HARD-BOILED



artist : CALEXICO
title : 『 HOT RAIL 』  CALEXICO 『 HOT RAIL 』
comment : 果てしなく続く荒野。闘牛場に鳴り響くトランペット。キャリフォルニアとメキシコの名前を合わせたこのユニットのサウンドは、聴き手に西部劇か何かの世界に逆戻りしてしまったような印象さえ抱かせるが、このユニットの2人が所属するバンド“ジャイアント・サンド”がシカゴ音響派のレーベル“スリル・ジョッキー”から作品をリリースしているせいもあってか、音響派的なアプローチも散見される。
'03/08/20記

artist : THE BLANKEY JET CITY
title : 『 BANG ! 』  THE BLANKEY JET CITY 『 BANG ! 』
comment :'90年代の日本のロックを牽引してきた“運命共同体”の3人組が一体となって作り上げた、極上のR & Rアルバム。サウンドトラック盤としても通用しそうなほどの情景喚起力に富んだフレイズ達が、ハード・ボイルドでありながらもピュアでロマンティックなモノクロームの世界へと聴き手を引きずり込む。プロデュースを買ってでた土屋昌巳(元一風堂、元JAPAN)秘蔵の機材でオール・アナログ・レコーディングした臨場感満点のサウンドは、オーディオ・マニアでなくともその迫力に息を呑み、手に汗握ること必至。また、トム・ウェイツの 『 RAIN DOGS 』 からインスピレイションを得ているので、トム・ウェイツのファンはもちろん、ラウンジ・リザーヅ等が好きな人も一聴の価値あり。日本のロックだからといって侮ることなかれ。
'03/09/24記

artist : FRICTION
title : 『 軋轢 』  FRICTION 『 軋轢 』
comment : 日本のパンク・レコードの最高峰として賞賛される本作。一切の無駄を削ぎ落としたようなリズムと、安易な感傷的メロディーを排したクールで切れ味鋭いヴォーカル&ギターが聴き手を一発でノック・アウト。マッド・カプセル・マーケッツが好きな若い世代も気に入るのではないだろうか。プロデュースはフリクションと坂本龍一。
'03/08/20記

artist : LALO SCHIFRIN
title : 『 BULLITT 』  LALO SCHIFRIN 『 BULLITT 』
comment : 大野雄二、山下毅雄、菊池俊輔らが作るファンキーかつジャジーなアクションものや、スパイ・探偵・刑事もののサウンドトラックが好きな人には格好のアルバム!ついでにコーデュロイが好きな人にもオススメ!聴き手をグイグイ引き込むようなグルーヴィーな曲から、バート・バカラック風のボサ・ノヴァ、そして緊張感溢れるジャズまで、聴き手の痒い所に手が届くナイスなチョイス。よく動くベース、バリバリのホーン・セクション、ジャジーなギターがあなたを待っています。車で聴いたら気分はスティーヴ・マックイーン!
'03/09/01/記

artist : JIMI TENOR
title : 『 INTERVISION 』  JIMI TENOR 『 INTERVISION 』
comment : 本作はテクノ系のレーベルWARPからリリースされているものの、テクノだけでは括れないアルバム。ソウルを初めとするブラック・ミュージック、ジャズ、サウンドトラック、電子音楽等、様々な要素を感じさせるサウンド。特筆すべきは、デューク・エリントンやヴェンチャーズで有名なあの「CARAVAN」の電子音楽(?)ヴァージョンとも言うべきクールなカヴァー。本作の主人公〜ジミ・テナーは、その名の示す通りサックスを操るばかりか、フルート、キーボード類の演奏、そして作曲もこなすマルチな才能の持ち主。
'03/09/01記

NEXT≫


[MENU TOP] [CASSETTE] [INDEX] [TOP PAGE] [HOME] [INTRO] [LINK] [OPINION]


Copyright© 2003-2008 Universal Phonograph. All Right Reserved.