SUMMER



artist : WILCO
title : 『 SUMMERTEETH 』  WILCO 『 SUMMERTEETH 』
comment : “オルタナ・カントリーの雄”と呼ばれていた彼らだが、本作ではそのカラーは少し薄まって、その分隠しようにも隠し切れないブリティッシュ・ロック・フレイヴァーがそこかしこに見え隠れする傑作に仕上がっている。ブリティッシュロック愛好者にとってのアメリカン・ロック入門編としても最適。もちろんアメリカンなところも存分に残しているので、アメリカン・ロック好きの人も十二分に楽しめるアルバム。パワー・ポップで飛ばすもよし、和める曲で風に吹かれるもよしの、暑い夏の日中にドライヴする時には是非持って行きたい1枚。
'03/08/20記

artist : EVERYTHING BUT THE GIRL
title : 『 EDEN 』  EVERYTHING BUT THE GIRL 『 EDEN 』
comment : 常に高いクォリティーを保ちながらも、サラリと問題作をシーンに提示し続ける彼らの原点。ボサ・ノヴァやジャズを核に、少ない音数/冷たい音色で仕上げた傑作の1stアルバム。その名も 『 EDEN 』 。というからにはベンとトレイシーはアダムとイヴで、本作は彼らによる楽園アルバムということか、はたまた人類苦悩の始まりのアルバムか。...というような硬いことを抜きにして、「暑〜い夏には本作を聴いて乗り切ろう!」と言いたくなるようなヒンヤリとチベタイ“聴くアイスノン”。後にワーキング・ウィークを結成するサイモン・ブースがギターで参加。プロデュースはシャーデーとの仕事でも有名なロビン・ミラー。
'03/08/20記

artist : HATFIELD AND THE NORTH
title : 『 THE ROTTERS' CLUB 』  HATFIELD AND THE NORTH 『 THE ROTTERS' CLUB 』
comment : “ジャズ・ロック”という音楽が人々に与える印象〜“暗い”、“重苦しい”、“難解だ”等々をことごとく覆してくれる、清涼感溢れるアルバムでありながらも、その“ジャズ・ロック”を堂々と代表するアルバムでもあるという、あい反する魅力を持った傑作。1曲目あたりはギター・ポップ好きの人でさえ気に入りそうな、ポップでキャッチーな仕上がり。ジャケットのアート・ワークのセンスの良さも評判。CDにはボーナス・トラックが5曲 (内2曲がライヴ音源) 追加収録されている。
'03/08/20記

artist : THE ZOMBIES
title : 『 ODESSEY AND ORACLE 』  THE ZOMBIES 『 ODESSEY AND ORACLE 』
comment : こんなに良いサウンドなのに、演奏する彼らの名前は“ゾンビーズ”。よりによってゾンビ。全く購買意欲が湧かないグループ名にもかかわらず、アメリカではこのアルバムは相当売れたらしい。しかし、売れた頃には解散状態。まさにゾンビ。そんなマヌケ話はともかく、ホントに良い作品。
 クラシカルなハーモニーをふんだんに盛り込みつつも、それまでのビート・グループとしてのイメージを壊さずに無理なく調和しており、また、多分にビートルズの 『 SGT. 〜 』 の影響が感じられる。
'03/08/20記

artist : CHRISTOPHER RAINBOW
title : 『 HOME OF THE BRAVE 』  CHRISTOPHER RAINBOW 『 HOME OF THE BRAVE 』
comment : 暑い夏は、この爽やかなアルバムを聴いてしのごう!ソフトでジェントリ-な歌声とシンセ音が、脱力感を催させる。シンガー/ソングライター、一人多重コーラス、ビーチ・ボーイズ、グラスゴウ、という言葉にピンときたら110番...じゃなくてこのアルバム。黄金期のスティーヴィー・ワンダーを支えたマルコム・セシルとロバート・マーゴレフによるプロデュース。'60年代的作曲センスにスティーヴィー・ワンダー的シンセ・サウンドをまとった傑作アルバム。
'03/08/20記

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