WORLD MUSIC



artist : HENRI SALVADOR
title : 『 RIGOLO 』  HENRI SALVADOR 『 RIGOLO 』
comment : 本作は、フランスの植木等とも言うべき、ジャズ・ギタリスト兼シンガー兼エンターテイナー、そして宅録アーティストでもあり元祖笑い袋でもある(?)アンリ・サルヴァドールの、“インディーな時期”の音源を集めた編集盤。異常なテンションで笑わせられたかと思えば、リズム・ボックスを多用した(というより“せざるを得なかった”)チープなセンスに唸らされたり、はたまたメロウな曲で見せる洒落っ気に打ちのめされたりと、彼の魅力を余すところなく捉えた(オモロ系に比重が置かれてはいるが)、ポップ魂溢れる1枚。
'05/04/13記

artist : JORGE BEN
title : 『 ÁFRICA BRASIL 』  JORGE BEN 『 AFRICA BRASIL 』
comment : 元ラウンジ・リザーヅのアート・リンゼイのユニット〜アンビシャス・ラヴァーズがカヴァーした曲や、ロッド・スチュワートが盗作した曲、サッカーの神様〜ジーコに捧げた曲等を収録しているという話題性が先行しがちなアルバムだが、本作を一度聴き始めたら、グルーヴ感満点の演奏がそんなエピソードを軽く吹き飛ばしてしまう。“ブラジルのJ. B. ”ジョルジ・ベンが、原始の躍動感に乗せてアフリカ〜ブラジルの新たな世界観を提示する。
'04/05/06記

artist : CAROLE LAURE & LEWIS FUREY
title : 『 ENREGISTREMENT PUBLIC (AU THÉÂTRE DE LA PORTE SAINT-MARTIN)』  CAROLE LAURE & LEWIS FUREY 『 ENREGISTREMENT PUBLIC (AU THEATRE DE LA PORTE SAINT-MARTIN)』
comment : 「ここまで完成度の高いライヴ盤がかつてあっただろうか?」 そう思わざるを得ないほど、これまで聴いてきた様々なライヴ盤の中でも屈指の出来を誇る名作。普段のルイス・フューレイ、キャロル・ロール両者のスタジオ盤で聴かれる、悲哀の中にもホンワカとしたユーモラスな雰囲気はほとんどない。その代わり、ピアノをメインとした伴奏と圧倒的なコーラス隊が、楽曲の持つピリリとした緊張感、優雅さ、悲哀、歓喜などをとてもダイレクトに伝えてくる。BGMとして聴き流すことなく、雨や雪の日などにジックリと聴き込みたい1枚。
'06/07/30記

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