「あっ!社長の素顔ってこんなんだったの!!? 」って思ったヒトも多いはず、聞いたところ社長にとって
マスク(紙袋)とは、たいした意味はないらしい・・・でもライヴの時はかぶってでるらしい。
理由はカッコいいからだとか。
さてレモン・フーリガンの第三弾なのに「レモンフーリガン8」とは「いかにも未来思考型バンドだ」
と思わせるが、これについて社長いわく、「僕たちのアルバムが1、2、3と順番に出ると思ったら大間違い
だ。」と言っていた。常に未来を見つめ、新しい可能性を探るのだそうだ。ってことは気が早いが、
次のアルバムが4だったり5だったりしたらレモン・フーリガンは時間を逆行することになる!
ナンという恐ろしいバンドであろう。しかしながら、事実上ベースのラグビーボールが参加した
最後のアルバムとなってしまった。
内容は、まず「濃い」という一言。レモ・フーのコアな所だけ切り取ったといった感じだ。
しかも全員がヴォーカルをとったりして「深さ」もある。メーテルの詩も全体的に難解さをましているが、
あいかわらず、ナゼかキャッチーでインパクトがある。
レモンフーリガンは基本的に全ての曲を社長が作っていて詩はメーテルのアドリブである。
でも今回は少し違って、「保健所へ行こう2」と「ミソ汁」はギターのらいむさんの作で、
詩の方も脱退したベースのラグビーボールが歌う“ラヴ・パイロット”とらいむさんの歌う
「保健所へ行こう2」は社長が作詞した。
またB面最初の曲、「宇宙のカーネーション」は最初から最後までが1小節、
つまり現代音楽では常識のコードの繰り返しがないという
(例えばコード進行がAm.C.F.G.E.Dm.F.G.D.A.B・・・・・・・と、永遠に続く)
異色の曲でライブでの演奏不可能とされる。
そして最後の曲「誕生ラヴ」などは3部構成の大作で(と言っても3分も無い)珍しく、
つくり込んである。社長は、もともとレコーディング好きなので、これもまた前回の2同様、社長の
悪いクセが出てしまったといえる。
「レモン・フーリガン2」が一発録音だったことも考えると、今回はつくり込んでできた作品といえる。
それもあってかメーテル(レモ・フーの前身とも言えるバンド。別項参考)
っぽくなってい行くのはイヤだが、皆様は、この「レモン・フーリガン8」を聴いてどんな印象を受けるで
あろうか・・・?
(文章:キリカブ)
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