SUMMER



artist : YONIN BAYASHI 【四人囃子】
title : 『 GOLDEN PICNICS 』  YONIN BAYASHI 【四人囃子】 『 GOLDEN PICNICS 』
comment : 日本が誇るプログレッシヴ・ロック・バンド〜四人囃子。彼らの持てるアイディアとテクニックを出し尽くしたかのような目眩めく展開に、手に汗握ること必至の名盤。しかし、プログレ然とした曲ばかりでなく、フュージョン/AORに接近したインストゥルメンタルの「レディー・ヴァイオレッタ」や、他ではあまり聴くことの出来ないビートルズのカヴァー「FLYING」のようにユッタリした曲も収録。暑い夏の日 (特に夕暮れ) に、“小・中学生時代の夏休み気分”で聴いて欲しい一枚。
'03/08/20記

artist : THE ESSO TRINIDAD STEEL BAND
title : 『 THE ESSO TRINIDAD STEEL BAND 』  THE ESSO TRINIDAD STEEL BAND 『 THE ESSO TRINIDAD STEEL BAND 』
comment : 「スティール・パン(ドラム缶で作ったこの上なくイイ響きの打楽器)に興味を持ったなら、まず本作を」というくらいに、キャッチーで親しみやすいアルバム。ジャクソン5の「アイ・ウォント・ユー・バック」やハーパース・ビザールの「カム・トゥー・ザ・サンシャイン」、そして「剣の舞」まで、幅広いジャンルからの選曲を無理なく彼らのサウンドとして消化している。スカッと晴れた空、真っ青な海の似合う本作は、夏を元気に過ごすのに最適な一枚。
'03/08/20記、'04/07/14修正、'04/08/08修正

artist : LOKUA KANZA
title : 『 WAPI YO 』  LOKUA KANZA 『 WAPI YO 』
comment : 一般的にはアフリカ音楽というと、「リズム主体の音楽」というイメージが強いと思うのだが、本作はそんなイメージを覆すような、良質なメロディーとハーモニーを持ったアルバム。だからといってリズムをないがしろにしているわけではなく、アフリカ音楽ではお馴染みの8分の6の曲や、爽やかに、そして緩やかにウネるフォーキー・グルーヴ的な曲もいくつかあり、聴き手を飽きさせない。その涼しげなサウンドは暑い夏に最適だが、時に憂いに満ちたハーモニーは秋にも聴いていたい。因みに彼はマヌ・ディバンゴのグループにも在籍していた。
'03/10/07記

artist : TAJ MAHAL
title : 『 MUSIC FUH YA' (MUSICA PARA TU) 』  TAJ MAHAL 『 MUSIC FUH YA' (MUSICA PARA TU) 』
comment : 天上の響きを奏でる楽器〜スティール・パンとダミ声ブルーズ・マン。一見、相反するような組み合わせに思えるが、スティール・パンの心地良さとタジのダミ声が醸し出すユーモラスな雰囲気が絶妙にマッチして、心と体を無防備にしてリラックスできるような至福の世界を聴かせてくれる。このアルバムを聴いている42分間だけはストレスとは無縁の世界。南国の楽園を思わせるそのサウンドは、夏に最適なのはモチロンのこと、それ以外の季節に聴いても十分ナイス。
'03/11/13記

artist : LITTLE TEMPO
title : 『 RON RIDDIM 』  LITTLE TEMPO 『 RON RIDDIM 』
comment : フィッシュマンズでは多彩なキーボード・サウンドが売りだったHAKASEのシンプルでストイックなピアノやヴィブラフォン、そして土生“TICO”剛が奏でる本バンドの看板楽器スティール・パンが、洗練されたレゲエ・ビートに乗って展開する、唯一無二とも言える個性を持ったサウンド。本作は、一瞬にして聴き手を楽園へとワープさせてくれる、夏にはもってこいのアルバム。このヒンヤリ感がたまらない。
'03/09/24記

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