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artist : CHRIS ISAAK |
title : 『 SAN FRANCISCO DAYS 』 |
release : 1993年4月 |
label : REPRISE RECORDS |
tracks ( cd ) : (1)SAN FRANCISCO DAYS (2)BEAUTIFUL HOMES (3)ROUND 'N' ROUND (4)TWO HEARTS (5)CAN'T DO A THING (TO STOP ME) (6)EXCEPT THE NEW GIRL (7)WAITING (8)MOVE ALONG (9)I WANT YOUR LOVE (10)5:15 (11)LONELY WITH A BROKEN HEART (12)SOLITARY MAN |
tracks ( analog ) : 未確認 |
regular
members : CHRIS ISAAK,vocals,guitar ; JAMES CALVIN WILSEY,guitar ; KENNEY
DALE JOHNSON,vocals,drums ; ROWLAND SALLEY,vocals,bass.Featuring : JIMMY PUGH,hammond
B3. guest musicians : JOHNNY RENO,PRAIRIE PRINCE,FRANK MARTIN,JEFF WATSON,JIM KELTNER,CHRISTINE WALL,CYNTHIA LLOYD,JONI HAASTRUP,RON THOMPSON,KENNY ARONOFF,DANNY GATTON,TOM BRUMLEY,RICK KNOCH,MIA ROSE ANTONELLI,POPLAR HAINES. |
producer : ERIK JACOBSEN |
related website : 『 Chris Isaak Official Site 』(公式サイト) |
(1)SAN FRANCISCO DAYS ▲tracks |
一聴して爽やかな印象を受ける(1)。しかし聴き進むにしたがって、囁くような歌い方やメロディーの中に、ドアーズが持っていた“甘美で優しい危うさ”のようなものが潜んでいる (直接的に似ているというわけではない) ような気がしてくる。 |
(2)BEAUTIFUL
HOMES (3)ROUND 'N' ROUND (4)TWO HEARTS (5)CAN'T DO A THING (TO STOP ME) ▲tracks |
時に幾分エルヴィスっぽい歌い方の(2)や土着的な(3)等の
R & R、繊細で躍動的なライド・シンバル・プレイが小気味いいテックス・メックスの(4)を挟んで、本作では1番の名曲(5)。 まず、深海の底へゆっくりと沈んでいくようなダウナーなギターに迎えられる。一瞬、ドアーズの「CRYSTAL SHIP (水晶の船)」や「END OF THE NIGHT」 (共に 『 THE DOORS 』 に収録) 、そして“日本のドアーズ”とも言うべきジャックスの「からっぽの世界」 (『 ジャックスの世界 』に収録) を想起させる雰囲気だ。そのギターのわきで、トレモロ効果で痙攣したようなオルガンやボンヤリと鈍く光るようなヴィブラフォンが控えめに鳴り、ソフトなヴォーカルとコーラスが更に深いまどろみの世界へと誘い込むかのようだ。この曲はブライアン・エリオット (ライナーによると、マドンナの「PAPA DON'T PREACH」の作者らしい) とクリスの共作。 |
(6)EXCEPT
THE NEW GIRL (7)WAITING (8)MOVE ALONG (9)I WANT YOUR LOVE (10)5:15 ▲tracks |
優しく爽やかなカントリー調の(6)、トレモロ効果のギターが明るい寂しさを誘うワルツのバラッド(7)、ダウナーで危うげなロカビリー(8)、騒々しいハモンド・オルガンをフィーチャーした軽快な
R & R の(9)の次は、本作2番目の名曲(10)。 低音に徹し、輪郭のはっきりしないハモンド・オルガンと、控えめにリズムを刻むギター。ダークな雰囲気タップリのジャジーなロカビリーだ。エンディングのオルガンのコードがm9なのがニクイ。因みに、タイトルの「5:15」はこの曲の演奏時間ではなくて (当然か...) 、発車時刻が5時15分の列車のこと。この曲の後に“低音フェイク・ジャズ・ロック・バンド”モーフィーンのアルバムを聴くのもいいかも。 |
(11)LONELY
WITH A BROKEN HEART (12)SOLITARY MAN ▲tracks |
またもやハモンド・オルガンがカッコよく乗りのいい R & R の(11)の後、ニール・ダイアモンドのカヴァー(12) (『 JUST FOR YOU 』 に収録) 。悲しげなアコースティック・ギター・ソロや、いつになく力いっぱい歌うクリスが印象的。この(12)や、共作の(5)を除いた全ての曲がクリスによる作曲。 |
どんなに軽快で爽やかな曲でも、どこか甘美な憂いのベールにくるまれている感じ。それこそが“ロイ・オービソンの再来”と言われる由縁なのだろう。 |
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