前半はステップバイステップでクライマーにとり最低限必要な技術を解説し、後半では本番のアルパインルートを解説している。筆者の主催する、クライミングスクールの教科書となっていることも十分納得できる内容。また、掲載されている本番ルートの豊富な写真は、ほとんどが筆者がガイドした人々が撮影したものとのことだが、素人が撮影したとは思えないシーンも満載。

これを読んで、早速「百名山」ならぬ「百アルパインルート」を目指したいと思っているのは、私だけだろうか？
アルパインクライミングを目指す者全ての人の必読の書！

筆者の豊富なアルパインクライミングの経験から得た知識を駆使し、複雑なクライミングシステムを体系的に、またステップバイステップに解説したアルパインクライミングを目指す全ての人の必読の書。本の前半は技術の説明、後半は初級から中級までのアルパインクライミングルートのガイドが掲載されている。この本が筆者の主催するクライミング・スクールの教科書となっていることは、筆者の理論と実践が一致していることのあらわれ。また、クライミングルートの解説では、今まで筆者がガイドした人々が撮影した写真が多く掲載されており、たいへん興味深い。
この本を、見るたびに色々なアルパインクライミングルートへ行きたいと思うのは、私だけだろうか？