGOLO 』
comment : 本作は、フランスの植木等とも言うべき、ジャズ・ギタリスト兼シンガー兼エンターテイナー、そして宅録アーティストでもあり元祖笑い袋でもある(?)アンリ・サルヴァドールの、“インディーな時期”の音源を集めた編集盤。異常なテンションで笑わせられたかと思えば、リズム・ボックスを多用した(というより“せざるを得なかった”)チープなセンスに唸らされたり、はたまたメロウな曲で見せる洒落っ気に打ちのめされたりと、彼の魅力を余すところなく捉えた(オモロ系に比重が置かれてはいるが)、ポップ魂溢れる1枚。
'05/04/13記

artist : HARPERS BIZARRE
title : 『 THE SECRET LIFE OF HARPERS BIZARRE 』  HARPERS BIZARRE 『 THE SECRET LIFE OF HARPERS BIZARRE 』
comment : 古き良きスタンダードのカヴァーと、「THE DRIFTER」や「ME, JAPANESE BOY」、「MAD」といったキラー・チューン。それを繋ぐテーマは“夢の中の放浪の旅”、そしてちょっとした“ディスカヴァー・アメリカ”。ニック・デカロ他が手掛けた、手堅く豪華なアレンジから生まれたカラフルなサウンドと、それに負けず劣らずカラフルなジャケット(キリンジが 『 PAPER DRIVER'S MUSIC 』 の内ジャケットでパロっていた)で、聴き手の脳裡に様々なイメージを描かせてくれる本作は、実に“映画的な”コンセプト・アルバム。それはきっと、元々映画の会社であるワーナーからリリースされていることと無関係ではないのだろう。
'06/03/31記

artist : TODD RUNDGREN
title : 『 A CAPPELLA 』  TODD RUNDGREN 『 A CAPPELLA 』
comment : 多彩な彼のキャリアの中でも最も異色と言われる作品。タイトルから分かる通り、彼お得意の一人多重コーラスをフィーチャーし、ドゥー・ワップ、ソウル、聖歌、果てはガムランなどのエキゾ路線にまで挑戦している。しかも、それはただのア・カペラではなく、YMOに影響されたフシも窺えるような、近未来感覚溢れる“フューチャカペラ”。
 ジャケットに移るマスク(顔が長くて収まりきれてない!)に学ラン(“”マークのボタンが付いている! 丸洗い可か?)姿のトッドは、“ガムラン”と掛けたシャレか?(アート・ディレクションも彼本人)
'06/11/18記



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