レモンフーリガン7
このアルバムは実にかっこいい!!結成当時のことを考えるといろいろあってここまで来たみたく 自画自賛できるクオリティーに仕上がった。録音したのが夏だった事もあって、色で言うと「ブルー」 言葉で言うと「旬美かつ華麗」 「知的orナンセンス」 「ローリングソバットからのキャメルクラッチ」 とでも言いましょうか、ある人間の一定レベルを維持しつつも逆行するみたいな。 ラヴでキュートなスマイリスト達に聞いていただきたいです。 特に「一瞬の美学的デバイス」はラジオでも何回かO・Aされた名曲中の名曲なんでしょうか。 これはあるひとりの乙女が麦わら帽子をかぶって、とうもろこし畑を抜け、教会に散弾銃を 打ち込みに行くと言うクリスマスソングなんですが、ナンかかっこいいね。失踪(疾走)感ていうか 本能で生きていく苦しみとかそんな事を思い出した。 その他にも「途中下車」「発進!マスクメロン」などキャッチーに ハジケに弾けた名曲揃いのこのアルバム。「告白というマル秘三角形」 「憂き世のユメゴトは まともな奴ほどクレイジィ 」などレモフーお得意の掛け合いコーラス 曲も満載で、まさにレモフーの集大成的内容になっております。 「この次は一体何をやればイイの?」って思わず聞きたくなるような満腹感いっぱいで 飛び抜けたポップバランスを誇る傑作中の傑作「レモンフーリガン7」は ある意味、レモンフーリガン的→社長の作曲ワークとメーテル的→詩想感も 頂点を迎えたと言っても過言では無いとてもスピリチュアルなアルバムだ。☆ジャケはセブンさんです。
(文章:めーてる♂妹♀)
レモンフーリガン9
レモンフーリガン7から約一年。僕達はこの一年一体何をやっていたのだろう。 思わず自問自答したくなる失望感とワケの分からないピュアハートが 見え隠れする本作「レモンフーリガン9」 サッカーで例えるならば予選リーグ3試合中。1試合目(レモフー5)で1−0で勝ち、 2試合目(レモフー7)で2−1で勝ち、残った3試合目は勝ちでも負けでも引き分けでも 決勝リーグに進出できる状態になっちゃったレモンフーリガンが実験的に色んな戦術を試したり、 フレッシュな新人を投入したりして惨敗を喫したアルバムだ。 次の決勝リーグ1回戦の結果は分からないけど、ココで負けたらレモフーも終わりでしょう。 だけど、ナンダカンダ言って勝ちにしちゃうんだろうな。 キッと。アルバムの内容を発表すると、 前半はメーテル三部作の 「趣致エーション!」「絶対的ファンタヂスタ」「ガルル少年団」を中心に構成されていて、 叫んだり、呟いたり、失速したり、ひたすら愛について歌ってます。 特徴的にはメーテルお得意の語り部口調が今までにない失望感を醸し出していて 聞き手側のエネルギーを吸っては汲み、吸っては汲みをひたすら繰り返すってカンジ。 簡易的に曲調を発表すると「趣致エーション!」→☆メルヘンティック恋愛歌。 「絶対的ファンタヂスタ」→★サディスチック激情歌。 「ガルル少年団」→☆+★+ファナティック劇団員って感じです。 後半はレモフー初のコンセプチャーな仕上がりになっていて、 全面にわたり「トカゲ」をフューチャリングしています。 何故トカゲになったかと言えば「にゃにゃにゃにゃンセンス」で ゼンゼン意味はありません。 でも何処かでトカゲを求愛していたのでしょう。 「ムニュムニュムニュウゥ」って言ってみて、はじめてトカゲに近づけたような気がしました。 「トカゲの世界でも色々あるんだな」「ホントはトカゲも人間と同じぐらい辛いんだな」 「いや、トカゲの方が辛いに決まってる」って。そんなことを改めて思いました。 でも最終的にはお互い分かち合い感動的に終わるはずです。 このアルバムを聴いて堕落したレモフーを笑うもヨし。泣くのもヨし。怒るのもヨし。 焼却するのもヨし。窒息するのもヨし。 とにかく「ムニュムニュムニュウゥ」って言って頂ければそれ以上の 事を求めることは出来ません。
みなさん。レモフーを見捨てないでね。 お願いします。「ムニュムニュムニュウゥ」
(文章:めーてる♂妹♀)
レモンフーリガンのアルバム紹介
レモンフーリガン1、レモンフーリガン2 レモンフーリガン8 レモンフーリガン13、レモンフーリガン1・2 レモンフーリガン5