CHICAGO

観光スポット

シカゴには見て回るところが沢山あり、夜は当然ライブハウスに行かなければならないので、日中行けるところを効率良く回らないと、一週間程度の滞在では見落とした箇所の方が多くなると思います。かく言う私も無計画に動いたため、無駄も多く、疲れも倍増する結果となりました。目的は今のシカゴのブルースを体験することだったので、そちらはとりあえず達成されたのですが、せっかくお金を掛けていくのですから、ポイントは逃さないようにしたいものです。

ダウンタウンは、日中は安全です。マグニフィセント・マイル周辺の繁華街は夜も比較的安全なようですが、アメリカの他の都市同様、注意を怠るべきではありません。


DOUBLE-DECKER BUS TOUR

シカゴに着いてホテルに落ち着いたら、まずは街の概略をつかむ意味でもツアー・バスに乗り込んでダウンタウンを一回りしましょう。観光のポイントポイントには停車場がありますので、気になる箇所では下車して散策することも可能です。車両は2階建てバスの天蓋無しですので、無条件で2階に上がりましょう。バスガイドよろしく、ドライバーが一つ一つのポイントを説明してくれます。ファンキーなドライバーも多く、道中楽しく過ごせますが、ディズニーランドのジャングルクルーズ同様多少の当たり外れはあると思います。難点といえば、再生能力のあまり良くないスピーカーを通してのアナウンスですので、街の喧騒が重なるとほとんど聴き取り不能になることです。にも関らず、"今のビルは何て言う建物だって"とか"今の博物館は何を展示してあるの"、と日本人の私に平気で聞いてくるゴキゲンなアメリカ人に遭遇し、ついつい解説してあげてたためにすっかり疲労してしまったのでした。いずれにしても利用価値あるバスツアー、街に慣れたらちょっとまどろっこしいけれど、一度はお試しを。

Super Transfer-1日乗り放題券; 大人$13
Round Trip-1周券; 大人$10

DOUBLE DECKER同様のツアーバスにCHICAGO MOTOR COACHがあります。こちらも同じ場所から出発しますが、2階建てバスではなく、トロリー・タイプの車両となってます。


SEARS TOWER

233 S. Wacker Dr.
312-875-9696

世界一の高さを誇っているビル。展望台に昇って眺めたシカゴの風景はまさしく絶景、と書きたいところですが、ここの展望台は人気が高く、何時間も待った上に金まで払わされることに耐えられなかった私は、あっさりとここに昇ることを断念したのでした。朝早い時間だと比較的空いているようですが。また、展望台に行く前に中継フロアでエレベーターを一度乗り継ぐので、1Fでやっとエレベーターに乗れてほっと一安心しても、その後にはさらに長い苦痛の時間が待ち構えているので、ぬか喜びはしない方がよろしいかと思います。


THE ART INSTITUTE OF CHICAGO

Michigan Ave. at Adams St.
312-443-3500/3600

美術館に行こう。

シカゴのダウンタウンに辿り着いた私を迎えたのが、ここの"モネ展"のフラッグでした。よっしゃ、行ったる、と比較的早起きして美術館に向かいましたが、物凄い人気で10:30頃には当日券が売切れ。で、常設展だけ見てきました。中の造りが分かりにくく、方向感覚は良い方だと思っていたのですが、案内書片手に回ったにも関らず何度も迷子になってしまいました。建物中央のパティオではお茶や食事もOKで、アカデミックな雰囲気の中、優雅なひと時が過ごせるのではないかと思います。かなり広いので、自分なりにテーマを決めて回らないと、肝心な所を見られなかったということにもなりかねません。ミュージアム・ショップはかなり充実していて、画集やカードをはじめとするグッズ、アクセサリー類が大量に販売されています。ちょっと高めかも知れないけれど、お土産にも適当なものが見つけられると思います。


PICASO

Daley Plaza, Dearborn & Washington Sts.

コンサートを成功させたブルース・ブラザーズが、パトカーとのカーチェイスの末、このピカソ像を見つけて目的地に辿り着いたことを知る、あのピカソです。私の滞在時は像の周囲が工事中で、我らがピカソはどこかうらぶれた雰囲気で佇んでいました。

このほかにも"Plaza Art"と呼ばれる著名な芸術家の野外彫像がループのそこここに展示されています。

"ミロのシカゴ" Brunswick Plaza, 69 West Washington St.
シャガール作"四季" First National Plaza, Monroe & Dearborn Sts.
カルダー作"フラミンゴ" Federal Center Plaza, Adams & Dearborn Sts.


GRANT PARK

E. Randolph St. to E. McFetridge Dr. at Lake Michigan

シカゴ美術館の周囲からミシガン湖畔へと広がる公園です。そのほぼ中央にあるのがバッキンガム噴水。写真では後方に微かに写っていますが、ベルサイユ宮のラトナ噴水を2倍の大きさで再現したものです。5月下旬から9月上旬までの11:30から22:00の間のみ、最高40mの高さにまで水を吹き上げます。また、毎晩9:00からカラフルなイルミネーションも見られます。

この公園内のペドロ野外音楽堂で、毎年6月にブルース.フェスティバルとゴスペル・フェスティバルが開かれます。


METRA

そして、グラント・パークの中を南北に貫くように走っているのが、Metropolitan Rail、略して"Metra"です。シカゴのダウンタウンと周辺の街や住宅地を結ぶ近距離列車として、主にシカゴ近郊に住むビジネスマン、ビジネスウーマンの通勤電車としても知られています。

シカゴの街並みが遠くに写っているので思いだしましたが、シカゴというのは建築物が大変有名です。高層ビルに限らず、設計者がその才能を余すとこなく表現した建築物が目白押しで、そういった建築物をピックアップして見て歩くツアーも用意されているので、興味がある人は参加すると良いでしょう。


NAVY PIER

600 E. Grand Ave.
312-791-PIER

ミシガン湖の突堤に造られたアミューズメントとビジネスの複合施設。多くの露店が入っていて、アクセサリー類をはじめとするお土産用小物、似顔絵書き、占い、飲料・スナック等を扱っています。ミシガン湖周遊クルーズの船着き場がある他、観覧車もあって、つい乗ってみたい気にさせられます。実際、観覧車には乗ってみたのですが、老夫婦と女性の方がちょっと年上っぽいカップルといっしょにゴンドラに押し込められてしまいました。日本では、見ず知らずの人と観覧車に乗るなどというシチュエイションはまずありえないので、一瞬うろたえましたが、あちらの人の方が謎の東洋人がいきなり乗り込んできてびっくりしたことかと思います。見晴しは良いしそれなりに楽しめたのですが、惜しむらくは滞空時間があまり長くないこととゴンドラの窓が汚れ気味だったため景色が煤ぼけて見えたということです。


WENDELLA SIGHTSEEING BOATS

400 N. Michigan Ave. at Wrigley Building
312-337-1446

運行期間; 5/25から9/7
運賃; 1時間コース $7
他に1時間半、2時間のコースあり

今度は視点を変えて、周遊ボートに乗って川のレベルから街を見てみましょう。シカゴ側の橋の下からクルーズは出発します。シカゴ川から湖に向かいますが、まず、川と湖の水位の差を調整する水門のところで小休止。その後、一気にミシガン湖に出ていきます。ここら辺りまではボートの舳先に陣取ったほうが、景色を楽しめます。先程のコンベンションセンターを右手に見ながら進むような感じになりますが、ちなみにこの"シカゴ編"の扉の写真は、ここら辺で撮ったもので、シカゴのスカイラインが傾きかけた太陽の光を受けて綺麗に浮かび上がっていました。

ボートはUターン後シカゴ川に向かいますが、湖の風が強いときにはそろそろ舳先から下がる頃合かと思います。というのも、舳先にぶつかる湖水の跳ね返りはかなりのもので、シートや床まで水浸し、座ってた人もぐっしょりで奥に退散ということになりかねないからです。さて、シカゴ川ですが、ここを通りながら眺めるシカゴの街も風情があってなかなか良いものです。ボートは、シアーズ・タワーの先辺りまで進んで帰路に着きます。場所によってはこういったボートでの周遊はつまらないものだったりするのですが、シカゴのクルーズはお薦めできます。


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