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9月4日 Blackpool, England - Empress Ballroom わたしはパースで思いを遂げたので、あとはもう楽しむだけだから、ただただ存分に楽しみました。あと一回ある、って余裕も手伝って、とにかくただただいっしょに、これ以上でないって声でMORRISSEYと叫べたし、全て出せたと思います。ていうか、こんなスーパーハイテンションになれるときって日常あんまないからなー。 例のモリッシー・コールの後モリッシー登場、お股に花。 MCん時も歌ってる時もモリッシーの動きはかなり可笑しい、あ、いや、、ある意味かわいらしいとでも言っておきましょうか、なんですけど、それを文章にできないのが口惜しい。なので絵に書いてみました(本公演ではなくいろいろ混ざってますが……)。 モリッシーのヒヒヒヒ……ムフフフフフな謎の笑みと"How soon is now?"が始まりました。パースよりは押されるけど、エディンバラほどではない感じで、お、これはじっくり堪能できるか?と思いきや、"FIRST OF THE GANG TO DIE"でエラいことになってました。あと"Shakespeare's Sister"ね。"LET ME KISS YOU"もみんな歌い過ぎ、モリッシーが脱ぐと騒ぎ過ぎ。確かにうれしいけど。 モリッシーは投げたシャツに群がるファンに「それ、今日ブラックプールで買った」等と。で、"Subway Train"で鳥のような奇声を何発か発し、続く"Every day is like Sunday"は大合唱、ていうかみんな怒鳴っている状態か。 ある男の人が2階席の手すり(?)のところに立ちはじめたり、そして、我等が最前列、なんやら後ろにいた女性の手がわたしの手の上に、続いて彼女のもう一つの腕も入ってきたり、「わっ、割り込む気かーー?!」と……無理無理!! もうこれ以上人は入れないっ!! 助けてくれ、つぶされるーー!! わたしは目はモリッシーにうっとり、体は柵にしがみつき……と思うや否や、その人、いつの間にか気が付いたら、わたしの横でハンカチ片手に泣きながら必死に叫んでいるではないですか。お陰でどなたか弾き出されたらしい……。となりのお兄さんが居ない……。 しかし"NOW MY HEART IS FULL"でわたしは完全に昇天。この曲には相当な思い入れがあったので、かなり自分の世界に入り込み、この、普段はとても冷めていると言われるたわたしが、なんと、なんと、涙すら浮かべてしまいました……(ま、このレポートだけ読んでるとやたら熱い人かもしんないんだけど……)。 「ダロウ・スパイサー・ピンキー・キュービット……」 深く優しい声を聞いてると、なんだかすごい安心します。モリッシーがでかく見えたり(太めになったというわけではなく)、雑草みたいで素晴らしい(勿の論いい意味でですよ)。めちゃくちゃ踏まれても絶対にまたはえてくるし、たまに消えそうになりつつ、だけどむちゃくちゃ根が深い、そんで、その中に、とっても美しい花が咲くもんだから、わたしはモリッシーが好きになってしまうのです。 ほんま、あんた、レコード出せて良かったねぇ……しみじみ、"NOW MY HEART IS FULL"でそんなものが駆け巡り………。 隣のその割り込み人も同じく昇天していたらしく、昇天ついでに曲間で余韻に浸ってると向こうもそうらしくなんだか目が合ってしまい、彼女のうれしそうな顔を見たら、わたしはとっても幸せな気持ちになりました。 "November spawned a monster"の前、モリッシーは「何聞きたい?」 「え、ハンサムデビル?」 客「わーーわーーぎゃーぎゃーー」 モリ「おっしゃ、ハンサムデビル!!」 客「うぎゃーーーーーーーーーーーーーーっ」壮大な盛り上がり。 ちゃらららんっららーー 始まったのは"モンスターの生まれる11月"。 モリ「はーははっ!!!(嘲るような笑い。)」 ……やっぱし……。 "THERE IS A LIGHT THAT NEVER GOES OUT"で後ろにいた肩車してた女の子が何やら必死にアピールしていて、モリッシーは気が付きこっちにきて、その子は肩車から倒れ込んでモリッシーに触れました。 強く思えば通じるものなのよ。そうでないのが俗世間の常なれど、ここでは通用してしまうのよ。だってモリッシーだからさー!!(とかいいつつ、筆者はこの後2回もステージに登るのに失敗したのでした……強く願っていてもかなわないことはやはり、あり、運も無論必要である。と訂正させてもらいましょうか……)。 モリッシーは見事な脱ぎっぷりでシャツを会場に投げました。その前に脱いだシャツをいわゆる股間という場所に突っ込み拭き拭き……ポーーーーイ、でもそれに群がる人人人ーーーーー!! ……匂い嗅いだ人いるのかな。そりゃ嗅ぐよね、嗅がない方が変だよね。非常に爽快な気持ちで見終えた、いや、参加し終えた、という感じでした。
「すげーよかった!! すっごいたのしかった!」。そういうゼスチャーをしながらずっと。 Hたちに「パブにいかない?」と誘われて行くことに。うだうだ話しつつ、ふいにEに「君、すっごい若いよね? いくつ?」と聞いてみる。 「うん、若いよ。17」 はーーー? 17ーーー?? わっかーーーー……、。外国人の年はよくわかりません。 しかし、その後、わたしはホテルの名前を忘れてしまい、道行く人に「近くにおっきな公園のあるホテルって名前何?」と聞きまくり、やっとそれらしき名前を探し当てました。お金もなかったけどHがタクシー乗り場まで連れてってくれてお金を貸してくれました。モリッシーとなると容赦ないが(わたしも)、こういう時にはみんな本当にやさしい。ほんとにありがとう〜。 「じゃ、ブリドリントンで!!!」 一人で来て、一人で見て、一人で帰るつもりだった、でもいっぱい友達ができた、モリッシーも、友達になったみんなも、夢みたいだ。そう思いました。来て、本当に良かった。 タクシーから寂れたリゾート地のしょぼい夜景を見て帰りました。 ブリドリントンに続きます
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