16 May
New York, NY

マンハッタンは、時差ボケに眩む

HISで航空券を購入した際、私のルートではアメリカン航空を利用するのがベストだと踏んだのですが、これだとニューヨークへは直行便が無いことが判明。しかし、チケットの安さに多少の苦労は我慢しようと覚悟を決めた。

ところがところが、これがなかなかタフなもので、成田を発った便はシアトルに到着。そこで3時間ほど待ち合わせを経て国内便に乗り継ぎ。シアトルまでに時差が思いっ切りあった上、そこからニューヨークまでの間にまた数時間の時差。いったい今居る所の時間が何時か全く分からない状態が続く。アメリカ国内に入ったのが午前10時前だったのに、JFK空港着は日もとっぷり暮れた午後9時頃。とりあえず15年前にここに来た時の記憶が蘇り、緊張感だけは保とうと努力。

イエロー・キャブを捕まえようと空港のタクシー乗り場に急ぐ。程なく車中の人となった私は、夕闇の中を一路マンハッタン向けて進でいった。と、かなり昔の記憶で定かではないものの、以前マンハッタンと空港間を移動した際のルートとはどうも違う。今回の宿泊はロワー・マンハッタンであり、前回ビレッジに宿泊した時と同じようなルートを使うと思っていた私は、いきなり不安に。しまった、田舎者だと思われてカモられてしまうのか、と勘繰って、運ちゃんに、"ニューヨークに来るのは2度目なんだ"とちょっとは知っているふりをしようと姑息なことを考えてしまう私。その不安はフロントガラスに摩天楼のシルエットが浮かび上がってきた瞬間、消えた。ロワー・マンハッタンに入るには、このルートが近かったということだったのね、要するに。一度来た位で知ったかぶっちゃいかんと戒める。


お泊りは高級ホテル

航空券を購入した際、マンハッタン着が夜遅くなることが確実となった私は、日本で一泊目だけは予約していこうと考えHISの人に色々相談に乗ってもらったのだが、中クラスのホテルが全滅。日本から予約を入れられそうなのは高級or超高級ホテルばかり、ということになってしまった。そして予約したのがWorld Trade Center横のこのホテル。面構えからしてエグゼクティブの薫り高い、The Milleniumだっ、どうだぁー。日本で支払いを済ませていたから良いようなもので、そうでもなかったらかなり敷居の高いホテルである。実際私が胡散臭い格好でフロントに近づいていくと、周辺の宿泊客が"なんじゃ、こいつ"、ってな反応を浮かべてくれました。とはいてもホテルの人の対応は良く、なかなかにクールなものであった。ニューヨークは全般にホテルの宿泊費が高く、また古くて部屋の狭いところが多いと思う。そんな中、The Milleniumは宿泊費相応に、いやそれ以上にゆったりとして清潔な客室、充実したサービス、と快適なホテルライフを提供していた。場所柄本来はビジネス客の利用するホテルで、私のような通りすがりの者が一泊していくにはかなりもったいなかったと感じている。ちなみにHilton系のホテルなので、予想通り洗面台にドライヤー備付け、体重計のおまけ付きであった。

そしてこんな高級ホテルに泊まった私のその日の夕食はというと、外食にするには遅過ぎたし、さりとてルームサービスは高そうなので、自販機のコーラと日本から持参したおせんべいというお粗末そのもので済ませたのである。

17 May

高級マクドナルドと雨傘

翌朝、空腹を抱えて起床。散策を兼ねて朝食をとりに出掛ける。ウイーク・エンドということでオフィス街のこの地区は静まり返っており、結局ホテル裏手のマクドナルドに腰を落ち着ける事に。このマック、ウォール街に店を構えていることから通常の店舗よりも高級感溢れる作りとなっていて、店員のユニフォームもちょっとしたレストランのそれ風になっています。入り口の真上にはグランドピアノを置いたスペースもあり、夜になるとカクテルピアノ風の演奏が聴けるんだろうと予想される。まあメニューは他となんら変わりないんだけど、その雰囲気にちょっぴり得した気分が味わえると思う。

さて、腹ごしらえも出来、周辺の散策に移る。川べりの方まで足を延ばしたりしながらホテルの方へ戻りかけると、良く事件現場に貼られるようなイエローラインが目につく一角が。何事かと最初は遠巻きに、やがてずうずうしくもラインを越えて中に入っていくと、確かに警官が出てはいるものの特に何もなさそうな平和な光景。ただ、天気が良いのに雨傘を持った人たちが大勢シビック・センターっぽい建物の前に集まっており、その脇にはクレーン車とかが待機。で、そのシビック・センターだかなんかの前の演壇には選挙運動だかの垂れ幕が。何かと思い近づいていき、偉い人でも出てきたら写真撮ってやろうかと考えていたがしばし何も起こらず。飽きてその場を離れ聖チャールズ教会の方にカメラを向けながら歩いていると、トランシーバーを持った女性に声をかけられた。どうやら映画のロケ中で、イエローラインから早く出て欲しいとのこと。なんの映画かと聞くと、我らがゴジラだというではないか。

後日談ではあるが、テレビでニュースを見ているとまさしくこのロケの模様が流れた。私が立ち去った後、クレーン車から大量の水を放出しての撮影だった様で、ゴジラ出現に伴う大雨の中、逃げ惑う群衆のシーンがそれであったようだ。アメリカ製ゴジラはCGを駆使しての作品となるということで、馴染みある着ぐるみのゴジラが、アメリカでロストワールド風ゴジラとしてどのように蘇るのか興味あるところではある。


センチュリー21でお買い物

センチュリー21といえば不動産屋さんとして有名である。この写真を見たり、その名前を耳にして、"あ、不動産屋さん?"というのが大方の日本人の反応ではある。

さて、私の泊まったThe Milleniumの隣に位置するのが、オフィス街に忽然と姿を現したディスカウントショップ、Century21である。因みに日本のそれとはいっさい関係ない、はずである。ここはウエア、シューズ、時計、日用雑貨等、一流ブランドからの品揃えで安くご提供、という店であります。事前のイメージでは結構どさくさな物を売っているんだろう位に思っていたが、なかなかどうして良いものに巡り合えそうな印象あり、店員さんの対応も良好で、街中のディスカウントショップとしての地位を確立しただけのことはあると感じた。

私はここでスニーカーや革靴を見たが、気に入ったものがいずれもそれほど安くはなかったことで諦め、靴の中身、即ちソックスを補充するに留めた。アクセスが良いので、World Trade Centerやウォール街見物等の折に立ち寄っても良いのではないだろうか。


[ Index ] | Prologue | New York, NY | Crunbury, NJ | New York, again | Frederik, MD | New Orleans, LA<Part1> | New Orleans, LA<Part2> | New Orleans, LA<Part3> | Houston, TX<Part1> | Houston, TX<Part2> |